JPH0366010A - 磁気ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は磁気ヘッドに関し、特に磁気記録媒体としての
磁気ディスクに対して情報の磁気記録または再生を行な
う磁気ヘッドに関するものである。

［従来の技術］ この種の磁気ヘッドとして、フレキシブルな磁気ディス
クであるフロッピーディスクに対していわゆるトンネル
消去方式で情報の記録再生を行なう磁気ヘッドの従来構
造を第４図〜第６図により説明する。

第４図は磁気ヘッド本体の構造を示している。

第４図において符号１はフロントコアアッセンブリ（以
下コアアッセンブリと略す）であり、記録再生用の磁気
コア（以下、記録再生コアと呼ぶ）２とトンネル消去を
行なう消去用の磁気コア（以下、消去コアと呼ぶ）４の
フロントコア部分をスペーサ６を介して結合した結合体
として構成されている。

記録再生コア２は記録再生ギャップ３を介して丁字形の
フロントコア２ａと■字形のフロントコア２ｂを接合し
、更にフロントコア２ａ、２ｂの後端部にバックコア１
５を接合して構成される。

又消去コア４は消去ギャップ５．５′を介して丁字形の
フロントコア４ａとＩ字形のフロントコア４ｂを接合し
、更にフロントコア４ａ、４ｂ（７）後端部にバックコ
ア１６を接合して構成される。但し記録再生コア２、消
去コア４はそれぞれのバックコア１５．１６を接合する
以前に互いにスペーサ６を介してコアアッセンブリ１と
して結合され、その両側に非磁性のスライダ７．８が接
着、ガラス溶着などにより接合される。

スライダ７．８は両コア２．４と共に不図示の磁気ディ
スクに摺接して両コア２．４の摺接を安定化し、両コア
２．４を保護するものであり、セラミックスなどから形
成され、切り欠き部７ｂ。

８ｂを有し、はぼ１字形の断面のブロック状に形成され
ている。そしてスライダ７．８はそれぞれコアアッセン
ブリ１に対向する側面において切り欠かれていない図中
上端部の接合面７ａ、８ａのそれぞれコアアッセンブリ
１に接合される。

この接合後に記録再生用のコイル１０を巻回したコイル
ボビン９と、消去用のコイル１３を巻回したコイルボビ
ン１２をコアアッセンブリ１のフロントコア２ａ、４ａ
のそれぞれに嵌め込み、しかる後にスペーサ１７を介し
て接合されたバック：＋７１５．１６をフロント：７７
２ａ、２ｂ。

４ａ、４ｂの後端部に接合して第５図に示す磁気ヘッド
本体１８が構成される。

そして第５図に示すように磁気ヘッド本体１８をステン
レスやベリリウム銅からなる支持板１９に固定し、支持
板１９に結合されたフレキシブルプリント基板２０にコ
イル端末１０ａ、１３ａを接続して磁気ヘッド２１が構
成される。

このようにして構成された磁気ヘッド２１は不図示のデ
ィスクドライブ装置内において、ヘッドキャリッジ上に
支持板１９を固定して取り付けられ、コアアッセンブリ
１とスライダ７．８の第４図、第５図中上面をディスク
摺接面として磁気ディスクに摺接し、第６図に示すトン
ネル消去方式で記録を行なう。

即ちトンネル消去方式では第６図中矢印方向に摺動する
磁気ディスクに対して記録再生ギャップ３によりデータ
が記録された後に消去ギャップ５．５′によりデータの
両側部分が消去されてデータトラック２２が形成される
。

ところが最近ではフロッピーディスク装置の高容量化が
進んできており、１０ＭＢ以上の容量を持つものまで製
品化されてきている。高容量化は線記録密度とトラック
密度を向上させて達成する。現在の１〜２ＭＢの容量を
持つフロッピーディスク装置では最大線記録密度９．７
ＫＢＰＩでトラック密度が１３５ＴＰ　Ｉであるが、Ｉ
ＯＭＢ以上の容量を達成するには最大線記録密度３５Ｋ
ＢＰＩ以上でトラック密度が４０５ＴＰ■以上と線記録
密度、トラック密度ともに３〜４倍とする必要が生じる
。

トラック密度を向上する場合は第４図、第５図の磁気へ
ラド２１のようなトンネル消去タイプではなく、あらか
じめ磁気ディスクにサーボ信号を記録したサーボ信号タ
イプが使用される。第７図はサーボ信号方式により磁気
ディスクに記録を行なう場合を説明するもので、この場
合あらかじめ磁気ディスクに記録されたサーボ信号２４
によりトラック位置決めを行ない、記録再生ギャップ３
のみを有する記録再生コア２のみの磁気ヘッドでデータ
が書き込まれ、データトラック２２が形成される。

