JPS61174103A - 金属酸化物からなる多孔質真球状微粒子粉末の製造法 - Google Patents

金属酸化物からなる多孔質真球状微粒子粉末の製造法

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JPS61174103A
JPS61174103A JP60011718A JP1171885A JPS61174103A JP S61174103 A JPS61174103 A JP S61174103A JP 60011718 A JP60011718 A JP 60011718A JP 1171885 A JP1171885 A JP 1171885A JP S61174103 A JPS61174103 A JP S61174103A
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    • C01B13/00Oxygen; Ozone; Oxides or hydroxides in general
    • C01B13/14Methods for preparing oxides or hydroxides in general
    • C01B13/36Methods for preparing oxides or hydroxides in general by precipitation reactions in aqueous solutions
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は無機酸化物及び/又は含水酸化物からなる粒度
分布のシャープな多孔質真球状微粒子粉末の製造法に関
するものであって、さらに詳しくは平均粒子径が1〜2
0μで、細孔容積が0.1〜0.8cc/gである多孔
質真球状微粒子粉末の製造法に係る。
従来知られている微粒子の製造法は、湿式法と乾式法に
大別される。湿式法としては、マイクロカプセル法、乳
化法、オイル法などが知られている。これらの方法はす
べて液体中にて造粒を行う為、固液分離、洗浄、乾燥等
の工程に於て、粒子の凝集が起り易く、かつ製品粒子の
形状がいびつになるとか1粒度分布が広くなるなどの欠
点がある。又これらの方法は固形分濃度の低い所で調整
しないと、微粒子が得られない為、工業的な大量生産を
口論む場合には、装置が大きくなり、コストが高くなる
などの欠点もある。
一方、乾式法としては、一度酸化物を固形化し、これを
所望の大きさに粉砕し、その酸化物の融点以上の高温下
に粉砕品を投下する事により球状の微粒子を得る方法が
ある。しかし、この方法では無孔質の粒子しか出来ず、
又千数百℃という高温下で行う為、粒子の付着が発生し
易く、又非常に高価である。
他の乾式法としては1食品、洗剤、触媒等の製造に用い
られている噴霧乾燥法がある。この方法は通常110℃
〜400℃の加熱空気中に原料スラリーを噴霧し、乾燥
粉末を得る方法であるが、乾燥空気が高温であり、乾燥
速度が速い為に、製品粒子が非球形になるとか1粒子表
面の一部が陥没したりして真球状のものを得るのが困難
である。又通常の噴霧乾燥法は、平均粒子径が40μ〜
150μ程度の粉粒体の製造に適し、且つ粒度分布も2
0〜180μと巾が広いのが通例である。
本発明者らは、こうした事情にかんがみ、上記の欠点を
解決すべく、鋭意研究した結果、温度、湿度、気体の流
速、気/液比並びに液中の粒度を調整する事により、平
均粒径が1〜20μで、粒度分布が0.5〜30μとシ
ャープな無機酸化物及び/又は含水酸化物からなる多孔
質真球状微粒子粉末が製造できることを見い出した。
すなわち、本発明によれば、S il A Q 、 T
igZr、Fa、Sn、Zn、Sb及びMgの酸化物及
