JPS6116201A - ロ−タリピストンエンジンの潤滑装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、ロータリピストンエンジンのケーシング内
に潤滑油を供給する潤滑装置の改良に関するしのである
。

（従来技術） 従来からロータリピストンエンジンにおいては、そのケ
ーシングに第１吸気ポートと、この第１吸気ポートより
ロータの回転方向前方に位置する第２吸気ポートとを設
りたものが知られている。例えば実開昭５ｂ−７６４３
７号公報に示されるように、第１吸気ポート（主吸気ポ
ート）に自然吸気用の吸気通路を接続するとともに、第
２吸気ポート（過給ポート）に過給通路を接続し、この
過給通路に過給機を設置プることにより、自然吸気に加
えて過給気をケーシング内の作動室に供給し、とくに第
１吸気ポートが閉じてからも第２吸気ボー１へから加圧
された過給気を送り込むことによって体積効率を高め、
出力を向上でるようにしたものがある。上記エンジンは
、ロータとケーシングとの潤滑作用Ｊ３よび気密柱を向
上させるため、【］−クハウジングの内周面およびサイ
ドハウジングの内面に潤滑油をそれぞれ供給ヴるように
している。上記サイドハウジング内面に供給される潤滑
油は、自然吸気用の吸気通路の気化器等に接続された潤
滑油供給手段から第１吸気ポートを経てケーシング内に
供給されるように構成されている。

（発明の目的） この発明は、潤滑油供給手段から潤滑油を効果的に供給
することにより、サイドハウジング内面の潤滑作用およ
び気密性を充分発揮することができるロータリピストン
エンジンの潤滑装置を提供するものである。

（発明の構成） この発明の■滑装置δは、トロコイド状の内面を有する
ロータハウジングと、その両側に位置するサイドハウジ
ングとで構成するケーシング内を略三角形状の０−夕が
回転運動するロータリピストンエンジンにおいて、上記
一方のサイドハウジングに第１吸気ポートと、この第１
吸気ポートよりロータの回転方向前方に位置する第２吸
気ポートとを設け、この第２吸気ポートに連通ずる吸気
通路に潤滑油供給手段を設け、上記第２吸気ポート、　
　から潤滑油をケーシング内に導入するように構成した
ものである。つまり、ロータの回転方向前方に位置する
第２吸気ポートからケーシング内に潤滑油を供給するよ
うに構成することにより、潤滑油を効果的にサイドハウ
ジング内面に行渡らせるようにしたものである。

（実施例） 第１図は本発明の実施例を示している。この図において
、１はロータリピストンエンジンのケーシングであって
、トロコ”イド状の内周面を有するロータハウジング２
と、その両側に位置するサイドハウジング３とからなっ
ている。このケーシング１内には三角形状のロー９４が
装備され、このロータ４は偏心軸５に支承されて、頂辺
がロータハウジング２の内面に摺接しつつ遊星回転運動
し、ケーシング１内に可変容積の作動室６を区画形成し
ている。上記サイドハウジング３には、ロータ４の回転
に伴って所定のタイミングで開閉される第１吸気ポート
７と、この第１吸気ポート７よりロータ４の回転方向前
方のいわゆるリーディング側に位置する第２吸気ポート
８とが形成されている。また、ロータハウジング２には
、点火プラグ９と、排気マニホールド１０に連通ツる排
気ポート１１どがそれぞれ設けられている。そして、ロ
ータ４の回転に伴って吸気、圧縮、爆発、膨張、排気の
各行程が繰返されるようになっている。

また、１２はエアクリーナであり、このエアクリーナ１
２には自然空気用の吸気通路（以下、自然吸気通路とい
う）１３と、加圧空気用の吸気通路（以下、過給通路と
いう）１４とが接続されている。上記自然吸気通路１３
は、エアフローメータ１５を具備し、その下流において
二つの通路に分岐している。そして、各分岐通路は、ス
ロットル弁１６を具備し、両サイドハウジング３の第１
吸気ポート７にそれぞれ接続されている。また、上記過
給通路１４には、エンジンにより駆動される容積型エア
ポンプ等からなる過給機１７が装備されるどともに、そ
の下流側にインタクーラ１８、エアノロ−メータ１９、
サージタンク２０１タイミング弁２１および過給気コン
トロール弁２２が順次配置されている。上記過給通路１
４はサイドハウジング３の第２吸気ポート８に接続され
ている。

上記タイミング弁２１は、偏心軸５に連動して回転づる
ロータリバルブからなり、第２吸気ポート８のｔｉｎ期
間の終期付近で開かれて過給空気を作動室６に供給する
ように設定されている。これによって自然吸気通路１３
からの自然吸気を阻害することなく過給気が吸気行程終
期より１モ縮行程初期にかけて第２吸気ポート８から作
動室６内に供給され、体積効率が高められるようになっ
ている。