このようなサーボ信号タイプは２００ＴＰ■以上のトラ
ック密度を向上したフロッピーディスク装置に使用され
る。

ところが一般的なフロッピーディスク装置の使用のしか
たとして上位機種は下位機種との互換性を保つことがソ
フト、データの互換を保つうえで必要とされている。例
えば３．５インチで２ＭＢの容量の製品で、ＩＭＢのＲ
／Ｗ互換（ＩＭＢの書き込み、読み出し可能）、４ＭＢ
の容量の製品でＩＭＢ及び２ＭＢのＲ／Ｗ互換が可能と
なっている。しかしこれらはトラック密度が１３５ＴＰ
■で同じであるからＲ／　ｗ互換が可能となっており、
トラック密度が異なってくるとトラック密度の低いもの
の読みだしはできるが書き込みはできないので、従来の
ソフト、データの互換が充分にとれる＃ものではなくな
ってしまう。

そこでトラック密度が異なっても互換性を保つことがで
きるようにするために、トンネル消去タイプの磁気コア
とサーボ信号タイプの磁気コアをトラック幅方向に並設
した複合型の磁気ヘッドが提案されている。その構造を
第８図〜第１０図により説明する。これらの図中で第４
図〜第５図中と共通もしくは相当する部分には同一符号
を付してあり、共通部分の説明は省略する。

第８図は磁気ヘッド本体の構造を示す分解斜視図である
。

第８図において第４図、第５図とほぼ同様のコアアッセ
ンブリ１及びバックコア１５．１６からトンネル消去タ
イプの記録再生コア２と消去コア４が構成される。両コ
ア２．４は例えば１３５ＴＰＩのトラック密度用として
構成される。第４図、第５図のものと異なる点として、
後述する記録再生コア４０のコイルボビン２７を避ける
ために消去コア４のコイルボビン１２はバックコア１６
に嵌合される。このためバックコア１６は長く形成され
、フロントコア４ａはほぼ１字形に形成されている。

一方、符号４０はサーボ信号タイプの記録再生コアであ
り、高トラツク密度（例えば４０５ＴＰＩや５４０ＴＰ
Ｉ等）用として構成されている。

記録再生コア４０はコアアッセンブリ２５の図中下端部
にバックコア２９を接合して構成される。

コアアッセンブリ２５は１字形のフロントコア２５ａと
丁字形フロントコア２５ｂを記録再生ギャップ２６を介
して接合して構成される。そしてコイル２８を巻回した
ボビン２７がフロントコア２５ｂに嵌合される。

磁気ヘッド本体の組み立て工程ではまずコアアッセンブ
リ１．２５が非磁性フェライトやセラミックより成る間
隔板３０を挟んで接着により接合される０間隔板３０は
コアアッセンブリ１゜２５の側面の上端部に対応して細
長い矩形に形成されている。

次にコアアッセンブリ１．２５の両側じスライダ７．８
が接合される。第１０図（Ａ）はこの状態での側面を示
している。また第１０図（Ｂ）はスライダ８のみを接合
した状態での正面を示している。

次にフロントコア２ａ、２５ｂにコイルボビン９．２７
を嵌合した後、スペーサ１７を介し結合されたバックコ
ア１５．１６のバックコア１６部分にコイルボビン１２
を嵌合し、バックコア１５．１６をフロントコア２ａ、
２ｂ、４ａ。

４ｂに接合する。またバックコア２９をフロントコア２
５ａ、２５ｂに接合する。こうして第９図の磁気ヘッド
本体３１が構成される。

以上のような磁気ヘッド本体３１を使用して不図示の磁
気ディスクに記録再生を行なう際にトラック密度の違い
によりコア２．４または４０を適宜選択して使用するこ
とにより、上位機種の下位機種とのＲ／Ｗ互換が可能と
なる。

［発明が解決しようとする課題］ ところが上述した従来の複合型の磁気ヘッドの構造では
、第１０図（Ｂ）かられかるように、間隔板３０は細長
い矩形でコアアッセンブリ１゜２５の上端部の側面にの
み接合され、コアアッセンブリ１．２５と間隔板３０の
接合面積は小さい。このためコアアッセンブリ１．２５
と間隔板３０の接合強度が弱いので、磁気ヘッド本体３
１の磁気ディスクとの摺接面３２を加工する際に磁気ヘ
ッド本体３１が破損してしまったり、磁気ヘッド本体の
組み立て時にコアアッセンブリ１゜２５とスライダ７．
８あるいは間隔板３０との間で段差を生じたりして磁気
ヘッドの特性劣化や歩留りの低下などの問題を招いてい
た。

