JPS61112066A - エポキシ樹脂の製法 - Google Patents

エポキシ樹脂の製法

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JPS61112066A
JPS61112066A JP23279884A JP23279884A JPS61112066A JP S61112066 A JPS61112066 A JP S61112066A JP 23279884 A JP23279884 A JP 23279884A JP 23279884 A JP23279884 A JP 23279884A JP S61112066 A JPS61112066 A JP S61112066A
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Japan
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hydroxyphenyl
bis
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dimethyl
epoxy resin
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JP23279884A
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Minoru Yamamoto
実 山本
Yuji Kunitake
国武 憂璽
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DIC Corp
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕               
[本発明は特定の二価フェノール類を用いる新規にして
有用なるエポキシ樹脂の製法に関し、さらに詳細には、
塗料、接着剤、含浸剤などの広範な用途を有する、特定
の二価フェノール類とエビハロヒドリンおよび/または
ジハロヒドリンとの反応によるエポキシ樹脂の製法に関
する。
エポキシ樹脂は、各種タイプの本のが工業的に生産され
、かつ販売されているが、就中、2.2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロ/4ン(通称:「ビスフェノー
ルAJ)のジグリシジルエーテル(以下、ビスA型エポ
キシ樹脂と略記する。)が汎用のエポキシ樹脂であるこ
とは言うまでもない処で、常温で流動性を有する液状の
ものは、作業上の利点を有し、しかも硬化剤を用いて得
られる硬化物が塗料、接着剤、電気絶縁材料、その他諸
諸の用途に使用されていることは周知である。
〔従来の技術および発明が解決しようとする問題点〕と
ころで、常温で液状のエポキシ樹脂は、一般に1粘度が
高いという欠点を内在している。
工♂クロルヒドリンの使用量の増加に伴って分子量が低
下し、かつ粘度も低下することが知られてはいるけれど
も、25℃における粘度として約7、000 cps、
が限度でありて、それ以下に止めることは難事である。
また、液状のビスA型エボ中シ樹脂は結晶化し易−ため
に、とくに冬場には結晶化して全く流動性を失い、した
がって商品としての価値さえ失うものである。
そこで、かかる液状ビスA型エポキシ樹脂の粘度を低下
させる目的で、ブチルグリシゾルエーテルやフェニルグ
リシジルエーテルなどの低粘度の反応性希釈剤が併用さ
れてもいるが、これらの希釈剤の使用による場合は、必
然的に、硬化物の機械的強度の低下や耐熱性の低下など
の如き、との種の液状ビスA型エポキシ樹脂硬化物本来
の物性の低下を伴なうものである。
また、液状ビスA型エポキシ樹脂の硬化物の性質を和尚
部分保持した上に、低粘度であるエポキシ樹脂トしては
、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン(通称:「ビ
スフェノールFJ)のジグリシジルエーテル(以下、ビ
スF型エポキシ樹脂と略記する。)が知られている。
このビスF型工Iキシ樹脂は、エポキシ当量が約180
である場合くい25℃における粘度が3,000 cp
s、という低粘度物であるけれども、その硬化物の物性
とじ【は、前述した液状ビスA型エデキシ樹脂と相当に
類似するものの、耐熱性が低−という重大な欠点を有し
ている。
因みに、硬化剤としてトリエチレンテトラミンを使用し
た場合には、日本化学工業協−会発行の1日化協月報」
第29頁(1975年10月号)の記載によれば、この
ビスF型ニーキシ樹脂の硬化物の熱変形温度は104℃
であり【、対するビスA型工/ヤシ樹脂硬化物のそれが
121℃であるのに比して可成り低い。
したがって、こうしたビスFWエポキシ樹脂の欠点祉、
