JPS61153685A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）発明の目的 （産業上の利用分野） この発明は電子写真複写機、プリンタなど静電転写プロ
セスを利用する画像形成装置、とくにそのクリーニング
装置に関するものである。

（従来技術と解決すべき課題） 走行する像担持体表面に形成した可転写トナー像を転写
材に転写させた後、転写に寄与せず像担持体表面に残る
トナーをクリーニングする工程をくりかえす画像形成装
置は従来から周知である。

この種の画像形成装置においては、残留トナーの除去の
ために、ウレタンなどの弾性材からなるクリーニングブ
レードが、その構成が簡単で小型であシ、コスト面から
も有利であるので従来からひろく実用されている。

この種のクリーニングブレードは、一定の巾をもって走
行する像担持体表面にある画像領域の巾よシも若干広巾
にして、機械加工時、組立時の誤差に容易に対応して、
クリーニングブレードが確実に像担持体の画像領域中を
カバーできるように構成しであるのが普通である。

よく知られているように、クリーニングブレードを用い
るクリーニング手段においては、走行する像担持体表面
に対してその方向に対抗するような方向からブＶ−ドの
エツジを圧接させるものが多く、このためにブレードエ
ツジには像担持体との間に大きい摩擦を生ずるものであ
る。しかし、像担持体表面の画像領域には、前述のよう
に若干の残留トＪ−が存在するために、クリーニングブ
レードは元来このトナーをかき落す作用を奏するもので
はあるが、逆に、このトナーの存在が像担持体表面とブ
レードエツジの当接部分において潤滑剤の作用をなして
１両者は所期の相対位置関係を維持してトナー除去作用
をなすのである。

ところが前述のように、いつばんにクリーニンググレー
ドの長さは、像担持体の巾（ブレードの長さ方向にみた
長さ）よシも大であり、その両端近傍部分は画像領域外
に存在するのが普通であるので、当該部分は常時トナー
の存在しない像担持体表面に圧接することになり、両者
間の摩擦が大となって、走行する像担持体へのブレーキ
として作用しその走行を不安定にしたシ、振動を生じた
りあるいは、めくれを発生するなどの事態を生じて本来
のクリーニング作用を奏すべき部分に悪影響を生ずるお
それがあった。

本発明はこのような現状に対処すべくなされたものであ
って、走行する像担持体表面の、とくに両端近傍の非画
像領域に適宜の潤滑剤を供給するようにして前述のよう
な欠点を回避し長期に亘って安定したクリーニング作用
を得られるようなりリーニング装置を提供することを目
的とするものである。

１２）発明の構成 （問題点を解決する技術手段、その作用）上記の目的を
達成するために、本発明においては、走行する像担持体
両側の非画像領域でかっ。

クリーニングブレードが圧接している区域において、前
記像担持体表面に潤滑剤を供給して、当該部分において
はクリーニンググレードエツジが潤滑剤を介して像担持
体に圧接するように構成したものである。

このように構成することによって、クリーニンググレー
ドはこれが像担持体表面に圧接するおおむね全長に亘っ
て何らかの潤滑物質を介して像担持体に圧接するので過
大な摩擦によって振動の発生、ブレードのめくれ、像担
持体の局部的な摩耗などの不都合を回避し、安定したク
リーニング作用が得られる。

（実施例の説明） 以下添付の図面によって本発明を複写機に適用した実施
例について説明する。

第４図は、矢印Ａ方向に回転する円筒状に形成された像
担持体（感光体）１とその周辺に配された画像形成手段
の一部を略示する側面図である。

感光体周辺には、もちろん表面光導電層を帯電させるた
めの帯電器、これに静電潜像を形成するための露光部、
該潜像にトナーをあたえて顕像化する現像器などが配さ
れているけれどもこれらは本発明には直接関係がないの
で、それらについての説明はこれ以上は省略する。

不図示の現像器によって形成されたトナー像は感光体１
の回動にともなって転写帯電器５ａをそなえた転写部位
に至る。

一方、これとは別に通路４から搬送されてくる転写材（
不図示）も感光体に近づき、前記転写部位において感光
体のトナー像に接近し、帯電器５ａの作用でトナー像が
転写される。その後、転写材は分離帯電器５ｂの作用で
感光体から分離し、搬送手段６によって次の定着部位（
不図示）に至るものとする。

