JPS61164993A - 油槽所用出荷管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明はガスパージ装置と給油装置とを設けた油槽所用
の出荷管理装置に関する。

「従来技術」 周知の如く油槽所では各種の油すなわちレギュラガソリ
ン、ハイオクガソリン、灯油、軽油等を取扱っており、
ローリの各ハツチに油種毎に給油している。しかしなが
ら、ローリの各ハツチは油種を定めておくことはできず
、しばしば前回の油種と異なる油を給油する場合が生ず
る。かかる場合、通常レギュラガソリンとハイオクガソ
リンのグループおよび灯油と軽油とのグループとに分け
、各グループ内ではハツチのガスパージを行われていな
いが、グループが異なる場合、例えばガソリンの後に灯
油を給油する時はローリのハツチのガスパージを行わね
ばならない。その理由はガソリンの次に灯油を給油した
場合、ガソリン蒸気が稀薄されて引火しやすくなったり
、少量でも混入により危険の場合があるからである。

しかしながら、従来技術では、どのハツチにどの油種の
油がはいっていたかは前回の伝票を照合しなければなら
ず、面倒であり、すべて作業員の判断で行っていたので
、正確ではなかった。したがって安全のためにはすべて
のハツチをガスパージするのが好ましいが、これでは作
業能率が悪くなる。

［発明の目的］ したがって本発明の目的は、作業員の記憶や判断にたよ
ることなく、給油作業に際してガスパージを行うべきハ
ツチは必ずガスパージ作業を行うようになっている油槽
所用出荷管理装置を提供するにある。

［発明の構成］ 本発明によれば、ガスパージ装置と、給油装置とを設け
た油槽所用の出荷管理装置において、ローリの各ハツチ
毎の積荷油種を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶
された前回の積荷油種と今回の積荷油種との同異を判別
する判別手段と、該判別手段による判別が異油種の場合
にガスパージの必要性を判断する判断手段と、判断結果
をガスパージ装置に出力し、ガスパージ装置からのパー
ジ終了信号をもって給油装置による給油を許可する積荷
許可手段とを備えている。

［発明の作用効果］ したがって、各ハツチ毎に記憶されている油種に関し、
前回のものと今回給油しようとづるものと判別し、異油
種であると判断した場合はガスパージ装置で、ガスパー
ジを行ったものでなければ積荷ができないので、混合し
てはならない油種を給油することはない。それ故にガソ
リン蒸気が稀薄して引火°しやすくなるという危険が生
ずることがない。

［実施例１ 第１図は本発明を実施した油槽所を示す平面図であって
、油槽所への出入口Ｇの付近には事務所０が設けられ、
そして油槽所への敷地内にガスパージ装置１と適数の給
油装＠２ａ、２ｂ・・・が設けられている。ガスパージ
装置１にはガスパージ管１６が設けられ、そのガスパー
ジ管１６にはハツチセンサ６ｇが取付けられており、さ
らにガスパージ装置１にはガスパージ制ｍ＋装置３が設
置されている。給油装置２ａおよび２ｂは実質的に同じ
ものであり、その側方はそれぞれ給油エリアＡａ１Ａｂ
となっている。したがって給油装置２ａについてのみ説
明し、給油装＠２ｂに関する説明は省略する。給油装置
２ａはラック４を協え、そのラック４上には各油種に応
じたローディングアーム５ａないし５ｄが設けられ、例
えばローディングアーム５ａはレギュラーガソリンを、
ローディングアーム５ｂはハイオクガソリンを、ローデ
ィングアーム５ｃは軽油を、モして口°−ディングアー
ム５ｄは灯油を、それぞれ給油するものとする。そして
これらの各ローディングアームには、それぞれハツチセ
ンサ６ａ〜６ｄが取付けられており、また各ローディン
グアームからの給油量を表示する表示計７ａ〜７ｄが見
やすい位置に設けられている。さらにラック４には給油
制御装置８が設けられている。

事務所Ｏに設置した出荷制御装置９とガスパージ装置１
に設けたガスパージ制御装Ｈ３とラック４に設けた給油
制御装置８とは信号ラインＬ１によって互いに連結され
、シリアル伝送が可能になっている。

