JPS61142690A - エレクトロルミネセンス装置とその駆動方法 - Google Patents

エレクトロルミネセンス装置とその駆動方法

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JPS61142690A
JPS61142690A JP59265113A JP26511384A JPS61142690A JP S61142690 A JPS61142690 A JP S61142690A JP 59265113 A JP59265113 A JP 59265113A JP 26511384 A JP26511384 A JP 26511384A JP S61142690 A JPS61142690 A JP S61142690A
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JP
Japan
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layer
light
luminescent
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electrodes
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Application number
JP59265113A
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English (en)
Inventor
隆三 深尾
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はディスプレイ装置などに用いられるエレクト
ロルミネセンス(EL )装置とその駆動方法に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来、EL装置として多色表示できるようにしたものが
ある(文献不詳)。すなわち、第3図に示すようにガラ
ス基板31上に第1の透明電極32を介して第1および
第2の絶縁層33.35ならびにこれら絶縁層i3.3
5に挾持された第1の発光体層34を積層状に形成し、
さらに上記第2の絶縁層35上に第2の透明電極36を
介して第3および第4の絶縁層37.39ならびに第1
の発光体層34とは異なる発光色を有し、上記両絶縁層
37゜39に挾持された第2の発光体層38を積層状に
形成して、その上に背面電極40を形成してあも上記構
成において、第1の透明電極32と第2の透明電極36
との間に第1の交流電源42を、第2の透明電極36と
背面電極40との間に第2の交流電源4rをそれぞれ接
続し、各電極間に電圧を印加すると、たとえば第1の発
光体層34によって赤色の発光を呈し、第2の発光体層
38によって緑色の発光を呈する。上記印加電圧を変化
させれば、2色の混色の程度が変化する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに、上記従来のものは、単色の2重絶縁層形薄膜
EL素子を2段重ねた多層構造のため、膜厚が不均一と
なって高信頼性のものが得られにくいうえ、中間の透明
電極36の安定化のための熱処理で他の層の剥離を招き
易く、製造歩留りが悪い等の種々の欠点を有している。
このため、第4図に示すようにガラス基板51上に透明
電極52を形成・し、この透明電極52上に、第1およ
び第2の絶縁層53.56とに挾持されて互に異なる発
光中心を有する2層の発光体層54.55を設け、上記
透明電極52と第2の絶縁層56上に形成された背面電
極57との間に交流電源58に接続し、各電極52.5
7に印加される一電圧値を変化させて上記両光光層54
.55を発光させることにより、多色表示できるように
することが案出されている。
上記のものは従来の欠点を解消できるものの、両電極5
2.57のうちの一方に印加された電圧で2種類の発光
体@ 54 、55が同時に発光するおそれをなくすた
め、上記両光光体層54.55の厚さを大にしなければ
ならず、換言すればEL波装置発光動作電圧が高くなり
、消費電力の増大化は避けられない。
この発明は上記事情に鑑みてなされたもので、信頼性お
よび歩留りの向上が図れるうえ、低消費電力化が可能と
なるEL波装置提供することを目的としている。
この発明の他の目的は、上記EL波装置多色表示用とし
て適正に動作させ得るEL波装置駆動方法を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明者は、発光体層などを厚くすることなく不要な
