JPS61178954A - α―(1―カルボキシエチル)アミノ―γ―オキソ―γ―フェニル酪酸エチルの製造法 - Google Patents

α―(1―カルボキシエチル)アミノ―γ―オキソ―γ―フェニル酪酸エチルの製造法

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JPS61178954A
JPS61178954A JP1948385A JP1948385A JPS61178954A JP S61178954 A JPS61178954 A JP S61178954A JP 1948385 A JP1948385 A JP 1948385A JP 1948385 A JP1948385 A JP 1948385A JP S61178954 A JPS61178954 A JP S61178954A
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Yasuyoshi Ueda
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Kazuhiko Yamada
和彦 山田
Takehiko Yamane
山根 毅彦
Yoshibumi Yanagida
義文 柳田
Yoshio Shimada
嶋田 善夫
Kiyoshi Watanabe
清 渡辺
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、α−(1−カルボキシエチル)アミノ−γ−
オキソ−γ−フェニル酪酸エチルトリわけ、光学活性な
(αg、1s)体(1)の効率的な製造法に関し、 (式中、星印(@は不斉炭素に対して(−)配置を表わ
す、) 優れたアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害活性の
為、抗高血圧剤としての利用が期待されている種々のア
ミノ酸誘導体側)などに共通の原子に対して(1g)配
置を表わす。)製造中間体として極めて有用な(αS、
Z+)−α−(1−カルボキシエチル)アミノ−γ−7
エ二ル酪酸エチル(II)の前駆体を有利に製造するこ
とを目的とする (式中、星印(@は不斉炭素原子に対して(8)配置を
表わす。) (従来の技術) α−(1−力ルボキシエチル)アミノ−γ−オキソ−r
−フェニル酪酸エチルの製造法としては、既に次式に示
す如く、β−ベンゾイルアクリル酸エチル(IV) ト
(8)−アラニンベンジルエステル(マ)をトリエチル
アミン存在下、いわゆるミカエル(Michae e)
付加反応せしめ死後に水素添加分解によってベンジル基
を開裂する方法が知られている(公開特許公報昭58−
108864α戦およびTetrahedronLet
ters 、 Vo125Q]) 、 1148 、 
(1984年))。
(5)           ff) (αS、1g)  ・・・・・・(資)(α凰、18)
・・・・・・(2) またその際、(a)−アラニンエステルを用いた場合、
好ましい(α11,111)配置を有するジアステレオ
マー(至)が優勢に生じ、結晶化させるかまたはシリー
カゲルでクロマトグラフ分離することにより(αg,1
s)ジアステレオマー(至)が取得できることが明らか
Kされている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、この(8)−アラニンエステルを用いる
方法では、(8)−アラニンのエステル化操作に加え、
エステル化時に使用し九酸と塩を形成したCa1−アラ
ニンエステルのアミ7基部分を遊離化すせる操作が必要
であり、更にこのエステル自身、最終的にβ−ベンゾイ
ルアクリル酸エチルに由来するエチルエステル部分を安
定に保ちつつ選択的に除去可能な基でなければならず、
ベンジルエステルもしくはtert−ブチルエステルな
ど比較的調製に手間どるエステルとすることが必要であ
る。
またそれらの除去も水素添加分解ないしはトリプルオロ