ハツチセンサ６ａ〜６ｄおよび６ｇはそれぞれローリの
ハツチ番号を検出するものであり、ハツチ番号およびハ
ツチセンサーの取（−Ｊ　４〕られているローディング
アームの油種番号に応じた信号を発するものである。

第２図は本発明を実施したガスパージ装置１によってロ
ーリのハツチのガスパージを行っている所を示している
。図示の例ではガスパージエリアＡｇに停車しているロ
ーリＲは３つのハツチＨ１、Ｈ２、Ｈ３を有している。

各ハツチＨ１、Ｈ２、Ｈ３はそれぞれその上部にハツチ
口１０ａ、１０ｂ、１０ｃを有し、そしてさらに各ハツ
チ毎にハツチ被センサｌｌａ、Ｉｌｂ、１１ｃを有して
いる。

他方ガスパージ装置１は基台１２を備え、基台１２上に
ガスパージＩ制御装置３が立設されており、このガスパ
ージ制御装置３にはカードリーダ１３およびその他の操
作ボタン１４が設けられている。

さらに基台１２にはブロワ１５が設置され、その吸込口
にはガスパージ管１６が接続されている。

ガスパージ管１６の先端はハツチ口に挿入されるように
なっている。またガスパージ管１６の途中にはガス濃度
検知器１７が設けられている。

プロワ１５の吐出管１８は安全な場所まで伸びて開口し
ているか、又は図示しないガス処理装置に連結されてい
る。ガスパージ管１６には始動スイッチ１９およびハツ
チセンサ６ｇが取付けられている。図示の例ではハツチ
被センサ１１ｂがハツチセンサ６ｇに接続されており、
ハツチＨ２のガスパージを行う所が示されている。油槽
所Ａに入るローリの各ハツチは空であってもベーパは充
満しているので、そのベーパを抜き取って空気または不
活性ガスと置換するものである。

第３図は本発明を実施した給油装置２ａを示し、第２図
においてガスパージを行ったローリＲが給油をしている
所が示されている。図面ではハツチＨ２に給油しようと
している。

ラック４には給油Ｍ御装置８が立設されており、その給
油制御装置８にはカードリーダ２１および必要な操作ボ
タン２２が設けられている。

図示しない給油ポンプから油を送られる給油管２５は流
量計２６と制御弁２７とを介してローディングアーム５
ａに接続されている。そして流量計２６に設けた流量パ
ルス発信器２８からの信号によって給油量が表示計７８
に表示されるようになっている。この給油系統は第１図
に示したように１つのラック４に対して複数（例えば４
系統）設けられている。図中符号２９は始動スイッチを
示し、ローリＲのハツチＨ２のハツチ被センサ１１ｂが
ハツチセンサ６ａに接続した所が示されている。　次に
第４図および第５図（イ）、（０）、（ハ）を参照して
作動を説明する。

事務所Ｏにおいて、各ローリＲに対する出荷データはあ
らかじめ出荷制御装置９の記憶手段９ａにキーボード３
０で入力しておき、運転者には固有のカードを渡してお
く。出荷制御装置９は前記キーボード３０の他にカード
リーダ３１、プリンタ３２、ディスプレイ３３、さらに
外部メモリーであるフロッピー３４等を有している。

ローリＲが入重し、運転者のカードを事務所Ｏの出荷制
御装置９のカードリーダ３１に読ますとカードデータが
入力する（ステップ８１　）。

出荷制御装置９は記憶手段９ａおよび判別手段９ｂ、判
断手段９Ｃ１積荷許可手段９ｄを有しく第４図）、カー
ドデータよりこのカードを有するローリの前回の積荷と
今回の積荷データとを記憶手段９ａからとり出して判別
手段９ｂで各ハツチの油種の相違を判断し、次に判断手
段９Ｃでガスパージの要否を判断する。そして積荷デー
タと判断結果をプリンタ３２に出力し伝票が発行される
（ステップ３２）。この伝票には前回の積荷データと比
較してガスパージが必要なハツチには例えば印が付され
ている。そこで伝票を持ってガスパージでエリアＡＱに
停車し、アース５０をしガスパージ制御袋ｗ３のカード
リーダ１３にカードを読ます（ステップＳ３）。すると
制御袋Ｗ３はカードデータを事務所０の出荷制御袋＠９
にラインＬ１を介して送り（ステップ８４）出荷制御装
置９はこの信号を受け（ステップＳ５）、ガスパージを
必要とするハツチのデータをガスパージ制御装置３に送
る（ステップ８６）。ガスパージ制御装置３はこの信号
を受け（ステップＳ１）、ガスパーシャ３５の１ＩＩＪ
ｒｎを行う（ステップＳａ＞。

