JPS61132682A - ポリアミド繊維用紡糸油剤組成物 - Google Patents

ポリアミド繊維用紡糸油剤組成物

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JPS61132682A
JPS61132682A JP25102584A JP25102584A JPS61132682A JP S61132682 A JPS61132682 A JP S61132682A JP 25102584 A JP25102584 A JP 25102584A JP 25102584 A JP25102584 A JP 25102584A JP S61132682 A JPS61132682 A JP S61132682A
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weaving
wax
yarn
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藤丸 紀夫
古礒 廣幸
坂根 義之
甲斐 繁之
岡本 忠光
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ポリアミド繊維用紡糸油剤組成物に関し、特
にウォータージェットルーム(−几)で無糊製織するの
に適してポリアミド繊維を得るための紡糸油剤組成物に
関するものである。
〈従来の技術〉 一般にポリアミド、ポリエステルのごとき合成繊維糸条
を製造する際には、糸条に平滑性、集束性及び帯電防止
性などを付与するために鉱物油やエステル類などの平滑
剤に各種の界面活性剤を配合した油剤が施されるが、特
に水を多量に使用する訂りによる無糊製織糸用油剤とし
ては、前記平滑性、集束性等に加えて水の糸条に対する
影響を考慮する必要がある。このため、従来、−几によ
る無糊製織糸用油剤としてはワックスを配合して耐水性
を付与するようにした油剤が提案されている(例えば特
公昭49−101号公報)。
しかしながら、ワックスを多量に配合した油剤を糸条に
付与するとワックスが原糸製造工程において延伸ローラ
に、また製織工程において綜絖や筬に付着し、稼動率を
低下させるのみならず、さらに精練工程でのワックスの
除去が十分できなくなるため、織物の染色性が低下する
という欠点がある。
また、近時WJLによる無糊製織用合成繊維マルチフィ
ラメントの紡糸油剤として、プロピレンオキサイドとエ
チレンオキサイドがランダムに付加したポリエーテル結
合鎖を有する分子量t、ooo〜15,000の化合物
を10〜50重量%、ワックス及び/又はシリコーン油
を5〜35重量%含有した水性紡糸油剤が提案されてい
る(特公昭5B −17308号公報)。
しかしながら、この紡糸油剤のようにプロピレン茅キサ
イドとエチレンオキサイドがランダムに付加した化合物
はその含有量を10重量%以上とすると耐水性、集束性
及び平滑性が低下する。またその分子量が10,000
以上となると製織工程で綜絖や筬にスカムが付着し、製
織時の稼動率が低下するとともに得られる織物の染色性
が低下する。さらに前記プロピレンオキサイドとエチレ
ンオキサイドとのランダム付加化合物と併用するパラフ
ィンワックス、ポリエチレンワックス等の通常のワック
スでは製織工程で綜絖や筬にワックスが付着し、製織効
率を著しく低下させ、織物の染色性を低下させる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明はポリアミド繊維のW几による無糊製織において
付着物の発生を防止して製織効率を向上させるとともに
染色性に優れた高品位の製品を得ることのできるポリア
ミド繊維用紡糸油剤組成物を提供せんとするものである
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は上記目的を達成するもので、その要旨は、酸価
が10以上で分子量が2.000以上の酸化ポリエチレ
ンをアルカリ金属塩とした酸化ポリエチレンワックス3
〜30重量%と1分子量t、ooo〜10.000のプ
ロピレンオキサイドとエチレンオキサイドとのランダム
付加化合物2〜10重量%とを含有することを特徴゛と
するポリアミド繊維用紡糸油剤組成物にある。
以下9本発明の詳細な説明する。
まず1本発明における酸化ポリエチレンワックスは酸価
が10以上で分子量が2.000以上の酸化ポリエチレ
ンの末端又は側鎖のカルボキシル基の一部又は全部をナ