酢酸処理といった選択的エステル分解除去に必須な複雑
な操作が必要であるなど(αg、1g)−α−(1−カ
ルボキシエチル)アミノ−γ−オキソ−γ−フェニル酪
酸エチルの工業的製造法としては操作性および経済性に
おいて種々の難点を有している。
(問題点を解決する為の手段およびその作用)本発明者
らは、経済性に優れ簡便力1つ効率的な(αg、ts)
−α−(1−カルボキシエチル)アミノ−γ−オキソ−
γ−フェニル酪酸エチルの工業的#造波を確立すべく鋭
意検討した結果、アラニンを、アルカリ金属イオン又は
アルカリ土類金属イオンの存在下β−ベンゾイルアクリ
ル酸エチルと反応させることにより極めて高収率でα−
(1−カルボキシエチル)アミノ−r−オキソ−γ−フ
ェニル酪酸エチルが得られること、さらに特定の制御さ
れた反応条件下に(s)−アラニンの金属塩を用いて反
応させることKよシ(αa、Hg)体ジアステレオマー
を(αB、111)体に比較し極めて優先的に生成させ
得ることを見いだすとともに、付加反応後、当量の酸を
添加し中和するのみで、(αS、lS)体が選択的に結
晶として析出し、はぼ純粋な(αS、tS)体が簡便な
操作で高収率に得られること、及びα−(1−カルボキ
シエチル)アミノ−γ−オキソ−γ−フェニル酪酸エチ
ルを接触還元することKより、α−(1−カルボキシエ
チル)アミノ−γ−フェニル酪酸エチルを容易に製造で
きることを明らかにして本発明を完成した。
すなわち、本発明はβ−ベンゾイルアクリル酸エチルと
アルカリ金属イオンまたはアルカリ土類金属イオンの存
在下、アラニンを反応させることを特徴とするα−(1
−力ルボキシエチル)アミノ−γ−オキソ−γ−フェニ
ル酪酸エチルの製造法に関し、とりゎけ(幻−アラニン
を用い、制御され九条件下に(αi、xa)体に比しく
αs、ts)体ジアステレオマーを優先的に合成する製
造法に関するものであり又、接触還元にょるα−(1−
カルボキシエチル)アミノ−γ−フェニル酪酸エチルの
製造法1c関するものである。
以下に本発明の詳細な説明する。
原料のtrans−β−ベンゾイルアクリル酸エチルは
ベンゼンと無水マレイン酸の7リーデル・クラフッアシ
ル化反応、或いはグリオキシル酸とアセトフェノンの脱
水縮合反応といった公知方法により得られるtrans
−β−ベンゾイルアクリル酸をエチルエステル化するな
どして容易に合成することができる。゛また、cis−
β−ベンゾイルアクリル酸エチルはtrans体の光照
射により異性化して調製することができる。
アラニンのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩の
調製方法としては、アラニンを化学量論的必要量の適当
なアルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物ま
たはアルカリ金属炭酸塩の存在下、水あるいはアルコー
ル類を溶媒とし、室温或いは加温下撹拌するといった簡
便な操作が採用工きる。必要とあらば、Wgv&を減圧
下溜去してアラニンの金属塩として単離することも可能
である。また、β−ベンゾイルアクリル酸エチルとアラ
ニンの混合物中にアルカリ金属水酸化物、アルカリ土類
金属水酸化物またはアルカリ金属炭酸塩を添加して、y
応系においてin 5itu  に、アラニンのとれら
iff塩t−調製することも可能である。
β−ベンゾイルアクリル酸エチルとアラニンのアルカリ
金属塩或いはアルカリ土類金属塩とのミカエル(Mic
haeJ )付加反応は、非常に広範な溶媒、例えば水
、メタノール、エタノール、プロパツール、ブタノール
などのアルコール類、クロロホルム、アセトニトリル、
n−へキサン、ジオキサン、テトラLドロ7ランあるい
はこれらの混合物などを用いて行なうことができるが、
通常はアルコール溶媒を用いるのが適当である。
不均一系での反応は別として、アルコール溶媒を用いた
均−系の付加反応は極めて達やかく進行し、通常、室温
