JPS61168087A - 貨幣自動処理装置 - Google Patents

貨幣自動処理装置

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JPS61168087A
JPS61168087A JP60007480A JP748085A JPS61168087A JP S61168087 A JPS61168087 A JP S61168087A JP 60007480 A JP60007480 A JP 60007480A JP 748085 A JP748085 A JP 748085A JP S61168087 A JPS61168087 A JP S61168087A
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嘉範 越田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H29/00Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
    • B65H29/38Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by movable piling or advancing arms, frames, plates, or like members with which the articles are maintained in face contact
    • B65H29/40Members rotated about an axis perpendicular to direction of article movement, e.g. star-wheels formed by S-shaped members
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/42Piling, depiling, handling piles
    • B65H2301/421Forming a pile
    • B65H2301/4214Forming a pile of articles on edge
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2405/00Parts for holding the handled material
    • B65H2405/20Cassettes, holders, bins, decks, trays, supports or magazines for sheets stacked on edge
    • B65H2405/21Parts and details thereof
    • B65H2405/212Parts and details thereof end supports

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Discharge By Other Means (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は貨幣の入金処理及び出金処理、あるいは入金処
理または出金処理のみを自動的に行う貨幣自動処理装置
に関するもので、特に装置内の滞留貨幣を最小限に抑え
ることができる貨幣自動処理装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、銀行等の金融機関の店頭において、顧客の操作に
より預貯金等の入金、支払い等の出金に関する一切の処
理を自動的に行う現金人出金装置(以下ATMという)
が普及してきておシ、このATMとして使用される貨幣
自動処理装置においては、人出金目より投入された入金
貨幣を1枚ずつ鑑別し、正常と鑑別された貨幣を受入れ
、正常と鑑別されなかった貨幣を返却する機能と、装置
内の収納箱から給送された出金紙幣の二重送シや異種紙
幣混合等の異常の有無の鑑別を行φつつ、定められた集
積部に集積して異常が検出されずに所定枚数の貨幣が前
記集積部に集積された場合はこの貨幣の払出しを行い、
また異常が検出された場合はその貨幣をそれまで集積さ
れた貨幣と共にリジェクト用収納箱内に収納する機能が
要求されている。
このような貨幣自動処理装置においては、金融機関の始
業時に支払い等の出金処理に対応するため、各金種の出
金用紙幣または硬貨つまり出金用貨幣を装置の収納箱内
へ補給し、終業時は収納箱内に残っている貨幣を回収す
る必要があるが、これらの貨幣の補給処理や回収処理を
収納箱の着脱によって各金種毎に行う場合、その作業に
労力や時間を費やすことになる。
そこで、このような欠点に対処するため、例えば特開昭
56−33757号公報に示される貨幣自動処理装置が
提案されている。
この貨幣自動処理装置は顧客より入金された貨幣を別の
顧客への出金用貨幣として利用する所謂循環方式のもの
で、各金種の貨幣を一括して収納する一括収納箱を設け
、始業時にこの一括収納箱を装置の所定の部位に装着し
て、その中に収納されている各金種の貨幣を繰出し、繰
出した貨幣の金種の鑑別を行った後、金種別に振分けて
対応する収納箱内に収納し、また終業時には各金種別の
収納箱から貨幣を給送して前記一括収納箱内に回収する
ようにしてあシ、これによれば、始業時前あるいは終業
時後の顧客の妨げにならない時間において、金融機関の
