JPS61157594A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液体洗浄剤組成物、更に詳しくは。

適度な粘性を有し、スカム分散性及び泡切れに優れ、か
つ肌刺激性の少ない液体洗浄剤組成物に関するものであ
る。

近年、硬表面用洗浄剤などとして、適度な粘度を有する
液体洗浄剤が種々提案されている。

その中でも液体クレンザ−組成物に関するものが多い。

これらは、適度な粘性を持たせることで：洗浄対象物に
振りかけ易くシ、かつ垂直面への洗浄剤組成物の保持性
を改良し、更に研磨剤粒子の分散安定性をも改良してい
る。又適度な粘性を付与するために無機増粘剤を用いる
方法（特開昭５３−１１４８０８号公報）、水溶性高分
子物質を使用する方法（特公昭５６−３９８３８号公報
）などが提案されている。しかしながら、従来の洗浄剤
組成物は泡切れが悪いという欠点があり、また家庭の主
婦が取り扱う場合には、手荒れの問題が欠点として挙げ
られる。更に水溶性高分子物質を使用したものは、水へ
の分散が容易でなく、かつ洗浄時に水道水中の硬度成分
のためスカムが浮遊するなどの欠点がある。

本発明者らは、この様な事情にかんがみ、使い易い適度
な粘性と良好なスカム分散性及び泡切れに優れ、かつ肌
刺激性の少ない液体洗浄剤組成物を開発すべく鋭意研究
を重ねた結果、特定の部分架橋型ポリアクリル酸とアニ
オン界面活性剤とを含有する組成物に後に詳述するある
種の化合物（（ｃ成分））を所定量配合したものが、そ
の目的に適合していることを見出し、この知見に基づい
て本発明を完成するに至った。

そして特にこの本発明組成物は、硬表面の洗浄に適して
おり、例えば陶磁器製の水洗便器及びタイル表面などの
洗浄には最適である。

本発明組成物において用いる（ａ）成分の部分架橋型ポ
リアクリル酸は平均重合度１０３〜１０ｓのもので０．
２０重量％水溶液のブ／Ｌ／ツクフィールド降伏値が１
００　ｇ　／ｓｅｃ、ｃｍ以上のものである。ここでい
うブルックフィールド降伏値とはポリアクリル酸の０．
２０重量％、ｐＨ５〜９（水酸化ナトリウムでｐＨ調整
）の２０℃の粘度を測定し次式より求めた値である。

このブルックフィールド降伏値は分子の架橋状況に関連
した数値で分子量が同じ場合この値が大きなほど架橋さ
れていることを示す。

ブルックフィールド降伏値の異なる部分架橋ポリアクリ
ル酸は米国グツトリッチ社製「力−ボボール」、和光純
薬社製「ハイビスワコー」及び日本純薬社製「シュンロ
ン」などが商品名で市販されている。

これらの部分架橋ポリアクリル酸は単独で用いてもよい
し、２種以上混合して用いてもよく、その配合量は組成
物全量に対し０．１〜２重量％。

好ましくは０．２〜１．０重量％の範囲である。この量
が５重量％を越えると粘度が高くなりすぎて、使用上好
ましくない。

本発明において用いる（ｂ）成分のアニオン界面活性剤
は、直鎖又は分枝鎖アルキル（ｃ　ｅ〜Ｃ，３）ベンゼ
ンスルホン酸塩、長鎖アルキル（Ｃ，〜Ｃｚ　ｔ　）ス
ルホン酸塩、長鎖オレフィン（ｃ　ｅ〜Ｃ０）スルホン
酸塩、長鎖モノアルキルＣＣ，〜Ｃ２□）硫酸エステル
塩、ポリオキシエチレン（１〜６モル）長鎖アルキル（
ＣＳ〜Ｃｚ　ｚ　）エーテル硫酸エステル塩、ポリオキ
シエチレン（１〜６モル）アルキル（Ｃ，〜Ｃ工、ｌ）
フェニルエーテル硫酸エステル塩などが挙げられる。こ
れらのアニオン界面活性剤の対イオンとしての陽イオン
は、例えばナトリウム、カリウム、マグネシウムなどの
アルカリ金属又はアルカリ土類金属イオン、モノエタノ
ールアミン。

ジェタノールアミン、トリエタノールアミンなどのアル
カノールアミンイオンなどである。

本発明において用いられる（ｃ）成分は、炭素数５〜１
８の炭化水素、炭素数５〜１８のアルコール及びそのエ
ステル誘導体の中から選ばれる。

炭素数５〜１８の炭化水素としては、例えばリモネン、
ピネン、カリオフィレン、セドレン、ミルセンなどが挙
げられ、また炭素数５〜１８のアルコールとしては、例
えばフェニルエチルアルコール、ベンジルアルコール、
ゲラニオール、シトロネロール、サンタロールなどの第
一級アルコール、メントール、ボルネオール、カルベオ
ール、エチルへキシルカルビノール、ベチベロールなど
の第二級アルコール、リナロール。

テルピネオール、ミルセノール、セドロール。

テトラヒドロリナロールなどの第三級アルコールが、こ
れらのアルコールのエステル誘導としては、例えばリナ
リルアセテート、ベンジルアセテート、イソボルニルア
セテート、エチルアセトアセテート、イソアミルアセテ
ートなどが挙げられる。