下数分ないし1時間内に完結する。
反応温度は特に限定されず(−10〜60″C)の広範
囲で行なえるが、生成するα−(1−カルボキシエチル
)アミノ−γ−オキンーr−フェニル酪酸エチルが反応
系のようなアルカリに比較的不安定なことから高温度で
の反応は好ましくない。
また、この生成物の反応系での不安定性は反応中のみな
らず反応終了後も同様に認められ、経時的な生成物含有
量の減少とともに、ジアステレオマー間の組成比におい
ても変化が認められる。しかし、反応終了後、使用した
アルカリに対して当量以上の酸、特に塩酸、硫酸のよう
な鉱酸を加え、系を酸性北すると生成物の変化は認めら
れなくなり、安定化でき、その後の操作が容易となる。
α−(1−力ルボキシエチル)アミノ−γ−オキソ−γ
−フェニル酪酸エチルの単離は、常法どうり、アルカリ
?酸で中和後、溶媒を減圧涌去して結晶化することによ
って容易になし得るが、必要とあらば溶媒を減圧溜夫後
、捜査に水を加え、p H8,5〜5でジクロルメタン
等で抽出して、通常の操作により単離することも可能で
ある。熱論、単離せずに次の還元操作に移り、α−(1
−力ルボキシエチル)アミノ−T−フェニル酪酸エチル
として単離することもできる。
β−ベンゾイルアクリル酸エチルと(8)−アラニンの
金jII塩とのミカエル(MichaeJ )付加反応
により、(αS、1g)体ジアステレオマーの生成率を
選択的に高める好ましい反応条件は反応試剤の組み合せ
Kより異なるが、大きく影響をおよぼす要因としては、
(g)−アラニンの金属塩の種類、反応手順、K広濃度
などがあげられる。アルカリ金属、アルカリ土類金属と
しては、リチウム、ナトリウム、カリウムが適しており
カルシウムはムシろ(αR,l!+)体ジアステレオマ
ーの生成を促進することから好ましくない。エタノール
を反応溶媒として使用する場合は、(11)−アラニン
をリチウムおよびカリウムの塩とすることが望ましいが
、使用するβ−ベンゾイルアクリル酸エチルのtran
s 。
或いはcis配置によって最も好ましい(8)−アラニ
ンの金属塩は異なってくる。すなわち、trans−β
−ベンゾイルアクリル酸エチルの場合は(S)−アラニ
ンのリチウム塩が、またcis−β−ベンゾイルアクリ
ル酸エチルの場合はカリウム塩が最も高い(αS、lS
)体ジアステレオマー生成率を示す。
このように使用するβ−ベンゾイルアクリル酸エチルの
異性体の種類によって最適条件が大きく異なり、好適な
条件を一律に規定することは出来ないが、tran’!
4体の場合は、(8)−アラニンのリチウム塩に対して
当量ないしは過剰量のβ−ベンゾイルアクリル酸エチル
を用い、(S)−アラニンのリチウム塩を5分ないし1
時間かけてゆっくり添加してゆくのが好ましく、反応系
の濃度についても50mM〜500mMと比較的低い濃
度での反応が適している。一方、cis体の場合は、(
8)−アラニンのカリウム塩とβ−ベンゾイルアクリル
酸エチルを高濃度に一挙に混合反応させる方が好ましい
いずれの場合も、添加終了後6分ないし1時間のうちに
付加反応は完結する。また反応温度を変化させでも、特
にジアステレオマー組成比はあまり影響されない。
総合的にtrans体とcis体を比較した場合、生成
するα−(1−カルボキシエチル)アミノ−r−オキソ
−γ−フェニル酪酸エチルの(αs、1g)/(αm、
ts)ジアステレオマー比は、trans体の方が高い
傾向にあり、以上の好適な条件を採用するとtran@
体で((1B 、 1 B ) / (el R、I 
B )比を4〜5、またcis体で2〜8とすることが
可能である。
生成物は、付加反応後、反応系に速やかに塩酸、硫酸な
どの酸を加え、生成したα−(1−カルボキシエチル)
アミノ−γ−オキソ−γ−フェニル醋酸エチルの金属塩
を、α−(1−カルボキシエチル)アミノ−γ−オキソ
−γ−フェニル醋酸、或いはその塩酸塩や硫酸塩に変換
し、ジアステレオマー混合物として単離することもでき
るが、エタノール溶媒の場合は反応液を冷却しつつ使用
