JPS61108582A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPS61108582A
JPS61108582A JP59232152A JP23215284A JPS61108582A JP S61108582 A JPS61108582 A JP S61108582A JP 59232152 A JP59232152 A JP 59232152A JP 23215284 A JP23215284 A JP 23215284A JP S61108582 A JPS61108582 A JP S61108582A
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fluorane
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野口 明雄
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は感熱記録体に関し、特に保存性に優れた感熱記
録体に関するものである。
「従来の技術」 従来、発色剤と該発色剤と接触して呈色する呈色剤との
呈色反応を利用し、熱によって再発色物質を接触せしめ
て発色像を得るようにした感熱記録体はよく知られてい
る。かかる感熱記録体は比較的安価であり、また記録機
器がコンパクトでかつその保守も比較的容易であるため
、ファクシミリや各種計算機等の記録媒体としてのみな
らず巾広い分野において使用されている。
その利用分野の1つとして、小売店などのPOS(po
int of 5ales)システム化の拡大に伴ない
、ラベルとしての用途が増天しつつある。
しかし、かかる感熱記録体は、一般に耐水性、耐油性、
耐可塑剤性等に劣っているため、例えば発色後の印字に
水、油、油脂あるいはプラスチックフィルムに含まれる
可塑剤等が接触すると印字濃度が著しく低下してしまい
、また、取り扱い中に感熱記録層上を手で触れると指紋
状のカブリを生じる欠点がある。
かかる欠点を解消する方法として、感熱記録層上に、フ
ィルム形成能を有しかつ耐薬品性のある樹脂の水性エマ
ルジョンを塗布する方法(特開昭54−128347)
、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子化合物を塗布
する方法(実開昭56−125354)等が提案されて
いる。
しかしながら、記録層上に樹脂層を設けた感熱記録体に
あっても、長時間の耐可塑剤性や耐油性が要求される場
合、あるいは耐水可塑剤性と云われる耐水性と耐可塑剤
性とが同時に要求されるような場合、さらには湿度と温
度の双方が作用するような極めて苛酷な条件下では、印
字濃度が低下する欠陥が付随する。
また、記録層上に水溶性高分子化合物を塗布することに
よって、記録層に発色かぶりを生ずる場合もある。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明の目的は、苛酷な条件下に置かれても印字の保持
性に優れ、しかも記録層に発色かぶりを生じない感熱記
録体を提供することであり、かかる目的は、下記の如き
特定の発色剤と呈色剤とを選択的に使用し、かつ記録層
上に樹脂層を設けることによって達成されるものである
オラン化合物の少なくとも一種と、 〔式中、R,、R,はそれぞれ水素原子または低級アル
キル基を、R3は水素原子またはメチル基を、R4,R
sはそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、メチル基、エチ
ル基またはニトロ基を示す。〕呈色剤として下記一般式
(II)で表わされるジフェニルスルホン誘導体およg
4.4′−シ・クロヘキシリデンジフェノールから選ば
れる少なくとも一種とを含有する感熱記録層上に、水溶
性高分子化合物を主成分とする樹脂層を設けたことを特
徴とする感熱記録体である。
R60Rq 〔式中、Rh、 R?、 Rsはそれぞれ水素原子、ハ
ロゲン原子、低級アルキル基、アルコキシル基、アリー
ルオキシル基またはベンジルオキシ基を、R9は水素原
子または水酸基を示す。〕「作用」 本発明において、一般式(I)で表されるフルオラン化
合物の具体例としては、例えば3−ジエチルアミノ−7
−(0−フルオロアニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−7−(p〜フルオロアニリノ)フ