混色のおそれを解消し得るEL波装置開発について鋭意
検討するなかで、絶縁層と発光体層との界面で加速され
る電子は発光体層の結晶性が良い程、平均自由工程が長
くなってエネルギーが増すという事実から、逆に結晶性
の悪いつまり非晶質ないし多結晶質(ポリクリスタル)
の発光体層を電子の障壁として利用すれば、発光体層を
厚くする必要がなくなることを確認してこの発明を完成
させるに至った。
すなわち、この発明は、少なくとも一方が透明である1
対の電極間に、第1および第2の絶縁層に挾持されて互
に異なる発光中心を有する2層構造の発光体層を設けた
ものであって、上記両光光体層間に付活剤を添加しない
発光母体層を介在させ、上記各電極への各印加電圧値が
可変できる交流電圧を上記電極間に印加するようにした
ものである。
[作 用] この発明は、上記各電極に印加された交流電圧を変化す
るこχにより、2層構造の各発光体層と絶縁層との界面
での発光中心が電子に衝突励起され、2種の発光色およ
びその混色の表示が可能となり、さらに一方の電極に印
加された電圧で一方の発光体層から他方の発光体層へ電
子が入り込むのが付活剤無添加で非晶質ないしポリクリ
スタル性の発光母体層で阻止されるため、発光体層を厚
くする必要がなくなる。
〔実施例〕
第1図はこの発明に係るEL波装置一例を示すものであ
る。
同図において、1は透明性材、たとえば無アルカリガラ
スからなる基板であり、この基板1上には、ITO膜、
たとえばI neo3− S n 02からなる透明電
極2がスパッタ法により厚さ2,0OOX程度に形成さ
れている。3は上記透明電極2上に電子ビーム蒸着法で
形成されたY2O3からなる厚さ4、ooo′X程度の
第1の絶縁層、4は第1の絶縁層3上に形成された第1
の発光体層、5は第1の発光体層4上に付活剤を含有さ
せてない発光母体層6を介して形成された第2の発光体
層である。
上記第1の発光体層4は、たとえばZnSの母体に緑色
発光用の付活剤TbF3を重量比で5%添加したものを
電子ビーム蒸着法で形成したもので、その厚さは3,0
OOX程度に設定されている。第2の発光体層5は、た
とえばZnSの母体に赤色発光用の付活剤SmF3を重
量比で0.5%添加したものを、同じく電子ビーム蒸着
法で、厚さ3,0OOA程度に形成しである。これら発
光体層4.5の蒸着速度は5X/秒とした。
上記発光母体層6はZnSからなり、電子ビーム蒸着で
、厚さ1.oooX程度に形成してあり、この蒸着速度
は40X/秒とした。この結果、上記発光体層4,5が
正方晶結晶質であったのに対し、発光母体層6は非晶質
なものになった。
7は上記第2の発光体層5上に形成されたY2O3から
なる厚さ4.000″A程度の第2の絶縁層、8は第2
の絶縁層7上に形成された背面電極であり、抵抗加熱蒸
着法により厚さ2,0OOX程度に形成されている。
上記構成において、透明電極2と背面電極8との間に交
流電源9により、たとえばパルス電圧を印加し、各電極
8,2にそれぞれ印加される電圧値を変えることにより
、赤色から緑色までの任意の発光色を得ることができる
つぎに、上記EL装置の具体的な駆動方法を第2図^〜
(E)で説明する。
まず、透明電極2と背面電極8との間に、透明電極2が
正、背面電極8が負となるように、第2図(5)に示す
2 KHzの交流対称パルス電圧を加えると、第1の発
光体層4からの緑色の発光と、第2の発光体層5からの
赤色の発光とが生じる。ところで、緑色の発光と赤色の
発光はそれらの中間色である黄色となるが、緑色の方が
赤色よりも発光輝度が高いため、両電極2,8に同じ値
のパルス電圧が印加されると、基板1を通して外部に取
り出される発光色は緑かかった黄色となった。この時、
上記電極2,8にそれぞれ印加される各パルス電圧の電
圧値は170vであった。なお、従来のもので同レベル
の輝度を発光させた時には、第2図(2)の破線で示す
ようにパルス電圧の電圧値は200Vであった。
また、透明電極2側のみに第2図(B)に示すようなパ
ルス電圧を印加した場合は、発光現象が第1の発光体層
4と第1の絶縁層3との界面付近で起るため、緑色の単
色発光を呈する。当然のように、背面電極8のみに第2
図(C)に示すようなパルス電圧を印加した場合も、上
記と同様の原理で赤色の単色発光が生じる。
このような一方の電極のみにパルス電圧を印加した場合
、第1および第2の発光体層4,5間に介在しである付
活剤無添加の発光母体層6は結晶性が悪いから、たとえ
ば第1の発光体層4からの電子は上記発光母体層6で運
動エネルギーを失って他方の第2の発光体層5には至ら
ない。換言すれば、第1および第2の発光体層4,5の
厚さが第4図のもの(5,000λ程度)よりも薄肉の
3,000λ程度であっても、不要な混色が防止できる
