JPS61126868A - カラ−中間調画像処理方法 - Google Patents

カラ−中間調画像処理方法

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JPS61126868A
JPS61126868A JP59247637A JP24763784A JPS61126868A JP S61126868 A JPS61126868 A JP S61126868A JP 59247637 A JP59247637 A JP 59247637A JP 24763784 A JP24763784 A JP 24763784A JP S61126868 A JPS61126868 A JP S61126868A
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JP
Japan
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degrees
dither
matrix
screen
color
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JP59247637A
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Yojiro Sato
佐藤 洋治郎
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ■発明の分野 本発明は、写真像、絵画などの中間調画像のカラー画情
報処理に関し、特に、″記録″と″非記録″の2値の状
態のドツトを使い、単位面積内の″記録″ドツトの割合
を変化させて、各色の濃度を表わす信号に応じた階調を
再生する方法に関する。
■従来の技術 中間調画像の処理方法、すなわち、原画像の濃度を再生
する方法には、大きく分けて、記録するドツトの大きさ
や、転写するインク・ドツトの濃度を変えることにより
階調を表わす濃度階調法と;゛′記記録上゛非記録′″
の2値の状態のドツトを使い。
単位面積内の″記録゛′ドツトの割合を変化させて階調
を表わす面積階調法がある。
このうち、装置自体の大きさを小さくできること。
メンテナンス・フリーであること、装置を低価格で提供
できることなどから面積階調法が用いられることが多い
また、この面積階調法には、代表的なものとして濃度パ
ターン法とディザ法がある。
濃度パターン法は、原画像の最小読取り単位(以下、画
素と呼ぶ)が再生画像において複数ドツトの広がりを持
つある一定面積の領域(以下、対応領域と呼ぶ)に対応
付けられていて、対応領域内のドツトを′″記記録上す
るパターン(濃度パターン)が予め種々記憶されており
、そのパターン群から画素の濃度に基づき適合する濃度
パターンを選択して、疑似的に階調を表わす方法である
。例えば、原画像の1画素をN X N [doが1 
 (Nは任意の整数)の正方形の領域に対応付けする場
合、装置内の固定メモリにその正方形の対応領域内にお
けるN2個のドツトを″記録n、II非記録″とする種
々のパターンを予め記憶しておくことにより各階調ごと
にその階調が、最もよく、自然に表現されるパ記録″ド
ツトのパターンを選択することができる。
しかし、ドツトの大きさをある程度以下に小さくするこ
とは様々な制約から困難であり、表現階調数を増すこと
により対応領域が大きくなって解像度が劣化(再生画像
の輪郭部分がぼやける)する。
逆に、対応領域を小さくすれば解像度は高くなるが1表
現階調数が少なくなり円滑な階調表現が望めない。また
、必要な階調数に合せて種々の濃度パターンを記憶しな
ければならないので、大きな固定メモリが必要である。
例えば、上記N×N[dat2]の正方形の対応領域に
よるすべての濃度パターンは2のN×Njlとおりとな
る。
これに対して、ディザ法では、到来する画素ごとに遷移
する閾値と、画素の濃度とを比較して2値化する。基本
的なディザ法では、原画像の1画素はl閾値と比較され
、1閾値は1ドツトに対応する。ディザ法における遷移
する閾値は、読取り階調数に対応する閾値を乱数発生す
る(独立決定法)ことにより得ることもできるが、この
場合、ノイズの発生率と再生画像の画情報の発生率が等
しくなるため、鮮明な再生画像が得られない。そこで、
あるパターン(閾値配列)で遷移する閾値のマトリクス
(ディザ・マトリクス)を記憶しておき、これを繰返し
用いる(組織的ディザ法)ことによりある規則性を持っ
て2値化される。組織的ディザ法(以下、単にディザ法
と略す)では、ふつう、1つのディザ・マトリクスを記
憶しておけば良いので、小容量の固定メモリで済むこと
になる。
良く用いられるディザ・マトリクスの閾値配列の一例を
第3a図〜第3C図に示す。第3a図は、Bayer型
と呼ばれているもので、隣合う閾値の差ができる限り大
きくなるように配列されている。第3b図は、閾値が大
きくなるに従って中心から外に向う渦巻を形成するよう
に(または、この逆)蛇列されており、渦巻き型などと
呼ばれる。
第3c図は、複数の値の近い閾値を集中して配列し、全
体として見た場合、″記録′″ドツトがマトリクスに対
して45度の角度で網状に交差するため網点型などと呼
ばれている。
しかしながら、このように1画素と1ドツトが対応付け
されていると、特に原画像の読取り画素の大きさが比較
的大きい場合、再生画像においてその部分だけが白く抜
けたり、黒い点となる所謂孤立画素の影響を生ずる。そ
こでこのような場合、原画像の1画素に対して複数ドツ
トを割当て濃度パターン法との折衷を図る方法が用いら
−れることがある。第2a図〜第2c図はディザ法の各
実施態様を示すものである(以下の説明においては。
