JPS61164936A - ラベル貼付機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ラベル貼付機に関する。

従来の技術 近年、ＰＯＳ化の発展に伴い、ラベルには計量値、品名
等とともにバーコードも印字する傾向にある。このよう
に印字されたラベルをラップされた品物の表面にラベル
貼付機で貼付して販売し、レジにおいてスキャナでバー
コードを読取るときには品物を裏返して読取るようにし
ている。ところが、品物によっては、例えば刺身や味付
向などでは品物を裏返すと形がくずれたり肉汁が落ちる
ことにより商品価値が低下してしまう、このような品物
については、表側には品名等を印字した客用のラベルを
貼付し、裏側にバーコードを印字したラベルを貼付して
そのままスキャナで読み取れるようにする必要がある。

そのため、表面貼付用のラベル貼付機とは別個に裏面貼
付用のラベル貼付機を設けたものがある。

ここに、ラベル貼付機において重要なのは、ラベル貼付
の信頼性である。特に、裏面貼付用のラベル貼付機にあ
っては、ラベルが貼付されたか否かの確認が難しく、か
つ、ラベル貼付後における品物の搬送中にこのラベルが
剥がれてしまう心配があり、より確実なラベル貼付手段
が必要になる。

この点、従来にあっては、第８図に示すローラ方式と第
９図に示すエアージェット方式とが一般的である。まず
、第８図に示すローラ方式にあっては、ローラ１により
支持された前段ベルトコンベア２とローラ３により支持
された後段ベルトコンベア４とにより品物５を搬送する
訳であるが、両ベルトコンベア２，４間に間隔を持たせ
て裏面貼付位置６とし、プラテンローラ７、サーマルヘ
ッド８により印字され剥離板９により台紙１０から剥離
されたラベル１１をこの裏面貼付位置６に進出させ、品
物５の裏面に貼付させるものである。

一方、第９図のエアージェット方式にあっては、ローラ
１２により支持されたベルトコンベア１３が左右（搬送
方向に直交する方向）に並列に設けられ、剥離板１４に
より台紙１５から剥離されたラベル１６を保持体１７に
おけるエアーボックスの負圧により吸引保持し、品物１
８がこの保持体１７の直上にきたとき負圧より大きいエ
アーコンプレッサによる正気圧にてこのラベル１６を品
物１８の裏面に吹付けて貼付するものである。

発明が解決しようとする問題点 前者のローラ方式の場合、搬送される品物５とラベル１
１との接着力のみを期待した方法であり、ラベル貼付が
不確実である。又、この方法の場合、前後のベルトコン
ベア２，４間に間隔を持たせているため、装置が大型化
するものである。更に。

剥離板７を裏面貼付位置６に近接させて設ける等、ラベ
ル発行機構が位置的に制約を受けることになる。

一方、後者のエアージェット方式でもラベル１６の貼付
状態や貼付位置が不確実、不正確となる。

即ち、保持体１７と品物１８との距離がその構造的な制
約からかなり必要とするため、正圧によるラベル１６の
飛翔距離が長く貼付の信頼性に欠ける。又、品物１８へ
の貼付はラベル裏面の接着力を利用しているので、接着
力の弱いラベルや品物に水滴等が付着していて糊付きが
悪いような場合においてラベル貼付の信頼性に欠けるも
のとなる。

しかして１本発明は、品物に対するラベルの貼付を確実
かつ位置的にも正確に行なうことができるラベル貼付機
を得ることを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は、上記問題点を解決するため、ラベル３７を貼
付すべき品物２０を搬送する搬送手段２１を設けるとと
もに、この品物２０に対するラベル３７を発行するラベ
ル発行機構２９を設け、このラベル発行機構２９により
発行されたラベル３７を吸引保持して品物２ｏに向けて
接近移動するとともに正気圧に切り換えられてラベル３
７を品物２０に貼付させるラベル保持体４４を設ける構
成を採用するものである。

作用 ラベル発行機構２９により発行されたラベル３７の受取
り保持は負圧による吸引保持にて行なう。

この吸引保持状態でラベル保持体４４を品物２０に向け
て接近移動させる。このようにラベル３７が品物２０に
接近した状態でラベル保持体４４におけるエアーを負圧
から正圧に切り換えて、ラベル３７を品物２ｏに吹付は
貼付するものであり、品物２０のごく近（で吹付けられ
るため、確実かつ正確なラベル貼付が可能となる。

実施例 本発明の一実施例を第１図ないし第７図に基づいて説明
する。まず、ラベル貼付機の全体的な構造を第２図ない
し第４図に示す、上部側には品物２０を搬送する搬送手
段２１が設けられている。

この搬送手段２１は、両側板２２間に回動自在に支持さ
れて回転駆動されるローラ２３，２４間に掛は渡した複
数本の丸ベルト２５により構成されている。このため、
ローラ２３，２４にはベルト溝２３ａ、２４ａが複数個
形成されている。これらの丸ベルト２５内上部に位置さ
せて天板２６が両側板２２間に取付けられている。又、
丸ベルト２５に接触させてテンションローラ２７が設け
られている。更に、丸ベルト２５の後段には排出ローラ
２８が設けられている。