係員が労力や時間をかけることなく貨幣の補給及び回収
が可能となる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上述した従来の貨幣自動処理装置では、業
務時間中に各収納箱内の貨幣が不足したシ、あるいは満
杯になったシした場合、装置の取引を一時中止して貨幣
の補給あるいは回収を行う必要があり、そのため装置自
身には何ら不具合が無いにも拘わらず、その運転を中断
することになって、顧客に迷惑をかけるという問題があ
った。
そこで、このような貨幣の不足による装置の運転中断を
防止するため、予想される入出金の数量を上回るように
、余裕をもって多量の貨幣を各収納箱内に収納すること
が考えられるが、この場合各収納箱内に必要以上の貨幣
が滞留することになシ、そのため複数台のATMを設置
する大形店舗等では、装置内に滞留する貨幣の量及び金
額が増大して、資金効率が著しく悪化するという問題が
あった。
本発明はこれら従来技術のもつ欠点を解決するため罠な
されたもので、装置内に滞留する貨幣の量及び金額を必
要最小限に抑えて資金効率を向上させることができると
同時に、業務時間中に装置の運転を中断することのない
貨幣自動処理装置を実現することを目的とするものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した問題を解決しかつ目的を達成するため、本発明
は貨幣を収納する収納箱の最大収納数量を任意に設定す
る設定手段と、該設定手段により設定した最大収納数量
、入金貨幣の数量及び出金貨幣の数量を金種別に累積記
憶する記憶手段と、任意の時間に貨幣の補給や回収を行
うことができる係員補給回収部と、報知手段とを設けた
ものである。
〔作用〕
上述した手段によれば、収納箱内の貨幣の数量を記憶手
段により演算記憶させ、その数量と予じめ設定手段で任
意に設定した最大収納数量とを比較して、前者が後者よ
り大きい場合はその差の分だけ貨幣を収納箱から係員補
給回収部へ転送すると共に、これを係員に報知し、また
後者が前者より大きい場合は、これを係員に報知して係
員補給回収部から速やかに貨幣の補給を行うことができ
るので、装置内の滞留貨幣の量及び金額を必要最小限に
抑えると同時に、装置の運転を中断することなく、顧客
との取引を行うことができる。
〔実施例〕
以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明による貨幣自動処理装置の一実施例を示
す機能ブロック図、第2図は本発明の貨幣自動処理装置
によるATMの外観を示す斜視図、第3図はその主要部
の内部構造を概略的に示した側面図、第4図(I)〜■
は第3図における収納箱への貨幣の収納と該収納箱から
の貨幣の分離給送及び取引の取消時の動作を説明するた
めの動作工程図、第5図は第1図における係員補給部の
機能を説明するための斜視図、第6図は第2図に示すA
TMの背面操作パネルを示す図である。
尚、ここでは−例として3種類の金種の紙幣の入出金を
行う循環式の貨幣自動処理装置について説明する。
まず、第2図において1は装置の筐体であり、その正面
上部に2〜12の構成要素が設けられている。
すなわち、2は預貯金通帳の挿入及び返却を行う通帳挿
入返却口で、その奥には通帳記帳機が配設されておシ、
金融機関から顧客に発行された通帳が、取引時にこの通
帳挿入返却口2より挿入されると、該通帳に取引内容を
記帳し、取引が終了すると、通帳を通帳挿入返却口2か
ら顧客へ返却するようになっている。
3はカード挿入返却口で、このカード挿入返却口3の奥
にはカードリーダが設けられておシ、金融機関から顧客
に発行されたカードがカード挿入返却口3より挿入され
ると、該カードに書込まれているデータをカードリーダ
で読取るようになっている。
4aはインターフオンで、このインター7オン4aはそ
の下方に設けられている係員呼出キー4bを押して係員
と相談等の会話を行うときに使用されるものである。
5は取引状況表示部で、この取引状況表示部5に現在指
定されている取引内容、例えば「お引出し」、「通帳記
入」、「ご入金j等が選択表示されるようになっている
6は装置の状態つまシ取扱いまたは使用中止の状態を表
示する状態表示部である。
7はCRTディスプレイによる操作誘導表示部で、操作
の手順を順次表示するものであシ、顧客はこの操作誘導
表示部7に表示された手順に従って以下に述べる各キー
を操作することができる。
8は取引選択キーで、この取引選択キー8により預貯金
等の入金取引や支払取引を指定することができ、また9
はテンキーで、このテンキー9は暗証番号や支払い金額
を置数するものである。
10は預貯金取引時に取引を中止することなく続行を了
承したときに押下する確認キー、11は取引を中止する
ときに押下する取消キーである。
12は入出金口で、預貯金等の入金取引時に顧客による
入金紙幣の投入や、投入された紙幣のうち正常でないと
鑑別された紙幣の返却、及び支払い等の出金取引時にお
ける紙幣の支払い、更には入金取引時において顧客によ
り紙幣が投入された後、前記取消キー11が押下された
ときに紙幣の返却等を行う場所である。尚、この入出金
口12は筐体1内に設けられている図示しない伝票発行
部により取引明細が印字されたレシートの放出口として
も機能する。
このような構成によるATMは、まず取引選択キー=−
8を押下して取引を指定した後、カードをカード挿入返
却口3に挿入し、テンキー9で暗証番号を入力すること