トリウム、カリウム等のアルカリ金属で置換したもので
ある。この酸化ポリエチレンワックスに用いられる酸化
ポリエチレンはその酸価が10以上で2分子量が2.0
00以上であり、特に酸価が15〜251分子量が3,
000〜s、oooのものが好ましい。この場合酸化ポ
リエチレンの酸価が10未満では染色性が低下し、また
分子量が2.000未満では耐水性が低下するので好ま
しくない。
この酸化ポリエチレンワックスの配合量は油剤有効成分
に対して3〜30重量%とする必要がある。
酸化ポリエチレンワックスの配合量が3重量%未満では
耐水性に劣り、製品品位が悪(なり、 30重量%を超
えると繊維間摩擦が低くなり過ぎ、パーン、チーズ等の
捲崩れを起こすとともに付着物の発生が多く、染色性が
低下するので不適当である。
次に、プロピレンオキサイドとエチレンオキサイドとの
ランダム付加化合物は脂肪酸、脂肪族アルコール、多価
アルコールの脂肪酸エステル等の化合物にプロピレンオ
キサイドとエチレンオキサイドの混合物をランダムに付
加させた付加物及びプロピレンオキサイドとエチレンオ
キサイドとのランダム共重合体等のポリエーテル結合を
有する化合物である。このプロピレンオキサイドとエチ
レンオキサイドとのランダム付加化合物の分子量は1 
、000〜10.000であり、特に3,000〜7 
、000のものが好ましい。この分子量が1 、000
未満では耐摩耗性に劣り、またto、oooを超えると
製織工程での付着物が多くなり、製織効率が低下すると
ともに得られる織物の染色性が低下する。
このプロピレンオキサイドとエチレンオキサイドとのラ
ンダム付加化合物の配合量は油剤有効成分に対して2〜
10重量%であり、配合量が2重量%未満では染色性向
上の効果が十分でなく、また10重量%を超えると上述
したごとく耐水性及び集束性が低下し、製織工程での付
着物が増加するので好ましくない。
本発明の紡糸油剤組成物は上記2成分のほかに。
平滑剤、乳化剤、帯電防止剤等を含有するものである。
平滑剤としては1通常の紡糸油剤に用いられる鉱物油、
脂肪酸エステル等が使用される。また。
乳化剤としては、各種非イオン活性剤が使用され。
酸、アルコール又は動植物油にエチレンオキサイドを付
加したもの等が好適である。また、帯電防止剤としては
アニオン活性剤、カチオン活性剤。
両性活性剤が使用される。さらに、金属摩耗防止性が要
求される場合には脂肪酸やアミノ酸を配合する等、適宜
必要とする成分を配合することができる。
本発明が適用されるポリアミド繊維としてはナイロン6
、ナイロン66、ナイロン610等のホモポリマー・及
びこれらのコポリマー、ブレンドポリマー等から得られ
る繊維があげられる。
本発明の紡糸油剤組成物は溶融紡出されたポリアミド未
延伸糸にローラ法、スプレー法等によって付与される。
この場合、油剤付着量は未延伸糸に対して0.3〜0.
8重量%とすることが適当であり、付着量が多すぎると
延伸工程でガイドやローラにワックスが付着して毛羽を
誘発し、また付着量が少なすぎると集束性が悪くなり、
単糸割れを起こし、糸切れや毛羽を発生するとともに耐
水性に劣り9wt物の品位を低下させる。
本発明の油剤組成物が付与された未延伸糸は常法に従っ
て支障なく延伸することができ、糊付工程を経ることな
く一几による′MItliに供され、製織時における付
着物も少なく、染色性の優れた高品位の製品とすること
ができる。なお、紡糸速度を4.000m/分を超える
高速とし、延伸を施すことな(製織に供することも可能
である。
〈実施例〉 以下1本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
実施例1 ナイロン6チップを溶融紡糸し、冷却した未延伸糸にオ
イリングローラを用いて第1表に示す成分を同表に示す
配合量で配合したエマルジョン濃度10重量%の水性エ
マルジョンの紡糸油剤を有効成分付着量が0.5重量%
となるように付与し。
L200m/分の速度で捲取った。これらの未延伸糸を
常法に従って3.0倍に延伸し、 CF値50の交絡処
理を施して70d/12fの延伸糸を採取した。
これらの延伸糸をグイレクワーバーでビーミンした無糊
糸をWJL (津田駒社製ZW200)を用いて。
経聡本数5.200本、¥a上経密度1)0本/2.5
4cm。
緯密度80本/2.54cm、織機回転数60Or、p
、mで平組織のタフタに製織した。
前記原糸の性能、製織性及び織物の染色性を評価した結
果を第1表に示す。
なお、評価は次の項目(方法)により行った。