転写部位において転写に寄与することなく感光体表面に
のこる残留トナーは感光体の回転にともなってクリーニ
ング装置２に至り、これに取着されているクリーニング
ブレード３によってかきとられ、清掃された光導電面は
ふたたび前述の帯電器の位置に至って上記と同様の工程
をくりかえすものとする。

このような構成のものにおいては、前にものべたように
、感光体１の表面に圧接するクリーニングブレードのエ
ツジは、該表面の画像形成領域中よりひろく構成しであ
る。すなわち、第２図に一部が示しであるように１円筒
状感光体１０表面の画像領域中りの両側に（図にはその
一方のみが示しである）非画像領域ＮＤが存在し、この
ような表面に対して、クリーニングブレードのエツジは
同図に点線Ｅで示すように非画像領域までのびている。

このようなものにおいて５本実施例にあっては、画像領
域りと非画像領域ＮＤとの境界線近傍で非画像領域近傍
に潤滑材塗布装置７をもうける。図示してない感光体１
の反対側端部にも同様の装置を配することはもちろんで
ある。

潤滑剤塗布装置７は容器７ｂとこれに回転自在に配設さ
れた。ゴム、フェルト、金属など適宜の材料からなるロ
ーラ７ａを有している。また容器内にはシリコンオイル
、二硫化モリブデン、汎用の機械油など液状あるいは粘
稠状の潤滑剤８を収納してあり、前記ローラ７ａの一部
がこれに浸漬している。

ローラ７ａは、とくに第１図、第２図から判るように感
光体の非画像領域において感光体に当接しており、その
長さは、クリーニングブレードの両端に至るように定め
るのがよい。

このように構成しであるから、感光体１の回転にともな
ってローラ７ａも回転し、このさい容器内の潤滑剤がロ
ーラに付着し、さらに感光体表面に付着する。このため
、クリーニングブレードの当接エツジＥの、とくに感光
体の非画像領域に圧接する部分も潤滑剤の存在下に圧接
摺擦するので。

振動、めくれの発生などを阻止することができる。

実験によれば有機半導体を有する感光体にウレタンゴム
からなるクリーニングブレードを圧接した場合、潤滑剤
のない場合の非画像領域の摩擦係数はおよそ２．０であ
ったが、潤滑剤に５０Ｃ８〜５００００Ｃ８のシリコン
オイルを用いたところ摩擦係数は０．４以下にとどまり
、前述のような不都合は生じなかった。

なお第１図、符号７Ｃは潤滑剤規制用のスクレーバであ
り、潤滑剤が画像領域内に侵入しないように潤滑剤の種
類、ローラ７ａの感光体１への圧接力などによって装置
７の位置を適宜定めるものとする。

第３図は本発明の他の実施態様を例示するものであって
、感光体１の表面、非画像領域にパラフィン、ワックス
、ろうなどの固形潤滑剤９を機内適所に配した取付部材
９ａに取着して、ばね力などによって潤滑剤９を感光体
表面に圧接したものである。その位置は、前述の実施例
におけるローラ７ａの場合と同様に定めればよい。

また配設位置は第１図々示のようにクリーニング装置の
上流側であってももちろんかまわない。

以上本発明を複写機に適用した場合についてのべたが、
本発明がそれ以外の画像形成装置に適用できることは勿
論であり、また像担持体も円筒形以外の、たとえば無端
ベルト状のものなどにも適用できることは容易に理解で
きるところであろう。

（３）発明の効果 本発明は以上のような構成をそなえているから、クリー
ニングブレードがその全長にわたってすべて何らかの潤
滑物質を介して像担持体と圧接するので、過大摩擦の発
生にもとづくクリーニング不良を回避し、良質の画像を
得るに資するところが大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を複写機に適用した実施例の要部側面図
、第２図は同上要部斜面図、第３図は他の実施例の側面
図、第４図は複写機のクリーニング装置を作動を示す説
明図である。 １・・・感光体、２・・・クリーニング装置、３・・・
クリーニングブレード、７・・・潤滑剤供給装置、８，
９・・・潤滑剤。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 走行する像担持体表面光導電層の、画像領域をこえて両
   側非画像領域までのびて該表面に圧接するクリーニング
   ブレードをそなえ、 前記像坦持体表面非画像領域近傍に、該表面に潤滑膜を
   付与する手段をもうけた画像形成装置。