JPS61118249A - 印刷機の見当合せ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は多色印刷機の見当合せ装置に関する。

〔背景技術とその問題点〕

たとえばオフセット印刷機の場合、版面に絵柄等を形成
した刷版を巻きつけ、インキ受皿に貯留しているインキ
をインキローラ群を介して刷版に移し、この刷版に移っ
たインキを版胴に圧接して回転するブランケット版（ゴ
ム版）に移し、このブランケット胴と圧胴との間に印刷
用紙を通すことにより印刷する。そして多色刷りを施す
には上記の版胴、ブランケット胴および圧胴を色毎にユ
ニットとして配設し、−色目の印刷が済んだ印刷用紙を
二色目の印刷ユニットに通し、次いで三色目のユニット
に通すというように順次各ユニットに印刷用紙を通すよ
うにして印刷を完了する。

ところで、斯る多色刷りオフセット印刷において、それ
ぞれの印刷ユニットの版胴に巻きつけた刷版の位置が適
正な位置関係になくズしていると欄り上った印刷物に天
地方向く印刷紙の走行方法）、左右方向或いはひねり方
向の見当誤差が生じることとなる。

そこで従来は試し刷りを行って刷り上った印刷物を作業
者がルーペ等で観察し目視にて見当誤差量を測定し、こ
の測定結果に応じて版胴位置を調整するようにしている
。この作業は見当誤差がなくなるまで繰返される。

しかしながら、この方法では作業者が目分量で゛見当誤
差量を測定し、この測定結果に基いて版胴位置調整を行
うため作業者に熟練が要求されるし、測定誤差が大きく
見当誤差がなくなるまで試行錯誤を何度も繰返すから多
大な時間と損紙を費している。

〔発明の目的〕

本発明は上述の点を考慮してなされたもので、簡単な操
作を行うのみで印刷物の見当誤差量を正確に測定し、こ
の測・定結果に応じて自動的に印刷機の見当合わせを行
う装置を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

この目的達成のため、本発明では、印刷物の絵柄を印刷
機上にて撮影入力し、この絵柄をディスプレイ上に拡大
表示し、この拡大表示画像中の所　　　′定要素につき
座標入力手段により各色絵柄の位置座標を入力し、各色
位置座標および画像の拡大率によって各色間の見当誤差
量を割出し、この見当誤差ａに基づき版胴位置調整量を
演算し、この演算結果に応じて印刷機の見当合わせを行
う装置を提供するものである。

〔実施例〕

以下添付図面を参照して本発明の一実施例を説明する。

第１図（ａ）、（ｂ）は本発明を、実施するための一構
成例を示したもので同図（ａ）に概要、同図（ｂ）にブ
ロック図を示す。同図において１０１は２台の高速カラ
ービデオカメラであり、金色印刷を終って紙面をそれぞ
れ表側と表側から撮影できる位置に取付けられている。

カメラ１０１はストロボ１０６の照明を備えており、非
常に短時間にストロボ１０６を発光させることにより高
速で移動する印刷用紙上の絵柄を静止した状態で、Ｒ影
することができる。成形された画像は、中間リング付拡
大レンズ１０５でディスプレイ４に数１０倍に拡大表示
される様になっている。

撮影された画像は本体１５０内でＣＰＵ６よりのコント
ロール信号により、一旦ビデオレコーダ１０４に録画さ
れ、キーボード３上の表示ボタン「表側表示」あるいは
「裏側表示」ボタンにより、いずれかの画像が選ばれ、
静止画像として再生され、スーパーインポーザ５を介し
てカラーＣＲＴ４上に表示する。撮影は、パネル３上の
「撮影」ボタンを押した時に１画面分だけ行われる。尚
１、カメラは印刷流れ方向に直角にわたされたレール１
０２上に設置されておりモータ１０３によりレール上を
任意の位置に移動可能になっているため左右方向に関し
ては任意の位置でのＲ影が可能である。印刷流れ方向に
関しては、以下に述べる方法で、任意の位置の・撮影を
可能にしている。印刷版胴軸には、ロータリエンコーダ
１０７が取付けられており、その信号より版の回転角度
がわかる。