本発明の課題はこのような複合型の磁気ヘッド本発明に
おいては上述した課題を解決するために、それぞれバッ
クコアを接合して１つまたは複数の磁気コアを構成する
２つのフロントコアアッセンブリが間隔板を挟んで接合
されてトラック幅方向に並設される磁気ヘッドにおいて
、前記間隔板の形状は、前記２つのフロントコアアッセ
ンブリの間隔板に接合される側の側面を重ね合わせた形
状にほぼ対応する形状に形成された構造を採用した。

［作　用］ このような構造によれば、間隔板とフロントコアアッセ
ンブリの接合面積が従来より大幅に大きくなり、間隔板
とフロントコアアッセンブリの接合強度を高めることが
できる。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１実施例 第１図、第２図は本発明の第１実施例によるフロッピー
ディスク装置用の複合型磁気ヘッドの本体の構造を説明
するもので、第１図は磁気ヘッド本体からバックコアお
よびコイルボビンを取り払った状態を示し、第２図は第
１図中の間隔板の形状を示している。第１図、第２図中
で従来例の第８図〜第１０図中と共通もしくは相当する
部分には共通の符号を付してあり、共通部分の説明は省
略する。

第１図、第２図に示すように本実施例ではコアアッセン
ブリ１．２５の間に挟んで接合される間隔板３０の形状
が従来例と異なっている。

間隔板３０はコアアッセンブリ１．２５の間隔板３０と
接合される側の側面の第１図中下端部に対応する細長い
矩形の端部３０ｅと、これに対して垂直な４つの脚部３
０ａ〜３０ｄを有した櫛形状に形成されている。脚部３
０ａ〜３０ｄはコアアッセンブリ１，２５の各フロント
コアの垂直な脚部のそれぞれに対応した位置に形成され
、各フロントコアの脚部の間隔板３０と接合される側の
側面に対応した幅の矩形状に形成されている。脚部３０
ａはフロントコア２ａの脚部に対応し、脚部３０ｂはフ
ロントコア２ｂ、４ｂ、２５ａの脚部に対応している。

脚部３０ｃ、３Ｑｄはフロントコア２５ｂ、４ａの脚部
のそれぞれに対応している。

脚部３０ｂ、３０ｃの長さｈａはフロントコア２５ａ、
２５ｂの脚部の長・さに等しいものとする。また脚部３
０ａ、３０ｄの長さｈｂはバックコア１５．１６を取付
ける方向によって異り、第１０図（ａ）に示すようにバ
ックコア２９と同一方向から取付ける場合はフロントコ
ア２ａ。

４ａ、４ｂの脚部の長さからバックコア取り付はスペー
スを除いた長さとし、バックコア２９と逆方向から取り
付ける場合はフロントコア２ａ。

４ａ、４ｂの脚部の長さと等しく設定する。

要するに間隔板３０の形状は、コアアッセンブリ１，２
５の間隔板３０に接合される側の側面を重ね合わせた形
状にほぼ対応する形状に形成されている。なお本実施例
の磁気ヘッドの間隔板３０以外の部材は第８図〜第１０
図の従来例の磁気ヘッドと共通とする。

上述のような間隔板３０を用いる本実施例の磁気ヘッド
の本体の組み立て工程では、まず第１図に示すように間
隔板３０を間に挟んでコアアッセンブリ１．２５を接着
により接合する。間隔板３０の脚部３０ａ、３０ｃ、３
０ｄはフロントコア２ａ、２５ｂ、４ａの脚部のそれぞ
れに接合される。また脚部３０ｂはフロントコア２ｂ。

４ｂ、２５ａに接合される。

そして図示のようにコアアッセンブリ１．２５の両側に
スライダ７．８を接着により接合し、第１図では図示し
ていないコイルボビンの嵌合、及びバックコアの接合を
従来例と同様に行なって磁気ヘッド本体３１が構成され
る。

以上のような本実施例の構造によれば、上述した間隔板
３０の形状によって、従来例の第１０図（Ｂ）との比較
から明らかなように、コアアッセンブリ１．２５と間隔
板３０の接合面積が従来例の場合より大幅に広くなる。

従って、コアアッセンブリ１．２５と間隔板３０の接合
強度を従来例より大幅に高めることができ、磁気ヘッド
本体の磁気ディスク摺接面の加工時やヘッド組立時に破
損や段差の発生などの問題を防止でき、磁気ヘッドの品
質を向上できると共に歩留りを良くしてコストダウンが
図れる。

