JPS6111070B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6111070B2 JPS6111070B2 JP15950777A JP15950777A JPS6111070B2 JP S6111070 B2 JPS6111070 B2 JP S6111070B2 JP 15950777 A JP15950777 A JP 15950777A JP 15950777 A JP15950777 A JP 15950777A JP S6111070 B2 JPS6111070 B2 JP S6111070B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thyristor
- transformer
- firing angle
- thyristor converter
- converter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010304 firing Methods 0.000 claims description 20
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 4
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000001939 inductive effect Effects 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Rectifiers (AREA)
- Power Conversion In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、１つの変圧器に巻かれた２組以上の
２次巻線にそれぞれ接続されていて整流された電
力を同時運転させられるべき負荷にそれぞれ供給
する複数のサイリスタ変換器に対する制御方法に
関する。
２次巻線にそれぞれ接続されていて整流された電
力を同時運転させられるべき負荷にそれぞれ供給
する複数のサイリスタ変換器に対する制御方法に
関する。
サイリスタ式交流車輛では上記したような形態
でサイリスタ変換器を用いる場合が多く、その場
合において、架線に流れる高調波電流によつて付
近に架設されている通信回線に誘導障害が与えら
れてしまうことがしばしば生ずる。従来、この高
調波の抑制のためにフイルタが付加されていた
が、この方法では特定調波のみに対してしか効果
がなく、また、フイルタ設置のため余分なスペー
スを必要とすると共に重量の増加を伴うという欠
点があつた。
でサイリスタ変換器を用いる場合が多く、その場
合において、架線に流れる高調波電流によつて付
近に架設されている通信回線に誘導障害が与えら
れてしまうことがしばしば生ずる。従来、この高
調波の抑制のためにフイルタが付加されていた
が、この方法では特定調波のみに対してしか効果
がなく、また、フイルタ設置のため余分なスペー
スを必要とすると共に重量の増加を伴うという欠
点があつた。
本発明の目的は、スペースや重量の増加の問題
を伴わないサイリスタ変換器の制御方法を提供す
ることである。
を伴わないサイリスタ変換器の制御方法を提供す
ることである。
以下図面を参照しながら本発明をその好ましい
実施例について詳細に説明する。
実施例について詳細に説明する。
第１図は本発明の実施の対象となるサイリスタ
変換器の簡略回路図であり、第２図は本発明によ
る制御方法を従来法と比例して説明する動作波形
説明図である。
変換器の簡略回路図であり、第２図は本発明によ
る制御方法を従来法と比例して説明する動作波形
説明図である。
第１図において、変圧器１は第１の組の二次巻
線２−１ないし２−４および第２の組の二次巻線
２−５ないし２−８を有し、各組の二次巻線には
それぞれサイリスタ変換器３−１，３−２が接続
されている。変圧器１の一次側は架線（図示せ
ず）に接続される。サイリスタ変換器３−１は図
示されたように接続された複数のサイリスタ整流
器（参照番号をつけず）からなり、その整流され
た出力はリアクトル４−１を介して負荷である直
流電動機５−１に供給され、一方、サイリスタ変
換器３−２も同様に複数のサイリスタからなり、
その整流された出力はリアクトル４−２を介して
負荷である直流電動機５−２に供給される。各サ
イリスタ変換器３−１，３−２について、変圧器
１の二次巻線を多分割し、この二次巻線の各々に
サイリスタ整流器を接続し、それらを縦続接続す
るという構成をとることによつて、高調波電流に
よる通信回線への誘導障害は或る程度は低減され
る。第２図イは変圧器一次電圧波形を点弧角指令
器（図示せず）から供給される指令点弧角αと共
に示す。
線２−１ないし２−４および第２の組の二次巻線
２−５ないし２−８を有し、各組の二次巻線には
それぞれサイリスタ変換器３−１，３−２が接続
されている。変圧器１の一次側は架線（図示せ
ず）に接続される。サイリスタ変換器３−１は図
示されたように接続された複数のサイリスタ整流
器（参照番号をつけず）からなり、その整流され
た出力はリアクトル４−１を介して負荷である直
流電動機５−１に供給され、一方、サイリスタ変
換器３−２も同様に複数のサイリスタからなり、
その整流された出力はリアクトル４−２を介して
負荷である直流電動機５−２に供給される。各サ
イリスタ変換器３−１，３−２について、変圧器
１の二次巻線を多分割し、この二次巻線の各々に
サイリスタ整流器を接続し、それらを縦続接続す
るという構成をとることによつて、高調波電流に
よる通信回線への誘導障害は或る程度は低減され