これらの化合物はそれぞれ単独で用いてもよいし、２種
以上組み合わせてもよい。

前記（ｃ）成分の中で好ましいものは、リモネン、フェ
ニルエチルアルコール、リナロール、リナリルアセテー
ト、エチルアセトアセテート、ピネン、テルピネオール
などである。また、（ｃ）成分の配合量はｏ、ｏｉ〜２
重量％、好ましくは０．０３〜０．６重量％の範囲であ
る。

本発明組成物には、必要に応じ、組成物の粘度を著しく
変化させない限り、及びスカム分散性、泡切れ、手荒れ
防止効果を損わない範囲で前記必須成分以外に、石けん
及び非イオン界面活性剤、並びにエタノール、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、グリセリンなどの
ハイドロトロープ剤、殺菌剤、防カビ剤、キレート化剤
、防錆剤、色素、香料、水不溶性研磨材、乳濁剤などを
添加することができる。

本発明の液体洗浄剤組成物は、適度な粘度と優れたスカ
ム分散性及び泡切れ性を有し、かつ肌刺激性が少いとい
う特徴がある。

次に実施例および比較例により本発明をさらに詳細に説
明するが、それに先立ち本発明品および比較例品のスカ
ム分散性、泡切れ、手荒れ性及び垂直面に対する液のタ
レ易さの評価方法について述べる。

評価方法 （１）スカム分散性、泡切れ性 ロータンク式洋式便器を用いて、洗浄剤組成物を１０ｇ
塗布し、柄付きブラシで便器的全面を３回こすり、約１
６９の水で流した後の泡切れ及び液溜め氷表面のスカム
浮遊状態を視覚により判断した。

評価点　Ｏ；全く、泡、スカムが認められない。

０；泡、スカムがほとんど認められない。

Δ；泡、スカムが認められる。

Ｘ；泡、スカムが多く認められる。

（２）手荒れ性 洗浄剤組成物の５重量％溶液を調製し、液温を３０℃に
保ち、毎日２０分間手を浸漬したのち、よく水洗する。

被験者５人の手の状態を１日後１次の基準により目視判
定して、平均点で示した。

５点・・・手荒れが認められない。

４点・・・手荒れがわずかに認められる。

３点・・・手荒れが若干認められる。

２点・・手荒れががなり認められる。

１点・・・手荒れが著しく認められる。

平均点は４点以上あることが望ましい。

（３）垂直面に対する液のタレ具合 各組成物を垂直なガラス板の上に１０ｇ／１００ｄ、厚
み約１ｍｍで塗布し、組成物のタレ具合を視覚判定する
。

Ｏ；洗浄剤のタレ具合が適度である。

△；洗浄剤のタレ具合ががなりタレ易い、あるいはかな
りタレにくい。

×；洗浄剤のタレ具合が非常にタレ易い、アルいは非常
にタレにくい。

実施例−１ 第１表に必須３成分の添加効果について検討した結果を
示す。

第１表から分るように、（ａ）、（ｂ）及び（Ｃ）成分
の何れが欠けても本発明の目的は達せられない。

実施例−２ （ａ）、（ｂ）及び（ｃ）成分の代表的なものを組み合
せたものや、何れかの成分を欠いたものと。

任意成分からなる１４種の組成物を作り、前記評価方法
によって評価した。結果は第２表の通りである。

（以下余白） 手続補正帯 昭和６０年２月５日 特許庁長官　志　賀　　　学　殿　　゛・１、　事件の
表示 昭和５９年特許願第２７８１０５号 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 東京都墨田区本所１丁目３番７号 （６７６）ライ　オン株式会社 代表者　小　林　　　敦 ４、代理人 ５、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 ６、　補正の内容 （１）明細書第５頁第３行の「５重量％」の記載をＩｉ
’２重量％重量％圧する。

Ｘ−１トヒ 手続補正帯 ２、発明の名称 液体洗浄剤組成物 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 東京都墨田区本所１丁目３番７号 （６７６）ライオン株式会社 代表者　小　林　　　敦 ４、代理人 東京都千代田区麹町４丁目５番地（〒１０２）明細書の
「発明の詳細な説明」の欄 ６、　補正の内容 明細書第１２頁第２表を別紙の通り補正する。

７、　添付書類の目録

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、液体洗浄剤において （ａ）平均重合度が１０＾３〜１０＾５でブルックフィ
   ールド降伏値が１００ｇ／ｓｅｃ．ｃｍ以上である部分
   架橋ポリアクリル酸０．１〜２重量％ （ｂ）アニオン界面活性剤０．５〜５重量％ （ｃ）炭素数５〜１８の炭化水素、炭素数５〜１８のア
   ルコール及びそのエステル誘導体の中から選ばれた少な
   くとも１種０．０１〜２重量％を含有することを特徴と
   する中性液体洗浄剤組成物。 ２、アニオン界面活性剤が炭素数８〜２２のα−オレフ
   ィンスルホン酸のアルカリ金属、アルカリ土類金属、炭
   素数１〜３のアルカノールアミンより選ばれるカチオン
   の塩である特許請求の範囲第１項記載の液体洗浄剤組成
   物。 ３、ｐＨ６〜８に調整するためにｐＨ調整剤として水酸
   化ナトリウムが加えられている特許請求の範囲第１項記
   載の中性液体洗浄剤組成物。