たとえばオフセット輪転機の場合版からカメラ下までの
紙パスが既知であれば、版の回転角度より、カメラの視
野にはいっている流れ方向の絵柄位置　　　。

は計算が可能である。本実施例では、操作キーボード３
上のテンキーにて、撮影したい絵柄の表側の版面上での
位置、座標を入力しておくことによリ、キーボード３上
の「撮影」ボタンが押されると、ロータリエンコーダ１
０７の信号よりカメラの視野に入っている絵柄位置を計
算し、撮影したい絵柄の座標と一致した瞬間にストロボ
発光回路１０９に制御信号を送りストロボ１０６を発光
させ！！彰するしくみになっている。また、カメラの左
右方向への移動もテンキー人力された撮影したい絵柄の
位置座標にしたがってＣＰＵ６より制御信号をモータ駆
動回路１０８に送りカメラ移動モータ１０３を回転させ
ることで自動的に行われる。

ストロボライト１０６のかわりに、メカニカル系あるい
は電気的なシャッタを用いて瞬間的な露光を可能にして
もよいし、紙の速度が充分に遅ければ高速ビデオカメラ
１０１のかわりに通常のビデオカメラを用いても良い。

またＶＴＲ１０４のかわりに、フレームメモリーを使用
してもよい。さらに、Ｒ影したい位置で印刷機を停止し
、画像入力するようにすれば、ＶＴＲ１０４、ストロボ
ライト１０６等の画像を静止撮影記録する装置は不要と
なる。

他の例においてはＶＴＲ１０４等の画像記録装置を用い
ずカメラで連続的に撮影しておぎ、ストロボライト、ま
たはシャッタを、版ｆｆｉ！回転と同期して点滅あるい
は開開することによりＣＲＴ４上に断続的に静止画像を
表示し、肉眼では連続的に静止画像が映っているように
みせることも出来る。

なお、輪転オフセット印刷等では表裏の見当トンボを合
わせる必要があるため本実施例では、カメラは紙の裏側
にも設けられており、表側カメラと紙をはさんで向いあ
う同一位置まで移動され、表裏同時に撮影するようにな
っており、印刷物上の任意の箇所の表裏を同時に撮影で
きるようになっている。ディスプレイ上に表側カメラと
裏側カメラのどちらかの画像をディスプレイ４に表示す
るかは、キーボード３上の「表側表示Ｊ　ｒｌ側表示」
のいずれかのボタンで選ぶことが出来る。

印刷物の撮影すべき部分としては、見当ずれがはっきり
分る部分、たとえば見当トンボの部分もしくはその他の
見当ずれが分る絵柄がよい。

ディスプレイ４に表示された印刷物の絵柄にはスーパー
インポーザ５を介してＣＰＵ６から与えられる画像たと
えば十字形カーソルが重ね合わされる。この十字形カー
ソルはインターフェイス２を介しでＣＰＵ６に接続され
たジョイスティック１により移動される。このジョイス
ティック１によるカーソル操作をした上でキーボード３
により入力指令を与える。キーボード３上の各色位置座
標入力指令ボタンは、「演算」、ｒＢＪ、ｒＣＪ、ｒＭ
Ｊ、ｒＹＪである、カメラによる絵柄入力のディスプレ
イ４上の絵柄位置までジョイスティック１を操作してカ
ーソルを移動し操作キーボード３を操作した座標入力は
ＣＰＵ６により演算され、演算結果である見当誤差はざ
らに版胴位置修正量に演舞されインターフェイスを介し
てモータ駆動回路１１に与えられモータＭを作動して版
胴位置調整が行われる。

