JPS6116370B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6116370B2
JPS6116370B2 JP3362182A JP3362182A JPS6116370B2 JP S6116370 B2 JPS6116370 B2 JP S6116370B2 JP 3362182 A JP3362182 A JP 3362182A JP 3362182 A JP3362182 A JP 3362182A JP S6116370 B2 JPS6116370 B2 JP S6116370B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adsorbent
heptane
water
adsorption
adsorption tower
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3362182A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58150522A (ja
Inventor
Koichi Kono
Hideki Akinaga
Yasushige Watanabe
Tetsuya Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP3362182A priority Critical patent/JPS58150522A/ja
Publication of JPS58150522A publication Critical patent/JPS58150522A/ja
Publication of JPS6116370B2 publication Critical patent/JPS6116370B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、粗ベンゾールの精製方法に関し、更
に詳しくは、n−ヘプタンと水とを含有する粗ベ
ンゾールの精製方法に関する。 例えば石炭ガスの製造に際し副生する粗ベンゾ
ールからのn−ヘプタンの除去は、通常、高温高
圧下での水添分解、或いはスルホラン等による抽
出により行なわれている。しかしながら、これ等
の方法には、エネルギーコストが高いという欠点
がある。本発明者は、従来法の欠点を解消すべく
種々研究を進めるうちに、吸着法によりn−ヘプ
タンの除去を行なうことを着想した。一般に吸着
除去法を採用する場合には、例えば、モレキユラ
ーシーブ(商標)として知られているゼオライト
系吸着剤を充填した吸着塔に粗ベンゾールを通
し、n−ヘプタンを吸着除去することになる。し
かるに、粗ベンゾールは水分をも含有しており、
吸着剤には水分とn−ヘプタンとが吸着される。
従つて、吸着剤の再生時には、n−ヘプタンのコ
ーキングを防止すべく、先ず120〜150℃の比較的
低温に吸着剤を加熱してn−ヘプタンの脱着を行
ない、次いで吸着剤を250℃程度の高温に加熱し
て水分の脱着を行なう必要がある。従つて、この
方法には、(イ)脱着操作を2段階で行なう為、煩雑
である。(ロ)150℃までの低温での加熱ではn−ヘ
プタンの脱着が完全に行なわれない為、250℃近
傍の加熱によつて残存するn−ヘプタン(常温平
衡吸着量の2〜3℃程度)のコーキングが発生す
ることは避け難い。この為、吸着と脱着とを繰返
すにしたがつて吸着能が次第に低下し、吸着剤の
寿命が短いものとなる等の欠点があり、公知の吸
着法をn−ヘプタンの除去にそのまま転用するこ
とは不可能となることが判明した。 本発明者は、上記の如き現状に鑑みて更に種々
実験及び研究を重ねるうちに、水とn−ヘプタン
の吸着除去を順次別個に行なう場合には、吸着剤
の寿命が飛躍的に延長されることを見出し、本発
明を完成するにいたつた。即ち、本発明は、n−
ヘプタンと水とを含有する粗ベンゾールを精製す
るに際し、細孔径4Å程度の細孔から主としてな
るゼオライト系吸着剤により水分を吸着除去した
後、細孔径5〜13Å程度の細孔から主としてなる
ゼオライト系吸着剤及び活性炭の少なくとも1種
によりn−ヘプタンを吸着除去し、次いで上記の
両吸着剤を加熱して水分及びn−ヘプタンを夫々
脱着することを特徴とする粗ベンゾールの精製方
法に係る。 以下、図面に示す実施態様を参照しつつ、本発
明を更に詳細に説明する。 第1図において、水分及びn−ヘプタンを含有
する粗ベンゾールは、ライン1から、水分を選択
的に吸着する第1の吸着剤3を充填する第1の吸
着塔5に供給される。水分を選択的に吸着する吸
着剤としては、細孔径4Å程度の細孔から主とし
てなるゼオライト系吸着剤を使用する。吸着時の
条件は、温度10〜50℃程度、圧力常圧近傍、線速
度1〜20cm/分程度とすることが好ましい。水分
を除去された粗ベンゾールは、ライン7を経てn
−ヘプタンの吸着能を有する第2の吸着剤9を充
填された第2の吸着塔11に送られ、ここでn−
ヘプタンが吸着除去される。第2の吸着剤として
は、n−ヘプタンを選択的に吸着し得るものが好
ましいが、すでに粗ベンゾール中の水分が十分に
除去されているので、水分吸着能をも併有するも
のであつても使用可能である。第2の吸着剤とし
ては、細孔径5Å乃至13Å程度の細孔から主とし
てなる吸着剤、より具体的には、細孔5〜13Å程
度の細孔から主としてなるゼオライト系吸着剤及
び活性炭の少なくとも1種が使用される。第2の