画素の濃度が閾値より大きいとき、″記録″ドツトとす
る)。第2a図は、原画像の1画素に1閾値が対応する
場合であり、等倍のデジタル・プリンタ等では読取り画
素とドツトの大きさは等しくなる6第2b図は原画像の
1画素がディザ・マトリクスの一部に対応する場合であ
り、第2C図は原画像の1画素がディザ・マトリクスの
全部に対応する場合である。第2b図または第2C図に
ょうなディザ・マトリクスの実施態様はデジタル・プリ
ンク等における原画像の拡大、または、読取りレベルの
異なる情報ソースから画素の濃度データを受けるときな
どにも利用される。第2a図〜第2c図はいずれもディ
ザ・マトリクスを繰返し用いるディザ法であり、以下の
説明においては特に区別しない。
このような中間調画像処理方法は、カラー中間調画像を
再現するデジタル・カラー・プリンタ等にも用いられる
。これらにおいては、イエロ(Y)。
マゼンタ(M)およびシアン(C)の3色(絵の具の3
重色)を用いて、原画像の各色成分の量に応じて上述の
方法に基づき階調を与えて重ね合せる減色混合によりカ
ラー中間調画像の階調を表現している。
この絵の具の3原色は減色混合することによりすべての
色(フル・カラー)を表現することができるとされてい
るが1重ね合せにおいては、なかなか鮮明なカラー発色
が得られていない。例えば、3色重ね合せによる黒はく
すんだ色となり1画質の向上を図るためこれらにブラッ
ク(B)を加えることがある。このほか、インクの透明
度などが影響して下になった色が良く出ずに減色混合に
従わないことが多い、このため、従来のカラー印刷の分
野においては、各色成分が重ならないようにする加色混
合によるカラー発色が村なねれている。
これは、各色ごとに上述の面積階調法に相当して形成さ
れる印版それぞれについて、異なる形成角度(スクリー
ン角)を与えて印刷する。第4a図はブラックを加えた
4色印刷におけるこのスクリーン角を示している。A1
は印刷紙の縦および横方向を示しており、これをスクリ
ーン角0度とする。Bl + ci p DiはA1を
それぞれ角度4゜。
41+42だけ回転(左方向)させたものである。
ところで、このように各色ごとに異なるスクリー ゛ン
角を与えて印刷を行なう場合、モアレの発生が問題とな
る。モアレは、1つの曲(直)線群が別の曲(直)線群
と、各々の曲(直)線が45度以下の角度で交差i”る
とき、交点を連ねた新しい一部の曲線により曲(直)線
群相互の高周波の相対的変化が分周されて低周波の縞模
様となって現われる現象である。この分周率は鋭角にな
るほど大きくなる。人間の目は空間周波数において低域
通過特性を示すので、各画(直)線の交差する角度を大
きくすればモアレ発生の周波数が高周波側に移行するの
で縞模様は目につかなくなる。
このような理論に基づいて上記のスクリーン角が設定さ
れている。ただし、この場合は直交する格子が対象とな
るので、90度の範囲でスクリーン角の設定が行なわれ
る。スクリーン角が与えられた各格子に配色される各色
の刺激度が等しければこの角度は90度を等分(以下、
スクリーン角の等配分と呼ぶ)して与えられる。
一般にイエロ、マゼンタ、シアンの絵の具の3原色を用
いる3色刷りの場合、これら各色の刺激度が略等しいと
してスクリーン角が等配分され、各格子間の角度は30
度となる。これらの格子は、スクリーン角0度に対し1
5度の回転が与えられて4oは15度に、41は45度
に、42は75度にそれぞれ設定されている。
上記理論に基づけば、絵の具の3原色にブラックを加え
た4色に対し、スクリーン角の等配分を行なえば各格子
間の角度は鋭角に近付き、モアレ発生周波数は低くなり
目に付くことになる。ところが、上述のようにイエロ、
マゼンタ、シアンの絵の具の3原色それぞれの刺激塵が
略等しいとしながらも実際には大きく異なり、インク等
の発色媒体においてはイエロが最も単色に近く刺激塵も
低い。而して、4色刷りの場合にはスクリーン角の等配
分は行なわれないのが普通である。すなわち、比較的刺
激塵の高いシアンまたはマゼンタと、彩度が零であり刺
激塵が最も高いブラックとの間で目に付くモアレを発生
するよりも、イエロの間で発生するモアレを視覚的に吸
収する方法がとられることになる。
第4a図においては、スクリーン角0度とする格子A1
と格子り、または格子B、の間の角度43または44は
15度となるためモアレの発生周波数が最も低くなるが
、この格子A1にイエロを配色することにより上述のよ
うにイエロの刺激塵が低いため、あまり目に付かなくな
る。他の色については1例えば、格子B1にはマゼンタ
が、格子D1にはシアンが、格子C1にはブラックがそ
れぞれ配色される。
このような従来の印刷技術に倣って、上述の中間調画像
処理を用いるデジタル・カラー・プリンタ等においても
各色成分がなるべく重ならないようにして加色混合の要
素を含むカラー発色が試られている。しかしながら、デ
ジタル・カラー・プリンタ等においては原画像の読取、
プリント等がすべてデジタル処理されるので、第5図に
示すように各色成分に用いる濃度パターンまたは、ディ
ザ・マトリクスM L 、 M 2等に角度θを与える
ことはできない。
そこで、例えば、各色ごとに異なるディザ・マトリクス
を用いるディザ法によるカラー中間調画像処理方法(特
開昭56−146361号公報)がある。これによれば
、各色ごとにディザ・マトリクスが異なるので、同一画
素に複数の異なる色のインクが不必要に集中することが
なくなり、特に明るい部分における画質の向上は著しい
。しかし、この方法は、各色ごとに与えられる相異なる
ディザ・マトリクスのスクリーン角は等しく0度であり
、低周期で繰返すディザ・パターンによる再生画像にお
けるディザ法特有のテクスチャが目につくことになる。