によってカードと顧客との対応がチェックされる。尚、
取引が入金の場合は、このチェックは必ずしも必要では
ない。
入金取引を行う場合、入金紙幣が顧客によって入出金口
12に投入されると、その紙幣は装置内部に1枚づつ取
込まれて、正常か否かの鑑別及び金種の鑑別等が行われ
、その結果読取不良や為造紙幣等正常でないと鑑別され
た紙幣は入出金口12に戻されて顧客に返却される。
そして正常と鑑別された紙幣の金額及び各金種の数量が
それぞれ操作誘導表示部Tに表示され、顧客がこれを確
認して確認キー10を押下すると取引が成立し、カード
がカード挿入返却口3から顧客へ返却されると共に、入
金取引の明細が印字されたレシートが入出金口12に放
出されて顧客へ渡される。
また、入金取引の途中で顧客により取消キー11が押下
されると取引は中止され、顧客により投入された紙幣は
全額入出金口12に戻されて返却される。
一方、出金取引の場合は、顧客によるテンキー9の押下
により支払金額及び希望金種が入力されると、その金額
及び金種が操作誘導表示部Tに表示され、これを顧客が
確認して確認キー10を押下すると取引が成立し、出金
紙幣及び出金の明細を印字したレシートが入出金口12
に送られて顧客に支払われると共に、カード挿入返却口
3からカードが返却される。
次に、上述したATMを構成する循環式の貨幣自動処理
装置の概要を第3図により説明する。
第3図において13は入出金口12のシャッタ、14は
シャッタ13の内側に配置された回転部で、この回転部
14には一対のガイド板15at15bが設けられてい
る。
16は前記回転部14の直下に配置された分離給送部で
、前記入出金口12から一括投入される紙幣を吸引ドラ
ム17によって1枚づつ分離して次工程へ給送するよう
になっている。
18は前記分離給送部16から送られてくる紙幣が正常
か否かの鑑別2紙幣の金種の鑑別、及び重ね送りの有無
の鑑別等を行う紙幣鑑別部で、分離給送部16の下方に
配置されておシ、この紙幣鑑別部18内には紙幣の偏寄
せを行う偏寄手段19が設けられている。
20は前記紙幣鑑別部18内で認識された紙幣の絵柄に
基づいて紙幣を進行方向に対して選択的に表裏反転させ
るための表裏反転部で、紙幣鑑別部1Bの下方に設けら
れておシ、表裏反転をする必要のない紙幣は非反転通路
21aを通って搬送路22へ、また表裏反転をする必要
のある紙幣は反転通路21bで表裏反転された後搬送路
22へと送られるようになっている。
23は筐体1の背面側に後述する係員操作パネルと共に
設けられた係員補給回収部で、この係員補給回収部23
と対向するように装置内には羽根車24a及び該羽根車
24aと所定の関係で組立てられた吸引ドラム25aが
設置されており、搬送路22により搬送されてくる紙幣
を羽根車24aの回転により係員補給回収部23へ集積
回収できると共に、吸引ドラム25&によって係員補給
回収部23に集積されている紙幣を1枚づつ分離給送す
ることができるようになっている。
26は万円紙幣用の収納箱、27は千円紙幣用の収納箱
、28は天子円紙幣用の収納箱で、これらはその内部に
紙幣を収納したまま筐体1内に着脱できるようになって
おシ、係員補給回収部23の下方の位置に所定の順序で
装着されていて、これらと対向するように羽根車24b
と吸引ドラム25b1羽根車24cと吸引ドラム25(
、及び羽根車24dと吸引ドラム25dの収納、給送手
段が設けられている。
尚、各収納箱26〜28は金庫構造で、それぞれ収納す
る紙幣の寸法に合わせた大きさに形成してあり、対応す
る吸引ドラム25b〜25dにより紙幣を分離給送する
際、予じめ定められた走行基準に従って規則正しく紙幣
を繰出せるようになっている。
一方、前記係員補給回収部23は各金種入シ混って入出
金を行うので、最大寸法の万円紙幣を収納できる大きさ
になっておシ、これと同様に各金種の紙幣がまとめて入
出金口12より送られてくる分離給送部16においても
同じ大きさになっていて、この分離給送部16及び係員
補給回収部23から出金された紙幣は、その走行基準を
合わせるため、紙幣鑑別部18内に設けられている偏寄
手段19により偏寄せすることにより所定の基準走行面
を規則性をもって搬送されるようになっている。
29は出金時の金種鑑別や重送検出で正常でないと鑑別
された紙幣を収納するりジエクト用収納箱で、金庫構造
に形成されておシ、係員補給回収部23の上方に配置さ
れていて、筐体1に対しては着脱自在となっている。
30は出金する紙幣を集積する集積部で、回転部14の
直後に配置されておシ、集積された紙幣を一括して回転
部14へ送込む手段を有している。
31a〜31gはそれぞれ図示しないソレノイド等の動
力により揺動する切替ブレードで、上述した各部を結ぶ
搬送路22に沿って各々所定の位置に配置され、適宜に
紙幣の搬送方向を切替えるようになっている0 32は別機構である図示しない伝票発行部から発行され
たレシートを集積部30に送るための搬送路で、出金の
場合レシートは出金紙幣の上に載せられて、この出金紙
幣と共に入出金口12から顧客に渡され、入金の場合は
レシートのみが入出金口12から放出される。
次に第4図(I)〜0によって、前記収納箱2羽根車及
び吸引ドラムの構成と機能を具体的に説明する。
尚、ここでは代表として万円紙幣用の収納箱26とこれ
に対応する羽根車24b及び吸引ドラム25bの場合に
ついて説明する。
図に示すように収納箱26内には紙幣受け33が矢印入
方向に移動できるように配置され、かつ開口側には上下