び/又は含水酸化物をコロイド分散質とするコロイド液
10〜95部と、無機酸化物のゲル5〜90部をよく混
合したスラリーが気流中に噴霧される。
無機酸化物及び/又は含水酸化物のコロイド液には1例
えば水硝子等のアルカリ珪酸塩から脱アルカリする方法
やエチルシリケートを加水分解する方法等で得られるシ
リカコロイド;鉱酸塩及び/又は有機酸塩を加水分解及
び/又は中和する方法等で得られるZr、Fe、Ti+
Sb、Sn、Zn、Mgなどのコロイド;H,O,処理
など特殊な処理を行うことにより得られるSnやsbの
コロイド等が使用可能である。但し、コロイドの製法に
関しては上記した製法に限定されるものではなく、いか
なる方法で製造されたものでもよい。
しかし、コロイド液に分散するコロイド粒子(−次粒子
)の平均粒子径は2500Å以下である事が必要であり
、好ましくは800Å以下である。
平均粒子径が2500Å以上であると、乾燥時の粒子間
強度が弱く、乾燥中に破損するため粒度分布が広くなる
ばかりでなく、非球状物の混入が起るからである。又、
理由はさだかではないが、粒径の大きいゾルを使用した
場合には、噴霧機が閉塞しやすく1粒度分布が大きくな
り工業的に連続して安定に真球状微粒子を得ることが困
難である。
上記のコロイド液に混合される無機酸化物のゲルは、ヒ
ドロゲル又はキセロゲルのどちらであっても差支えない
6例えば、気相酸化法で得られるシリカのエアロジルと
か、水硝子を中和。
洗浄して得られるホワイトカーボン等が使用可能である
。しかし、ゲルの平均粒子径は1μ以下であることが必
要で、好ましくは、0.5μ以下であることを可とする
コロイド液とゲルとの混合状態は出来るだけ均一である
ことが好ましい。又その時の粘度は500cp以下であ
る事が必要であり、好ましくは50cp以下とすべきで
ある。
通常の噴霧乾燥に使用される噴霧法を、平均粒子径及び
/又は粒度分布の狭い順に列挙すると回転ディスク法〈
加圧ノズル法く2流体ノズル法の順である。回転ディス
ク法では、その極限の回転数6〜7万rpmを採用して
も、得られる粉粒体の平均粒径は30μ前後であり、平
均粒径数μの粉粒体を歩留りよく作ることはできなL’
2流体ノズル法は高粘度なスラリーを噴霧乾燥して平均
粒径70〜120μの粉末を作るのに適している。
本発明に於て噴霧乾燥に用いられる噴霧法は、例えば空
気、チッ素等のマツハ1以上の高速気体でスラリーを微
細な液滴とした後、これをマツハ1以上の対向流として
、液滴同志を衝突させることにより超音波を発生させ、
これにより液滴をより小さくする方法である。この時の
液滴径は10μ以下であることが好ましい(液滴径の測
定は高速度カメラで写した写真を拡大して測定すること
ができる)、すなわち、液滴径はノズルの気/液比及び
/又は気体の流速を調節することにより、コントロール
することができ、同一径の液滴である場合は、スラリー
の固形分濃度が高いと粉体の粒径が大きくなる。又同一
濃度の場合は液滴径を小さくすれば、得られる粉体の粒
径は小さくなる。又、液滴径、固形分濃度が一定であれ
ば、乾燥速度を遅くすると。
密に充填され、粒径は小さくなる。従って目的とする粒
径の粉体を得るには、ノズルの気/液比及び/又は気体
の流速並びに原料液の固形分濃度及び/又は乾燥速度を
調節する必要がある。
次に細孔容積に関して説明すると、ゾル(コロイド液)
は−次位子が単一に存在している為。
乾燥時に粒子の充填がスムーズに行なわれ最密充填に近
くなる。又ゲルは一次粒子が数ケル数百ヶ凝集した網目
構造をとっており、乾燥時にこの網目構造を維持したま
ま充填される関係で疎の充填構造となり、細孔容積が大
きくなる。
しかし、ヒドロゲルのみで乾燥すると1球の表面の一部
が陥没するなどのために真球状は得られない、又キセロ
ゲルのみで乾燥すると、粒子の表面活性が低い為、乾燥