ルオラン 3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−(p−フルオロ
アニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−7−(2’−メチル−5′−フル
オロアニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−?−(2’−クロロ−4′−フル
オロアニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−7−(m−フルオロアニリノ)フ
ルオラン 3−ジエチルアミノ−7−(2’−フルオロ−5′−ニ
トロアニリノ)フルオラン 3−ジエチルアミノ−7−(2’、4’−ジフルオロア
ニリノ)フルオラン 3−ジブチルアミノ−7−(0−フルオロアニリノ)フ
ルオラン 等が挙げられるが、勿論これらは二種以上を併用しても
よい。これらのフルオラン化合物のうちでも、特に3−
ジエチルアミノ−7−(o−フルオロアニリノ)フルオ
ランおよび3−゛ジプチルアミノ−7−(0−フルオロ
アニリノ)フルオランは、本発明の所望の効果が得られ
るため、より好ましく用いられる。
本発明は、発色剤として上記の如き特定のフルオラン化
合物を記録層中に含有せしめるところに特徴を有するも
のであるが、必要に応じて本発明の効果を阻害しない範
囲で各種公知の無色ないしは淡色の塩基性染料を併用し
てもよい。かかる公知の塩基性染料としては、例えば下
記が例示される。
3.3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド、3,3−ビス(p−ジメチルア
ミノフェニル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフ
ェニル)−3−(1,2−ジ    ゛メチルインドー
ルー3−イル)フタリド、3−(p−ジメチルアミノフ
ェニル)−3−(2−メチルインドール−3−イル)フ
タリド、3,3−とス(1,2−ジメチルインドール−
3−イル)−5−ジメチルアミノフタリド、3,3−ビ
ス(1゜2−ジメチルインドール−3−イル)−6−ジ
メチルアミノフタリド、3.3−ビス(9−エチルカル
バゾール−3−イル)−6−ジメチルアミノフタリド、
3.3−ビス(2−フェニルインド−(ルー3−イル)
−6−ジメチルアミノフタリド、3−p−ジメチルアミ
ノフェニル−3−(1−メチルピロール−3−イル)−
6−ジメチルアミノフタリド等のトリアリルメタン系染
料、4,4′−とスージメチルアミノベンズヒドリルベ
ンジルエーテル、N−ハロフェニル−ロイコオーラミン
、N−2,4,5−)リクロロフェニルロイゴ、t−ラ
ミン等のジフェニルメタン系染料、ベンゾイルロイコメ
チレンブルー、p−ニトロベンゾイルロイコメチレンブ
ルー等のチアジン系染料、3−メチル−スピロ−ジナフ
トピラン、3−エチル−スピロ−ジナフトピラン、3−
フェニル−スピロ−ジナフトピラン、3−ベンジル−ス
ピロ−ジナフトピラン、3−メチル−ナフト(6′−メ
トキシベンゾ)スピロピラン、3−プロピル−スピロ−
ジベンゾピラン等のスピロ系染料、ローダミン−B−ア
ニリノラクタム、ローダミン(p−ニトロアニリノ)ラ
クタム、ローダミン(0−クロロアニ+7))ラクタム
等のラクタム系染料、3−ジメチルアミノ−7−メトキ
シフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メトキシフル
オラン、3−ジエチルアミノ−7−メトキシフル;ラン
、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3
−ジエチルアミノ−6,7−シメチルフルオラン、3−
 (N−エチル−1)−)ルイジノ)−7−メチルフル
オラン、3−ジエチルアミノ−7−N−アセチル−N−
メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N
−メチルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7
−N−メチル−N−ベンジルアミノフルオラン、3−ジ
エチルアミノ−7−N−クロロエチル−N−メチルアミ
ノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−N−ジエチル
アミノフルオラン、3−(N−エチル−p−)ルイジノ
)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−
