JPS6115909B2 - - Google Patents

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JPS6115909B2
JPS6115909B2 JP9492378A JP9492378A JPS6115909B2 JP S6115909 B2 JPS6115909 B2 JP S6115909B2 JP 9492378 A JP9492378 A JP 9492378A JP 9492378 A JP9492378 A JP 9492378A JP S6115909 B2 JPS6115909 B2 JP S6115909B2
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JP
Japan
Prior art keywords
dye
parts
pressure
adhesive
adhesive sheet
Prior art date
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Expired
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JP9492378A
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English (en)
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JPS5521468A (en
Inventor
Kenji Ikekita
Kenji Oda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd filed Critical Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
Priority to JP9492378A priority Critical patent/JPS5521468A/ja
Publication of JPS5521468A publication Critical patent/JPS5521468A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粘着シートの製造方法に関し、特に着
色された粘着剤層を有する粘着シートの新規な製
造方法に関するものである。
粘着シートは、一般に表面基材に粘着剤層を設
けた上部シートに剥離剤層を有する剥離シートを
重ね合せた構成体であつて、商業用、産業用、事
務学習用、家庭用など広範囲の用途に所謂ラベ
ル、ステツカー、シール、ワツペンなどとして用
いられている。かかる粘着シートについては、例
えば月刊、加工技術1973年11月号1〜9頁に各種
の形態が記載されている。近年、かかる粘着シー
トにおいて、偽造防止を目的としたり、特殊なデ
イスプレーあるいはステツカーの用途などで各種
の色に着色した粘着剤層を有する粘着シートの開
発が望まれている。
一般に、粘着剤層の着色は粘着剤組成物中に染
料もしくは顔料を分散混合する方法によつて行な
われるが、粘着剤組成物の特性に起因して各種の
欠点が付随する。即ち、粘着剤組成物は通常数千
センチポイズ以上といつた極めて高粘度の組成物
として表面基材に塗布されるため、かかる高粘度
の組成物に染料や顔料を均一に分散混合するには
長時間を要するほか、強撹拌によつて生じる泡が
塗工時の粘着剤の撥きやブリスターの発生原因と
なる恐れがある。さらに染料、顔料の配合で組成
物の流動性が損なわれ易く色ムラの発生をまねく
のみならず塗工を困難にすることすらある。加え
て、粘着剤組成物の切り替え時にはタンク、パイ
プといつた塗工設備の洗浄に極めて長時間を要す
る困難が付随する。
本発明者等は、かかる従来技術の欠点の解消に
ついて、単に上部シートにとどまることなく剥離
シートをも含め粘着シート全般について種々検討
したところ、シリコンを主体とする離型剤層に特
定の染料を含有させ、これに粘着剤層を積層する
と、離型剤層中の染料が粘着剤層に極めて効率良
く転移吸着することを見出し、さらに鋭意研究を
重ねた結果本発明を達成するに至つた。
本発明の目的は、極めて均一に着色された粘着
剤層を有する粘着シートを極めて効率良く製造し
得る方法を提供することである。
本発明のかかる目的は、油溶性染料をシリコン
100重量部に対して0.1〜30重量部含有しているシ
リコンを主体とする離型剤層の上に粘着剤層を積