第２図は各モータＭと各版胴との連結関係を示したもの
である。

１つの印刷ユニットは互いに圧接する上部ブランケット
ｌ１１２０及び下部ブランケットＩ洞２１は、上部ブラ
ンケット胴２０に圧接する上部板場Ｊ２２、下部ブラン
ケット胴２１に圧接する下部版ｌｌＡ２３によって構成
され、それぞれの胴軸に取付けられたヘリカルギヤ２０
ａ、２１ａ、２２ａ、２３ａを噛合することにより冬服
が同期回転をするようにしている。また、下部ブランケ
ット胴２１の軸２４は傘歯車２５．２６及びヘリカルギ
ヤ２７゜２８を介して駆動モータ２９によって回転せし
められる原動軸３０に連結されている。

また、上部版胴２２の軸３１には天地誤差ＷＪ整モータ
３２、左右誤差調整モータ３３及びひねり誤差調整モー
タ３４が連結され、同様に下部版胴２３の軸３５にも天
地誤差調整モータ３６、左右誤差調整モータ３７及びひ
ねり誤差調整モータ３８が連結されている。

この装置に組込まれた各モータにそれぞれモータ駆動回
路１１（第１図（ｂ））の出力を与えることにより版胴
位置は全て自動的に修正される。

第３図（ａ）乃至（ｄ）は、第１図におけるディスプレ
イ４上に現れる画像を示したもので、同図（ａ）は印刷
物上に印刷された見当トンボと呼ばれる見当ずれ表示マ
ークであり、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの
４色それぞれについての４つのマークが版胴の駆動側、
操作側それぞれにつき付される。同図（ｂ）は見当トン
ボに代えて絵柄の適当な部分を用いる例であり、図示の
ように各色の絵柄のずれ具合が明確に分るものがよい。

同図（Ｃ）は同図（ａ）または同図（ｂ）に示した絵柄
に重ね合わせて表示する十字形カーソル１１１を示した
ものであり、このカーソルはジョイスティック１の操作
によりディスプレイ４の画面の任意位置まで移動できる
。同図（ｄ）はカーソルを位置合わせすべき絵柄上の点
１１２を示したものである。見当トンボの形状は一般に
十字形であり、この十字形の交点を入力することにより
天地左右方向の位置座標が同時に入力される。

但し見当トンボには前記十字形以外の水平線または垂直
線のみのトンボもある。

この場合は天地左右方向のうち１つの方向の位置座標の
みの入力となる。入力方法としては、水平線または垂直
線上の任意の１点を入力すれば良く、但しこの場合の演
算は天地または左右のみの演算となるため操作パネル上
に「天地のみ演算」「左右のみ演算」ボタンを設けるこ
とになる。

以下に、第１図（１））および第５図を用いて信号の流
れ及び装置動作を説明する。ステップ１ではまずキーボ
ード３より撮影したい絵柄の版面上での位置が入力され
る。本実施例では操作側駆動側２ケ所の表裏を撮影する
ため、まず駆動側トンボ位置を入力する。キーボード３
はインターフェイス１２０を介してデータバス１３０に
接続されている。ステップＳ２ではＣＰＵ６はキーボー
ドよりの信号を確認するとモータ駆動回路１０８に信号
を送りカメラ移動モータ１０３を回してカメラを移動す
る。ステップ８３．８４では、カメラ位置は、位置検出
器１２２によって信号化され、インターフェイス１２３
を介してＣＰＵに監視されており希望の位置に来たと判
断された時点でカメラを停止することにより、カメラの
横方向の位置決めが終了する。

ステップＳ５においては、入力された撮影したい位置に
対応するロータリーエンコーダのパルスカウントを計算
する。ステップＳ６は印刷機が試し刷りを開始したこと
を示す。試し刷り中に「撮影」ボタンを押す（ステップ
Ｓ７）。版胴軸にはロータリーエンコーダ１０７がつけ
られており、回転パルスをカウンタでかぞえ（ステップ
８８）、１回転ごとの基準信号でカウンタ１２３がクリ
アされるようになっており、ステップＳ５で計算したパ
ルスカウントとロータリエンコーダのパルスカウントが
同じになったとＣＰＵ６が判断した時（ステップＳ９）
、まずＣＰＵ６はＶＴＲコントローラ１２４に信号をお
くり、ＶＴＲ１，ＶＴＲ−２両方の録画をスタートさせ
る（ステップ５１０）。次にストロボ発光回路１０９に
信号を送り（ステップ５１１）、ストロボ１０６を発光
させ１画面分の録画を終って時点でＶＴＲをストップす
る。