このような搬送手段２１の下方には、ラベル発行機構２
９とラベル貼付機構３０とをユニット化した貼付ユニッ
ト３１が設けられている。この貼付ユニット３１は支持
本体３２に対する貼付位置決め用のスライド機構３３に
より搬送方向に直交する左右方向にスライド自在とされ
ている。３４はこのための引出用把手である。又、前記
ラベル発行機構２９は、プラテンローラ３５等により搬
送される長尺状の台紙３６上に連続的に貼付されたラベ
ル３７に対しサーマルヘッド３８でバーコード等を印字
し、剥離板３９によって台紙３６からこのラベル３７を
糊付は面が上向きになるように剥離させるものであり１
台紙３６は巻取り機構により巻きとられる。

一方、ラベル貼付機構３０は、スポンジ部４０とコンプ
レッサエアー源に連通ずるエアー通路４１が前記スポン
ジ部４０まで形成されてシリンダ４２により上下動され
る金具４３とによるラベル保持体４４により構成されて
いる。このラベル保持体４４のエアー通路４１に流れる
エアーは後述するエアー配管における電磁弁の切換えに
より負圧・正圧を任意に切り換えることができるもので
ある。４５は上方からこのラベル保持体４４に向けた補
助吹付ノズルである。、従って、剥離板３９により台紙
３６から剥離発行されたラベル３７を補助吹付ノズル４
５による補助的な吹付けの下、スポンジ部４０上に負圧
で吸引保持し、シリンダ４２駆動によりラベル保持体４
４を品物２０近傍へ上昇変位させ、そこでエアーを負圧
から正圧に切り換えてラベル３７を品物２０の裏面に吹
付は貼付するものである。このようなラベル貼付動作の
支障とならないように前記天板２６には貼付ユニット３
１のスライド方向に長くした開口４６が形成されている
。又、丸ベルト２５はローラ２３゜２４のベルト溝２３
ａ、２４ａの全部に対しては設けられておらず、その間
隔をあけた部分によりラベル貼付用の開口部４７が形成
されている。ここで、これらの丸ベルト２５はローラ２
３，２４のベルト溝２３ａ、２４ａに対して（即ち、搬
送方向に直交する左右方向に対して）掛は換え自在とさ
れており、前記開口部４７はその位置を左右方向に可変
できる。又、このようなラベル貼付位置への品物２０の
搬送を検知するフォトセンサー４８が設けられている。

次に、エアー配管構成について第５図により説明する。

まず、エアー源となるコンプレッサ５０が設けられ、フ
ィルタ５１を介してそのコンプレッサ圧を検出する圧力
スイッチ５２が接続されている。又、前記コンプレッサ
５０・シリンダ４２間にはラベル保持体４４の上昇・下
降を制御する電磁弁５３が設けられている。又、このシ
リンダ４２に対してはその原位置を検出するリードスイ
ッチ５４と先端上死点への移動を検出するリードスイッ
チ５５とが設けられている。そして、コンプレッサ５０
・補助吹付ノズル４５間にはその吹付はエアーを断続制
御する電磁弁５６が設けられている。しかして、前記コ
ンプレツ、す５０・ラベル保持体４４のエアー通路４１
間には正圧（吹付け）を断続制御する電磁弁５７と負圧
（吸引）を断続制御する逆止弁構造の電磁弁５８とが並
列的に設けられ、電磁弁５８の負圧ルートには真空スイ
ッチ５９が設けられている。この真空スイッチ５９は、
吸引時に震吹きの原理により真空負圧を作り出すもので
あり、かつ、その真空度を調整できるボリュームを備え
、設定真空度を通過することにより真空度を検出し得る
ものである。

このような構成において、ラベル発行、ラベル貼付等の
動作は第６図に示すタイミングチャートに従って制御さ
れる。まず、包装・計量された品物２０は常時回転して
いる丸ベルト２５により搬送される。このような動作に
並行して、ラベル発行機構２９ではその品物２０のバー
コード等の印字を行なってラベル３７を発行する。この
ラベル発行動作に同期してラベル貼付機構３０側の電磁
弁５８制御によりエアー通路４１内が負圧吸引状態とな
り１発行されたラベル３７がこの負圧によりスポンジ部
４０上に吸引保持され、貼付待機状態となる。このよう
なラベル吸着動作を示すのが第１図（ａ）である。この
吸引保持動作はこれに先立って電磁弁５６により制御さ
れる補助吹付ノズル４５からの吹付はエアーにより補助
される。そして、品物２０の搬送が進みその先端がフォ
トセンサー４８により検出されるラベル貼付位置に到達
すると、丸ベルト２５の駆動が停止され、品物２０が停
止する。つまり、品物２０は天板２６の開口４６上に位
置する。これにより、ラベル貼付が可能となるので、電
磁弁５３の制御によりシリンダ４２が上昇変位し、ラベ
ル保持体４４がラベル３７を保持したまま上昇変位する
。この動作を示すのが第１図（ｂ）であり、ラベル保持
体４４が品物２０の裏面に近接する上死□点に到達する
とリードスイッチ５５により検知され、シリンダ４２（
ラベル保持体４４）が停止するとともに、その検知に基
づき電磁弁５７が切り換えられてエアー通路４１にはコ
ンプレッサ５０から正圧が加えられる。これにより、ス
ポンジ部４０上のラベル３７はこの正圧により品物２０
の裏面に吹き付けられて貼付される。ラベル貼付が終了
すると電磁弁５°３が切換ねりシリンダ４２が下降する
ので、ラベル保持体４４が下の位置へ下降変位するとと
もに、丸ベルト２５が再び駆動されてラベル貼付済みの
品物２０を排出させる。