に相対向するように重紙前押え34と後紙前押え35が
配置されていて、この両紙前押え34と35は前記矢印
A方向に移動可能であると共に、上下方向に回動して開
閉するように構成されておシ、収納箱26が筐体1内に
装着されたとき、これら紙幣受け33.重紙前押え34
及び後紙前押え35に図示しないギヤや動力源からなる
駆動手段が連結されるようになっている。
一方、筐体1内に設けられている羽根車24b及び該羽
根車24bに組合わされている吸引ドラム25bの上下
には無端状ベルト及びこれを巻掛けたプーリ等から成る
入金用搬送路36と出金用搬送路37の一端が配置され
ておシ、両搬送路36゜+7の他端は第1図に示す搬送
路22に分岐、合流している。
ここで、羽根車24bは入金時と出金時にそれぞれ所定
の位置に移動できるように軸支されていて、入金時には
矢印B方向に回転するようになっておシ、この羽根車2
4bと収納箱26との間の位置にストッパ38が配置さ
れていて、このストッパ38は羽根車24bの移動と連
動するように、該羽根車24bにリンク等を介して連結
されている。
また、吸引ドラム25bは、図示した位置に固定されて
おシ、出金時には矢印C方向に回転しながら収納箱26
内の紙幣39を1枚づつ吸引して分離給送できるように
なっている。
この構成は、第4図(I)に示すように、入金時には既
に収納箱26内に規則正しく収納されている紙幣39を
押え込むように重紙前押え34及び後紙前押え35が閉
じておシ、この両紙前押え34゜35と羽根車24aと
の間、つまシ収納箱26の開口部には所定の空間が確保
されている。
この空間は、l取引に許される入金紙幣の最大数量、例
えば100枚分を収納できる広さに設定されており、こ
のように空間を設定するのは、必要以上に広い空間を作
ると、折曲シ等の曲シ癖がある紙幣を規則正しく整列さ
せることができなくなるためである。つまシ必要最小限
の空間内に入金紙幣を収納できるように考慮がなされて
いる。
尚、空間の広さは収納される入金紙幣の数量によ多制御
することが望ましい。
また、このときストッパ38は前記開口部の下部に位置
している。
そこで、入金用搬送路36により入金紙幣が搬送されて
くると、その入金紙幣は矢印B方向に回転している羽根
車24らの羽根の内側に人込み、該羽根車24bの回転
により搬送されストッパ38に衝突して、該ストッパ3
8上に規則正しく整列した状態に収納される。
すなわち、入金紙幣は既に収納箱26内に収納されてい
る紙幣39とは重紙前押え34及び後紙前押え35を隔
てて開口部に収納されるもので、この収納は一時的な収
納である。
ここで取引が成立すると、第4図(IOに示すように重
紙前押え34及び後紙前押え35が上下方向にそれぞれ
回動して開き、これにより入金紙幣は収納箱26内の紙
幣39と重なシ合い、更に第3図叫に示すように重紙前
押え34及び後紙前押え35が羽根車24b側へ移動し
て閉じた後、紙幣受け33側へ後退することにより、入
金紙幣は収納箱26内に収納され、紙幣39と一体に紙
幣受け33と両紙前押え34.35との間に整列保持さ
nる。
また、このとき次の工程としての出金準備をするため、
羽根車24bは出金位置である第4図〜に示す位置、つ
まシ吸引ドラム25bによる紙幣39の出金用搬送路3
Tへの送シを妨げない位置に退避させる動作を行うとよ
く、これと同時にストッパ38を連動させて図示した位
置に退避させるようにする。尚、本実施例においては、
取引時間を短縮するため、前記第4図へに示す位置を羽
根車24b及び吸引ドラムのホームポジションとして位
置付けている。
次に、出金の場合は、紙幣受け33.両紙前押え34及
び径級前押え35と一体に紙幣39が吸引ドラム25b
側へ移動し、最先端の紙幣39が吸引ドラム25bに当
接する位置でこれらは停止する。この動作は、図示しな
いマイクロスイッチ等の検出素子を吸引ドラム25bの
表面に設けておき、紙幣39の吸引ドラム25bへの当
接をこの検出素子が検出したとき、紙幣受け33及び両
紙前押え34.35の移動を停止するように制御するこ
とで実現される。
このようにして紙幣39等の移動が停止すると、続いて
第4図Mに示すように両紙前押え34が下方に回動して
開き、ここで吸引ドラム25bが紙幣39を吸引すると
共に矢印C方向に回転する。
この吸引ドラム25bは、外周面1個に吸引孔を有して
おり、この吸引孔を図示しない真空ポンプ等によって負
圧にすることにより外周面に当接した紙幣39を1枚だ
け吸引保持することができ、かつ前記吸引孔を回転中の
所定の位置で大気圧に戻すことにより吸引保持した紙幣
39を出金用搬送路37に放出できるようになっている
従って、収納箱26内の紙幣39は最先端のものから順
に1枚づつ吸引ドラム25bにより吸引分離されて出金
用搬送路37に給送される。つまシ、吸引ドラム25b
の1回転毎に収納箱26から紙幣39が1枚づつ吸引分
離され、出金用搬送路37によって搬送路22へ送られ
る。
ところで、前述した入金時において、入金紙幣が収納箱
26の開口部に一時収納されたとき、顧客が取消キー1
1を押下した場合は、第4図(I)の状態から第4図(
イ)に示すように両紙前押え34のみを開状態にし、紙
幣受け33.径級前押え35及び紙幣39共ども移動さ
せて、入金紙幣を吸引ドラム25bに当接させると共に
、羽根車24b及びストッパ38をホームポジションに
退避させ、この状態で上述した出金と同様に吸引ドラム
25bを駆動すれば、入金紙幣は顧客に返却することが