ステップＳ１２ではキーボード３上の（「表側表示」、
「裏側表示」）ボタン入力をＣＰＵ６が判断しくステッ
プ＄１３）切替信号をＶＴＲコントローラ１２４におく
り、信号切替機１２５を作動させＶＴＲ１かＶＴＲ２を
選択する。次にステップＳ１４でＣＰｔＪ６はＶＴＲコ
ントローラ１２４に選択されたＶＴＲに対し、静止画像
の再生信号を出し、希望の画像をスーパーインポーザ５
を介しＣＲＴ４上に表示させる。ステップ８１５〜３１
８では表示された画像に対しジョイスティックを操作し
各所定の位置へカーソルを移動する。

ジョイスティック１はインターフェイス２を介してデー
タバス１３０．に接続されており、ジョイスティックの
位置に対応する位置に、ビデオインター°フェイス１２
５、スーパーインポーザ５を通じてＣＲＴ４上にカーソ
ルが合成されている。

十字カーソルが希望の位置に来たならば（ステップ８１
８）パネル３上の包入カポタンを押すことにより座標の
位置が記憶される（ステップ８１９．３２０＞。以上ス
テップ８１５〜８２０を各色につき繰り返し、金色入力
されたら（ステツブ５２１）裏側（表側）の画像につき
入力しくステップ８１２〜５２１）、次に操作側トンボ
につきステップ８１〜Ｓ２１を同様に行う。

全ての入力が終了した時点で演算ボタンが押される（ス
テップ５２３）、後述する内容にしたがってＣＰＵ６が
見当誤差量及び版胴を動かすべき渚を演算しくステップ
５２４）　、データバス１２１を通じて、各モータ駆動
回路１１に送り、各見当調整モータ３２〜３４を動かす
（ステップ５２５）。各モータの動きは、ポテンショメ
ータ１２６〜１２８で、インターフイス１２９を介して
ＣＰＵによって監視されており目標位置に来れば停止す
る。なお、ＣＰＵ６による演算制御を行うため８０Ｍ１
５１、ＲＡＭ１５２がデータバス１３０に接続されてい
る。

見当誤差量の演算は以下の様に行う。

演算ボタンが押されるとＣＰＵ６は以下の手順に従って
各色の版胴位置修正量を計算し、信号をモータ駆動回路
１１に送る。

（１）０表裏座標系の一致 表裏の画像は同一位置にて、同一瞬間に撮影されたもの
であるから、裏側座標のＸ座標（左右方向）の符号のみ
を反転しておけば、表側と同じ座標系で扱え、すなわら
表裏各色の位置座標を一致させればよいことになる。

（２）、ひねり量の演算 第４図（ａ＞、（ｂ）は表側の操作側、駆動側のトンボ
の例である。この場合Ｂ（スミ）はＣ（アイ）に対して
天側へ （（ｊ　−４１）　−（ｆ−ｈ）　）　ｘｍただしｍは
印刷機と、入力した撮部トンボ位置間隔で決まる定数 たけひねられていることになる。

このようにしである色、たとえば、Ｃ（アイ）を基準に
色毎にひねり移動量を求め、各色ひねり量からひねり最
の平均値を引いたものを各色のひねり量としている。ひ
ねり量と拡大率とからひねり方向の版胴修正量が求めら
れる。なお、定数ｍは、テンキーで入力された操作側、
駆動側のトンボ位置よりトンボ間隔が計算され、決定さ
れる。

（３）、天地左右方向、版胴修正量の演算（１）により
、表裏の座標は、同一座標で表わされているので、後は
ひねりと同様に単純な演算により、これらトンボを重ね
あわせるための天地左右方向の移動量が求められる。