なお、図示していないが、上記自然吸気通路１３および
過給通路１４の五流には燃料ＩＩ／ｌ射弁がそれぞれ所
定位置に配置されている。

また、上記ｄ−タハウジング２および過給通路１４の下
流側端部には、潤滑油供給手段としての潤滑油供給ノズ
ル２３．２４が設置ｊられている。

このｎ滑油供給ノズル２３．２４は接続管２６゜２７を
介して潤滑油ポンプ２５に連通され、この潤滑油ポンプ
２５から送られた所定量の潤滑油をロータハウジング２
の内周面および過給通路１４内［それぞれ４＃給するよ
うに描虎２（れているーＩ−２潤滑油供給ノズル２３．
２４は、第２図に示ずように、大気と連通づ“る空気々
入部２８．２９を具備し、吸気負圧が作用した場合に上
記空気導入部２８．’２９から適宜空気を導入して潤滑
油が必要以上に吸出されるのを防止するようにしている
。

以上のような構成において、エンジンの運転時に上記潤
滑油供給ノズル２３からロータハウジング２の内周面に
供給された潤滑油は、ロータ４の回転に伴ってアペック
スシールにより上記内周面の全域に分散される。また、
上記潤滑油供給ノズル２４から過給通路１４内に供給さ
れた潤滑油は、吸気負圧によって吸出され、第２吸気ポ
ート８からサイドハウジング３の内面に供給されてロー
タ４のサイドシールにより分散されることとなる。

このように過給通路１４に潤滑油供給ノズル２４を設け
、第１吸気ポート７よりリーディング側に位置する第２
吸気ポート８からサイドハウジング３の内面に潤滑油を
供給するようにしているため、潤滑油を余分に供給しな
（でもサイドハウジング３の内面全域に充分に行渡らせ
るこ・とができる。ずなわち、上記第２吸気ポート８の
リーディング側には開口部がないため、開口部に浸入す
る分を考慮して予め余分に潤滑油を供給する等の無駄を
なくすことができる。この結果、第２吸気ボー＋：ａか
ら必要最小限の潤滑油を供給するだけで、これをロータ
４の回転に伴ってサイドハウジング１の内面全域に行渡
らせることができ、充分な潤滑作用および気密性を得る
ことができる。

また、上記第１吸気ポート７ど第２吸気ポート８とはロ
ータ４の回転に伴って通常略同時に開かれ、第１吸気ポ
ート７が全閉された時点から所定時間遅れて第２吸気ポ
ート８が閉じるように設定されている。このように、第
１吸気ポート７よりも長時間間口している第２吸気ポー
ト８から潤滑油を供給するように構成すれば、供給時間
を長くして効率よく潤滑油を供給することができる。

なお、この発明の潤滑装置は、上記のように自然吸気通
路１３と過給通路１４とを有ηる部分過給方式のエンジ
ンに限らず、第１吸気ポート７とそのリーディング側に
位置する第２吸気ポート８とを備えたものであれば他の
タイプのロータリピストンエンジンにも適用することが
できる。

（発明の効果） 以上説明したようにこの発明は、第１吸気ボー・トより
リーディング側に位＠づ”る第２吸気ポートに連通ずる
吸気通路に潤滑油供給手段を設けて潤滑油をサイドハウ
ジングの内面に供給するようにしているため、余分な潤
滑油を供給づることなくサイドハウジングの内面全域に
潤滑油を充分に行渡らせることができ、優れた潤滑作用
および気密性を得ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す概略図、第２図は潤滑
油供給ノズルの構成を示す要部拡大断面図である。 １・・・ケーシング、２・・・ロータハウジング、３・
・・サイドハウジング、４・・・ロータ、７・・・第１
吸気ポート、８・・・第２吸気ポート、１４・・・過給
通路（吸気通路）、２４・・・潤滑油供給ノズル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、トロコイド状の内面を有するロータハウジングと、
   その両側に位置するサイドハウジングとで構成するケー
   シング内を略三角形状のロータが回転運動するロータリ
   ピストンエンジンにおいて、上記一方のサイドハウジン
   グに第１吸気ポートと、この第１吸気ポートよりロータ
   の回転方向前方に位置する第２吸気ポートとを設け、こ
   の第２吸気ポートに連通する吸気通路に潤滑油供給手段
   を設け、上記第２吸気ポートから潤滑油をケーシング内
   に導入するように構成したことを特徴とするロータリピ
   ストンエンジンの潤滑装置。