当該樹脂の粘度が低≠という長所があるにも拘らず、ビ
スA型エポ゛キシ樹脂と同等の耐熱性が要求されるよう
な用途への適用は自ずと限界があうた。
加えて、当のビスフェノールFは対者たるビスフェノー
ル人と比較して価格が高くなるというのが、また工業上
の欠点の一つとなっている。
通常、かかるビスフェノールF’#iフェノールにホル
ムアルデヒド水溶液(通称:ホルマリン)を酸性触媒の
存在下で添加して反応せしめて得られるものであるが、
ホルムアルデヒドに対してフェノールを大過剰に一一例
として、ホルムアルデヒドの1モルに対してフェノール
が20〜30モルとなる割合で一使用しないと、純度の
高−ビスフェノールFは得られない。
かくして、反応終了後の組成は人的、フェノール85〜
95重量1、ビスフェノールF5.5〜14重量慢、三
核体以上の7工ノールノゲラツク分0.4〜3.5重量
憾であり、そこでこの未反応フェノールを蒸留して回収
するためにユーティリティー・コストが上昇し、したが
りてパッチ当りの生産効率が非常に低くなる結果、ビス
フェノールAに比して価格が高くなるという欠点が存在
することとなる。                 
  I〔問題点を解決するための手段〕 しかるに、本発明者らは上述した如き従来技術 ”にお
ける種々の欠点の存在に鑑みて鋭意研究した結果、従来
のビスフェノールAやビスフェノールFなどとは異種の
ビス(ジメチル・ヒドロキシフェニル〕アルカン類とい
う特定の二価フェノール類を用のることにより、前述し
たビスフェノールA型工yN−?シ樹脂の硬化物に見ら
れる如き高い熱変形温度およびその他の長所を生かしつ
つ、低粘度であり、しかも生産効率の高いニーキシ樹脂
が得られることを見出し、これによって長年の懸案であ
った要求を完全に重大すことのできる有用な樹脂を見出
すに及んで、本発明を完成させるに到ったO すなわち、本発明は一般式 で示される1、1−ビス(ジメチル・ヒドロキシフェニ
ル)メタンおよび/または1,1−ビス(ジメチル−ヒ
ドロキシフェニル)エタント、エビハロヒドリンおよび
/ま九はジハロヒドリンとを反応せしめることから成る
、実質的に一般式%式%( で示される構造を有する工4キシ樹脂の製法を提供する
ものである。
ここにおい【、前掲の1一般式〔11で示されるような
ビス(ゾメチルーヒドロキシフェニル〕アルカン型二価
フェノール類として代表的な化合物を例示スれば、1.
1−ビス〔4−ヒドロキシフェニル−2,3−ジメチル
コメタン、1.1−ビス(4−−ヒドロキシフェニル−
2,3−ツメチル)エタン、1,1−ビス(・4−ヒド
ロキシフェニル−3,6−ジメチル)メタン、1,1.
−ビス(4−ヒドロキシフェニル−3e6−ジメチル)
エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル−2,
6−ノメチル〕メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキク
フェニル−2,6−ジメチル)エタン、1,1−ビス(
4−ヒドロキシフェニル−4,5−ジメチル)メタンも
しくは1.1−ビス(4−ヒドロキシフェニル−4,5
−ジメチル)エタン;または1− (3,5−ジメチル
−4−ヒドロキシフェニル) −1−(2,3−ジメチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、1−(3,5−
ジメチル−4−ヒドロキクフェニル)−1−(2,3−
ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1−(3
#5−ツメチル−4−ヒドロキシフェニル) −1−(
3,6−ノメチルー4−ヒドロキシフェニル)メタン、
1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル) 
−1−(3,6−シメチルー□4−ヒドロキシフェニル
〕エタン、1−(3,5ツメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)−1−(2,6−シメチルー4−ヒドロキシフェ
ニル)メタン、1− (3,5−・ジメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)−1−(2,6−シメチルー4−ヒド
ロキシフェニル)エタン、1− (3,5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)、−1,−(4,5−ツメチ
ル−2−ヒドロキシフェニル)メタンもしくは1− (
3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル) −1−
(4,5−ジメチル−2−ヒドロキシフェニル)エタン