一方、濃度パターン法によりスクリーン角を得る方法が
特開昭58−182372号公報において開示されてい
る。これにおいては、再生画像における″記録″ドツト
の並びがスクリーン角を形成するように濃度パターンを
設定している。例えば、第6a図〜第6c図は、16階
調を表現する4×4の濃度パターンがスクリーン角75
度を形成する状態を示す。第6a図は階調1を、第6b
図は階調2を、第6c図は階調3を示す例である。これ
ら濃度パターンの数は、16階調の場合、階調1を表わ
す濃度パターンは16とおり9階調2を表わす濃度パタ
ーンは120とおり2階調3を表わすパターンは560
とおりというように組合せにより表わされる。したがっ
て、この方法により、設定しようとするスクリーン角が
得られる最適濃度パターンを選択するとすれば、厖大な
量の濃度パターンを固定メモリに記憶しなくてはならな
いことになるにれを、同実施例に示されているように各
階調16パターンに限定したとすれば、再生画像は荒れ
、かえって見にくいノイズを生ずるとも限らない。
■発明の目的 本発明は、大容量の固定メモリを必要とせずに簡易にス
クリーン角が設定され、高画質の再生画像を得ることが
できるカラー中間調画像処理方法を提供することを目的
とする。
■発明の構成 上記目的を達成するためには、ディザ法を用いることが
適当である。
デジタル・カラー・プリンタ等においては、上述の第6
a図の例等に示したように、同一階調の広がりにおける
゛′記記録上ドツト結ぶ線分がスクリーン角となる。す
なわち、一単位のディザ・マトリクスを繰返し使用する
ディザ法では、ディザ・マトリクスの中心を結ぶ線分に
よりスクリーン角を定義することができる。したがって
、その中心が設定したいスクリーン角を示す線分上とな
るようにディザ・マトリクスを繰返し使用すれば結果と
して表われるディザ・マトリクスの集合体は設定された
スクリーン角を形成することになる。
第7図は、スクリーン角75度を形成するように同一の
矩形マトリクスMaを配置した状態を示す。
これは、矩形マトリクスMaの稠密な格子に75度左(
15度左)の捻れを与えた形となるので、領域Mbを格
子欠陥として生ずることになる。この領域Mbは再生画
像において無意味な領域となるが、別の矩形マトリクス
(以下、補マトリクスと呼ぶ)として適当な閾値を与え
ることにより解決することができる。しかし、前述のよ
うに、処理がデジタルで行なわれるデジタル・カラー・
プリンタ等では、ディザ・マトリクスにおいて1つの閾
値の意味するlディビジョン(プリンタの1ドツトに対
応する:以下Div、と略す)を最小単位として上記捻
れを与えないと処理に不都合を生ずる。また、欠陥によ
る新たな補マトリクスのLDiv、を元のディザ・マト
リクス(以下、正マトリクスと呼ぶ)のLDiv、と等
しくする。
すなわち、以上のことはスクリーン角θの正接を有理数
近似することに等価である。例えば、スクリーン角θ=
75aであれば、 jan75°=3.7320・・・・ であるので、これを15/4として近似すれば、arc
tanl 5/4=75.0685・・・0とすること
ができる。
スクリーン角aret、an 15 / 4 [度] 
(以下、スクリーン勾配置5/4のように呼ぶ)を設定
するためには、正マトリクスを15X15の矩形マトリ
クス、補マトリクスを4×4の矩形マトリクスとすれば
良い。
また、第7図の配置は反転することにより元のスクリー
ン勾配の逆数をスクリーン勾配とする配置を得ることが
できる6 以上のことは、N、nを任意の整数とすれば、正マトリ
クスがN×N、補マトリクスがn×nのそれぞれ矩形マ
トリクスであるとき、スクリーン勾配置 / Nまたは
、スクリーン勾配N/nが与えられる、として一般化す
ることができる。
ところで、第7図において、明らかな濃度の差が現われ
るように閾値の割振りを行なうなどしてそれぞれ互に特
性の異なる少なくとも2種類の正マトリクスおよび補マ
トリクスを用意し、2点鎖線で示されるスクリーン勾配
方向に交互に配置すれば、異なるスクリーン勾配を得る
ことができる。
この新たに得られるスクリーン勾配を上記のN。
nを用いて表わせば、(N + n ) / (N −
n )または、(N−n)/ (N+n)として一般化
することができる。
このように有理数のスクリーン勾配は濃度階調数との関
連から適宜所望スクリーン角を近似することができる。
以上の見地から本発明者は、N×Nの正マトリクスとn
×nの補マトリクス(N、riはそれぞれ整数)から、
第8a図に示す如く、1辺が重なり。
1頂角が隣合うようにして結合した新たな非矩形のディ
ザ・ユニット(以下、これをN:nのディザ・ユニット
のように呼ぶ)を作成し;このディザ・ユニットを繰返
し使用して、第8b図に示す如く2次元平面に稠密に配
置することによりスクリーン勾配置 / Nを得る;ま
た、包含する閾値により互に特性の異なるディザ・ユニ
ットを少なくとも2種類繰返し使用して、第8C図の如
く略千烏模様となるように2次元平面に稠密に配置する
ことによりスクリーン勾配(N+n)/ (N  n)
を得る方法を発明し、先に出願した。これにおいて、第
9a図に示す如く第8a図の反転となるようにディザ・
ユニットを構成(以下、Nunのディザ・ユニットに対
してこれを転置ディザ・ユニットと呼ぶ)すれば、第9
b図および第9c図に示す如く、それぞれ第8a図およ
び第8c図のスクリーン角の補角を与えるスクリーン勾
配N/nおよび(N −n ) / (N 十n )を
得ることができる。
第8a図〜第8c図および第9a図〜第9C図に示す例
では、N:n=4:1であり、それぞれのスクリーン勾
配は、bl =1/4.ct =5ン3゜b2 =4.