時の粒子間強度が弱く、乾燥中に破損するとか、分級時
に破損し、球状のものが得られない。そこでこれらの欠
点をなくすために1本発明ではゾルとゲルを混合して使
用する。ゲルにゾルを混合して用いれば。
粒子間強度の弱いキセロゲルに対しては、ゾルが粒子間
を繋ぐバインダーとなり、ヒドロゲルに対しては、ゲル
の間にゾルが入り、乾燥時の球表面の陥没を防ぐので球
状の粉末を得ることができる。この時の混合比は、酸化
物重量比でゾル/ゲル= 10/90〜9515の範囲
にあけばよく、好ましくはゾル/ゲル= 30/70〜
80/20の範囲にある。またゾルとゲルを混合したも
のは、ゲルが網目構造している為骨材の役目としてはた
らき乾燥収縮が小さくなるため、ゾルのみ乾燥した時よ
り収縮速度と乾燥速度が釣り合うものと考えられる。そ
れ故に乾燥温度が150℃以下であれば真球状微粒子を
得ることが可能であるが、処理スピードや乾燥程度から
40℃〜120℃が好ましい。
乾燥雰囲気の湿度は温度によって大幅に変わる。湿度を
変えるために温度を変えると、乾燥速度が変化し、粉末
の形状に悪影響を及ぼす。
150℃以上の温度を採用すると収縮速度と乾燥速度の
釣り合いがくずれ、非球状物や粉末の割れが発生する。
m度は150℃〜10℃の温度範囲であれば13vo1
%〜3 vo1%の範囲を可とするが。
処理液量及び乾燥程度より5〜9v01%の範囲が好ま
しい。
先に述べたように粉体の粒径をコントロールするには、
噴霧ノズルの気液比と気体の流速をコントロールする必
要があり、この意味で本発明での気/液比は10560
〜500の範囲に、好ましくは5200〜880の範囲
にある。気体の流速に関しては、マツハ1以上であれば
良く、好ましくはマツハ1.1〜1.7である。
本発明の方法に於て、スラリーの固形分濃度、噴霧ノズ
ルの気/液比及び気体の流速、乾燥温度と湿度を特に調
節した場合には、平均粒子径が3〜10μで、0.7〜
25μの粒度分布を有する粉体を製造することが可能で
ある。
本発明の方法で得られた微粒子粉末は、透明完全球状で
多孔質であり、耐熱性、耐酸耐アルカリ性、耐溶剤性に
優れ、粒度分布が非常に狭く、硬度が高いので、色々な
用途に使用することができる。例えば高級滑性フィラー
としてシリカの真球状微粉末をファンデーションに使用
すれば、非常に軽くソフトで、のびの良いファンデーシ
ョンが得られる。また、チタンの真球状微粉末を現在使
用されている顔料の代りに使用するか、これと併用すれ
ば、現在使用されている顔料に較べ非常に伸展性が良な
り隠蔽力も落ちず、爽やかなファンデーションが得られ
る。
このほか1本発明の微粉子粉末の用途としては、インク
用体質顔料、トナー、剥離性改良剤、潤滑材、自動車用
ワックス等の研磨剤、樹脂・ゴム耐摩耗性改良用高硬度
フィラー剤、流動性改良剤、艶消フィラー、無収縮フィ
ラー、パテ用充填剤、吸着剤、クロマト用担体、香料包
括ビーズ、殺菌剤・殺虫剤・防黴剤包括ビーズ等が例示
できる。
本発明で言う真球とは、粉末試料を単一粒子が重ならな
いよう分散させて走査型電子顕微鏡(SEM)にて20
00倍に拡大した電子顕微鏡写真を撮り、これを島津製
のイメージアナライザーで画像解析し、単一粒子1ケ1
ケの投影面の面積と円周を測定し、面積から真円と仮定
して得られる相当直径をHDとし、又円周から真円と仮
定して得られる相当直径をHdとし、これらの2つの比
を形状係数とした。
そしてこの形状係数の値が0.85〜1.00のものを
真球とした。かつサンプリングしたもののうち、真球が
90%以上認められるものを真球状微粒子と名付けた。
尚、表面上に小さい粒子の付着。
陥没などが認められる粒子は真球としない。
実施例−1 内容積150 Qのタンクに平均粒子径130人のシリ
カゾル(触媒化成製Cat、aloid 5I−30)