(N−エチル−p−)ルイジノ)−6−メチル−7−(
p−1ルイジノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−6
−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−7−(2−カルボメトキシ−フェニルアミノ
)フルオラン、3−(N−エチル−N −1so−アミ
ルアミノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラ
ン、3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−
6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、3−ピロ
リジノ−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン、
3−ピペリジノ−6−メチル−7−フェニルアミノフル
オラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−キシリ
ジノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロ
ロフェニルアミノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−
7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオラン、3−ピ
ロリジノ−6−メチル−7−p−ブチルフェニルアミノ
フルオラン等のフルオラン系染料等。
なお、発色剤として前記特定のフルオラン化合物と他の
塩基性染料とを併用する際の配合割合については、品質
目標、塩基性染料の種類等に応じて適宜選択すべきもの
であるが、特定のフルオラン化合物が全発色剤に対して
少なくとも10重量%以上、好ましくは50重量%以上
となるように用いるのが望ましい。
本発明において、一般式(n)で表されるジフェニルス
ルホン誘導体としては、例えば下記が例示される。
4−ヒドロキシ−ジフェニルスルホン 4−ヒドロキシ−4′−クロロジフェニルスルホン 4−ヒドロキシ−4′−フルオロジフェニルスルホン 4−ヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホン 4−ヒドロキシ−4′−イソプロピルジフェニルスルホ
ン 4−ヒドロキシ−2’、4’、6’−)リスチルジフェ
ニルスルホン 4−ヒドロキシ−2′−メチル−4′−クロロジフェニ
ルスルホン 4−ヒドロキシ−2’、4’−ジクロロジフェニルスル
ホン 4−ヒドロキシ−4′−メトキシジフェニルスルホン 4−ヒドロキシ−4′−イソプロピルオキシジフェニル
スルホン 4−ヒドロキシ−4′−ブトキシジフェニルスルホン 4−ヒドロキシ−4′−オクチルオキシジフェニルスル
ホン 4−ヒドロキシ−4′−ベンジルオキシジフェニルスル
ホン 2、4−ジヒドロキシ−ジフェニルスルホン2、4−ジ
ヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホン 本発明においては、かかる一般式(II)で表されるジ
フェニルスルホン誘導体および4.4’−シクロヘキシ
リデンジフェノールから選ばれる少なくとも一種を呈色
剤として浬いるものであるが、これらの呈色剤のうちで
も4−ヒドロキシ−4′ークロロジフエニルスルホン、
4−ヒドロキシ−4′−メチルジフェニルスルホン、4
−ヒドロキシ−4′−イソプロピルオキシジフェニルス
ルホン、4−ヒドロキシ−4′−ブトキシジフェニルス
ルホンおよび4.4′−シクロへキシリデンジフェノー
ルは、とりわけ本発明の所望する効果が効率良く得られ
るため、好ましく用いられる。
なお、記録層中の発色剤と呈色剤の使用比率は用いられ
る発色剤、゛呈色剤の種類に応じて適宜選択されるもの
で、特に限定するものではないが、一般に発色剤1重量
部に対し゛て1〜50重量部、好ましくは2〜10重量
部の呈色剤が使用される。
本発明の感熱記録体において、記録層中には必要に応じ
て増悪剤を添加することもできる。増感剤については各
種の物質が知られており、例えばステアリン酸アミド、
ステアリン酸メチレノビスアミド、オレイン酸アミド、
パルミチン酸アミド、ヤシ脂肪酸アミド等の脂肪酸アミ
ド類、テレフタル酸ジベンジルエステル、1.2−ジ(
3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ジフェノキシ
