JPS61168117A - 磁気ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は磁気ヘッドに係り、さらに詳しくは磁気ヘッド
素体がスライダの一方の摺動部に形成されたスライダの
一対を互いに対向させ、磁気記録媒体を挟持して、その
両面の異なるトラックに対して情報の記録、再生を行な
う磁気ヘッドに関するものである。

［従来技術］ 従来のこの種の磁気ヘッドとしてはフレキシブルな磁気
ディスクに対して情報の記録、再生を行なう磁気ディス
ク装置に用いられる中央部に溝を有する、いわゆるカタ
マランタイプの磁気ヘッドが知られている。

この方タマランタイプの磁気ヘッドの従来構造を第１図
および第２図に示す。

第１図において符号１で示すものは磁気ヘッドで、ステ
ンレスや銅合金から成る弾性材から成り不図示の磁気へ
ラドキャリッジに設けられた支持部材の先端部上に固定
された弾性板９上に設けられている。

同図は磁気ヘッド１の磁気ディスク摺動面（以下摺動面
と略称する）側の部分を説明するもので、弾性板９の反
対側に設けられる部分の図示と説明は省略する。

符号２で示すものは記録再生コアで、薄板状に形成され
、摺動面に臨む上端面には磁気ギャップ２ａが形成され
ており、両側を補強板１０．１０により挟持されている
。

また、符号３，３で示すものはそれぞれ消去コアで、同
様に薄板状に形成され、摺動面に臨む上端面には磁気ギ
ャップ３ａ、３ａが形成されており、互いの間に補強板
１１を挟持している。

消去コア３，３はそれぞれの端縁を補強板１０．１０の
端縁に突き合わされて記録再生コア２に並んで設けられ
ている。記録再生コア２と補強板１１もそれぞれの端縁
を突き合わされている。

また、符号４，５で示すものは前記の両コア２．３を支
持、補強するとともに不図示の磁気ディスクと両コア２
，３との摺動を円滑にするためセラミックスなどの非磁
性体で形成したスライダであり、このスライダ４．５に
より記録再生コア２の両側の補強板１０．１０と消去コ
ア３．３とが挟持されている。

一方のスライダ４は矩形の厚板状に形成され、前記両コ
ア２，３と面一な摺動面７を有している。

他方のスライダ５はスライダ４より幅寸法の大きな直方
体のブロック状に形成されており、両コア２，３と面一
な摺動面８を有し、この摺動面８には中央より両コア２
．３に寄った側に溝６が両コア２，３と平行に形成され
ている。

そして、第１図中矢印Ｘ方向から見て溝６の中央が磁気
ヘッド１の摺動面全体の中央に位置し、両コア２．３は
この中央位置より一方の側（この場合右側）に寄った位
置に配置されている。これは後述するトラック間隔Ａを
確保するためである。

記録、再生時には、第２図に示すように前記磁気ヘッド
ｌと、これと全く同じ構造を有し、かつ反転させた磁気
ヘッド１′（同一構造であるため同一部分の参照符号に
はダッシュを付して区別する）とにより磁気ディスク１
２の上下両面を挟持して磁気ディスク１２を回転させる
。

この、ようにして、磁気ヘッド１．１′のそれぞれの記
録再生コア２．２′および消去コア３゜３′の各磁気ギ
ャップがディスク１２の上下両面における位置の異なる
トラックに摺接して情報の記録、再生ないし消去が行な
われる。

ところで、この記録、再生の場合に磁気ヘッドｌ、１′
の記録再生コア２，２′のトラック同志の間で漏れ磁束
による相互干渉、いわゆるクロストークが発生するのを
防止するために、一定のトラック間隔Ａ（第２図参照）
が設定されている。

ところが、近年小型の磁気ディスクに高密度記録を行な
う磁気ディスク装置が開発されてきており、その場合前
記トラック間隔Ａも下記の第１表に示すように狭くなっ
てきている。

第１表に示されるように特に３．５インチの磁気ディス
ク用の磁気ヘッドにおいてトラック間隔Ａが狭くなって
いる。

このため、この種の磁気ヘッドにおいては前述したよう
なりロスト−りが大きく、例えばこのクロストーク値が
５インチのフロッピーディスク用ヘッドにおいて３５ｄ
Ｂ程度であったのに対してこの場合には２５ｄＢ程度と
なってきている。

［目　的］ 本発明は以上のような事情に鑑みて成されたもので、磁
気記録媒体両面の異なるトラックに記録、再生を行なう
磁気コア間のクロストークによる記録、再生エラーの発
生を防１にし、適正に記録、再生を行なえる信頼性の高
い磁気ヘッドを提供することを目的としている。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第３図以下はカタマランタイプの磁気ヘッドに適用した
実施例を説明するもので、各図中第１図および第２図と
同一部分あるいは相当する部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。