る。第２図イは変圧器一次電圧波形を点弧角指令
器（図示せず）から供給される指令点弧角αと共
に示す。
従来の方法ではサイリスタ変換器３−１に属す
るサイリスタ整流器群とサイリスタ変換器３−２
に属するサイリスタ整流器群とを全て同じ点弧角
αで制御しており、そのときの変圧器１の一次電
流波形が第２図ロに示されている。第２図ロのよ
うに変圧器一次電流波形が滑らかでなく変化する
ものでは、含有高調波が多く、近くにある通信回
線は誘導障害を受ける。
るサイリスタ整流器群とサイリスタ変換器３−２
に属するサイリスタ整流器群とを全て同じ点弧角
αで制御しており、そのときの変圧器１の一次電
流波形が第２図ロに示されている。第２図ロのよ
うに変圧器一次電流波形が滑らかでなく変化する
ものでは、含有高調波が多く、近くにある通信回
線は誘導障害を受ける。
これに対して、本発明では、第２図ハに示すよ
うにサイリスタ変換器３−１に属するサイリスタ
整流器群とサイリスタ変換器３−２に属するサイ
リスタ整流器群とをそれぞれ点弧角α＋Δα、α
−Δαで点弧制御し、両サイリスタ整流器群の転
流期間中の変圧器１の一次電流の変化を従来の制
御方法に較べてより滑らかにし、含有高調波を少
なくしている。
うにサイリスタ変換器３−１に属するサイリスタ
整流器群とサイリスタ変換器３−２に属するサイ
リスタ整流器群とをそれぞれ点弧角α＋Δα、α
−Δαで点弧制御し、両サイリスタ整流器群の転
流期間中の変圧器１の一次電流の変化を従来の制
御方法に較べてより滑らかにし、含有高調波を少
なくしている。
なお、第１図では変圧器１の二次側に２組のサ
イリスタ変換器を設ける場合を示したが、サイリ
スタ変換器の数は３組以上であつてもよく、その
場合は、Ｋが整数０、１、２、……を表わすもの
として、各サイリスタ変換器の点弧角は点弧指令
器から供給される指令点弧角αに対して予め選択
した小さな位相角Δαの整数倍ＫΔαだけ進むか
或いは遅れた位相角α±ＫΔαにありかつ全サイ
リスタ変換器の点弧角がαを中心にしてその前後
に対称に配置されるように位相差をもたされる。
イリスタ変換器を設ける場合を示したが、サイリ
スタ変換器の数は３組以上であつてもよく、その
場合は、Ｋが整数０、１、２、……を表わすもの
として、各サイリスタ変換器の点弧角は点弧指令
器から供給される指令点弧角αに対して予め選択
した小さな位相角Δαの整数倍ＫΔαだけ進むか
或いは遅れた位相角α±ＫΔαにありかつ全サイ
リスタ変換器の点弧角がαを中心にしてその前後
に対称に配置されるように位相差をもたされる。
また、上記のようにサイリスタ変換器の点弧角
を指令点弧角αからＫΔα（第２図ハではＫ＝１
のみを使用）だけ前後にずらした場合は各サイリ
スタ変換器の直流出力電圧平均値に差が生ずる。
この差は小さいものなので通常の使用においては
特に問題を生ずることはない。しかしながら、各
サイリスタ変換器の直流出力電圧平均値はできる
ならば同一に保つことが望ましく、また、場合に
よつてはそれが必要とされることがある。第３
図、第４図および第５図はそれを本発明において
達成する方法をサイリスタ変換器の数が３つであ
る場合を例にとつて説明する図である。
を指令点弧角αからＫΔα（第２図ハではＫ＝１
のみを使用）だけ前後にずらした場合は各サイリ
スタ変換器の直流出力電圧平均値に差が生ずる。
この差は小さいものなので通常の使用においては
特に問題を生ずることはない。しかしながら、各
サイリスタ変換器の直流出力電圧平均値はできる
ならば同一に保つことが望ましく、また、場合に
よつてはそれが必要とされることがある。第３
図、第４図および第５図はそれを本発明において
達成する方法をサイリスタ変換器の数が３つであ
る場合を例にとつて説明する図である。
第３図において、変圧器１の３組の二次巻線に
接続されたサイリスタ変換器３−１，３−２およ
び３−３はそれぞれリアクトル４−１，４−２お
よび４−３を介して直流電動機５−１，５−２お
よび５−３に整流された電力を供給する。なお、
第３図では、図面を簡単ならしめるために、二次
巻線およびサイリスタ変換器は個々のものまでも
詳細に示さずに組毎にまとめて示してある。
接続されたサイリスタ変換器３−１，３−２およ
び３−３はそれぞれリアクトル４−１，４−２お
よび４−３を介して直流電動機５−１，５−２お
よび５−３に整流された電力を供給する。なお、
第３図では、図面を簡単ならしめるために、二次
巻線およびサイリスタ変換器は個々のものまでも
詳細に示さずに組毎にまとめて示してある。
第５図イ，ロ，ハはそれぞれサイリスタ整流器
３−１，３−２，３−３の点弧角を図示し、各サ
イリスタ変換器の点弧角が指令点弧角に相当する
点弧角α２に対して予め定めた周期Ｔで進み位相
α１および遅れ位相α３に切換えられ、しかもそ
の周期Ｔ内の任意の期間ｔ内において、云い換え
れば任意の時点において、３つのサイリスタ変換
器間には第２図ハについて示したのと同様の関係
が保たれることを示している。第４図ロ，ハ，ニ
はサイリスタ変換器が点弧角α３，α２，α１で
点弧されたときの個々の一次電流波形を示し、第
４図イは合成一次電流波形、すなわち変圧器一次
側に実際上現われる電流波形を示す。明らかなよ
うに、サイリスタ変換器３−１，３−２，３−３
の直流出力電圧平均値は全て点弧角α２で点弧を
行なつた場合の値に等しくなり、同一に保たれ
る。
３−１，３−２，３−３の点弧角を図示し、各サ
イリスタ変換器の点弧角が指令点弧角に相当する
点弧角α２に対して予め定めた周期Ｔで進み位相
α１および遅れ位相α３に切換えられ、しかもそ
の周期Ｔ内の任意の期間ｔ内において、云い換え
れば任意の時点において、３つのサイリスタ変換