ところで１本実施例では、ラベル貼付動作を真空スイッ
チ５９によるラベル保持対４４内のエアー通路４１の真
空度チェックに基づき制御するものである。この動作を
示すのが第７図のフローチャートである。まず、ラベル
発行命令が生じた後、そのラベル発行直前にこの真空ス
イッチ５９によりラベル保持体４４のエアー通路４１内
が所定の真空度となっているかチェックされる。ここに
、所定の真空度に上がっていないということはラベル保
持体４４に異常があるとかスポンジ部４０上に前のラベ
ル３７が残っている等のエラー状態であり、エラー信号
を発して貼付装置を停止させ、作業者に知らせる。この
ようなエラーがなければ通常通りラベル発行がなされる
。このラベル発行に基づき前述したようにラベル貼付動
作が行なわれ、ラベル３７が品物２０に向けて正圧によ
り放出されることになる。このような貼付動作完了直後
にも真空スイッチ５９により真空度のチェックが行なわ
れる。この時点でラベル保持体４４の真空度が所定値に
上がっていないということは、放出したうベル３７が実
際に品物２０に貼付されていないということであり、エ
ラー信号が出される。

その後、貼付動作の一環としてラベル保持体４４がホー
ムポジションへ復帰動作をすることになるが、ホームポ
ジションへ戻った時点でも真空スイッチ５９により真空
度チェックがなされる。この場合も、所定の真空度に上
がっていなければエラー信号が出される。これはラベル
３７が品物２０に実際に貼付されずスポンジ部４０上に
残ったままラベル保持体４４が下降するような場合に生
ずる。これらの場合に所定の真空度に達していればラベ
ル３７貼付が実際に行なわれたことが検出され、次のラ
ベル発行、貼付に移行する。このような方式によれば、
ラベル貼付が確実に行なわれたかのチェックを作業終了
後作業者が品物２０を裏返すことなく自動的にチェック
できることになる。

このように１本実施例によれば、ラベル保持体４４によ
り吸引保持したラベル３７をこのラベル保持体４４の上
昇変位により品物２０の裏面近傍まで移動させ、この状
態で負圧から正圧に切り換えてラベル３７を品物２０に
吹付は貼付するようにしているので、ラベル３７の貼付
が確実に行なわれ、かつ、その貼付位置も正確なものと
なる。

このような確実なラベル貼付により貼付後の品物２０の
後段への搬送中にラベルが剥がれるような心配はない、
又、本実施例のようなラベル押し上げ接近吹付は方式を
採ることにより、従来のローラ方式、エアージェット方
式等に比べて、ラベル発行機構２９によるラベル発行位
置も特に制約を受けることがないものとなる。

なお、本実施例では、品物の裏面へのラベル貼付を例に
とり説明したが、内容物が軟らかい品物等にあってはそ
の表面へのラベル貼付にも適用できるものである。これ
は、ラベル貼付を品物に実際に押し付けることなく行な
うためであり、これにより品物を変形させてしまうこと
がない。

発明の効果 本発明は、上述のようにラベル発行機構から発行された
ラベルを負圧により吸引保持して品物の近傍まで移動し
、そこで負圧から正圧に切り換えられてラベルを品物に
吹付は貼付するラベル保持体を設けたので１品物近傍で
の吹付は貼付となり。

ラベルの貼付が確実でその位置も正確なものとすること
ができ、又、ラベル受取り、貼付位置間のストロークを
とれるので、ラベル発行機構におけるラベル発行位置も
特に制約を受けないものとすることができるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第７図はは本発明の一実施例を示すもので
、第１図（ａ）、（ｂ）はラベル吸着及び貼付動作を示
す縦断正面図、第２図は平面図、第３図は縦断側面図、
第４図は縦断正面図、第５図はエアー配管の構成図、第
６図（ａ）〜（ｊ）はタイミングチャート、第７図はフ
ローチャート、第８図はローラ方式の従来例を示す側面
図、第９図はエアージェット方式の従来例を示す側面図
である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ラベルを貼付すべき品物を搬送する搬送手段を設けると
   ともに、この品物に対するラベルを発行するラベル発行
   機構を設け、このラベル発行機構により発行されたラベ
   ルを吸引保持して前記品物に向けて接近移動するととも
   に正気圧に切り換えられてラベルを前記品物に貼付させ
   るラベル保持体を設けたことを特徴とするラベル貼付機
   。