などであるが、そのうちでも1.1−ビス(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタンもしくは1,
1−ビス〔3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル
〕エタンt*H1−(3,5”/メチルー4−ヒドロキ
シフェニル) −1−(3,5−ツメチル−2−ヒドロ
キシフェニル)メタンもしくハ1− (3,5−、ジメ
チル−4−ヒドロキシフェニル)−1−(3,5−ツメ
チル−2−ヒドロキシフェニル)エタンが特に好ましい
ものとして挙げられる。  ・他方、前記したエピノ・
ロヒドリンとして代表的なものにはエピクロルヒドリン
またはエビブロムヒドリンがあり、また前記したジノ・
ロヒドリンとして代表的なものには1,3−シクロルー
2−f口a4 /−ルモシ< tri 2,3−ジクロ
ル−1−プロノ母ノール−17’l:ハ1,3−−)f
ロム−2−グロノ々/ −ルモu < t’12,3−
ジブロム−1−プロ/臂ノールがあるが、就中、エピク
ロルヒドリンが好ましい。
そして、これらエピハロヒドリンおよび/またはジハロ
ヒドリンの使用量としては、前掲した如き各種の二価フ
ェノール類の1モルに対して約4.5モル以上、好まし
くけ約5〜約40モルなる割合が適当である。
以上に掲げられた諸原料を用いて本発明の目的物たる工
Iキシ樹脂を調製するには、常法に従って行なえばよく
、何ら制限を受けるものではない。
しかし、エピクロルヒドリンを用いる場合には、公知慣
用のエーテル化触媒を用いて、まず前掲した二価フェノ
ール類、とりわけ一般式 および/または一般式 〔但し、両式中のRは前出の通り。〕 とエビハロヒドリンとを反応させ、次いでかくして得ら
れるエーテル化生成物を一公知慣用のアルカリ化合物に
より脱ハロrン化せしめるという方法によるのが望まし
い。
そして、上記したエーテル化触媒として代表的なものに
はトリメチルアミンもしくはトリエチルアミンの如き第
三級アミン類;トリブチルホスフィンモジくけトリフェ
ニルホスフィンの如き第三級ホスフィン類;または塩化
テトラメチルアンモニウムもしくは臭化テトラメチルア
ンモニウムの如き第四級アンモニウム塩類などがあるし
、他方、上記したアルカリ化合物として代表的なものに
は水酸化リチウム、水酸化ナトリウムまたは水酸化カリ
ウムの如きアルカリ金属の水酸化物などかある。
かくして、本発明の方法により得られるエポキシ樹脂は
、実質的に前掲の一般式〔■〕で示されるような構造を
有するものが望ましく、特に約190〜約220なるエ
ポキシ当量を有するものが望ましいO さらに望ましいエポキシ樹脂は、約190〜約220な
るエポキシ当量を有すると同時に、25℃における粘度
が約3,000〜約9,000.好ましくは約3,00
0〜5,000なる範囲内に存するものである。
また前述したように、本発明方法に従って得られる樹脂
の中で特に好ましいものは、エピハロヒドリンとしてエ
ピクロルヒドリンを用い、他方、二価フェノール類とし
て前掲した一般式〔し1〕で示される1、1−ビス(3
,5−ツメチル−4−ヒドロキシフェニル)メタンおよ
び/または1,1−ビス(3,5−ツメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)エタン、あるいけ前掲した一般式[1
−b〕で示される1 −(3,5−ツメチル−4−ヒド
ロキシフェニル) −1−(3,5−・ジメチル−2−
ヒドロキシフェニル)メタンおよび/または1− (3
,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル) −1−(
3,5−ジメチル−2−ヒドロキシフェニル)エタンを
用いて得られるエポキシ樹脂であるが、さらに望ましく
は、二価フェノール類として前掲した一般式(1−a)
で示されるビス(・ジメチル・ヒドロキシフェニル)ア
ルカン類を用い、他方、エビノ・ロヒドリンとしてエピ
クロルヒドリンを用いてiられる樹脂と、二価フェノー
ル類として前掲の一般式CI−b)で示されるビス(ジ
メチル・ヒドロキシフェニル)アルカン類を用い、他方
、エピクロルドリンとしてエピクロルヒドリンを用いて
得られる樹脂との混合使用による場合である。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例および比較例により具体   的
に説明する。
実施例1 2.6−キシレノールの244yに37憾ホルマリンの
81.9を加え、さらにn−ブタノールの30y1そし
て蓚酸触媒の2Iを順次添加して85℃で200時間反
応せたのち脱水し、脱ブタノールを行ない、次いで減圧
下で2,6−キシレノールを回収して、2.6−キシレ
ノールとホルムアルデヒドとの縮合物の243gを得た