 100kg入れ、これにホワイトカーボン(塩野義製
薬カープレックス) 20kgを入れて良く攪拌する。
はぼ均一に混合出来たら、これを内容積50Qのサンド
ミル(アシザワ製のパールミル505TS)に滞留時間
が30分になるような流量で供給して、連続粉砕を行な
った。こうして得られたスラリーの粘度は26cpであ
った。
このスラリーを対向式2流体ノズルに供給し。
処理液量60 Q /Hr、空/液比= 2100、空
気流速’?7ハ1.1.乾燥雰囲気温度120℃、湿度
7.2vo1%の条件下に噴霧乾燥した。得られた乾燥
粉末をKett式水分射水分計した時の水分は6.2v
t%であった。この粉末を600℃X3Hrs焼成後、
堀場製の粒度分布測定機Capa −500にて粒度分
布を測定し、さらに日本電子製JSM−720走査形電
子顕微鏡(SEM)にて写真撮影し、前述したところに
従って形状係数を求めた。また粉末の細孔容積をBET
法で測定した。
第1図に粒度分布の測定結果を、第2図に粉末の電子顕
微鏡写真(倍率2000倍)を示す。
実施例−2 ホワイトカーボンの代りにアエロジル−200(日本ア
エロジル)を使用した以外は実施例−1と全く同一の方
法にてシリカの真球状微粉末を製造し、実施例−1と同
様にこの粉末の粒度分布及び細孔容積を測定し、さらに
形状係数を求めた。
本実施例で得た粉末の電子顕微鏡写真を第3図に示する
実施例−3 内容積150Qのタンクに水51.7 Qと30%濃度
のシリカゾル(Catalo’id 5I−30) 3
3.3kgを入れ、良く攪拌しながらこれにアエロジル
−200を40kg徐々に添加し、はぼ均一に混合した
スラリーを対向式2流体ノズルに供給し、実施例−1と
同様な方法で真球状微粉末を製造した。この粉末の粒度
分布と細孔容積を実施例−1と同様にして測定し、さら
に形状係数を求めた。
本実施例で得た粉末の電子顕微鏡写真を第4図に示す。
実施例−4 酸化物として14.2wt%のチタンを含有する硫酸チ
タンを内容積5002のタンクに300kg入れ、攪拌
しなから液温か10℃になる様冷却した後、28%アン
モニア水205 Qを添加し、含水チタン酸のスラリー
を作った。これを0.5%のアンモニア水で濾過洗浄す
る。こうして得られた含水チタン酸スラリーに塩酸を加
えてpH2以上とし、良く攪拌して、TiO,として濃
度31.7wt%のチタンゾルを149kg1il製し
た。このチタンゾルに顔料チタンAW−200(帝国化
工製)を10kg加えて良く混合し、得られたスラリー
を対向式2流体ノズルに供給して実施例−1と同様な方
法で酸化チタンからなる真球状微粉末を製造した。この
粉末の粒度分布と細孔容積を実施例−1と同様に測定し
、また形状係数を求めた。
本実施例で得た粉末の電子顕微鏡写真を第5図に示す。
実施例−5 内容積300Qのタンクに水50Qを入れ、攪拌しツツ
アルミン酸ソーダ70kg (A Q 20.14vt
%)と硫酸アルミニウム90kg (A Q 20.7
wt%)をpHが7.5になる様調節しつつ同時添加し
た後、これをf過洗浄してアルミナのヒドロゲルを得た
。このヒドロゲルを内容積500 Qのタンクに入れ、
良く攪拌しつつAQ、OSとして濃度10vt%のアル
ミナゾル150kg (触媒化成製AS−2)を加えて
良く混合し、得られたスラリーを対向式2流体ノズルに
供給して実施例−1と同様な方法により酸化アルミニウ
ムからなる真球状微粉末を製造した。この粉末の粒度分
布と細孔容積を実施例−1と同様に測定し、さらに形状
係数を求めた。
本実施例で得た粉末の電子顕微鏡写真を第6図に示す。
比較例−1 酸化物として濃度30 vt%のシリカゾル(Cata
loid SISl−30)100を対向式2流体ノズ
ルに供給し、実施例−1と同一の方法でシリカの微粉末