C2=315となっている。
このようなディザ・ユニットあるいは転置ディザ・ユニ
ットを2次元平面に稠密に配置して得るスクリーン角は
第4a図に示すものに限らない。
前述のモアレ発生の理論からすればイエロ、マゼンタ、
シアンの絵の具の3原色による3色刷りにおいては各色
を配色する各格子間が30度となれば良いことになる。
すなわち、第4b図に示すように45を30度、47を
60度とすれば格子A2、格子B2および格子D2はそ
れぞれ互に30度の角度で設定され、モアレ発生の周波
数が高周波側となる。この場合、ブラックを加えるので
あればスクリーン角46を45度とする格子C2を設け
る。このとき、格子C2と格子B2または、格子D2の
間が15度となるが、前述と同様にして格子C2には刺
激度の低いイエロを配色し、視覚的にモアレが吸収され
るようにすれば良い。
本発明においては+ N : nのディザ・ユニットま
たは、この転置ディザ・ユニットを2次元平面に稠密に
配置することにより得られるスクリーン勾配置 / N
または(N+n)/ (N−n) 、あるいは、N/n
または(N  n)/ (N+n)によって、近似的に
、スクリーン角30度が得られる稠密格子およびスクリ
ーン角60度が得られる稠密格子を構成し;これらの稠
密格子と、公知のスクリーン角0度を得る閾値配列のデ
ィザ・マトリクスによる稠密格子それぞれにイエロ(Y
)、マゼンタ(M)またはシアン(C)を対応させてカ
ラー中間調画像処理を行なう。
また、上記の如く近似的に、スクリーン角30度が得ら
れる稠密格子およびスクリーン角60度が得られる稠密
格子と、公知のスクリーン角0度を得る閾値配列のディ
ザ・マトリクスによる稠密格子および公知のスクリーン
角45度を得る閾値配列のディザ・マトリクスによる稠
密格子それぞれにイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)またはブラック(B)を対応させてカラー中間
調画像処理を行なう。
ただし、スクリーン勾配の逆正接が30±10度の範囲
に存在するとき30度の近似値とし、スクリーン勾配の
逆正接が60±IO度の範囲であるとき60度の近似値
とする。
一方、N×Nの正マトリクスとn×nの補マトリクスに
よるディザ・ユニットを稠密配置すると、F= (N 
” +n ′2) Xm (ただし1mは、N、nの最大公約数であり、N=N 
’ Xm、n=n ’ Xm)で表わされるFにおいて
周期性が現われる。
そこで、本発明の好ましい実施例においては、このFの
値に基づいて、前述のディザ・ユニットによるスクリー
ン角を持つ稠密格子から任意の矩形マトリクス(以下、
Fマトリクスと呼ぶ)を抽出し、そのFマトリクスを固
定メモリに記憶して繰返し使用しカラー中間調画像処理
を行なう。これにより、きわめて安易にスクリーン角が
設定できるようになる。また、このFマトリクスの閾値
読出しの縦アドレスと横アドレスを入れ換えることによ
り設定したスクリーン角の補角を得ることができ、前述
の転置ディザ・ユニットによる稠密格子と等価となるた
め、必要とする固定メモリの容量をさらに小さくするこ
とができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細を説
明する。
第1a図は、本発明を一態様で実施するデジタル・カラ
ー複写機の概要を示すブロック図である。
この装置は、スキャナ1.A/D変換部2.ライン・バ
ッファ部3.システム制御部4.比較部5゜プリンタ6
およびディザROM等から構成され、各構成回路はシス
テム制御部の信号により制御される。システム制御部は
、マイクロ・プロセッサなどからなるCPUを中心とし
て構成され、クロック発生器CLK;CLKのクロック
に基づいて、各転送りロック、同期信号等を作るタイミ
ング制御装置TC; TCの出力であるライン同期信号
および画素同期信号によりディザROMの閾値指定アド
レスおよび各ラッチ信号を作成するアドレス制御回路お
よびキー・ボード等からなる。
このカラー複写機の2値化処理は、第1b図に示すタイ
ミング・ダイアグラムのように、画像のある1ラインを
読み込み、記憶した後、各画素について逐次2値化1.
遅延により同期を行なってパラレルにデータを転送して
プリントを行なっている。以下、概略動作を説明する。
スキャナ1に原稿をセットしてキー・ボードからスター
ト命令を入力すると、CODによりライン読取りが開始
される。CCDはB [d a t /+w++1で原
稿面上の画像を読取る2048個の光電変換素子列3列
からなり、それぞれの素子列はブルー。
グリーンまたは、レッドのフィルタ板によりマスキング
されており、それらの補色イエロ(Y)。
マゼンタCM)または、シアン(C)の各色成分を読取
る。原稿は、1ライン読取り終了ごとにステップ・モー
タMoOにより繰出される。この場合、CCDの読取り
を主走査、ステップ・モータMoOによる原稿の繰出を
副走査と呼んでいる。
CPUからライン同期信号が到来しタイミング制御装置
TCがスキャナ読み取りクロックSCL 1を発生する
と、CODは原稿の画像を1画素ごとにイエロ(Y)、
マゼンタ(M)およびシアン(C)成分に分け、その濃
度を光電変換して読み取る。これら画素の色成分(濃度
)Y、MおよびCはアナログ信号であり1次段のA/D
変換部2においてデジタル変換されてカラー・データD
Y。
Dm、DCおよびDbとなる。
A/D変換部2は、A/D変換器ADy’、 A[)m
ADcおよび、イコライザEQ等から構成されている。
A/D変換器ADy、ADmまたはADcでは、画素の
色成分(濃度)Y、MまたはCをデジタル値に変換する
と共に各色の飽和濃度レベルと白レベルの間を所要階調
数に分割、補正するγ変換回路を有し、各カラー・デー
タD 3’ + D mまたはDcを得る。イコライザ
EQは画素の色成分Y、MおよびCの積成分(濃度;最
小値に同義)をデジタル変換し、実験により求まる係数
で補正(UCR補正)して白レベルと黒レベルの間を所
要の階調数に分割、補正(γ変換)することによりブラ
ックのカラー・データDb&−作成している。
カラー・データDy、Dm、DcおよびDbは、それぞ
れライン・バッファ部3に転送される。ライン・バッフ
ァ部3は、シフト・レジスタSry。
S rm 、 S reおよびSrbからなり、各シフ
ト・ジスタにはオア・ゲート回路Gl、G2.G3また
はG4を通してシフト・クロックSCKが印加されてお
り、SCKが発生すると各シフト・レジスタは対応する
カラー・データを取り込む。
以上を繰返して、主走査1ライン分のカラー・データが
すべて各シフト・レジスタにストアされると続いて各画
素ごとに2値化処理を行なう。
2値化処理は、閾値比較部5の各デジタル・コンパレー
タCPy、CPm、CPcまたはCPbにおいて、各カ