運転者は伝票を見て、管１６をガスパージの必要なハツ
チ（例えばＨ２）に挿入し、ハツチセンサ６ｇに゛被ハ
ツチセンサ１１ｂを連結する。そして始動スイッチ１９
を押す。そして制御装置３が正しいハツチのガスパージ
であると判断するとプロワ１５が回転し、一定時間（例
えば２分）経過して、ガス濃度検知１１７からの信号が
一定濃度以下であることをガスパージ！１３１１１ｖｔ
置３が検知してプロワを停止する。このようにしてガス
パージ装置１の制御が行われる。なお、第４図において
ガスパージ装置１とはプロワ１５、始動スイッチ１９、
ガスＳ度検出器１７等を含むこれらの装置全体を意味し
ている。

ガスパージすべきハツチが他にあれば、同様にしてパー
ジ作業を行う。ガスパージが終了したならば（ステップ
Ｓ９）、ガスパージ制御装置３は出荷制御装置９にガス
パージ終了信号を送る（ステップ３　ｉｏ）。これでガ
スパージｔＩＩｌＩＩｌ装置３の作動は終了する（エン
ド）。

出荷＄１１６１１装置９は必要とするすべてのハツチの
ガスパージ作業が終了したこと（すなわちステップ８１
０）の信号をガスパージ制御装置３から受ける（ステッ
プＳ　１１）。そして給油エリア（例えばＡ　Ｉ）にロ
ーリを移動する。なお、ガスパージすべきハツチのない
場合は直接給油エリアに停車する。

給油エリアにおいて、運転者はアース５１をし給油制御
装置８のカードリーダ２１にカードを読み込ます（ステ
ップ５１２）。すると給油制御装置８はそのカードデー
タを事務所Ｏの出荷制御装置９に送り（ステップ５１３
）、出荷制御装置９が給油制御袋Ｍ８からカード信号を
受けると（ステップ３１４）、出荷制御装置９の積荷許
可手段９ｄはそのローリのハツチがガスパージ作業が終
了したか否かを判断しくステップ８１５）、終了してい
ない場合は（ステップ８１６）報知機５２が作動する。

この場合は給油不可である。終了している場合は、該ロ
ーリＲの給油データを給油制御装置８に送る（ステップ
５１７）。給油１１御装置８が給油データを受けると（
ステップ８１８）、給油制御装置８は給油装置２ａの給
油制御を行う（ステップ５１９）。

運転者は伝票を見てローディングアームをハツチに挿入
し、ハツチセンサ６ａに被ハツチセンサ１１ｂを連結し
、スタートスイッチ２９を押す。そして、副１ｍ装置８
が油種とハツチが正しいと判断すると、給油作業が行わ
れる。このようにして給油装置２ａの制御が行われる。

第４図において給油装置２ａは制御弁２７、流量計２８
、表示計７ａ１スタートスイツチ２９等を含んでいる。

全てのハツチの給油作業が終了したならば（ステップ５
２０）、給油制御装置８は給油終了データを出荷制御装
Ｍ９に送り（ステップ８２１）、給油制御装置の作業は
終了する（エンド）。出荷制御装置９が給油終了信号を
給油１１１ｍｌ装置８がら受けたならば（ステップ５２
２）、出荷制御装置９は給油データを外部記憶装置に記
憶しくステップ５２３）、作業が終了する（エンド）。