エタン、2、2′−メチレンビス(4−メチル−6−t
−ブチルフェノール)、4.4’−ブチリデンビス(6
−t−ブチル−3−メチルフェノール)、1,1.3−
)リス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチル
フェニル)ブタン等のヒンダードフェノール類、2−(
2’−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾ
フェノン等の紫外線吸収剤、および各種公知の熱可融性
物質などが挙げられる。
なお、増感剤の添加量については特に限定するものでは
なく、一般に塩基性染料1重量部に対して0.05〜5
0重量部、好ましくは0.2〜5重量部の範囲で使用さ
れる。
これらの物質を含む塗布液の調製には、一般に水を分散
媒体とし、ボールミル、アトライター、サンドグライン
ダー等の攪拌、粉砕機により発色剤と呈色剤とを一緒に
又は別々に分散し、塗液として調製される。かかる塗液
中には、通常パイングーとしてデンプン類、ヒドロキシ
エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチ
ルセル、      ロース、ゼラチン、カゼイン、ア
ラビアゴム、ポ〆 リビニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリビニル
アルコール、ジイソブチレン・無水マレイン酸共重合体
塩、スチレン・無水マレイン酸共重合体塩、エチレン・
アクリル酸共重合体塩、スチレン・アクリル酸共重合体
塩、スチレン・ブタジェン共重合体エマルジョン、尿素
樹脂、メラミン樹脂、アミド樹脂などが全固形分の10
乃至70重量%、好ましくは15〜50重量%用いられ
る。
さらに、塗液中には各種の助剤を添加することができる
例えば、ジオクチルスルフオコハク酸ナトリウム、  
゛ドテシルベンゼンスルフォン酸ナトリウム、ラウリル
アルコール硫酸エステル・ナトリウム塩、脂肪酸金属塩
などの分散剤、ベンゾフェノン系などの紫外線吸収剤、
その他消泡剤、螢光染料、着色染料などが挙げられる。
また必要に応じてステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カル
シウム、ポリエチレンワックス、カルナバロウ、パラフ
ィンワックス、エステルワックスなどのワックス類、カ
オリン、クレー、タルク、炭      !酸カルシウ
ム、焼成りレー、酸化チタン、珪藻土、微粒子状無水シ
リカ、活性白土等の無機顔料を添加することもできる。
本発明の感熱記録体において、記録層の形成方法等につ
いては特に限定されるものではなぐ、従来から衆知慣用
の技術に従って形成することができ、例えばエアーナイ
フコーティング、ブレードコーティング等により塗液を
塗布・乾燥する方法等によって形成される。また塗液の
塗布量についても特に限定されるものではないが、通常
乾燥重量で2乃至12g/m、好ましくは3乃至Log
/dの範囲である。
本発明の感熱記録体は前述の如く、かくして形成される
記録層上に水溶性高分子化合物を主成分する樹脂層を設
けるものであるが、かかる水溶性高分子化合物としては
、例えば、ポリビニルアルコール、カルボキシル基変性
ポリビニルアルコール、アセトアセチル基変性ポリビニ
ルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、澱粉及びその
誘導体、カゼイン、アルギン酸ソーダ、ポリビニルピロ
リドン、ポリアクリルアミド、スチレン−マレイン酸共
重合体塩、ポリウレタン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂
等が例示される。これらの水溶性高分子化合物のうちで
も、特にアセトアセチル基変性ポリビニルアルコールを
用いると、とりわけ印字の保持性に優れた感熱記録体が
得られるため好ましく使用される。
なお、本発明における樹脂層中には、印刷通性やスティ
ッキングを改善するために、必要に応じて顔料を添加す
ることもできる。
かかる顔料としては具体的には炭酸カルシウム、酸化亜
鉛、酸化アルミニウム、二酸化チタン、二酸化珪素、水
酸化アルミニウム、硫酸バリうム、硫酸亜鉛、タルク、
カオリン、クレー、焼成りレー、コロイダルシリカ等の
無機顔料、スチレンマイクロボール、ナイロンパウダー
、ポリエチレンパウダー尿素・ホルマリン樹脂フィラー
、生澱粉粒等の有機顔料等が例示される。なお、その使