吸着塔11における吸着条件は、温度10〜50℃程
度、圧力常圧近傍、線速度1〜20cm/分程度とす
ることが好ましい。第2の吸着塔11においてn
−ヘプタンの除去を終えたベンゾールは、ライン
13から系外に取り出される。 所定時間の運転後に行なわれる吸着剤の再生処
理は、第1の吸着剤の場合には、200〜300℃程度
に加熱して水撫を脱着させ、又第2の吸着剤の場
合には、90〜150℃程度に加熱するとともに100〜
200mmHg(絶対圧)程度に吸着塔11内を減圧す
ることにより、行なうのが好ましい。 尚、第1の吸着塔5と第2の吸着塔11を1セ
ツトとし、同様のセツトを複数個設けて粗ベンゾ
ールの供給を順次切りかえる場合には、粗ベンゾ
ールの精製を連続的に行なうことが出来る。 本発明によれば、以下の如き効果が達成され
る。 (a) 水分とn−ヘプタンの吸着が別個に行なわれ
るので、再生間隔が延長される。 (b) 各吸着塔の再生が一段階で行なわれるので、
再生時間の短縮及び所要エネルギーの節減が可
能となる。 (c) 吸着剤の寿命が著るしく延長される。 (d) 吸着剤の使用量が減少する。 実施例 1 水800ppm及びn−ヘプタン1000ppmを含む粗
ベンゾールを、ゼオライト吸着剤(商標:モレキ
ユラーシーブ4A、米国リンデ社製)2m3を充填
させた内径1.2mの第1吸着塔に供給し水分の除
去を行なつた。吸着条件は、常温、常圧で線速度
8cm/minであつた。次いで、第1吸着塔を出た
粗ベンゾールを、ゼオライト吸着剤(商標モレキ
ユラーシーブ5A、米国リンデ社製)4m3を充填
させた内径1.2mの第2吸着塔に送り、n−ヘプ
タンの吸着除去を行なつた。吸着条件は、常温、
常圧で線速度8cm/minであつた。 第1表に本実施例の結果を示す。 比較例 1 内径1.2mの単一の吸着塔にゼオライト吸着剤
(モレキユラーシーブ5A)10m3を充填し、実施例
1と同様の粗ベンゾールを常温、常圧下に線速度
8cm/minで吸着処理した。 結果は、第1表に示す通りである。
【表】 第1表に示す結果から、本発明方法の優れた効
果が明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法の一実施態様を示すフロ
ーチヤートである。 3……第1の吸着剤、5……第1の吸着塔、9
……第2の吸着剤、11……第2の吸着塔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 n−ヘプタンと水とを含有する粗ベンゾール
    を精製するに際し、細孔径4Å程度の細孔から主
    としてなるゼオライト系吸着剤により水分を吸着
    除去した後、細孔径5〜13Å程度の細孔から主と
    してなるゼオライト系吸着剤及び活性炭の少なく
    とも1種によりn−ヘプタンを吸着除去し、次い
    で上記の両吸着剤を加熱して水分及びn−ヘプタ
    ンを夫々脱着することを特徴とする粗ベンゾール
    の精製方法。
JP3362182A 1982-03-02 1982-03-02 粗ベンゾ−ルの精製方法 Granted JPS58150522A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3362182A JPS58150522A (ja) 1982-03-02 1982-03-02 粗ベンゾ−ルの精製方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3362182A JPS58150522A (ja) 1982-03-02 1982-03-02 粗ベンゾ−ルの精製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58150522A JPS58150522A (ja) 1983-09-07
JPS6116370B2 true JPS6116370B2 (ja) 1986-04-30

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ID=12391515

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JP3362182A Granted JPS58150522A (ja) 1982-03-02 1982-03-02 粗ベンゾ−ルの精製方法

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5210333A (en) * 1992-09-30 1993-05-11 Exxon Research And Engineering Company Benzene removal from hydrocarbon streams
KR101728595B1 (ko) * 2012-05-31 2017-04-19 유오피 엘엘씨 탄화수소 스트림의 처리 방법 및 장치
WO2016094249A2 (en) * 2014-12-12 2016-06-16 Uop Llc Processes for adsorptive separation of benzene

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JPS58150522A (ja) 1983-09-07

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