ラー・データDYyDm、DcまたはDbと、ディザR
OMから読出しする閾値shy。
S hm 、 S heまたはshbとを比較して行な
われる。
ディザROMは、本発明によるディザ・マトリクス(F
マトリクス)を格納しており、その閾値はアドレス制御
回路AC出力のアドレスA d d rにより指定され
る。この閾値の読出しは、イエロ。
マゼンタ、シアン、ブラックの順に行なわれ、各デジタ
ル・コンパレータに対する閾値の転送は、転送りロック
L Cy、 L Cm、 L CcおよびLCbによ°
リタイミング制御されている。これらの転送りロックは
、同時に各シフト・レジスタにも印加されるので、各カ
ラー・データは対応するデジタル・コンパレータに転送
されて両者の比較が行われ、2値化される。
このように各色ごとに逐次2値化するために各デジタル
・コンパレータの出力は時間的に一致しない。そこで、
ラッチBy、Bm、BeおよびBbにおいて同期クロッ
クLCにより同期がとられる。
すなわち、ラッチBYyBmyBe、およびBbは同期
遅延バッファである。
ラッチBy、Bm、BeまたはBbにより同期がとられ
た各2値化データSy、Sm、Scまたはsbは、それ
ぞれアンド・ゲート回路Gy+Gm。
Gcまたはナンド・ゲート回路Gbに転送される。
ここにおいては、色成分(濃度)Y、MおよびCの積成
分と、これに等価な色成分Bとを置換する″黒置換″、
または、色成分Y、MおよびCの積成分に、さらに等価
な色成分Bを加える″黒添加″であるかにより2値化デ
ータの補正が行なわれる。
この切換え信号SBは、キー・ボードから入力される。
″黒置換″であるとき切換え信号SBは′1″となり;
ナンド・ゲート回路Gb出力は、sbが1(記録)″で
あるときre O#となり;これがアンド・ゲート回路
Gy、GmおよびGcに印加され、Gy、GmおよびG
cの出力は、入力(2値化データSy、SmまたはSc
)に拘らずパ0(非記B)″となってブラック已に置き
換えられる。これとは逆に、″黒添加″であるとき切換
え信号SBはII O77となるので、Gb出力は常に
′1″となり、すべての2値化データはそのまま出力さ
れる。
このような補正を受けた2値化データSyo、 Sag
o。
SeaおよびSboはプリンタ6に転送される。Buは
Sboの同期をとるための遅延バッファである。
プリンタ6は、各色のインク・ジェット・ノズルN y
 、 Nm、 N cおよびNbが固定されているキャ
リッジCarと、各ノズルに対応するノズル・ドライバ
NDy、NDm、NDcおよびNDb、並びに記録紙、
記録紙巻付ドラムDr等により構成される。各ノズル・
ドライバは入力する2値化データD yo 、 D m
o 、 D coまたはDboによりキャリッジ上のそ
れぞれのインク・ジェット・ノズルを駆動する。各イン
ク・ジェット・ノズルは、インク滴Iy、Im、Icま
たはIbにより記録紙上にカラー・プリントを行なう。
ステップ・モータMolによりキャリッジCarを主走
査方向に移動させながら以上の処理を繰返し、1542
分のプリントを終了すると、副走査に同期してステップ
・モータMo2が駆動されて記録紙は繰出され、同様の
処理が繰返される。
これらのステップ・モータの駆動はタイミング制御装置
TCの出力、5CL2.PLまたはP2により制御され
る。
以上のようにして原稿のカラー画像は、記録紙上に再生
される。
第1a図のカラー複写機において、ブラックCB)を用
いない3色コピーを行なう場合には、イコライザEQ、
デジタル・コンパレータCPbおよびノズル・ドライバ
NDb等のブラックの処理系が消勢制御され、切換え信
号SBがIt Ol#となるので。
イエロ(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)によ
る3色コピーとなる。
次に、ディザROMが格納しているディザ・マトリクス
(Fマトリクス)によるスクリーン角設定方法について
詳細を説明する。
第8a図および第9a図に示したようにNunのディザ
・ユニットは、1頂角が隣合うようにしてN×Nの正マ
トリクスの1辺の一部にn×nの補マトリクスの1辺を
重ねて作成され、この転置ディザ・ユニットは位置関係
を交換して作成される。
このようなディザ・ユニットを単体で、あるいは、互に
特性の等しい複数個を1組として、これらのいずれかを
繰返し使用し、第8b図および第9b図に示すように2
次元平面に稠密に配置(以下。
閾値配列に偏りがないことからこれを分散配置と呼ぶ)
することによりスクリーン勾配置 / Nあるいは、N
/nを持つ稠密格子が得られる。
次の第1表は1分散配置において比Nunの値に対して
得られる、スクリーン勾配置 / Nを与えるスクリー
ン角θ1 [度]、および、スクリーン勾配N/nを与
えるスクリーン角01″ [度コの関係を示している。
すなわち、 θ1  =arctan n / N to 1 ″ 
=arct、an  N / nとなり、これらθ1と
θl′は互に補角の関係にある。
一方、互に特性の異なる2種類のディザ・二二ツトを、
各々少なくとも1個を1組として繰返し使用し、第8c
図および第9c図に示す如(特性により分けられる2種
類のディザ・ユニットが略千鳥模様を構成するように2
次元平面に稠密に配置(以下、閾値に偏りを設けること
からこれを集中配置と呼ぶ)すれば第1表とは異なるス
クリーン勾配を持つ稠密格子が得られると前述した。こ
の場合のスクリーン勾配は、(N + n ) / (
N −n )または、(N−n)/ (N+N)となる
。次の第2表は、集中配置において比Nunの値に対し
て得られる、スクリーン勾配(N+n)/ (N−n)
を与えるスクリーン角θ2 [度]、および、スクリー
ン勾配(N−n)/ (N+n)を与えるスクリーン角
02″ [度コの関係を示している。
すなわち、N、=N+n、N−=N−nとすれば、θ2
  = arctan N + / N −tθ2 ’
 =arct、anN −/ N 十となり、これらθ
1と01“は互に補角の関係にある。
第  2  表 本発明においては、スクリーン角30度が近似的に得ら
れる稠密格子および、スクリーン角60度が近似的に得
られるIII格子を使用してカラー中間調画像処理を行
なう。これら、スクリーン角30度とスクリーン角60
度は互に補角の関係にあり、これは上記の01と01′
、または、θ2と02“の関係に符合する。
また、上記第1表および第2表においてスクリーン勾配
の逆正接が30±10度の範囲に存在するときスクリー
ン角30度の近似値と見做し、スクリーン勾配の逆正接
が60±10度の範囲に存在するときスクリーン角60
度の近似値と見做せば、26.6度、33.7度、31
.0度、29.7度および29.0度がスクリーン角3
0度の近似値となり、63.4度、56.3度、59.