しかるのち、との縮合物に924gのエピクロルヒドリ
ンを仕込み、80℃で水酸ナトリウム水溶液を滴下し、
滴下終了後も同温度に10時間保持して反応を続行し、
エビクロルヒドリ/を回収して、目的とするエポキシ樹
脂の355gを得た。
この樹脂のエポキシ当量け195であり、25℃におけ
る粘度(ブルクク・フィールド;以下同様)は4,90
0 cps、であった。
以下、これをrER−IJと略記する。
実施例2 蓚酸の代わりに、触媒として5Iの水酸化ナトリウムを
用い、かつ95℃で200時間反応行なうように変更し
た以外は、実施例1と同様にして反応させたのち、50
Fのメチルイソブチルケトンを加え、次いで塩酸で水酸
化す) IJウムを中和し、しかるのち水洗を行なった
水洗後はn−ブタノールおよびメチルイソブチルケトン
を回収し、次いで真空下で2,6−キシレノールを回収
して、2,6−キシレノールとホルムアルデヒドとの縮
合物の2431を得た。
以後も実施例1と同様にエポキシ化せしめて、エポキシ
当量が187で、かつ粘度が5,000 cps。
なる目的エポキシ樹脂を得た。
実施例3 2.6−キシレノールの244gに、44.9のアセト
アルデヒドを含有する水の509を加え、さらに30F
のn−ブタノールを、そしC51の塩酸を順次加えて、
90℃で5時間反応せしめた。
以後は実施例2と同様に処理して、2.6−キシレノー
ルとアセトアルデヒドとの縮合物230.9を得た。
この縮合物を用いるように変更した以外は、実施例1と
同様にして、目的とするエポキシ樹脂を得た。
この樹脂のエポキシ当量は197であり、かつ粘度は3
,900 cps、でありた。
以下、これをIIR−2Jと略記する。
実施例4 200.9の2.6−キシレノールに44.9の2,4
−キシレノールを加え、さらに37憾ホルマリンの81
.Fを、そして21!の蓚酸を順次加えて120℃で3
時間反応させ、反応終了後に未反応の2,6−キシレノ
ールおよび2,4−キシレノールを回収しテ、2.6−
キシレノールと2.4−キシレノールとのホルムアルデ
ヒド縮合物の2431を得た。
次いで、この縮合物を用いるように変更した以外は、実
施例1と同様にして、エポキシ当量が189で、かつ粘
度が4,300 cps、なる目的エポキシ樹脂の35
0.9を得た。
実施例5 200Jの2,6−キシレノールに441の2,4−キ
シレノールを加え、さらに44.9のアセトアルデヒド
を含む水溶液の94gを、そして2IIの蓚酸を順次加
えて120℃で4時間反応させ、反応終了後に未反応の
それぞれ2,6−および2,4−キシレノールを回収し
−c、2.6−キシレノールおよび2.4−キシレノー
ルとアセトアルデヒドとの縮合物の230J’を得た@ 次いで、この縮合物に924Jlのエピクロルヒドリン
を仕込んで40℃で水酸化す) IJウム水溶液を滴下
したのち、同温度に8時間保持して反応を続行させ、さ
らに80℃で5時間反応せしめ、しかるのちエピクロル
ヒドリンを回収して、エポキシ当量が196で、粘度が
3,700 cps、なる目的エポキシ樹脂の3521
を得た。
実施例6 20011の2,6−キシレノールに44.9の2.4
−キシレノールを加え、さらに22Nのアセトアルデヒ
ドを含む水溶液の47.Pと2JFの蓚酸とを順次加え
て、120℃で4時間反応せしめ、次いで90℃に冷却
して37チホルマリンの40.5.9  ’を添加し、
120℃で3時間反応せしめ、しかる iのち未反応の
2,6−および2.4−中シレノールを回収して24O
Nの縮合物を得た。
次いで、この縮合物に対し1:60℃で924’Jのエ
ピクロルヒドリンを仕込み、2.lJの塩化トリエチル
ベンジルアンモニウムの存在下に同温度で10時間反応
せしめ、さらに20%水酸化ナトリウム水溶液を滴下し
て80℃で反応せしめたのち、水洗して目的とするエポ
キシ樹脂の340Iを得た。
このエポキシ樹脂はエポキシ当量が193で、かつ粘度
が3,400 cps、なるものであった。
実施例7 エピクロルヒドリンの代わりに、1,289.9のジク
ロルヒドリンを使用するように変更した以外は、実施例
4と同様にしてエポキシ当量が190で、かつ粘度が4
,300 cps、なる目的樹脂の3501を得た。
実施例8 エピクロルヒドリンの代わりに、1.3681Iのエピ
ブロムヒドリンを使用するように変更した以外は、実施
例5と同様にしてエポキシ当量が195で、かつ粘度が
3.700 cps、なる目的樹脂の3501を得た◎ 以上の各実施例および比較例で得られたそれぞれの樹脂
の100重量部に対して、硬化剤として無水メチルナジ
ック酸(MNA )を、および硬化促進剤とし【ベンジ
ルジメチルアミン(BD)を第1表に示される化学量論
的割合で各別に配合して得られた樹脂組成物を、120
℃で1時間、さらに150℃で1時間なる条件で加熱硬
化せしめて、各種の硬化物を得た。