層し、該染料を粘着剤層に転移吸着させることに
よつて達成される。
本発明において用いられる油溶性染料とは、有
機溶剤に溶解性を有する染料であつて、特に、ト
ルエン、メチルエチルケトン、キシレン、ヘキサ
ン、ヘプタン、アセトンの少なくとも1種に
0.002%以上、好ましくは0.01%以上溶解する染
料が好ましい。かかる油溶性染料のうちでもモノ
アゾ染料、ジスアゾ染料、ニトロ染料、キノリン
染料、フタロシアニン染料、アントラキノン染料
がより好ましく用いられるが、金属錯塩型染料は
その特殊な分子構造が影響するためか、転移性が
悪く本発明の油溶性染料からは除外される。一般
に油溶性染料は溶解性を良くする為に分子量が小
さく、その為に一部昇華性を有する染料もある
が、本発明においてはかかる昇華性染料も支障な
く用いることが出来る。
本発明の方法においてはかかる油溶性染料をシ
リコンを主体とする離型剤組成分中に含有せしめ
るものであるが、油溶性染料の含有量がシリコン
100重量部に対して0.1重量部より少なくなると、
本発明の所望の効果が得られず、逆に30重量部を
越えると離型剤層のキユアー性が著しく低下する
ため、0.1〜30重量部、好ましくは0.5〜20重量部
の範囲で含有される。
シリコンとしては、ジメチルポリシロキサンを
基本骨格として有する付加重合型シリコン、縮重
合型シリコンなど通常のソルベントタイプのシリ
コンが用いられるが、その他離型剤組成物を構成
する各種助剤等については特に限定されるもので
はない。
油溶性染料を含有している離型剤層の上に粘着
剤層を積層する方法としては、一般に紙、フイル
ム等の剥離シート用基材に離型剤組成物を塗工、
乾燥して得られる離型剤層上に粘着剤組成物を塗
工、乾燥して粘着剤層を形成し、さらにその上に
紙、フイルム、アルミフオイル等の表面基材を貼
り合わせる方法と表面基材上に粘着剤組成物を塗
工、乾燥して得られる上部シートに離型剤層を有
する剥離シートを重ね加圧する方法があるが、よ
り均一な着色粘着剤層が得られる為本発明におい
ては前者の方法がより好ましく用いられる。な
お、粘着剤組成物については特に限定されるもの
ではなく、一般に用いられている例えば天然ゴム
系、ポリイソブチレン系、アクリル酸エステル系
などの粘着剤に各種の助剤を配合した溶剤溶液型
ないしは水性エマルジヨン型組成物あるいはホツ
トメルト組成物が適宜用いられる。また離型剤組
成物および粘着剤組成物の塗工方法についても特
に限定されることはなく、通常行なわれている方
法に従つてリバースロールコーター、バーコータ
ー、グラビアロールコーター、エアーナイフコー
ター、キスロールコーター等のコーターヘツドに
よつて、一般に乾燥重量で離型剤組成物について
は0.3〜3g/m2、粘着剤組成物については10〜35
g/m2程度塗工される。
本発明の方法において、離型剤層中の染料が離
型剤層上に積層された粘着剤層に転移吸着する理
由については明らかではないが、例えば離型剤層
上に粘着剤組成物を塗工、乾燥し、その上に表面
基材を貼り合わせる方法では粘着シートが仕上つ
た時点で、すでに離型剤層中の染料はほとんど粘
着剤層に転移吸着され粘着剤層を均一に着色して
いる。粘着剤層を有する上部シートと離型剤層を
有する剥離シートを重ね加圧する方法でも仕上つ
た粘着シートを数時間放置するだけで染料が粘着
剤層に転移吸着され粘着剤層を着色する。
而して、本発明の方法によれば、一般に数十セ
ンチポイズ以下といつた極めて低い粘度で使用さ
れる離型剤組成物中に染料が配合されるため、分
散混合が容易でありしかも組成物の配合切り替え
の際のタンク、パイプといつた塗工設備の洗浄も
簡単に短時間ですますことが出来る。その為多種
類の着色粘着シートを極めて容易に作り得る。さ
らに離型剤組成物は通常から少量を均一に塗工さ
れる為本発明の方法によれば色ムラを起すことな
く均一に粘着剤層を着色することが出来るもので
ある。
以下に実施例をあげて、本発明をさらに具体的
に説明するが、勿論これらに限定されるものでは
ない。また、特に断らない限り例中の部および%
はそれぞれ重量部および重量%を示す。
実施例 1 トルエン80部に30%濃度の付加重合型シリコン
(商品名:信越シリコンKS772、信越化学社製)
20部、白金触媒(商品名:PL−3、信越化学社
製)0.1部及びスダンイエローGGN(ジスアゾ系
染料、BAS社製)0.3部を加え充分撹拌して得た
離型剤組成物を70g/m2の剥離シート用原紙に乾
燥重量が1g/m2になるように塗布し、110℃で2
分間乾燥して剥離シートを形成した。この剥離シ
ートの塗布面にアクリル系エマルジヨン粘着剤