したアルカリに対して当量の塩酸を加え撹拌するだけで
、光学的にほぼ純粋な(αS、XS)ジアステレオマー
が結晶として析出し、極めて高い回収率で目的物のみを
単離することが可能である。この操作を利用すると、通
常の合成反応操作では必須の煩雑な光学分割が不要とな
り極めて効率的K(αs 、Bs)−a−(1−カルボ
キシエチル)アミノ−γ−オキソ−γ−フェニル酪酸エ
チルを製造することができる。
また、エタノールを溶媒とする付加反応液に使用したア
ルカリに対して当量以上の硫酸を加え、α−(1−カル
ボキシエチル)アミノ−γ−オキソ−γ−フェニル酪酸
エチルで単離することなく次の還元操作を連続的に実施
することができる。
「α−(1−カルボキシエチル)アミノ−γ−オキソ−
γ−フェニル酪酸エチルのα−(1−カルボキシエチル
)アミノ−7−フェニル酪酸エチルへの接触還元は、少
量の酸(FIIL酸、塩酸、リン酸など)の存在下、た
とえば、アルコール(好ましくはエタノール)またはカ
ルボン酸(たとえば酢酸)のような極性のプロトン性溶
媒中、穏やかに収率よく進行する。適当な触媒の例とし
てはラネーニッケルおよびパラジウムまたは白金などを
挙げることができる。」 1例として、パラジウムカーボンを用いる反応例につい
てのべるとα−(1−カルボキシエチル)アミノ−γ−
オキソ−γ−フェニル酪酸エチルに対し2チ〜70チ程
度のパラジウムカーボンを加えO℃〜50℃好ましく#
′i20℃〜40℃で、エタノール等のアルコールを溶
媒として、数時間〜80時間反応させることによりほば
定量的にα−(1−カルボキシエチル)アミノ−γ−フ
ェニル酪酸エチルに変換することができる。もちろん触
媒量を増加することにより、反応時間の短縮も可能であ
る。
反応終了後は、触媒を分離後、アルカリ(例えば水酸化
ナトリウム)で酸を中和し、溶媒を除去後再結晶などを
行った後光学分割を行い(αR,1g)又ハ(αS、S
S)α−(1−カルボキシエチル)アミノ−T−フェニ
ル酪酸エチルの高純度結晶として得ることができる。ま
た原料として(αg、1g)−α−(1−カルボキシエ
チル)アミノ−T−オキソ−γ−フェニル酪酸エチルを
用いると(αs。
l5)−α−(1−カルボキシエチル)−γ−7エ二ル
f?r[エチルを得ることができる。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、もとより本
発明はこれに限定されるものではない。
分析にあたっては、高速液体クロマトグラフィー(HP
LC)による部分が多いが、先述した如く、α−(1−
力ルボキシエチル)アミノ−r−オキソ−γ−フェニル
酪酸エチルはアルカリ性で若干不安定で、また(αs、
ss)体は(αa、ts)体に熱力学的に変換しやすい
ことから、被験液は充分配性化して組成変化を停止した
後分析に供した。
また分析には下記条件を使用した。
カラム: Finepak SIL C1g  (日本
分光(株)製)(4,6關IDX2500) 移動相: 60mMリン酸緩衝液(1)82.5 )/
アセ) ニド!J ル= 85/15 (V/V )流
速l 1,5ml/min 検出:210nm 内部標準:5−ベンジルヒダントイン なお、本1(PLC分析においては、α−(1−カルボ
キシエチル)アミノ−r−オキソ−γ−フェニル酪酸エ
チルおよびα−(1−カルボキシエチル)アミノ−γ−
フェニル酪酸エチルの(αs。
llり、(αi、ts) 等ジアステレオマーの分離定
食が可能であり、実施例中の異性体含有量等の分析は末
法によった。
実施例1 trans−β−ベンゾイルアクリル酸エチル(以下t
−EBAとする)87m9をエタ/ −ル0.5 vl
に溶かした溶液中に表−1に示す(8)−アラニンのア
ルカリ金属(0,18mmol)またはアルカリ土類金
属(0,09mmog )をエタノール0.5 ytl
に溶かした溶液を室温で迅速に加えて、そのま15分間
撹拌後、酸を添加して反応を停止させて、IIPLcに