次いで、それぞれの硬化物についてJISK−6911
に従って性能(硬化物性)を評価した。
それらの結果は同表にまとめて示す。
なお、同表にはエポキシ樹脂の性状値としてエポキシ当
量と粘度とを併記しておく。
、5/ 一ヅ2−′ t、y、( /″ 〔発明の効果〕 2,6−キシレノールや2,4−キシレノールなどの特
定のフェノール類から誘導される二価フェノール類を原
料としているために、かかる二価フェノール類を収得す
る段階で、フェノール類とホルムアルデヒドとの反応に
よって得られるものは三核体までに止まり、三核体以上
のいわゆるノゲラノクは全く得られなく、シたがってパ
ッチ当りの収量は、ビスフェノールFに比して6〜15
倍という極めて高い収量(収率)となる。
また、前掲した第1表の結果からも明らかなように、本
発明方法により得られるエノキシ樹脂の粘度は、エポキ
シ当量が大きくなっても、つまり分子量が増大しても低
いために作業上、有利であるし、かくして本発明方法に
より得られたエポキシ樹脂の硬化物は、ビスA型エポキ
シ樹脂硬化物を凌駕するほどの高い熱変形温度を有する
、つまりすぐれた耐熱性を示すものであることが知れる
さらに1本発明方法により得られるエポキシ樹脂の硬化
物は、ビスF型およびビスA型エポキシ樹脂硬化物に比
して煮沸吸水率が低く、シたがって電気特性も良好であ
ることが知れる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔但し、式中のRは水素原子またはメチル基を表わすも
    のとする。〕 で示される1,1−ビス(ジメチル・ヒドロキシフェニ
    ル)メタンおよび/または1,1−ビス(ジメチル・ヒ
    ドロキシフェニル)エタンと、エピハロヒドリンおよび
    /またはジハロヒドリンとを反応せしめることを特徴と
    する、実質的に一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・〔II〕 〔但し、式中のXは ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔但し、式中のRは水素原子またはメチル基を表わすも
    のとする。〕 なる基を表わし、nは0から約10までの有理数である
    ものとする。〕 で示される構造を有するエポキシ樹脂の製法。 2、前記した一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔但し、式中のRは前出の通り。〕 で示される1,1−ビス(ジメチル・ヒドロキシフェニ
    ル)メタンおよび/または1,1−ビス(ジメチル・ヒ
    ドロキシフェニル)エタンの1モルに対して、エピハロ
    ヒドリンおよび/またはジハロヒドリンの約4.5〜約
    40モルを使用することを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項に記載の方法。 3、前記した一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔但し、式中のRは前出の通り。〕 で示される1,1−ビス(ジメチル・ヒドロキシフェニ
    ル)メタンおよび/または1,1−ビス(ジメチル・ヒ
    ドロキシフェニル)エタンとエピハロヒドリンとをエー
    テル化触媒の存在下に反応せしめ、る工程と、次いでか
    くして得られるエーテル化生成物をアルカリ化合物によ
    り脱ハロゲン化せしめる工程とから成ることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の方法。 4、前記した実質的に一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・〔II〕 〔但し、Xおよびnはそれぞれ前出の通り。〕で示され
    る構造を有するエポキシ樹脂が、約190〜約220な
    るエポキシ当量を有するものであることを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項ないし第3項に記載の方法。 5、前記した実質的に一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・〔II〕 〔但し、式中のXおよびnはそれぞれ前出の通り。〕 で示される構造を有するエポキシ樹脂が、約190〜約
    220なるエポキシ当量を有し、かつ25℃における粘
    度として約3,000〜約9,000cps.を有する
    ものであることを特徴とする、特許請求の範囲第1項な
    いし第3項に記載の方法。
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