できる。
尚、上述したように羽根車及び吸引ドラムを使用して収
納箱内に紙幣を収納し、また収納箱内から紙幣を送出す
る構成については、特願昭58−112885号に詳細
に説明されている。
次に第5図により、係員補給回収部23の機能について
説明する。
係員補給回収部23は、既に述べたように筐体1の背面
側に設けられており、第5図に示されるように羽根車2
4&により回収されて紙幣受け4Gとの間に集積された
紙幣を外部より直接手でつかみ取る仁とができるように
なっている。すなわち、この係員補給回収部23は、筐
体1の外部に露出しているか、もしくは筐体1に容易に
開閉できる扉を設け、この扉を開けて紙幣をつかみ取る
ことができるように構成されておシ、紙幣の回収動作の
途中に新たな回収用紙幣が送られて来ても、羽根車24
aにより収納する方法をとることによって装置の運転を
中断することなく回収作業を行うことができる。
一方、紙幣の補給に際しては、羽根車24aを前述した
羽根車24bの場合と同様にホームポジションに退避さ
せた後、吸引ドラム25aと紙幣受け40との間に各金
種が入シ混った補給用の紙幣を一括して投入し、その後
吸引ドラム25&を回転させて紙幣を1枚づつ分離給送
する。
ここで、補給用の紙幣を吸引ドラム25&と紙幣受け4
0との間に紙幣を投入する作業中、回収用の紙幣が搬送
されてきたとき、羽根車24&がホームポジションから
進出してきて集積動作を行うと、係員にとって危険なこ
とになる。
そのため、本実施例では係員補給回収部23に図示しな
いアクセスカバーを設け、係員が作業を行う際このアク
セスカバーの開く動作を検出手段により検出し、検出手
段が作動している間に回収用の紙幣が搬送路22により
搬送されてきた場合は、この回収用の紙幣がリジェクト
用収納箱29内に収納されるようにして、前記係員の危
険を回避できるようにしている。
次に第6図により筐体の背面に設けられた係員操作パネ
ルの構成及び機能について説明する。
図において41は係員操作パネルで、以下に述べる表示
器及びファンクションキーを有している。
すなわち、42は電源の0N10FFの切替を行うスイ
ッチ、43は障害発生表示器で、この障害発生表示器4
3は装置内に障害が発生すると、その障害内容を7セグ
メン)IJDによりェラ一番号で表示するように構成さ
れている。
44は係員が障害発生に対応した行動ができるように文
言によって表示する文言表示器で、ここでは液晶ディス
プレイが用いられている。
45は紙幣位置表示器で、この紙幣位置表示器45は装
置内における紙幣がどこに存在しているか、その概略位
置を複数設けた発光ダイオード46の点灯により表示す
るように構成されている。
47はリセットキーで、装置内に発生した障害の原因を
取除いた後、このリセットキー47を押下することで装
置を正常な状態に復旧させることができる。
48はテンキ一部で、複数のファンクションキー49を
有しておシ、該ファンクションキー49の押下により業
務内容の指定を行うことができる。
また、このテンキ一部48は、第3図に示す各収納箱2
6〜28内に収納する各金種の紙幣の数量を設定する設
定手段としても機能するようになっている。
次に、第1図に示す機能ブロック図により、本発明の回
路構成について説明する。
図において50は主制御部で、この主制御部50により
係員操作パネル制御部51.搬送路制御部52、搬送紙
幣検知部532紙幣カウント枚数記憶部54.及び紙幣
鑑別部1B(第3図参照)が制御され、る。
前記係員操作パネル制御部51は、ドライバ55を介し
て前記文言表示器44に所定の表示を行うと共に、テン
キ一部48のファンクションキー49が押下されたこと
を検知する機能を有しておシ、また搬送路制御部52は
、複数のドライバ56aを介して複数の搬送路駆動手段
5Tにより、複数の搬送ベルト等から成る第3図に示す
搬送路22等を駆動すると共に、複数のドライバ56b
を介して第3図に示す切替ブレード31!L〜31gを
駆動する機能を有している。
また、搬送紙幣検知器53は、前記搬送路22を搬送さ
れる紙幣を検知する検知手段58からの微小信号を増幅
アンプ59を介して増幅することにより、紙幣が検知手
段58の位置を通過したことを検知するもので、この検
知手段58は発光素子58aと受光素子58bとで構成
され、第3図では示していないが搬送路22の所定の位
置に配置されている。
そして、紙幣カウント枚数記憶部54は、前記搬送紙幣
検知部53からの検知信号により、検知手段5Bを通過
した各金種別の紙幣の枚数、n万。
n千、n1千、及びnリジェクトをそれぞれカウントし
ながら記憶し、l取引終了毎に主制御部50からのリセ
ット信号により前記紙幣の記憶枚数をクリアするように
なっている。
更に、紙幣鑑別部18は、例えば複数の発光素 −子6
0mと複数の透過光受光素子60b及び複数の反射光受
光素子60cとで構成される光学的紙幣鑑別手段60か
らの微小信号、つまシ前記発光素子60aから発せられ
る光のうち、被鑑別紙幣61を透過した光を検知する透
過光受光素子60bからの出力信号、及び被鑑別紙幣6
1で反射した光を検知する反射光受光素子60cからの
出力信号を、それぞれ増幅アンプ62.63を介して検
知し、これら複数の検知信号により被鑑別紙幣61が正
常であるか否がろまシ真偽の鑑別、金種の鑑別、折曲り
等のある損券か否かの鑑別等を行う機能を有している。
次に上述した構成及び機能を備えた本発明による貨幣自
動処理装置の作用を、取引毎に順を追って説明する。
