JPS61146302A - 複合限外濾過膜 - Google Patents

複合限外濾過膜

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Publication number
JPS61146302A
JPS61146302A JP26851184A JP26851184A JPS61146302A JP S61146302 A JPS61146302 A JP S61146302A JP 26851184 A JP26851184 A JP 26851184A JP 26851184 A JP26851184 A JP 26851184A JP S61146302 A JPS61146302 A JP S61146302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
membrane
molecular weight
ultrafiltration membrane
composite
Prior art date
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Pending
Application number
JP26851184A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuro Sasaki
達朗 佐々木
Tetsuo Watanabe
哲男 渡辺
Masaru Kurihara
優 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
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Publication of JPS61146302A publication Critical patent/JPS61146302A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、限外−過膜として有用な、透水性が高く、分
画分子量が小ざい、新規な複合限外r過膜に関するもの
である。
[従来の技術] 従来、限外−過膜として、ポリアミド、ポリイミド、ポ
リスルホン、ポリオレフィン等、単一素材の膜が知られ
ており(例えば、特開昭57−159508、特開昭5
9−87007、特公昭59−14494> 、最近、
限外−過膜に期待されている、低分画分子量で、高透水
性という特性を実現すべく、盛んに研究されている。と
ころが、この相反する特性の両立は、非常に困難である
のが現状である。具体的に説明すると、分画分子量は、
1〜2万が一般的であり、これに対し、数千またはそれ
以下が、紙分画分子、量となる膜として作製されている
。しかしながら、これらの膜は透水性が著しく低く、実
用性に乏しいものである。
限外−過膜は、操作圧5 kq/ciF以下が経済的で
あり、大きな圧力はかけられないことから、低分画分子
量であっても、透水性が極端に低い膜では意味を成さな
い。耐熱性、耐薬品性、機械強度にすぐれているため、
最もよく研究されているポリスルホン樹脂においても、
様々な改善が試みられているが、(例えば、特開昭59
−42003、特開昭59−80305>再現性よく、
安定して良好な限外−過膜を得るのは必ずしも容易では
なかった。また、複合膜としては、トリアジンとアミン
単量体を架橋したものが知られているが(特開昭58−
49404> 、分画分子量が1万以下であるものの、
平均分子量2000のポリエチレングリコールの溶液で
評価した時の透水速度は0゜2〜0.3m’/m2・日
−(kq/atf) 、平均分子伍6000のポリエチ
レングリコールの時は0.2m”/Tn”日・(ki/
cJ)であり、透水性の点で不満足である。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は上記の困難さを克服し、分画分子量が小さく、
膜透過液速度が少なくとも、0.4m’/m2・日・(
ki/cJ )以上である透水性の高い限外−過膜を提
供せんとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は次の特徴を有するものである。
(1)架橋性エポキシ樹脂を活性層としてなる複合限外
−過膜。
架橋性エポキシ樹脂を活性層とする複合膜は気体分離膜
、液体分離膜として検討されている(特開昭59−13
0505、特開昭58−92419)。しかしながら、
架橋性エポキシ樹脂を用いた限外;濾過膜はほとんど研
究されていなかった。
本発明は複合限外−過膜において架橋性エポキシ樹脂が
分画分子量を小さくし、かつ、透水性を著しく損なわな
いことを見い出したものである。
本発明の複合膜の支持層は、いわゆる非対称多孔質膜で
あり、素材は特に限定されないが、耐圧性、耐熱性、耐
酸性、耐アルカリ性からポリスルホン樹脂が好ましい。
ポリスルホンには、既に知られているように、次式で表
わされる繰り返し単位を有するものがあるが、 これらのうち、いずれを用いても差し支えない。
非対称ポリスルホン多孔質膜の製造法は、よく知られて
いるように、次の手順で製膜される(例えば、“オフィ
ス・オブ・セイリーン・ウォーター・リサーチ・アンド
・ディベロップメント・プログレス・レポート”N、3
59 (1968)に記載)。ポリエステル製不織布ま
たはタフタ等の補強材に、ポリスルホンのジメチルホル
ムアミド等の水溶性の溶媒に溶解させた溶液を塗布した
のち、実質的に水からなる媒体中で凝固(ゲル化)する
次に純水で洗浄する。このようにして得られた非対称ポ
リスルホン多孔質膜は表面には数十〜数百人程度の大き
さで表面から裏面にいくほど大きくなる微細孔を有する
。また孔の占有面積は表面で10〜20%程度であり、
内部から裏面にいくほど広くなっている。非対称ポリス
ルホン多孔質膜の製膜に際して凝固媒体中に界面活性剤
を用いることが多孔質膜の性能改善に効果的な場合があ
る。
本発明中の活性層となる架橋性エポキシ樹脂は分子内に
2つ以上のエポキシ基をもつモノマが、多孔質膜上で触
媒によって架橋されて成るものであり、このモノマは支
持層である非対称多孔質膜を溶解させない溶媒に溶かさ
なければならない。
例えば、水溶性エポキシ基含有化合物か、アルコール可
溶性エポキシ基含有化合物が好ましい例である。また、
エポキシ基含有モノマの平均分子量は支持層の非対称多
孔質膜の分画分子量より小さい方が好ましい。すなわち
、分子量が大きい時は、架橋される箇所が少なくなり、
架橋しても活性層がはがれてしまう事があり、また、反
応基が多くあっても、非対称多孔質膜の孔が埋められて
しまい、その結果、分画分子量が小さくなっても、透水
性の低い実用性のない限外濾過膜になる。このため、エ
ポキシ基含有モノマの平均分子量は1000以下である
ことが好ましい。
上記のような架橋製エポキシ樹脂の具体例を次に挙げる
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