0度。
60.3度および61.0度がスクリーン角60度の近
似値となる。これらの近似値と、第1表または第2表に
おける比Nunの値を纏めると次の第3表に示す如くな
る。
第  3  表 第10a図、第10b図〜第13a図、第13b図は、
第3表の一部を平面的に示したものである。
これにおいて、第10a図および第10b図または第1
1a図および第11b図は、Nunのディザ・ユニット
を集中配置(ハツチングのディザ・ユニットと白地のデ
ィザ・ユニットとでは包含する閾値により特性が異なる
)する場合を示しており、第12a図および第12b図
または第13a図および第13b図はNunのディザ・
ユニットを分散配置する場合を示す。
例えば、3:lのディザ・ユニットを集中配置すれば、
第10a図に示すように63.4度がスクリーン角とし
て得られ、この補角26.6度は第10b図に示すよう
に転置ディザ・ユニットの集中配置により得られる。第
12a図および第12b図は、これと同じスクリーン角
が2=1のディザ・ユニットおよびこの転置ディザ・ユ
ニットの分散配置により得られることを示している。同
様に、スクリーン角59.0度は、第11a図に示すよ
うに4=1のディザ・ユニットの集中配置あるいは、第
13b図に示すように転置の5=3のディザ・ユニット
の分散配置により得られ、スクリーン角31.0度は、
第11b図に示すように転置の4:1のディザ・ユニッ
トの集中配置あるいは、第13a図に示すように5=3
のディザ・ユニットの分散配置により得られることを示
している。
一方、第14図は、スクリーン角0度を与えるディザ・
マトリクスの稠密格子を示す。これは、上述の第12a
図〜第13b図に示す例と同様にして、矩形ディザ・マ
トリクスを分散配置することにより得ている。また、第
15図は、スクリーン角45度を与えるディザ・マトリ
クスの稠密格子を示す。これにおいては、ハツチングを
施したディザ・マトリクスと白地のディザ・マトリクス
の特性が異なり、上述の第10a図〜第11b図に示す
例と同様にして、矩形ディザ・マトリクスの集中配置を
行なっている。
次に、N:nのディザ・ユニットを分散配置あるいは、
集中配置とする場合の具体的な閾値配列について述べる
前述のように、分散配置とする場合は最少限1つのディ
ザ・ユニットを一単位とすることができるが、集中配置
とする場合は最少限2つのディザ・ユニットが一単位と
なる。カラー中間調画像処理においては、各色の階調数
がなるべく等しくなるほうが好ましいので、本実施例に
おいては、4つのディザ・ユニットを組合せて1つの複
合ユニットとし、閾値配列を行なう。
第16a図は、3:1のディザ・ユニットによりスクリ
ーン勾配2を得る40階調の複合ユニットにおける閾値
配列の一例を示す。これにおいて、各ディザ・ユニット
は略千鳥模様状に包含する閾値に偏りが生ずるように配
列されているので、原画像が溶暗する場合には、逐次、
図において右上と左下のディザ・ユニットに対応する再
生画像の領域(以下、再生領域と呼ぶ)に″記録″ドツ
トが現われる。これらの再生領域がすべて″記録″とな
った後、左上と右下のディザ・ユニットの再生領域に″
記録″ドツトが現われる。また、溶明する場合にはこの
逆となる。このように右上および左下のディザ・ユニッ
トと、左上および右下のディザ・ユニットとは特性が異
なるため、稠密配置することによりスクリーン勾配2が
得られることになる。
第16b図は、転置ディザ・ユニットによりスクリーン
勾配置/2を得る複合ユニットにおける閾値配列の一例
を示す。これは第16a図に示す複合ユニットの閾値読
出しにおいて、縦アドレスと横アドレスを交換したもの
に等しい。
第17a図は、4:1のディザ・ユニットによる68階
調の複合ユニットにおいて、第16a図と同様に閾値を
配列してスクリーン勾配5/3を得る閾値配列の一例を
示しており、第17b図は、第17a図の閾値読出しア
ドレスを交換した閾値配列である。
第18a図は、2:1のディザ・ユニットによりスクリ
ーン勾配置/2を得る20階調の複合ユニットにおける
閾値配列の一例を示す。これにおいて、各ディザ・ユニ
ットに配列される閾値に偏りはなく、yK両画像溶暗す
る場合に各ディザ・ユニットの再生領域に平均して゛′
記録″ドツトが呪われる(溶明する場合にはこの逆とな
る)。したがって、複合ユニット内の各ディザ・ユニッ
トを同特性と見做すことができ、複合ユニットを2次元
平面に稠密配置した場合にスクリーン勾配置/2が得ら
れる。第18a図の閾値読出しアドレスを交換すれば、
第18b図に示す閾値配列となる。
第19a図は、5:3のディザ・ユニットによる68階
調の複合ユニットにおいて、スクリーン勾配315を得
る閾値配列の一例を示している。このa合ユニットにお
いては1等しい特性の2つのディザ・ユニットを稠密に
配置している。原画像が溶暗する場合には、すべての再
生領域に゛′記録″ドツトが平均して現われる。また、
溶明する場合にはこの逆となる。したがって、この複合
ユニットでスクリーン勾配315が得られることになる
第19a図の閾値読出しアドレスを交換すれば、第19
b図に示す閾値配列となる。
第20a図〜第20c図は、スクリーン角0度を得る矩
形ディザ・マトリクスにおける閾値配列の−例を示す。
第20a図は16階調のディザ・マトリクスを、第20
b図は36階調のディザ・マトリクスを、第20c図は
64階調のディザ・マトリクスを示しており、それぞれ
第3b図に示した渦巻型閾値配列の変形である。
第2La図〜第21c図は、スクリーン角45度を得る
矩形ディザ・マトリクスにおける閾値配列の一例を示す