(A)集束性 長さ50cmの延伸糸を採取し、その一端を固定し、他
端に35gの荷重をかけ、荷重より10cm上部を鋏で
切断したときの分繊した部分の長さくcm)で表した。
(B)耐水性(吸水率) 20°C165%RHの室内で24時間コンディショニ
ングした延伸糸を温度20℃、長さ10cmの水浴に浸
漬しながら走行させ、速度10m/分で捲取り、105
℃のオーブン中で2時間乾燥し1冷却後、延伸糸の重量
(Wf)を測定するとともに、この水浴処理による延伸
糸の吸水量(H)を測定し9次式により算出した。
耐水性= −X100  (%) 訂 (C)綜絖、筬の付着物量 30疋製織(7日間連続調m)したときの綜絖。
筬に発生した付着物の量を肉眼で、 A (m少)〜D
(多)の4段階で判定した。
(D)製織効率 30疋製織したときの実働効率で示した。
(E)染色性 生機をアクチノールR−100(松本油脂製薬社製) 
 0.1重量%を用い、60’CX10分間精練した後
、同浴において下記の染色処方で染色を行い、染色縁を
ワックスを配合していない第1表魔15の精練布を標準
として、変退色用グレースケール(JIL−L−804
) (D色差(1〜5級)を細分して1〜10級とした
スケールで0.5級の範囲まで判定した。
染色処方 Te1on Fast Navy Blue RO,5
%owf(Bayer社製酸性染料) Sandozol KB  (Sandoz社製均染剤
)1,0%owf酢   酸            
    0゜2m l / 145分間で100℃まで
昇温し、60分間煮沸染色後。
105°Cで30分間乾燥。
(l主) mOPEKはに塩型酸化ポリエチレンワックスを示し。
()内の数値はに塩とする前の酸価/分子量を示す。
(21PO/EOはプロピレンオ・キサイドとエチレン
オキサイドとのモル比1:1のランダム共重合体を示し
、()内の数値は分子量を示す。
(31POEはポリオキシエチレンを示し、()内の数
値はエチレンオキサイドの付加モル数を示す。
なお、ワックス類はエマルジョン状のものを使用した。
第1表から明らかなように本発明の油剤組成物が付与さ
れた糸条の集束性、耐水性は従来のポリエチレンワック
スやパラフィンワ・7クスを配合した油剤を付与した糸
条と比較して遜色がなく、良好であった。また本発明の
油剤組成物が付与された糸条は!!!!織時の綜絖、筬
への付着物も少なく。
製織効率も比較油剤及び従来油剤を付与した糸条に比し
て優れており、かつ織物の品位も欠点の少ない高品位の
ものであった。さらにポリエチレンワックスやパラフィ
ンワックスを配合した従来の油剤が付与された糸条及び
織物は染色性が劣るのに対し3本発明の油剤組成物が付
与された糸条及び織物は染色性が良好で1斑のないもの
であった。
〈発明の効果〉 以上に述べたごとく本発明の油剤組成物は酸化ポリエチ
レンワックスと、プロピレンオキサイドとエチレンオキ
サイドとのランダム付加化合物の特定の成分を特定比率
で配合してなるものであるから、樹脂、ワックス等で強
い皮膜を形成・させて集束性を付与し製織時の耐衝撃性
や耐水性を与える従来の油剤に比べて、糸条にそれ程強
い皮膜を作ることなく製織時の耐衝撃性を十分に与える
のみならず、これらの特性を付与することによって製織
時の綜絖、筬への付着物が大巾に減少し、織物の品質を
極めて高品位とすることができる。しかも1本発明油剤
組成物は酸化ポリエチレンワックスと、プロピレンオキ
サイドとエチレンオキサイドとのランダム付加化合物を
併用することより。
従来のワックスを多量配合した油剤のごとく、得られる
生機の精練性が悪く、染色性が低下するということがな
く、得られる生機は精練性が良好で染色性の優れた織物
を与える。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸価が10以上で分子量が2,000以上の酸化
    ポリエチレンをアルカリ金属塩とした酸化ポリエチレン
    ワックス3〜30重量%と、分子量が1,000〜10
    ,000のプロピレンオキサイドとエチレンオキサイド
    とのランダム付加化合物2〜10重量%とを含有するこ
    とを特徴とするポリアミド繊維用紡糸油剤組成物。
JP25102584A 1984-11-27 1984-11-27 ポリアミド繊維用紡糸油剤組成物 Granted JPS61132682A (ja)

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