(ただし、nは1〜10までの整数) (エポニット、ブナコールEX−810,EX−811
、EX−851、EX−830,EX−(ブナコールE
X−313)    (ブナコールEX−314)(ブ
ナコールEX−512,EX−521>(ブナコールE
X−301) H (ブナコールEX−611) デナコール:ナガセ化成工業(株)製品エポニット二日
東化成(株)製品 これらの架橋反応触媒としては、一般に知られている、
酸、アルカリでよいが、反応の速さからホウフッ化亜鉛
が好ましい。又、エポキシ含有モノマの種類によっては
、触媒は必要なく、加熱により架橋してもよい。
次に複合膜の製膜について説明する。
エポキシ含有モノマと触媒を、水または水−アルコール
混合溶媒に溶かし、溶液を調整する。この時、濃度が高
い場合は多孔質膜の孔をふさいでしまうため、好ましく
なく、10重量%以下に調整する。この溶液を非対称多
孔質膜に塗布または含浸し、次に通常、80〜150℃
、好ましくは、100〜120℃で加熱処理し、溶媒の
除去、架橋反応を起させる。加熱時間は1〜60分間、
好ましくは2〜10分間加熱する。製造された複合膜は
ラウリル酸ナトリウム水溶液(5重量%)に浸漬し、水
洗した1多、評価する。
[実施例] 以下に本発明の実施例を挙げるが本発明の内容は実施例
のみに限定されるものではない。
定義される。
実施例1 平均分子m300であるエポキシ基含有モノマ[エボニ
ット012J(日東化成(株)製)を0゜02重置%、
ホウフッ化亜鉛を0.02重量%となるよう水−エタノ
ール(重量比1:1)混合溶媒に溶かし、溶液を調整し
た。上記に説明した手順で製膜した非対称ポリスルホン
多孔質膜上にこの溶液を塗布し、120’Cで2分間加
熱処理した。
次にこの膜をラウリル硫酸ナトリウム水溶液(5重量%
)に浸し、水洗した後評価した。評価条件は、平均分子
19000のポリエチレングリコール(片山化学工業(
株)製)を2500pDmの濃度で含有する水溶液を供
給原液とし、温度256C1圧力3 ki / +、+
fで行なった。その結果、除去率は60.0%、透水速
度は0.60Trl!/Tr12・日・(ki / c
f >であった。
実施例2 水−エタノール(重量比1:1)混合溶媒に「エポニッ
ト012J(日東化成(株)製)を0゜1重量%、ホウ
フッ化亜鉛を0.1重量%になるように溶解し、溶液を
調整した。この溶液に、実施例1で用いた非対称ポリス
ルホン多孔質膜を2分間浸し、次に120℃で2分間加
熱処理した。
実施例と同様に評価した結果、除去率70.4%、透水
速度0.60Tr1!/v2・日・(ki/cnf)で
あった。
実施例3 トリグリシジルトリス(ヒドロキシエチル)イソシアネ
レイトrDEDNAcOL  EX−301」 (ナガ
セ化成工業(株)製)を実施例2と同様に複合膜化し、
評価した。除去率は68.2%、透水速度は0.63m
’/m2・日・(kq/cnf)であった。
実施例4 「エポニット012J(日東化成(株)製)を1.0重
量%、ホウフッ化亜鉛を1.0重量%になるよう、水−
エタノール(重量比1:1〉混合溶媒に溶かし、実施例
2と同様に製膜した。供給原液は平均分子16000の
ポリエチレングリコール(和光紬薬工業(株)製)を5
000ppm含有する水溶液を用い、その他は実施例1
と同条件で評価した。その結果、除去率88.2%、透
水速度0.47TIl!/1T12・日−(kg/cn
f)であった。
実施例5 [エボニット012J(日東化成(株)製)を2.0重
量%、ホウフッ化亜鉛を1.0重量%になるように、水
−エタノール(重量比1:1)混合溶媒に溶かし、実施
例2と同様に製膜した。供給原液は平均分子!2000
のポリエチレングリコール(和光紬薬工業(株)製)を
5000ppm含有する水溶液を用い、その他は実施例
1と同条件で評価した。その結果、除去率90.0%、
透水速度0.40m’/m2・日−(kl/atf)で
あった。
[発明の効果] a 透水性を著しく損なうことなく、限外r過膜の分画
分子量を小さくすることができる。
b 塗布または含浸するエポキシ含有上ツマ溶液の濃度
を変えることにより、容易に分画分子量をコントロール
することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)架橋性エポキシ樹脂を活性層としてなる複合限外
    ろ過膜。
JP26851184A 1984-12-21 1984-12-21 複合限外濾過膜 Pending JPS61146302A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26851184A JPS61146302A (ja) 1984-12-21 1984-12-21 複合限外濾過膜

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JP26851184A JPS61146302A (ja) 1984-12-21 1984-12-21 複合限外濾過膜

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JPS61146302A true JPS61146302A (ja) 1986-07-04

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ID=17459520

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JP26851184A Pending JPS61146302A (ja) 1984-12-21 1984-12-21 複合限外濾過膜

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JP (1) JPS61146302A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0245863A2 (en) * 1986-05-16 1987-11-19 Millipore Corporation Composite ultrafiltration membranes
JPH01171604A (ja) * 1987-12-25 1989-07-06 Daicel Chem Ind Ltd 半透膜及びその製造方法
JP2013031851A (ja) * 2012-11-09 2013-02-14 Nitto Denko Corp エポキシ樹脂多孔質膜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0245863A2 (en) * 1986-05-16 1987-11-19 Millipore Corporation Composite ultrafiltration membranes
JPH01171604A (ja) * 1987-12-25 1989-07-06 Daicel Chem Ind Ltd 半透膜及びその製造方法
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