第２実施例 ところで上述した実施例の磁気ヘッドの構造においてコ
アアッセンブリ１．２５が近接しているためにクロスト
ークが生じてしまう恐れがある。

これを防止するためには第３図に第２実施例として示す
ように上述の間隔板３０と共に磁性材からなる遮断板３
７を用いる。遮断板３７の形状は上述した間隔板３０の
形状と同形状とする。またこの場合間隔板３０は２枚用
い、遮断板３７を挟んで２枚の間隔板３０を積層して接
合する。そしてこの積層体を挟んでコアアッセンブリ１
．２５を接合し、その両側にスライダ７．８を接合する
。

このような構造によれば遮断板３７を介してクロストー
クを防止できる。また遮断板３７を間隔板３０と同一形
状にすることにより両者を充分な強度で接合できる０間
隔板３０と遮断板３７を介したコアアッセンブリ１．２
５の接合強度は第１実施例の場合に比べて劣化しない。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように本発明によれば、それぞ
れバックコアを接合して１つまたは複数の磁気コアを構
成する２つのフロントコアアッセンブリが間隔板を挟ん
で接合されてトラック幅方向に並設される磁気ヘッドに
おいて、前記間隔板の形状は、前記２つのフロントコア
アッセンブリの間隔板に接合される側の側面を重ね合わ
せた形状にほぼ対応する形状に形成された構造を採用し
たので、フロントコアアッセンブリと間隔板の接合面積
を大きくして接合強度を高めることができ、磁気ヘッド
の組み立て時及び磁気記録媒体摺接面の加工時に前記接
合強度の不足による媒体摺接面の段差の発生、磁気ヘッ
ドの破損などの問題を防止でき、磁気ヘッドの品質向上
及び歩留りの向上によるコストダウンが図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例による磁気ヘッドの本体の要部
の構造を示す斜視図、第２図は第１図中の間隔板の形状
を示す正面図、第３図は′ｓ２実施例による磁気ヘッド
本体の要部の拡大図、第４図は従来の磁気ヘッド本体の
構造を示す分解斜視図、第５図は同従来ヘッドの組み立
てた状態の斜視図、第６図はトンネル消去方式の説明図
、第７図はサーボ信号方式の説明図、第８図は従来の複
合型磁気ヘッド本体の構造を示す分解斜視図、第９図は
同ヘッド本体の組み立てた状態の斜視図、第１０図（Ａ
）は同ヘッド本体のコアアッセンブリとスライダを接合
した状態の側面図、第１０図（Ｂ）はコアアッセンブリ
に片方のスライダのみを接合した状態の正面図である。 １．２５・・・フロントコアアッセンブリ２．４０・・
・記録再生コア　４・・・消去コア６．１７・・・スペ
ーサ　７，８・・・スライダ９．１２．２７−・・コイ
ルボビン １５．１６．２９・・・バックコア ３０・・・間隔板　　　　　３７・・・遮断板Ｍ田駒着
ｔの正１Ｄ劇 第２図 第３図 紅参０吟乍つ了　２ ４勇Ｌコ了 ト〉才１しｆ４ｔ、万へ′の３侘ｅ角の第６図 ず−≦傷信号Ｊ代の酩錆（２） 第７１１ ３０闇鈴象 づアア’−ＨＴ！’ｉフリ１；スウイ７”！ｆ＆Ｌｇ＋
＃、ｎ榊１１ｅ第１０図（Ａ） ｚＷ−Ｘ〉’ｆｉ）　ヒーＭｔｒ’ｌｉｌグ？、　＃＃
　ｂｒ＜　ツ３ｅｔｒ　ｒＥｌｌＪｅＪ第１Ｏ図（Ｂ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）それぞれバックコアを接合して１つまたは複数の磁
   気コアを構成する２つのフロントコアアッセンブリが間
   隔板を挟んで接合されてトラック幅方向に並設される磁
   気ヘッドにおいて、前記間隔板の形状は、前記２つのフ
   ロントコアアッセンブリの間隔板に接合される側の側面
   を重ね合わせた形状にほぼ対応する形状に形成されたこ
   とを特徴とする磁気ヘッド。 ２）前記２つのフロントコアアッセンブリ間に前記間隔
   板とともに該間隔板とほぼ同形状の遮断板が設けられ前
   記間隔板に積層して接合されたことを特徴とする請求項
   第１項に記載の磁気ヘッド。