を製造した。このシリカ粉末の分布粒度と細孔容積を実
施例−1と同様に測定し、さらに形状係数を求めた。
この比較例で得たシリカ粉末の電子顕微鏡写真を第7図
に示す。
比較例−2 実施例−5で調製したアルミナヒドロゲルをそのまま対
向式2流体ノズルに供給し、実施例−1と同様な方法に
てアルミナの微粉末を製造した。この粉末の粒度分布と
細孔容積を実施例−1と同様に測定し、さらに形状係数
を求めた。
この比較例で得たアルミナ粉末の電子顕微鏡写真を第8
図に示す。
比較例−3 内容積150Qのタンクに水60Qを加え、攪拌しつつ
アエロジル−200(日本アエロジル) 40kgを徐
々に加えて、良く混合し、得られたスラリーを対向式2
流体ノズルに供給して実施例−1と同様な方法でシリカ
微粉末を製造した。このシリカ粉末の粒度分布と細孔容
積を実施例−1と同様にして測定し、さらに形状係数を
求めた。
この比較例で得た粉末の電子顕微鏡写真を第9図に示す
以上の実施例1〜5及び比較例1〜3で得た各粉末の細
孔容積、平均粒径及び形状係数は表−1の通りである。
表−1 実施例−6 平均粒子径が0.03μのシリカゾル(触媒化成製Ca
taloid SISl−30)10と、平均粒子径が
0.3μの酸化チタン顔料(帝国化工製、A W −2
00)2kgを良く混合する。これを内容積12Qのサ
ンドミル(アシザワ製バールミル125TS)に滞留時
間が30分になるような流量で供給し、連続粉砕を行な
った。こうして得られたスラリーの粘度は14cpであ
った。
このスラリーを対向式2流体ノズルに供給し、処理液量
10 Q /hr−空/液比= 2300、空気流速マ
ツハ1.3.乾燥雰囲気温度120℃、湿度6.9vo
1%の条件下に噴霧乾燥した。得られた乾燥粉末をKe
tt水分計で測定した時の水分は5.9wt%であった
。この粉末を600℃で3時間焼成後、実施例−1と同
様にして粉末の粒度分布と細孔容積を測定し、形状係数
を求めた。
本実施例で得た粉末の電子顕微鏡写真を第1O図に示す
実施例−7 酸化チタン量を4kgに増量した以外は実施例−6と全
く同様にして粉末を製造し、その粒度分布及び細孔容積
を測定すると共に形状係数を求めた。この粉末の電子顕
微鏡写真を第11図に示す。
実施例−8 酸化チタン量を1kgに減量した以外は実施例−6同様
にして粉末を製造し、その粒度分布及び細孔容積を測定
して、さらに形状係数を求めた。この粉末の電子顕微鏡
写真を第12図に示す。
実施例−9 酸化チタンの代りに、平均粒子径0.02μの酸化アル
ミニウム(日本エアロジル・C)を使用した以外は実施
例−6を同様な方法で粉末を得た。この粉末の粒度分布
及び細孔容積を測定し、さらに形状係数を求めた。この
粉末の電子顕微鏡子゛真を第13図に示す。
実施例−10 シリカゾルの代りに平均粒子径23+aμのジルコニア
ゾル(第−希元素製)を用いた以外は実施例−6と全く
同様な方法で粉末を得た。この粉末の粒度分布と細孔容
積を測定し、形状係数を求めた。この粉末の電子顕微鏡
写真を第14図に示す。
実施例−11 酸化チタンの代りに平均粒子径0.8mmの酸化アルミ
ニウムを用いた以外は実施例−6と全く同様な方法で粉
末を得た。この粉末の粒度分布と細孔容積を測定し、形
状係数を求めた。この粉末の電子顕微鏡写真を第15図
に示す。
実施例−12 実施例−6で使用したシリカゾルに代えて平均粒子径1
800人のシリカゾル(触媒化成製SI −180P)
を使用し、酸化チタンの代りに平均粒子径0.02μ二
酸化チタンのエアロジル(日本エアロジル製・P−25
)を使用した以外は実施例−6と同様な方法で粉末を得
た。この粉末の粒度分布及び細孔容積を測定し、さらに
形状係数を求めた。この粉末の電子顕微鏡写真を第16
図に示す。
比較例−4 乾燥雰囲気温度を160℃に、湿度を2 vo1%に変