(1)  始業時の紙幣補給処理 朝の始業時には、金融機関の係員により第6図に示すス
イッチ42がONにされ、各金種の紙幣が一括して係員
補給回収部23に投入される。
このとき、係員補給回収部23の羽根車24aはホーム
ポジションに退避し、また各収納箱26〜28に対応す
る羽根車24b〜24dはホームポジションより紙幣の
収納が可能な位置に移動するO その後、係員補給回収部23に投入された紙幣は吸゛引
ドラム25&によって1枚づつ分離給送され、紙幣鑑別
部18を通って金種2表裏等の鑑別が行われた後、表裏
反転部20を経て前述した収納手順で金種別に収納箱2
6〜28に収納される。
つまり、係員は紙幣を各金種別に振分けて、それぞれ該
当する収納箱26〜28に補給する必要がなく、一括し
て紙幣を係員補給回収部23へ投入するだけで、始業時
における紙幣の補給を迅速に行うことができる。
(2)  入金取引 預貯金等の入金取引の場合には、顧客は第2図に示す装
置正面の取引選択キー8を押下して入金取引を選択し、
持参したカードまたは通帳、あるいはその両者を通帳挿
入返却口2.カード挿入返却口3に挿入する。
装置内では挿入されたカードまたは通帳の磁気ストライ
プ情報の読取シが行われ、図示しないセンタ装置とオン
ラインで交信して、取引の有効性が確認されると第3図
に示す入出金口12のシャッタ13が開かれ、装置は顧
客からの紙幣の投入を待つ。
ここで、入出金口12に顧客から紙幣が一括投入される
と、投入された紙幣は回転部14のガイド板15a、1
5b間に取込まれて保持され、回転部14が一定角度回
転した後分離給送部16へ放出される。この間シャッタ
13は閉じられる。
この分離給送部16において紙幣は吸引ドラム17によ
り1枚づつ分離されて紙幣鑑別部18へと送られ、該紙
幣鑑別部18で前述した各鑑別が1枚づつ順次行われる
この鑑別によって真券と鑑別された紙幣は絵柄、 を揃
えるため、絵柄が正方向ものは表裏反転部20の非反転
通路21aへ送られ、一方、絵柄が逆方向のものは切替
ブレード31aの切替により反転通路21bへ送られて
、進行方向の前後の逆転つまり表裏反転される。
こうして、真券と鑑別された紙幣は絵柄の方向を揃えて
搬送路22に送られ、それぞれの金種に応じて切替ブレ
ード31e〜31gにより振分けられて各収納箱26〜
28へと送られ、それぞれの開口部へ羽根車24b〜2
4dによって前述した如く一時的に収納される。つまり
、万円紙幣は収納箱26の開口部へ、千円紙幣は収納箱
27の開口部へ、また、1千円紙幣は収納箱28の開口
部へそれぞれ収納される。
一方、紙幣鑑別部1Bで真券ではないと鑑別された紙幣
は、表裏反転部20の非反転通路21mを通過した後、
搬送路22を経て集積部30に送られ、予じめ水平の状
態で待機している回転部14のガイド板15a、15b
間に取込まれる。そしてこの回転部14が一定角度回転
した後、シャッタ13が再び開いて、前記紙幣が入出金
口12から顧客へ返却される。
ここで顧客は、返却された紙幣を再度入出金口12に投
入するか、もしくは前記鑑別により確認され操作誘導表
示部Tに表示された金額のみを入金するか等の判断を行
い、前記操作誘導表示部Tの指示に従って確認キー10
を押下するか、返却された紙幣を再投入して前述の工程
を繰返し、その後確認キー10を押下する。
確認キー10が押下されると、各収納箱26〜28に設
けられた紙幣受は及び前後の両紙前押えが第4図で説明
したと同様に作動し、前記の如く一時的に収納された紙
幣が収納箱26〜28内にそれぞれ収納される。
尚、顧客が確認キー10を押下せず、取消キー11を押
下した場合は、収納箱26〜28の開口部にそれぞれ一
時的に゛収納されている紙幣が吸引ドラム25b〜25
dにより分離給送され、前記集積部30及び回転部14
を経て入出金口12から顧客へ返却される。
これらの処理の後、顧客が取引の成立を選択すると、第
1図に示す主制御部50はセンタ装置と交信し、入金処
理をして通帳に記帳印字が行われ、通帳及びカードが通
帳挿入返却口2及びカード挿入返却口3からそれぞれ顧
客に返却される。
以上で入金取引の動作は終了するが、本実施例では顧客
により投入された紙幣が収納箱26〜28に収納される
までの過程で、紙幣鑑別部18の鑑別結果及び第1図に
示す搬送紙幣検知部53の紙幣検知結果に基づいて、そ
の取引の入金紙幣の金種別の数量、及び出金用として後
述する始業時に各収納箱26〜28内に収納した紙幣の
金種別の数量つまり枚数が紙幣カウント枚数記憶部54
に記憶されると共に、更にこの紙幣カウント枚数記憶部
54により、上述したl取引分の入金紙幣の枚数が加算
されてその累計の金種別の入金枚数、及び出金用として
各収納箱26〜28に収納した紙幣の金種別累計枚数が
記憶さnる。
(3)入金取引 支払い等の出金取引の場合には、顧客が取引選択キー8
を押下して出金取引を選択すると共に、テンキー9等に
より出金紙幣の金種2枚数を指定し、また持参したカー
ドあるいはカードと通帳を通帳挿入返却口2及びカード
挿入返却口3へ挿入する。
装置内では、挿入されたカードまたは通帳の磁気ストラ
イプ情報の読取シが行われ、センタ装置とオンラインで
交信して取引の有効性が確認されると、第4図で説明し
たと同じ動作で収納箱26〜28から指定金種;枚数の
紙幣が順次1枚づつ分離給送され、搬送路22に送出さ
れる。
こうして搬送路22に送出された紙幣はこの搬送路22
の所定位置に設置された光学的検知手段、つまシ第1図