給油作業が終了したならば運転者はアースを外して出車
する。

なお、本実施例ではローリの前回の積荷のデータを出荷
制御装Ｍ９の記憶手段９ａより取出すようにしているが
、カードリーダ３１を書込可能なカードリーダエンコー
ダにしておき、ローリの前回の積荷のデータをカードよ
り取出し、今回の積荷データをカードに書込むようにし
て、カードを記憶手段に用いてもよい。

［まとめ］ 以上の如く、本発明によれば、ガスパージが終了しない
場合は、給油されないので、運転者は必ず伝票に従って
ガスパージ作業を行うので、例えばガソリン蒸気が稀薄
され引火しやすくなることがなく、安全である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施した油槽所の平面図、第２図は本
発明を実施したガスパージ装置の側面図、第３図は本発
明を実施した給油装置の側面図、第４図は本発明を実施
したＩＩＪ御装置ｉｆ！（コンピュータ）のブロック図
、第５図（イ）は出荷制御装置のフローチャートを示す
図、第５図（ロ）はガスパージ制御装置のフローチャー
トを示す図、第５図（ハンは給油１ｉＩＪ　ａ装置のフ
ローチャートを示す図である。 １・・・ガスパージ装置　　　２ａ、２ｂ・・・給油装
置　　３・・・ガスパージ制御装置　　８・・・給油制
御袋＠　　９・・・出荷制御装置９ａ・・・記憶手段　
　９ｂ・・・判別手段９Ｃ・・・判断手段　　９ｄ・・
・積荷許可手段　　Ａ・・・油槽所　　Ｒ・・・ローリ
　　Ｈｌ　、Ｈ２、Ｈ３・・・ハツチ 特許出願人　　　　出光興産株式会社 １１ｇ２１１ 第３図 手続補正書く方式） 昭和６０年５月８日 特許庁長官　　志　賀　　　学　殿 １、　事件の表示　　　特願昭６０−０００００９号２
、　発明の名称 油槽所用出荷管理装置 ３、　補正をする者 事件との関係　　出願人 住　所　　東京都千代田区丸の内三丁目１番１号名　称
　　　　出光興産株式会社　他１名代表者　出光紹介 ４、　代理人〒１０５ 住　所　　東京都港区西新橋２丁目１３番３号５、　補
正命令の日付 昭和６０年４月１０日　　（発送日、４月３０日）６、
　補正の対象　　　　　明細書中国面の簡単な説明の欄
７、　補正の内容 （１）　明細書第１３頁下から３行目より同第１４頁第
２行の「第５図（イ）は・・・・・図である。」を「第
５図は本発明を実施するフローチャートの図である。」
と補正します。 手続補正書 昭和６０年５月８日 特許庁長官　　志　賀　　　学　殿 １゜　事件の表示　　　特願昭６０−０００００９号２
、　発明の名称 油槽所用出荷管理装置 ３、　補正をする者 事件との関係　　出願人 住　所　　東京都千代田区丸の内三丁目１番１号名　称
　　　　出光興産株式会社　他１名代表者　出光紹介 ４、　代理人〒１０５ 住　所　　東京都港区西新橋２丁目１３番３号５、　補
正命令の日付　　　自発補正 ６゜　補正の対象　　　　　明ｌ［書中発明の詳細な説
明の欄７、　補正の内容 （１）　明細書第８頁第９行〜第１０行の「次に第４図
および第５図（イ）、（ロ）、（ハ）を参照して作動を
説明する。」を「次に第４図および第５図を参照して作
動を説明するが、第５図において、（イ）は出荷ＩＩＪ
ｉｌｌ装置のフローチャトを示し、（ロ）はガスパージ
制御装置のフローチャートを示し、そして（ハ）は給油
制御装置のフローチャートを示している。」と補正しま
す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ガスパージ装置と、給油装置とを設けた油槽所用の出荷
   管理装置において、ローリの各ハッチ毎の積荷油種を記
   憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された前回の積荷
   油種と今回の積荷油種との同異を判別する判別手段と、
   該判別手段による判別が異油種の場合にガスパージの必
   要性を判断する判断手段と、判断結果をガスパージ装置
   に出力し、ガスパージ装置からのパージ終了信号をもっ
   て給油装置による給油を許可する積荷許可手段とを備え
   たことを特徴とする油槽所用出荷管理装置。