。これにおいては、各ディザ・マトリクスを等分割して
4つのサブ・マトリクスとし、サブ・マトリクス単位で
市松模様状となるように包含する閾値に偏りを与える集
中配置を行なっている。第21a図は16階調のディザ
・マトリクスを、第21b図は36階調のディザ・マト
リクスを、第21c図は641!ta調のディザ・マト
リクスを示しており、それぞれ第31図に示した網点型
閾値配列の変形である。
前述のように、カラー中間調画像処理においては、各色
の階調数がなるべく等しくなるほうが好ましいので、本
実施例においては、階調数16のディザ・マトリクスは
階調数20の複合ユニットと。
階調数36のディザ・マトリクスは階調数40の複合ユ
ニットと2階調数64のディザ・マトリクスは階調数6
8の複合ユニットと組合せて使用する。
ところで、N:nのディザ・ユニット(N、nは整数)
の稠密な配置は、1つの矩形のパターンの繰返しとして
得られる。第22a図は、平面上に稠密格子をなす4:
1のディザ・ユニットの集合体の一部を示す。第22a
図においてハツチングを付して示すようにこのディザ・
ユニットは、ある周期性をもって矩形の配置が行なわれ
る。したがって、この集合体は太実線により示される矩
形パターンの繰返しと見做すことができる。この周期を
Fとすれば、一般に、 F= (N ” +n ′2) Xm (ただし、mはN、nの最大公約数であり。
N==N ’ Xm、n=n ’ Xm)となると前述
した。
平面上の複合ユニットの稠密な配置においてもこのFの
値に基づいて同様の周期性を求めることができる。そこ
で1本発明の好ましい実施例では、このFに基づいて複
合ユニットの集合体による稠密格子から矩形マトリクス
(Fマトリクス)を抽出し、これを繰返し使用する。
例えば、第22b図に平面上に稠密格子を形成する3:
lのディザ・ユニットを4つ1組とする複合ユニットの
集合体の一部を示す。第22b図においてハツチングを
付して示すようにこの複合ユニットについても同様にあ
る周期性による矩形の配置が行なわれているのがわかる
。すなわち、太実線により示される矩形パターンの繰返
しと見做すことができる。この繰返しは、上述のように
略横方向にディザ・ユニットを2つ、略縦方向にディザ
・ユニットを2つ結合して作成した複合ユニットであれ
ば、2Fの周期となる。
この場合にN、nの値に例えば、N==3.n==1を
与れば、上記のF=10となるので、稠密格子の平面か
ら20X20とする任意のFマトリクスを抽出して繰返
し使用すれば良い。
Fマトリクス内の各閾値は縦アドレスおよび横アドレス
により指定され、通常のディザ・マトリクスと同一に繰
返し使用することがきる。
また、このようなFマトリクスは、閾値を読出す際の横
方向の続出アドレスと縦方向の続出アドレスを入れ換え
る(以下、アドレス交換と呼ぶ)ことにより元のFマト
リクスが与えるスクリーン角の補角を得ることができる
。すなわち、転置ディザ・ユニットによる複合ユニット
の稠密格子から抽出したFマトリクスに等価となり、1
つのFマトリクスを記憶しておくことにより2種類のス
クリーン角を得ることが可能である。これにより、必要
とする固定メモリの容量をさらに縮小することができる
第23a図は、第17a図に示す複合ユニットによるス
クリーン勾配5/3の稠密格子から抽出した第22b図
の如きFマトリクスと、第20c図に示すスクリーン角
0度のディザ・マトリクスとを組合せる場合の、再生画
像における階調4の″記録″ドツトの出現態様について
示す。ただし、これにおいてFマトリクスは、アドレス
交換を行なって等価なスクリーン勾配315のFマトリ
クスとして用いている。第23a図で、十印がスクリー
ン勾配5/3  (59,0度)の″記録″ドツトを、
X印がスクリーン勾配315 (310度)の′″記記
録上ドツト、・印がスクリーン角0度の″記録″ドツト
をそれぞれ表わしている。例えば、・印にイエロのドツ
トを、x印にマゼンタのドツトを、O印にシアンのドツ
トをそれぞれ配色して。
3色プリントが行なわれる。
第23b図は、第23a図の場合に加えてさらにスクリ
ーン角45度が組合わされた場合の再生画像における階
WR4の″記録″ドツトの出現態様について示す。0印
がスクリーン角45度の′″記記録上ドツト示している
。この場合には、例えば、O印にイエロのドツトを、・
印にマゼンタのドツトを。
士印にシアンのドツトを、X印にブラックのドツトをそ
れぞれ配色して4色プリントが行なわれる。
第23a図あるいは、第23b図において各色の″記録
1ドツトは設定したスクリーン角31.0度。
59.0度、または、0度;あるいは、スクリーン角0
度、31.0度、59.0度、または、45度を正確に
保持しているので、モアレ発生の周波数が高周波となり
、不自然な縞模様が目につかなくなる。また、同時に各
色ごとに異なるスクリーン角を用いることによりテクス
チャの発生が抑えられている。
■発明の効果 以上、述べたとおり本発明によれば、通常のディザ・マ
トリクスと同様にして繰返し使用することができるので
、大容量の固定メモリを必要とせず、簡易にスクリーン
角を設定することが可能であり、高画質のフル・カラー
再生画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1a図は本発明を一態様で実施するデジタル・カラー
複写機の概略構成を示すブロック図、第1b図は第1a
図の装置の処理の概略を示すタイミング・ダイアグラム
である。 第2a図、第2b図および第2C図はディザ法の理論を
示す平面図である。 第3a図、第3b図および第3C図はディザ・マトリク