に示した発光素子58a及び受光素子58bから成る検
知手段58によって大きさや透過光量等が検出される。
これにより紙幣の金種や重送等の簡易チェックが行われ
ると共に、指定された金種が指定された枚数給送された
ことを確認し、その後これらの紙幣は集積部30に一時
集積され、図示しない伝票発行部から搬送路32を介し
て送られてくるレシートと共に回転部14を経て入出金
口12から顧客へ支払われる。
尚、前記検知手段58等によって紙幣の重送や異常が検
出された場合、これらの紙幣は搬送路制御部52により
ドライバ56bを介して駆動される切替ブレード31c
の動作によりリジエクト用収納箱29へ案内され、収納
される。
さて、前記のようにして各収納箱26〜28から取出さ
れた出金紙幣が顧客に支払われた後、入出金口12のシ
ャッタ13が閉じ、そして記帳印字後の通帳及びカード
が顧客に返却されることで出金取引は終了するが、出金
紙幣が顧客に支払われるまでの過程で、搬送紙幣検知部
53の紙幣検知結果に基づいて、その取引の出金紙幣の
金種別の枚数が紙幣カウント枚数記憶部54に記憶され
る。そして更にこの紙幣カウント枚数記憶部54により
、前記したl取引の出金紙幣の枚数が加算されて累計の
金種別の出金枚数が記憶されると共に、前述した入金時
において、出金用として用いるために各収納箱26〜2
Bに収納された紙幣の金種別の累計枚数から出金した枚
数が減算されて記憶される。
この記憶内容は、次に述べる始業時に金融機関の係員に
よって収納箱26〜28に収納された紙幣の枚数から累
計されているので、入金時に出金用として収納した枚数
よりも出金枚数の方が多い場合でも負の値になることは
ない。
尚、紙幣カウント枚数記憶部54は、前記リジェクト用
収納箱29内に収納した回数についても、l取引分及び
累計回数を記憶するようになっている。
(4)紙幣の補給及び回収 本貨幣自動処理装置によるATMを操作する係員は、始
業時に第6図に示す係員操作パネル41に設けられたテ
ンキ一部48のファンクションキー49を選択的に押下
することにより、紙幣カウント枚数記憶部54に各金種
毎の最大収納枚数を任意に設定する。
主制御部50は、このように係員によりセットされた金
種毎の最大収納枚数と、紙幣カウント枚数記憶部54に
記憶された前述の金種毎の累計収納枚数とを比較するこ
とにより、以下の制御を行うO (、)  前記の如く設定された最大収納枚数が累計収
納枚数よりも大きい場合は、その差が予じめ設定した値
、すなわちl取引に許容される最大取引量を基準とした
枚数、例えば100枚を越えたとき、係員に該当金種の
紙幣の補給を要求するために、係員操作パネルあるいは
、装置後方に別設されたモニタ盤にその旨を表示して報
知する。
この報知を認識した係員は係員補給回収部23により不
足金種の紙幣を挿入し、収納箱26〜28の該当するも
のに補給する。
両者の差が設定値以下の場合、つまp 100以下の場
合は紙幣の補給の要求は行われず、そのまま運転が続行
される。
(b)  一方、累計収納枚数が設定された最大収納枚
数よりも大きくなった場合、収納箱26〜28の該当す
るものから出金動作を行って紙幣を係員補給回収部23
に転送する。すなわち、満杯となった収納箱26,2γ
または2Bから係員補給回収部23へ余剰紙幣が転送さ
れ、これが係員操作パネル41、モニタ盤あるいはブザ
ー等によって係員に報知される。
この報知を認識した係員は、任意の時間に係員補給回収
部23から余剰紙幣を回収する。従ってこの回収紙幣を
他の用途に運用して、資金効率の向上を計ることが可能
となる。
尚、本実施例では前記の如く係員によって係員補給回収
部23に投入されん補給用の紙幣は、顧客の人出金取引
が行われている間はこの係員補給回収部23にとどめて
おき、人出金取引の直接紙幣に対する処理が終了して、
次の顧客の紙幣に対する処理が開始されるまでの間、例
えば通帳記帳、カードの返却、次の顧客のキー操作、カ
ードの挿入、通帳の挿入等に要する時間つまり装置の空
時間に係員補給回収部23から補給用の紙幣を各収納箱
26〜28へ給送して収納させるようにしておシ、また
各収納箱26〜28が満杯になったときの余剰紙幣の回
収についても、前記装置の空時間を利用して係員補給回
収部に回収するようにしている。すなわち、係員が任意
の時間に紙幣の補給及び回収を行えるようになっている
また、前述した最大収納枚数の設定は、朝の始業時に限
られるものではなく、業務の推移に従って任意に設定す
ることができる。
(5)終業時の紙幣回収処理 終業時に資金の締上げを行うため、装置内の現金を回収
する必要がある。
この場合、各収納箱26〜28内にそれぞれ収納されて
いる各金種の紙幣を吸引ドラム25b〜25dによって
順次分離給送され、給送された紙幣を羽根車24aによ
り係員補給回収部23に集積される。
係員は、各収納箱26〜28の紙幣がすべて係員補給回
収部23に集積された後、この集積された紙幣及びリジ
ェクト用収納箱29内に収納された紙幣を回収すること
で、装置内の紙幣をすべて回収することができる。その
後、スイッチ42をOFFにし、装置の運転が停止され
る。
尚、ATMの設置場所から勘定元方金庫までの運搬経路
が長い場合は、上述した紙幣の補給及び回収時における
運搬途中の保安上の問題から、係員補給回収部23t−
筐体1に対して着脱自在な金庫構造にするとよい。つま
シ係員補給回収部23を収納箱26〜28と同様の構造
にするとよい。
以上、本発明による貨幣自動処理装置の一実施例につい