(商品名:ニカゾールTS−507、日本カーバイト
社製)を乾燥重量が30g/m2になるように塗布
し、130℃で2分間乾燥した。次にこの粘着剤層
面に表面基材として70g/m2のアート紙を重ねプ
レスロールで貼り合わせ粘着シートを得た。
得られた粘着剤層は均一に着色されており、離
型剤層にはほとんど染料は残つていなかつた。
実施例 2 スダンイエローGGNの替りに、オイルイエロ
ーGG(モノアゾ系染料、オリエント化学社製)、
オイルブルーN(アントラキノン系染料、オリ
エント化学社製)、オイルレツドRR(ジスアゾ系
染料、オリエント化学社製)を用いた以外は実施
例1と同様にして粘着シートを作成した。得られ
た粘着シートの粘着剤層はいずれも均一に着色さ
れており、離型剤層にはほとんど染料が残つてい
なかつた。
実施例 3 トルエン80部に30%濃度の縮重合型シリコン
(商品名:東レシリコンSRX−290、東レシリコ
ン社製)20部、触媒(商品名:SRX−242AC、
東レシリコン社製)0.8部及びスダンイエロー
GGN0.3部を加え充分撹拌して得た離型剤組成物
を70g/m2の剥離シート用原紙に乾燥重量が1g/
m2になるように塗布し、130℃で1分間乾燥して
剥離シートを得た。
この剥離シートの塗布面にゴム系粘着剤(商品
名:オリバインBPS−2411、東洋インキ製造社
製)を乾燥重量が25g/m2になるように塗布し、
120℃で2分間乾燥した。
次にこの粘着剤層面に表面基材として透明フイ
ルムを重ねプレスロールで貼り合わせ粘着シート
を得た。
得られた粘着シートの粘着剤層は均一に着色さ
れており、上部シートは着色フイルムと同じ外観
を呈していた。
実施例 4 実施例1において、スダンイエローGGNの配
合量を0.3部から1部に増量した以外は同様にし
て、均一で高濃度に着色された粘着剤層を有する
粘着シートを得た。
比較例 1 実施例1において、スダンイエローGGNの替
りに、ジスアゾ染料(商品名:スミカロンイエロ
ー・E−4GL、住友化学社製)、およびアントラ
キノン染料(商品名:ミケトンフアストレツド
VR三井東圧社製)を用いた以外は同様にして粘
着シートを得た。染料がいずれもトルエンに極め
て溶解し難いため均一に離型剤層中に分散され
ず、粘着剤層は極めて不均一にしか着色されなか
つた。
比較例 2 実施例1において、スダンイエローGGNの替
りに、アイゼンスピロンイエローGRH(金属錯
塩系モノアゾ染料、保土谷化学社製)を用いた以
外は同様にして粘着シートを得た。染料はトルエ
ンに充分溶解したが、得られた粘着シートの粘着
剤層はほとんど着色されなかつた。
比較例 3 実施例1において、スダンイエローGGNの配
合量を0.3部から2.5部に増量した以外は同様にし
て粘着シートを製造したが、離型剤組成物のキユ
アー性が著しく低下している為、剥離シートの上
部シートからの剥離性が著しく不均一であり、か
つ剥離性の極めて悪い粘着シートしか得られなか
つた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 油溶性染料をシリコン100重量部に対して0.1
    〜30重量部含有しているシリコンを主体とする離
    型剤層の上に粘着剤層及び表面基材を順次積層
    し、該染料を粘着剤層に転移吸着させることを特
    徴とする着色粘着剤層を有する粘着シートの製造
    方法。 2 油溶性染料がトルエン、メチルエチルケト
    ン、キシレン、ヘキサン、ヘプタン、アセトンの
    少なくとも1種に0.002%以上溶解するモノアゾ
    染料、ジスアゾ染料、ニトロ染料、キノリン染
    料、フタロシアニン染料またはアントラキノン染
    料であることを特徴とする請求の範囲第1項記載
    の粘着シートの製造方法。 3 油溶性染料をシリコン100重量部に対して0.5
    〜20重量部含有せしめることを特徴とする請求の
    範囲第1項又は第2項記載の粘着シートの製造方
    法。 4 透明フイルムを表面基材としたことを特徴と
    する請求の範囲第1項記載の粘着シートの製造方
    法。
JP9492378A 1978-08-02 1978-08-02 Manufacture of pressure-sensitive adhesive sheet having colored adhesive layer Granted JPS5521468A (en)

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