て生成物の分析を行ない、以下に示す様なα−(1−カ
ルボキシエチル)アミノ−r−オキソ−r−フェニル酪
酸エチルの生成を認めた。
表−1 実施例2 小型試験管に(II)−アラニンのリチウム塩80〜を
計如込み、表−2に示す各種溶媒2.5 mlで洗い込
ンだ。室温下、マグネチツクスターラーで撹拌しつつ、
ついでこれKt−EBA120plCIB5■)をそれ
ぞれ加え付加反応を実施した。適宜酸を加え反応を停止
後HPLCKて生成物を分析して表−2に示す様なα−
(1−カルボキシエチル)−アミノ−γ−オキソ−γ−
フェニル酪酸エチルの生成?認めた。
表−2 実施例8 100m容の三ツロ丸底7ラスコにt −EBAl、0
2gおよび(8)−アラニン2281M9とエタノール
F30mlを加え、室温下マグネチツクスターラーで撹
拌した。この@濁液に水酸化リチウム601n9を含む
エタノール溶液20m1を80分かかつて連続的に添加
すると反応液は次第に透明となり均一化した。そ−のま
ま5分撹拌後、この溶液Ka酸150μ4加え反応を停
止させて、HPLCにて生成物の分析を行ない、α−(
1−カルボキシエチル)アミノ−γ−オキソ−γ−フェ
ニル酪酸エチル6764の生成を認めた((α8,1s
)/(αB、 1B) :’ (65/85))。
実施例4 t −EBA 78■に(8)−アラニンのカリウム塩
46〜を表−8に示す量のエタノールに溶かした溶液を
室温で迅速に加えて、そのま′115分間撹拌後、実施
例1と同様に分析を行ない、以下の結果を得た。
実施例5 t−EBA78ダIc(s)−アラニンのリチウム塩8
4ダをエタノール111Itに溶力為した溶液を室温下
表−4に示す添加速度で加え入れ、添加後、8分間撹拌
を続け、実施例1と同様に分析を行ない、以下の結果を
得た。
表−4 実施例6 t−EBA78111fを表−5に示す量のエタノール
に溶かした溶液に、 (s)−アラニンのカリウム墳4
6ダをエタノールlj/に溶かした溶液と室温で8分間
かけて加え入れ、添加後、8分間撹拌した。以下、実施
例1と同様に分析を行ない以下の結果を得た。
表−5 ¥雄側7 t−EBAのかわりにcis−β−ベンゾイルアクリル
酸エチル(以下c−EBAとする)を用いて実施例1と
同様の実験を行ない表−6に示す結果を得た。
表−6 9!施例8 cmEBA114#’(rエタノール8 g/に溶かし
た溶液中に、(S)−アラニンのリチウム塩18rn9
ヲエタノールl、 5 Mlに溶かした溶液分室温で5
分間かけて加え入れ、添加後、8分間撹拌した。以下、
実施例1と同様に分析を行ない、α−(1−カルボキシ
エチル)アミノ−γ−オキソ−γ−フェニル酪酸エチル
128■の生成を認めた〔(αS、IBy(a m 、
 1 g ) : 50 / 50 )。
実施例9 cmEBA 190ffiりをエタノ−/L’ 0.5
 wlに1容かした溶液に、(S)−アラニンのカリウ
ム塩118%”eエタノール0.6震jに溶かした溶液
を室温で迅速に加えて、そのま18分間撹拌後、実施例
1と同様に分析を行ない、α−(1−カルボキシエチル
)アミノ−γ−オキソ−γ−フェニル酪酸エチル698
■の生成を認めた〔(αs、rs)/(αR,1日) 
= 69781 〕。
実施例10 j−EBA 2.59 gをエタノール77m1K溶か
した溶液に、(8)−アラニンのリチウム!0.608
gをエタノール42.6 wlに溶かした溶液をネ温で
80分間かけて添加した。添加終了後さらに5分間撹拌
した後、#塩酸0.529 ml を加え、氷水で冷却
し種晶として(αs、1g)体67.9 ’9を添加し
て撹拌し、晶析を行なった。4時間後析出した結晶をν
取し、EtOHで洗浄、乾燥後α−(1−カルボキシエ
チル)アミノ−r−オキソ−γ−7エ二ル酪酸エチル1
.2γgを得た( 11B、 ts)/ (aR,1g
)=9515)。
mp  200〜225℃(分解) /H−NMR(DMSO−d6): 1.0〜1.4 
(t 、 6)1)、8.2〜5.0(m、8H)7.