器間には第２図ハについて示したのと同様の関係
が保たれることを示している。第４図ロ，ハ，ニ
はサイリスタ変換器が点弧角α３，α２，α１で
点弧されたときの個々の一次電流波形を示し、第
４図イは合成一次電流波形、すなわち変圧器一次
側に実際上現われる電流波形を示す。明らかなよ
うに、サイリスタ変換器３−１，３−２，３−３
の直流出力電圧平均値は全て点弧角α２で点弧を
行なつた場合の値に等しくなり、同一に保たれ
る。
本発明は、鉄道車輛用の他に、１つの変圧器に
２組以上の二次巻線があり、その各々の巻線にサ
イリスタ変換器が接続され、同一に制御される変
圧整流器を電源とする装置、例えば、直流機、電
気炉等の群運転にも適用可能である。
２組以上の二次巻線があり、その各々の巻線にサ
イリスタ変換器が接続され、同一に制御される変
圧整流器を電源とする装置、例えば、直流機、電
気炉等の群運転にも適用可能である。
以上説明したところから理解されるように、本
発明は単に点弧パルス移相用の安価かつ小型の移
相器を付加しさえすれば実施可能なものであつ
て、スペースや重量増加の問題を伴わず、しか
も、優れた高調波抑制効果を与えるものである。
発明は単に点弧パルス移相用の安価かつ小型の移
相器を付加しさえすれば実施可能なものであつ
て、スペースや重量増加の問題を伴わず、しか
も、優れた高調波抑制効果を与えるものである。
第１図は本発明の実施の対象となるサイリスタ
変換器の簡略回路図、第２図は本発明による制御
方法を従来法と比較して説明する動作波形説明
図、第３図は本発明を実施するためのもう１つの
サイリスタ変換器を例示する図、第４図は第３図
に対する動作波形説明図、第５図は第３図に示し
た各サイリスタ変換器の点弧角の切換えを示す図
である。 １：変圧器、３−１，３−２，３−３：サイリ
スタ変換器、４−１，４−２，４−３：リアクト
ル、５−１，５−２，５−３：直流電動機。
変換器の簡略回路図、第２図は本発明による制御
方法を従来法と比較して説明する動作波形説明
図、第３図は本発明を実施するためのもう１つの
サイリスタ変換器を例示する図、第４図は第３図
に対する動作波形説明図、第５図は第３図に示し
た各サイリスタ変換器の点弧角の切換えを示す図
である。 １：変圧器、３−１，３−２，３−３：サイリ
スタ変換器、４−１，４−２，４−３：リアクト
ル、５−１，５−２，５−３：直流電動機。
Claims (1)
- １ １つの変圧器に巻かれた２組以上の二次巻線
にそれぞれ接続されていて整流された電力を同時
に運転させられるべき負荷にそれぞれ供給すべ
く、共通の指令点弧角にしたがつて制御される複
数個のサイリスタ変換器に対する制御方法におい
て、各サイリスタの点弧角を、前記指令点弧角の
近くで、予め選択した小さな値ずつ異ならせて指
令するようにしたことを特徴とするサイリスタ変
換器の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15950777A JPS5492165A (en) | 1977-12-29 | 1977-12-29 | Controlling method for thyristor converter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15950777A JPS5492165A (en) | 1977-12-29 | 1977-12-29 | Controlling method for thyristor converter |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5492165A JPS5492165A (en) | 1979-07-21 |
| JPS6111070B2 true JPS6111070B2 (ja) | 1986-04-01 |
Family
ID=15695273
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15950777A Granted JPS5492165A (en) | 1977-12-29 | 1977-12-29 | Controlling method for thyristor converter |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5492165A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0510468A (ja) * | 1991-07-03 | 1993-01-19 | Nobuyuki Sugimura | リリーフ・開閉複合弁 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2690155B2 (ja) * | 1989-09-18 | 1997-12-10 | 三菱電機株式会社 | 高調波抑制方式 |
-
1977
- 1977-12-29 JP JP15950777A patent/JPS5492165A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0510468A (ja) * | 1991-07-03 | 1993-01-19 | Nobuyuki Sugimura | リリーフ・開閉複合弁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5492165A (en) | 1979-07-21 |
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