スの閾値配列の一例を示す平面図である。 第4a図は従来の印刷技術におけるスクリーン角につい
て示し、第4b図は本発明に用いているスクリーン角に
ついて示す平面図である。 第5図はスクリーン角を一構成する格子を示す平面図S
ある。 第6a図、第6b図および第6C図は従来例を示す平面
図である。 第7図は本発明の基本原理を示す平面図である。 第8a図および第9a図はディザ・ユニット(閾値ユニ
ット)の−例を示す平面図、第8b図および第9b図は
ディザ・ユニットの稠密な配置による稠密格子を示す平
面図、第8C図および第9c図は異なる特性のディザ・
ユニットを略千鳥模様に配置する状態を示す平面図であ
る。 第LOa図、第10b図、第11a図、第11b図、は
ディザ・ユニットの集中配置により得られるスクリーン
角を示し、第12a図、第12b図、第13a図、第1
3b図はディザ・ユニットの分散配置により得られるス
クリーン角を示す平面図である。 第14図はスクリーン角0度となるディザ・マトリクス
、第15図はスクリーン角45度となるディザ・マトリ
クスを示す平面図である。 第16a@、第16b図、第17a図、第17b図、第
18a図、第18b図、第19a図、第19b図、第2
0a図、第20b図、第20c図。 第21a図、第21b図および第2Lc図は閾値配列の
一例を示す平面図である。 第22a図および第22b図はFマトリクスを抽出する
原理を示す平面図である。 第23a図および第23b図は本発明による効果を示す
平面図である。 l:スキャナ      2 : A/D変換部3ニラ
イン・バッファ部 4ニジステム制御部5:比較部  
     6:プリンタ兜38阿     第3b■ 
    景3c■第5■ 垢48阿 第4b■ 烹11a場 屍11b■ 葛+2a切 葛13a■ ’A 16a■ 集17a■ 第16b■ 兜17b■ 扇20b図 循20c何 第21b■ 垢21c図 ¥123a■ 第23b■

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)画像の読取り画素区分に対応付けて閾値を、規則
    的またはランダムに、連続的もしくは不連続に、2次元
    に高低分布させた閾値ユニット、の内のそれぞれの閾値
    を、到来する画素の2次元アドレスに対応付けて特定し
    て、この特定した閾値に対して画素の原色成分の濃度を
    比較して、両者の高低関係により2値化画信号を得る、
    カラー中間調画像処理において: 前記閾値を2次元に高低分布させた閾値ユニットを、任
    意の整数をN、nとして、N×Nなる矩形マトリクスと
    、n×nなる矩形マトリクスを結合して形成し;該閾値
    ユニットを2次元平面に稠密に配置することにより得る
    閾値の稠密格子に対して同一値の閾値を結ぶ線分による
    格子が持つn/N、または、N/n、もしくは、 (N+n)/(N−n)、または、 (N−n)/(N+n)なる勾配が、30度、または、
    60度の正接の近似値と見做し得るとき、その閾値の稠
    密格子を用いて中間調画像処理を行なうカラー中間調画
    像処理方法。
  2. (2)前記閾値の稠密格子が持つ前記勾配は、該勾配の
    逆正接の値が20度を超え40度以下の範囲に存在する
    とき、30度の正接の近似値と見做し、該勾配の逆正接
    の値が50度以上70度未満の範囲に存在するとき、6
    0度の正接の近似値と見做す前記特許請求の範囲第(1
    )項記載のカラー中間調画像処理方法。
  3. (3)前記勾配が30度の正接の近似値となる前記閾値
    の稠密格子、前記勾配が60度の正接の近似値となる前
    記閾値の稠密格子および、前記勾配が上記稠密格子に一
    致するディザ・マトリクスを使用して、イエロ、マゼン
    タおよびシアンそれぞれの成分ありなしによりカラー発
    色を行なう前記特許請求の範囲第(2)項記載のカラー
    中間調画像処理方法。
  4. (4)前記勾配が30度の正接の近似値となる前記閾値
    の稠密格子、前記勾配が60度の正接の近似値となる前
    記閾値の稠密格子、前記勾配が上記稠密格子に一致する
    ディザ・マトリクスおよび、前記勾配が45度の正接の
    値となるディザ・マトリクスを使用して、イエロ、マゼ
    ンタ、シアンおよび、ブラックそれぞれの成分ありなし
    によりカラー発色を行なう前記特許請求の範囲第(2)
    項記載のカラー中間調画像処理方法。
JP59247637A 1984-11-22 1984-11-22 カラ−中間調画像処理方法 Pending JPS61126868A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09309224A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Nec Niigata Ltd 画像形成装置
JP2015131405A (ja) * 2014-01-10 2015-07-23 セイコーエプソン株式会社 印刷制御装置、プログラム、及び、画像処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09309224A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Nec Niigata Ltd 画像形成装置
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