さ狛と、上記各電極2,8に第2図(D)のようなパル
ス電圧を印加すると、赤色と緑色の中間色である黄色の
発光を呈した。この場合、緑色の発光輝度が赤色のそれ
よりも高いため、緑色に対応する透明電極2への印加電
圧値を赤色に対応する背面電極8への印加電圧値を低く
しである。
ところで、第2図(B) 、 (C)に示すような定方
向のパルス電圧の印加は、分極効果によりEL装置に印
加される実効電界が減少して輝度が低下する傾向にある
。このため、単色光を得る場合の最適の駆動方法は、第
2図■)に示すように両方向のパルス電圧において、一
方のパルス電圧の振幅値を動作電圧vOとし、他方のパ
ルス電圧の振幅値を発光のしきい電圧vh以下にすれば
よい。これにより、上記発光体層4,5内でのキャリア
の蓄積が防止されて高輝度の単色発光を実現できる。
なお、上記発光体層4,5ならびに発光母体層6は上記
実施例のものに限定されることなく、適当な材料を選ぶ
ことができる。たとえば、発光体層4.5については、
黄色発光用としてのZnSにMnもしくはDyF3を添
加したものや白色発光用としてZnSにPrF3を添加
したものなどがある。
これら発光体層4,5の厚みとしては、一般に3.00
0〜5,000λ程度の範囲で選択でき、また発光母体
層6の厚みは500〜2,0OOX程度の範囲とするの
がよい。
また、第1および第2の絶縁層3,7も上記Y2O3に
限らず、Al2O3、Ta205、SmO3、BaTi
0.、、PbTiO3,5rTi03 、Si3N4等
から選べるもので□ある。
さらにまた、EL装置駆動用交流電圧としては、パルス
電圧の他、正弦波などの他の交流を用いることができる
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、第1および第2の絶
縁層間に介在した2種の発光体層により多色表示が行え
るうえ、各層の積層数が少な(なって小形化や製作の容
易化が図れ、とくに両発光体層間に付活剤無添加の発光
母体層を設けたから、不要な混色のおそれがなく低電力
化に寄与し得るEL装置とその駆動方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るEL装置の一例を示す断面図、
第2図(4)〜(E)はこの発明に係るEL装置の駆動
方法を説明するための印加電圧波形図、第3図は従来の
EL装置の断面図、第4図はこの発明とは異なるEL装
置の一例を示す断面図である。 2.8・・・電極、3・・・第1の絶縁層、4・・・第
1の発光体層、5・・・第2の発光体層、6・・・発光
母体層、7・・・第2の絶縁層、9・・・交流電源特許
出願人  日立マクセル株式会社 2.8.電a          @1図第3図 第4図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1.  (1)少なくとも一方が透明で互に対向する1対の電
    極と、この電極間で第1および第2の絶縁層に挾持され
    た発光体層とを備え、上記発光体層を、互に異なる発光
    中心を有する2層構造とするとともに、これら両発光体
    層間に付活剤を添加しない発光母体層を介在したことを
    特徴とするエレクトロルミネセンス装置。
  2.  (2)少なくとも一方が透明で互に対向する1対の電
    極間に、第1および第2の絶縁層に挾持されて互に異な
    る発光中心を有する2層構造の発光体層を配設するとと
    もに両発光体層間に付活剤を添加しない発光母体層を介
    在したエレクトロルミネセンス装置の駆動方法であつて
    、上記1対の電極間に交流電圧を印加し、各電極に印加
    される電圧値を可変できるようにしたエレクトロルミネ
    センス装置の駆動方法。
JP59265113A 1984-12-15 1984-12-15 エレクトロルミネセンス装置とその駆動方法 Pending JPS61142690A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6394593A (ja) * 1986-10-07 1988-04-25 シャープ株式会社 交通信号機
JPH05234676A (ja) * 1991-12-24 1993-09-10 Nippondenso Co Ltd El表示装置

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JPS6394593A (ja) * 1986-10-07 1988-04-25 シャープ株式会社 交通信号機
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