この移動値の求め方としては、−例として全部のトンボ
の天地、左右方向それぞれにつき平均位置に合わせるこ
とにして移動量を求めているが、極端に外れているトン
ボは除外して平均位置を求めるようにしてもよい。この
移動量と拡大率から天地左右方向、版胴位置修正量が求
められる。

〔その他の変形例〕

上記実施例では、オフセット印刷機について説明したが
、グラビア印刷機、活版印刷機、フレキソ印刷機にも本
発明を適用することができる。

〔発明の効果〕 本発明は上述のように、撮上にて走行中の印刷物の絵柄
をディスプレイ上に静止して拡大表示し、この拡大表示
画像中の所定要素につき座標入力手段により各色絵柄の
位置情報を入力し、各色位置座標および画像の拡大率に
よって各色間の見当誤差量を割出し、この見当誤差ｍに
基き版胴位置調整量を演算し、この演算結果に応じて印
刷機の見当合わせを行うようにしたため、何ら熟練を要
しない単純な作業によって版胴位置が自動調整され、１
回の試し刷りで見当合わせができるから見当合わせ作業
時間および損紙を大幅に削減することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）、（ｂ）は本発明の一実施例の構成を示す
説明図、第２図は印刷機の版胴と版胴調整用モータとの
機構的関係を示す図、第３図（ａ）乃至（ｄ）は第１図
の装置におけるディスプレイの画面上に現れる画像例を
示した図、第４図（ａ）、（ｂ）は第１図に示す装置の
演算の１つであるひねり量演算の説明図、第５図（ａ）
。 （ｂ）は第１図の装置の動作を示すフローチャートであ
る。 １・・・ジョイスティック、３・・・キーボード、４・
・・ディスプレイ、２０．２１・・・ブランケット胴、
２２．２３・・・版胴、３２，３３．３４．３８・・・
誤差調整モータ、１１１・・・カーソル、１１２・・・
位置合わせすべき点。 出願人代理人　　猪　　設　　　　清 第１図（α） −−−−−＋＋＋＋＋＋＋　　−−Ｗ ３甲−１図　　（ｂン （Ｃ） 第４図 （α）（ｂ） 第５図（α）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、印刷物の絵柄を、印刷機上にて入力する絵柄入力手
   段としてその絵柄を拡大して表示するディスプレイと、
   このディスプレイにおける拡大表示画像中の各色につい
   ての、所定要素の位置座標を取り出す手段と、前記ディ
   スプレイの画像拡大率と前記所定要素の位置座標とから
   各色間の見当誤差量を割り出し、この見当誤差量に基い
   て、版胴位置調整量を演算する手段と、この演算手段の
   演算結果に応じて印刷機の見当合せを行う手段とをそな
   えた、印刷機の見当合せ装置。 ２、特許請求の範囲第１項記載の見当合せ装置において
   、絵柄入力手段としてビデオカメラ、あいは高速ビデオ
   カメラを用い、ＶＴＲあるいはフレームメモリー等の画
   像記録装置を備えて、瞬間的な絵柄の記録機構を持たせ
   た見当合せ装置。 ３、特許請求の範囲第１項記載の見当合せ装置において
   、絵柄入力手段として入力したい特定の絵柄部分の版面
   上での位置座標の入力手段と、機上の入力用カメラの移
   動手段と、印刷機版胴の回転状態を知る回転位相検出手
   段を有し、印刷物上の任意の部分の入力を可能にしたよ
   うな見当合せ装置。 ４、特許請求の範囲第１項記載の見当合せ装置において
   、絵柄入力手段としてビデオカメラあるいは高速ビデオ
   カメラとストロボ発光器のシャッター等、瞬間的な露光
   を可能にすることにより、断続的に静止画像をディスプ
   レイ上に表示し、静止画像が持続的に表示されているよ
   うにみえるようにしたことを特徴とする見当合せ装置。