用量については一般に樹脂成分100重量部に対して5
〜500重量部の範囲で配合されるのが望ましい。
さらに、塗液中には必要に応じてステアリン酸亜鉛、ス
テアリン酸カルシウム、ポリエチレンワックス、カルナ
バロウ、パラフィンワックス、エステルワックス等の滑
剤、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム等の界面活性
剤(分散剤、湿潤剤として)、消泡剤などの各種助剤を
適宜添加することもできる。
本発明において、保護層を形成する塗液は、一般に水性
系塗液として調製され、必要に応じてミキサー、アトラ
イター、ボールミル、ロールミル等の混合・攪拌機によ
って十分混合分散された後、公知の塗布装置により感熱
記録層上に塗布される。
保護層塗液の塗布量は、特に限定されるものではないが
、0.1g/ryf未満では本発明の所望め効果を充分
に得ることができず、又、20 glcdを越すと感熱
記録体の記録感度を著しく低下させる恐れがあるため、
一般には乾燥重量で0.1〜20g/、!1好ましくは
0.5〜10g/rrrの範囲で調節)   あわ!(
7)ヵ、や□い。
かくして、本発明の感熱記録体は、特定の発色剤と呈色
剤とが選択的に使用され、かつ記録層上に樹脂層が設け
られているため、発色かふりを起こさず、しかも苛酷な
条件下においても優れた印字保持性を有するものである
なお、必要に応じて感熱記録体の裏面側にも保護層を設
けることによって一層保存性を高めることも可能である
。さらに、支持体に下塗り層を設けたり、記録体裏面に
粘着剤処理を施し、粘着ラベルに加工する等、感熱記録
体製造分野における各種の公知技術が必要に応じて付加
し得るものである。
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが
、勿論これらに限定されるものではない。
なお例中の部および%は、特に断らない限りそれぞれ重
量部および重量%を示す。
「実施例」 実施例1 ■ A液調成 3−ジブチルアミノ−7−(o−フルオロアニリノ)フ
ルオラン        10部メチルセルロース 5
%水溶液    5部水              
       40部この組成物をサンドグラインダー
で平均粒子径3μmまで粉砕した。
■ B液調成 4.4′−シクロへキシリデンジフェノール20部 メチルセルロース 5%水溶液    5部水    
                 55部この組成物
をサンドグラインダーで平均粒子径3μmまで粉砕した
■ C?&調成 ステアリン酸アミド        20部メチルセル
ロース 5%水溶液    5部水         
             55部この組成物をサンド
グラインダーで平均粒子径3μmまで粉砕した。
■ 記録層の形成 A液55部、B液80部、C液80部、15%ポリビニ
ルアルコール水溶液50部を混合、攪拌し塗液とした。
得られた塗液を50g/rrrの原紙に乾燥後の塗布量
が6 glcdとなるように塗布乾燥して感熱記録紙を
得た。
■ 樹脂層の形成 アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール(ゴーセハ
イマーZ−200,日本合成化学社製)10%水溶液1
00部、炭酸カルシウム20部、水50部を混合、攪拌
し塗液とした。得られた塗液を上記感熱記録紙の記録層
上に、乾燥後の塗布量が6 glcdとなるように塗布
乾燥して樹脂層を形成した。
実施例2〜4 Bi1M成において、4,4′−シクロへキシリデンジ
フェノールの代わりに、4−ヒドロキシ−4′−メチル
ジフェニルスルホン(実施例2)、4−ヒドロキシ−4
′−クロロジフェニルスルホン(実施例3)および4−
ヒドロキシ−4′−イソプロピルオキシジフェニルスル
ホン(実施例4)をそれぞれ20部用いた以外は実施例
1と同様にして3種類の樹脂層を有する感熱記録紙を得
た。
実施例5 A液調成において、3−ジブチルアミノ−7−(O−フ
ルオロアニリノ)フルオラン10部の代わりに、3−ジ
ブチルアミノ−7−(0−フルオロアニリノ)フルオラ
ン8部と3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メ
チル−7−フェニルアミノフルオラン2部との混合物を
用いた以外は実施例1と同様に行って嵜脂層を有する感
熱記録紙を得た。
実施例6 樹脂層形成用の塗液において、アセトアセデル基変性ポ
リビニルアルコール水溶液100部の代わりに、ポリビ