て述べたが、本発明はこれに限られるものではなく、例
えば預貯金等の入金のみを取扱う入金専用機、あるいは
支払い等の出金のみを取扱う出金専用機等においても適
用可能であり、また取扱い金種も万円、天子円、千円の
3種類に限定されるものではなく、例えば万円紙幣のみ
を取扱う簡易型出金機等にも有効である。
また、取扱う貨幣は紙幣に限られるものではなく、硬貨
の場合も同じであシ、紙幣と硬貨を同時に扱う貨幣自動
処理装置についても適用可能である。
更に、上述した実施例では各金種の収納箱内の紙幣の過
不足を係員操作パネル等により報知し、これを認知した
係員が紙幣補給回収部から紙幣の補給、または回収を行
うようにしているが、以下のように構成することも可能
である。
例えば遠方に設置された現金集中管理金庫と係員補給回
収部との間にベルトコンベアあるいはりニアカー等を設
けることにより、自動的に紙幣の補給または回収を行う
ようにしてもよい。
このように機械により自動的に紙幣の補給9回収を行う
ようにすれば、各収納箱内に予じめ収納して準備してお
く紙幣の量を少なくしておき、現金集中管理金庫に一括
して貯留した紙幣を複数台のATMで効率よく回転使用
することができることになシ、特に人手を介することな
く資金効率のよい運用が可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、金種別に貨幣を収納する
収納箱の最大収納数量を任意に設定する設定手段と、こ
の設定手段により設定した最大収納数量と入金貨幣の数
及び出金貨幣の数量を金種別に累積記憶する記憶手段と
、装置の運用に拘わりなく任意の時間に貨幣の補給や回
収を行うことができる係員補給回収部と、報知手段とを
設けて、前記記憶手段により累積記憶した貨幣の入出金
の数量より各収納箱内に現存する貨幣数量を演算記憶す
ると共に、この数量と前記任意に設定した最大収納数量
とを比較すること−より、前者が大きい場合はその差の
分だけ貨幣を収納箱から係員補給回収部へ転送すると共
に、これを報知手段によって係員に報知し、また後者が
大きい場合は、これを報知手段により係員に報知して係
員補給回収部から貨幣の補給を行うようにしているため
、出金取引のために各収納箱内に収納しておく貨幣つま
り滞留紙幣を最小限に抑えることができ、これにより資
金効率の向上を計れるという効果が得られると共に、業
務時間中に装置の運転を中断することなく、人出金取引
を常時継続して行うことができるので、顧客に迷惑をか
けることもなくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による貨幣自動処理装置の一実施例を示
す機能ブロック図、第2図は本発明の貨幣自動処理装置
によるATMの外観を示す斜視図、第3図はその主要部
の内部構造を概略的に示した側面図、第4図÷−軛は第
3図における収納箱へ□の貨幣の収納と該収納箱からの
貨幣の分離給送及び取引の取消時の動作を説明するため
の動作工程図、第5図は第1図における係員補給部の機
能を説明するための斜視図、第6図は第2図に示すAT
Mの背面操作パネルを示す図である。 1:筐体 12:入出金口 16:分離給送部18:紙
幣鑑別部 22:搬送路 23:係員補給回収部 24
a〜24d:羽根車 25a〜25d:吸引ドラム 2
6〜28:収納箱 29:リジェクト用収納箱 30:
集積部 40:係員操作パネル 44:文言表示器 4
8:テンキ一部49:ファンクションキー 50:主制
御部51:係員操作パネル制御部 52:搬送路制御部
 53:搬送紙幣検知部 54:紙幣カウント枚数制御
部 58:検知手段 60:光学的紙幣鑑別手段 特許用 願人  沖電気工業株式会社 代理人  弁理士  金 倉 喬  二@ 1 I 輔2− 麺4 声 @ 6−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、貨幣の投入や払出しを行う入出金口と、貨幣が正常
    であるか否か及び貨幣の金種等を鑑別する鑑別手段と、
    各金種毎に貨幣を収納する複数の収納箱とを備え、入出
    金口より投入され正常と鑑別された入金貨幣を出金用と
    して金種別に収納箱に収納する貨幣自動処理装置におい
    て、各収納箱における貨幣の最大収納数量を任意に設定
    する設定手段と、 該設定手段により設定された最大収納数量、入金貨幣の
    数量、及び出金貨幣の数量をそれぞれ金種別に累積記憶
    する記憶手段と、 装置の運転中任意の時間に貨幣の補給及び回収を行うこ
    とができる係員補給回収部と、 係員に所定の報知を行う報知手段とを設け、前記記憶手
    段により累積記憶した貨幣の入出金の数量から各収納箱
    内に現存する貨幣の数量を演算記憶し、この数量と前記
    任意に設定された最大収納数量とを比較して、前者が後
    者より大きい場合は、その差の分だけ貨幣を該当する収
    納箱より係員補給回収部へ転送すると共に、これを報知
    手段により係員に報知し、 また、後者が前者より大きい場合は、これを前記報知手
    段により該当貨幣の補給を行うように前記係員に報知す
    ることを特徴とする貨幣自動処理装置。
JP60007480A 1985-01-21 1985-01-21 貨幣自動処理装置 Granted JPS61168087A (ja)

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