えた以外は、実施例−6と全く同様にして粉末を得た。
この粉末の粒度分布及び細孔容積を測定し、形状係数を
求めた。この粉末の電子顕微鏡写真を第17図に示す。
比較例−5 乾燥雰囲気温度を80℃に、湿度を15vo1%に変え
た以外は実施例−6と全く同様にして粉末を得た。この
粉末の粒度分布及び細孔容積を測定し、形状係数を求め
た。
比較例−6 実施例−6に用いたシリカゾルに代えて平均粒子300
0人のシリカゾル(触媒化成製CataloidSI 
300)を使用した以外は実施例−6と全く同様にして
粉末を得た。この粉末の粒度分布及び細孔容積を測定し
、形状係数を求めた。この粉末の電子顕微鏡写真を第1
8図に示す。
比較例−7 酸化チタンの代りに平均粒子径2μの水酸化アルミニウ
ム(昭和電工・H−42)を使用した以外は実施例−6
と全く同様な方法で粉末を得た。この粉末の粒度分布及
び細孔容積を測定し、形状係数を求めた。この粉末の電
子顕微鏡写真を第19図に示す。
以上の実施例6〜12及び比較例4〜7で得られた各粉
末の形状係数、平均粒径、粒度分布及び細孔容積をまと
めて表−2に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得た粉末の粒度分布を示すグラフで
ある。第2〜6図はそれぞれ実施例1〜5で得た粉末の
電子顕微鏡写真であり、第7〜9図はそれぞれ比較例1
〜3で得た粉末の電子顕微鏡写真である。また、第10
〜16図はそれぞれ実施例6〜12で得た粉末の電子顕
微鏡写真であり、第17〜19図はそれぞれ比較例4,
6及び7で得た粉末の電子顕微鏡写真である。 扼 21A よ、6゛ 一一       !3図 第 4 図 一、     第5図 ニ、し;/・ z〜林 1       第7・( 第 8 k 母          第9図 $ 1.2図 、〜、       第13図 ゾ:、14図 11皿′         第16図 訃、     第12図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、無機酸化物又は含水酸化物のコロイド液10〜95
    部と無機酸化物のゲル5〜90部を混合したスラリーを
    気流中に噴霧して乾燥することを特徴とする平均粒度1
    〜20μの多孔質真球状微粒子粉末の製造法。 2、前記のコロイド液における一次粒子の平均粒径が2
    500Å以下であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の方法。 3、前記のコロイド液に混合される無機酸化物のゲルの
    大きさが1μ以下であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 4、乾燥雰囲気温度が150℃〜10℃、湿度13vo
    l%〜3vol%である事を特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 5、前記のコロイド液中の分散質がSi、Ti、Al、
    Fe、Zr、Sn、Zn、Sb及びMgの酸化物及び含
    水酸化物の1種もしくは2種以上であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 6、多孔質真球状微粒子粉末の細孔容積が0.1〜0.
    8cc/gであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の方法。
JP60011718A 1985-01-23 1985-01-23 金属酸化物からなる多孔質真球状微粒子粉末の製造法 Granted JPS61174103A (ja)

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