ニルアルコール(PVA−110゜クラレ社製)の10
%水溶液100部を用いた以外は実施例1と同様にして
樹脂層を有する感熱記録紙を得た。
比較例1〜2 A液調成において、3−ジブチルアミノ−7−1(0−
フルオロアニリノ)フルオランの代わりに、3−ジブチ
ルアミノ−7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオラ
ン(比較例1)及び3−(N−エチル−p−+−ルイジ
ノ)−6−メチル−7−フェニルアミノフルオラン(比
較例2)をそれぞれ10部用いた以外は実施例1と同様
に行って2種類の樹脂層を有する感熱記録紙を得た。
比較例3 実施例3のA液調成において、3−ジブチルアミノ−7
−(0−フルオロアニリノ)フルオランの代わりに、3
−ジブチル7ミノー7−(0−クロロフェニルアミノ)
フルオラン10部を用いた以外は実施例3と同様にして
樹脂層を有する感熱記録紙を得た。
比較例4 B液調成において、4.4′−シクロヘキシリデンジフ
ェノールの代わりに4.4′−イソプロピリデンジフェ
ノールを20部使用した以外は実施例1と同様にして樹
脂層を有する感熱記録紙を得た。
比較例51 A液調成において、3−ジブチルアミノ−7−(0−フ
ルオロアニリノ)フルオランの代わりに3−ジブチルア
ミノ−7−(o−クロロフェニルアミノ)フルオラン1
0部を用い、さらにB111l成において、4.4’−
シクロへキシリデンジフェノールの代わりに4−ヒドロ
キシ安息香酸ベンジル20部を使用した以外は実施例1
と同様にして樹脂層を有する感熱記録紙を得た。
かくして得られた11種類の感熱記録紙について、発色
かぶりの程度を評価するために、ハンター白色度計にて
記録層の白色度を測定し、その結果を第1表に示した。
次いで、これらの感熱記録紙について、感熱プリンター
にて印字し、印字発色濃度をマクベス濃度計(マクベス
社、RD−100R型)にて測定し、その結果を第1表
に示した。また、かかる印字後の感熱記録紙について、
以下の方法で耐可塑剤性および温湿度適性を評価し、そ
の結果を第1表に記載した。
耐可塑剤性:ポリプロピレンパイプ(40mmφ管)上
に塩化ビニルランプフィルム(三 井東圧社製)を3重に巻き付け、そ の上に印字発色せしめた感熱記録紙 を印字発色面が外になるようにはさ み、更にその上から塩化ビニルラッ プフィルムを3重に巻き付け、72 時間後の印字濃度から耐可塑剤性を 評価した。
◎:極めて良好 ○:良好 △:やや劣る ×:劣る 温湿度適性:印字後の感熱記録紙を50″C290%R
Hの雰囲気下に24時間放置し た後、その印字濃度から温湿度適性 を評価した。
◎:極めて良好 ○:良好 △:やや劣る ×:劣る 第1表 「作用」 第1表の結果から明らかな如く、本発明による1   
  感熱記録体は、発色かぶりを起こさず、しかも苛酷
な条件下にあっても印字の保存性に優れた記録体であっ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発色剤として下記一般式〔 I 〕で表されるフル
    オラン化合物の少なくとも一種と、 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 〔式中、R_1、R_2はそれぞれ水素原子または低級
    アルキル基を、R_3は水素原子またはメチル基を、R
    _4、R_5はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、メチ
    ル基、エチル基またはニトロ基を示す。〕 呈色剤として下記一般式〔II〕で表わされるジフェニル
    スルホン誘導体および4,4′−シクロヘキシリデンジ
    フェノールから選ばれる少なくとも一種とを含有する感
    熱記録層上に、水溶性高分子化合物を主成分とする樹脂
    層を設けたことを特徴とする感熱記録体。 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 〔式中、R_6、R_7、R_8はそれぞれ水素原子、
    ハロゲン原子、低級アルキル基、アルコキシル基、アリ
    ールオキシル基またはベンジルオキシ基を、R_9は水
    素原子または水酸基を示す。〕
JP59232152A 1984-11-01 1984-11-01 感熱記録体 Granted JPS61108582A (ja)

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