21〜8.1(m、5H)。
IR(Cm−1) : (KBr  disk) 80
70 、1785゜1680.1620.1580 〔α〕乳8=+26.8 (C= 1.0 、 N−H
cl )実施例11 cmEBA 680ダをエタノール1.8 g/に溶か
した溶液に(8)−アラニンのカリウム塩42211#
9をエタノール1.8 mlに溶かした溶液を室温で迅
速に加えて、そのまま8分間撹拌後、Hg504827
 W(8,8mmoJ )を加えて反応を停止させ、水
−ヘキサンに分配した。分離した水層にトリエチルアミ
ン8881n9を加えて、ジクロルメタンで8回抽出し
、ジクロルメタン層を無水硫酸マグネシウムで脱水後、
エバポレートして溶媒を除去し、減圧にて充分乾燥後、
α−(1−カルボキシエチル)アミノ−γ−オキソ−7
−フェニル酪酸エチル507■を得たC(αg、1g)
/(αa、ts)= 78/27)。
実施例12 実施例10で得られたα−(1−カルボキシエチル)ア
之ノーT−オキソ−γ−フェニル酪酸0.4gを8.0
 dの1.6 e4 (v/v) H2SO4−Ac0
1(に溶解し、これに0.1 gの10チPd/Cを加
えて室温、常圧下で水素添加を実施した。反応後触媒を
吸引濾過し、このH2SO4−AcOH溶液にN−Ni
OH2、5mlを加えた後減圧濃縮し残留物を水に溶解
する。この水溶液をp)18.OK調節しジクロロメタ
ンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、減圧aaし
残渣を酢酸エチルで結晶化させα−(1−カルポキシエ
チル)アミノ−7−フェニル酪酸エチル0.25gを得
た〔(αg、ts)/(αn 、 1 m )=99/
1 )。
mp:149〜149.5℃ /H−NMRCCDC18)  : 1.1〜1.4(
t、8H)、1.4〜1.6 (d 、8H)、1.9
〜2.8 (m、 2H)、2.5〜2.9 (m 、
2H)、8.2〜8.7 (m 、 2H)、4.0〜
4.4 (Q 、2H)、6.9〜7.4(m、5H)
IR(cm−’): (KBr disk)8080.
2950.1740.1600 (a) 乙” = + 29.8 (C= 1.0. 
MeOH)実施例18 実施例10で得られたα−(1−力ルボキシエチル)ア
ミノ−T−オキソ−γ−フェニル酪酸0.20gを11
.0胃lの1 % (v/v ) H2S04−EtO
HK溶解しこれに0.05gの10 * pd/Cを加
えて室温、常圧下で水素添加を実施した。反応後触媒を
吸引濾過し、このエタノール溶液を水酸化ナトリウムで
中和した後、溶媒を減圧留去した。残留物に水を加えて
溶解しジクロロメタンで抽出し、有機層を減圧濃縮し残
渣を酢酸エチルで結晶化させα−(1−カルボキシエチ
ル)アミノ−γ−フェニル酪酸エチル0.152gを得
た〔(αg、ts)/(α” 111)=99/1 )
実施例14 t−EBA  10.2gをエタノール800茸lに溶
かした溶液に、(S)−アラニン°のリチウム42.4
gをエタノール160w1に溶かした溶液を室温で80
分間かけて添加し、さらに5分間撹拌した後、浪硫酸4
.41加えて反応を停止した。このエタノール溶液を減
圧濃縮してE t onを留去し残留物をn−ヘキサン
で洗浄した後これに酢酸150g/を加え溶解した。こ
れに1.65gの104pd/cを加えて室温、常圧下
で水素添加を実施した。反応後触媒を吸引濾過し、との
d酸−酢酸溶液にN−NaOH44,9mlを加え死後
、減圧濃縮し残留物を水に溶解した。この溶液をpH3
,0に調節しジクロロメタン800 mlで抽出し、有
碕層を飽和食塩水で洗浄した後減圧a縮し残渣を酢酸エ
チルで結晶化させα−(1−カルボキシエチル)アミノ
−γ−フェニル酪酸エチル4. Og&得た〔(α11
 、18 )/(lXu、ts)=9515)。
実施例15 t −EBA 616.0In9をエタノール18.2
g+/に溶かし九溶液K (s)−アラニンのリチウム
塩148.6mL9をエタノールL(1++lに溶かし
た芯液を室温で80分間かけて添加し、そのまま5分間
撹拌後5. Omlずつ試験管にとυ塩酸あるい/ri
硫酸を加え、HFLCにて生成物の経時的な安定性を検
討し以下の結果を得た。
実施例16 t −EBA 1.42 gをエタノール42露lに溶
かした溶液に(R)−アラニンのリチウム塩0.882
gをエタノール28slに溶かした溶液を室温で20分
間かけて添加した。添加終了後さらに8分間撹拌後、#