［第１実施例］ 第３図および第４図は本発明の第１の実施例を説明する
もので、本実施例においてはスライダ５の全体を同材質
から形成せずに、スライダ５のうち第３図において斜線
を施した摺動面８の部分をフェライト等の高透磁率部材
１４に変えである。

スライダ５の残りの部分１３は前述の従来例におけるス
ライダ５と同材質から構成されている。

以上のように構成された本実施例の記録、再生時には第
４図に示すように、同一構造を有する磁気ヘッド１．１
′により磁気ディスク１２の上下両面を挟持し、ディス
ク１２を回転させることにより従来例と同様に情報の記
録、再生ないし消去が行なわれる。

ところで、本実施例にあっては、前記記録、再生時にお
いて記録再生コア２．２′はそれぞれ磁気ディスク１２
を挟んで高透磁率部材１４゜１４′と対向するため、両
コア２，２′の漏れ磁束は吸収されて両コア２．２′は
磁気的にシールドされた状態となり、両コア２，２′間
のクロストークは防止される。

［第２実施例］ 第５図および第６図は本発明の第２の実施例を説明する
もので、本実施例にあっては第１実施例による高透磁率
部材１４と残りの部分１３との間に遮断板１６を設けで
ある。

この遮断板１６は銅、銅合金、アルミニウム等の高導電
率材料から平板状に形成されている。

このような構成にあっては、記録、再生時において高透
磁率部材１４が記録再生コア２の漏れ磁束を吸収すると
遮断板１６に渦電流が生じ、前記吸収された磁気エネル
ギーは熱となって放出されるため、第１実施例よりもさ
らに磁気シールド効果を高めることができ、よりクロス
トークを抑えることができる。

なお、本実施例は上述したようなカタマランタイプの磁
気ヘッドに限らず、磁気コアとこれを挟持するスライダ
とから構成された一対の磁気ヘッドにより磁気記録媒体
を挟持し、この媒体の両面の異なるトラックに対する情
報の記録、再生を行なう構造の全ての磁気ヘッドに適用
することができる。

［第３実施例］ 第７図および第８図は本発明の第３の実施例を説明する
もので、本実施例にあってはスライダ５の溝６と隣接し
、かつ両コア２．３と反対側の位置に溝１７を形成し、
この溝１７中にフェライト等の高透磁率部材１８を嵌入
した構造を採用した。

この時高透磁率部材１８の上面はスライダ５の上面、す
なわち摺動面８と面一となっている。

このような構造を採用すれば第１の実施例と全く同様の
効果が得られるばかりではなく、スライダの組立ても容
易な磁気ヘッドを得ることができる。

［効　果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、磁気
記録媒体と摺動する複数の摺動部を非磁性体のスライダ
によって形成し、該摺動部の一方側に磁気ヘッド素体を
設けると共に他方側にダミーコアの高透磁率部材を設け
た構造を採用しているため、一対のスライダの一方側と
他方側を対向させるとトラック間のクロストークを防止
して記録、再生時のエラー発生を防ぎ、信頼性の高い磁
気ヘッドを得ることができる。

従って記録、再生の高密度化や記録、再生装置の小型化
も実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は従来の磁気ヘッドを説明するもの
で第１図は要部の斜視図、第２図は記録、再生動作を説
明する縦断面図、第３図および第４図は本発明の第１の
実施例を説明するもので第３図は要部の斜視図、第４図
は記録、再生動作を説明する縦断面図、第５図および第
６図は本発明の第２の実施例を説明するもので第５図は
要部の斜視図、第６図は記録、再生動作を説明する縦断
面図、第７図および第８図は本発明の第３の実施例を説
明するもので第７図は要部の斜視図、第８図は記録、再
生動作を説明する縦断面図である。 １・・・磁気ヘッド　　　２・・・記録再生コア２ａ　
、３ａ・・・磁気ギャップ ３・・・消去コア　　　　４．５・・・スライダ６．１
７・・・溝　　　　９・・・弾性板１０．１１・・・補
強板　１２・・・磁気ディスク１４、　、　ｌ　８・・
・高透磁率部材１６・・・遮断板 第３図 第５図 第４図 第６図 闇Ｊ−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）磁気記録媒体と摺動する複数の摺動部を非性体のス
   ライダによって形成し、該摺動部の一方側に磁気ヘッド
   素体を設けると共に他方側をダミーコアの高透磁率部材
   により構成したことを特徴とする磁気ヘッド。 ２）前記スライダにおいて、ダミーコアの高透磁率部材
   の磁気ヘッド素体側の側面に隣接して高導電率部材を設
   けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の磁
   気ヘッド。