塩酸0.29 mlを加え氷水で冷却し種晶として(α
m、ts)体20rlI9を添加して撹拌し晶析を行な
った。4時間後、析出した結晶tF取しEtol(で洗
浄、乾燥後、α−(1−カルボキシエチル)アミノ−T
−オキソ−7−フェニルflHmエチル61111に9
を得* ((as、 xi)/(am、1g)=96/
43゜mp  202〜220℃(分解) ’HNMR(DMSO−da): 1.0〜1.4(t
、6H)、8.2〜5.0 (m、8H)、7.8〜8
.1 (m 、 5H)IR(cm−’): (KBr
  disk)8070.1785.1680.162
0.1680 〔α〕邑”=−26,7(C=1.0.N−HCJ)(
発明の効果) 以上、ミカエル(M 1chael)付加反応及びその
処理条件を整えれば、安価なtrans+、β−ベンゾ
イルアクリル酸エチル或いはcim−β−ベンゾイルア
クリル酸エチルと(II)−アラニンの金属塩から、(
αs、ts)−α−(1−カルボキシエチル)アミノ−
γ−オキソ−r−フェニル酪酸エチル(1)を極めて高
収率で得ることが可能であり、本発明は、アンジオテン
シン変検酵素(ALEIII害剤の重要な製造中間体で
ある(αS,1s)−α−(1−カルボキシエチル)ア
ミノ−γ−フェニル酪酸エチルI)の極めて簡便かつ効
率的な製造法を提供するものである。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アラニンを、アルカリ金属イオン又はアルカリ土
    類金属イオンの存在下、β−ベンゾイルアクリル酸エチ
    ルと反応させることを特徴とするα−(1−カルボキシ
    エチル)アミノ−γ−オキソ−γ−フェニル酪酸エチル
    の製造法。
  2. (2)アラニンのアルカリ金属塩またはアルカリ土類金
    属塩を、β−ベンゾイルアクリル酸エチルと反応させる
    特許請求の範囲第1項記載の製造法。
  3. (3)アラニンとβ−ベンゾイルアクリル酸エチルの混
    合液中にアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化
    物を添加して反応を行なう特許請求の範囲第1項記載の
    製造法。
  4. (4)(s)−アラニンを用い、(αs,1s)および
    (αR,1s)−α−(1−カルボキシエチル)アミノ
    −γ−オキソ−γ−フェニル酪酸エチルを合成する特許
    請求の範囲第1項〜第8項いづれかの項記載の製造法。
  5. (5)(s)−アラニンのリチウム塩またはカリウム塩
    を、trans−β−ベンゾイルアクリル酸エチルと反
    応せしめ、(αs,1s)−α−(1−カルボキシエチ
    ル)アミノ−γ−オキソ−γ−フェニル酪酸エチルを優
    先的に合成する特許請求の範囲第1項、第2項、第4項
    のいづれかの項記載の製造法。
  6. (6)(s)−アラニンのカリウム塩をcis−β−ベ
    ンゾイルアクリル酸エチルと反応せしめ、 (αs,1s)−α−(1−カルボキシエチル)アミノ
    −γ−オキソ−γ−フェニル酪酸エチルを優先的に合成
    する特許請求の範囲第1項、第2項、第4項いづれかの
    項記載の製造法。
  7. (7)反応溶媒としてエタノールを用いる特許請求の範
    囲第1項〜第6項のいづれかの項記載の製造法。
  8. (8)付加反応後、当量以上の鉱酸を添加し生成物を安
    定化させる特許請求の範囲第1項〜第7項いづれかの項
    記載の製造法。
  9. (9)付加反応後、酸を添加してアルカリ金属を中和し
    、(αs,1s)−α−(1−カルボキシエチル)アミ
    ノ−γ−オキソ−γ−フェニル酪酸エチルを結晶として
    析出せしめ採取する特許請求の範囲第1項〜第8項いづ
    れかの項記載の製造法。
  10. (10)α−(1−カルボキシエチル)アミノ−γ−オ
    キソ−γ−フェニル酪酸エチルを接触還元してα−(1
    −カルボキシエチル)アミノ−γ−フェニル酪酸エチル
    に変換することを特徴とするα−(1−カルボキシエチ
    ル)アミノ−γ−フェニル酪酸エチルの製造法。
  11. (11)鉱酸を含むエタノール中で接触還元する特許請
    求の範囲第10項記載の製造法。
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