JPS61102677A

JPS61102677A - 定着ロ−ラのクリ−ニング装置

Info

Publication number: JPS61102677A
Application number: JP22471284A
Authority: JP
Inventors: Makoto Tamura; 真田村
Original assignee: Toshiba Corp; Toshiba Automation Equipment Engineering Ltd
Current assignee: Toshiba Corp; Toshiba Intelligent Technology Co Ltd
Priority date: 1984-10-25
Filing date: 1984-10-25
Publication date: 1986-05-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は、電子複写機−に代表される画像形成装置等に
おいて、現像剤の転写像を有する複写紙などの画像記録
媒体を定着処理する定着ローラのためのクリーニング装
置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来のこの種クリーニング装置としては、たとえば、第
６図に示すよ５なゴム材料などよりなるブレード状のク
リーニング部材ノを、図示の定着器の定着ローラ２に圧
接させ、ローラ２上に熱融着した現像剤をかき落す、い
わゆるブレード方式のものが見られる。図において、３
は上方の駆動側の定着ローラ２に下方より圧接する従動
側の定着ローラ、４，４は排出ローラ、５は排出トレー
であり、破線で示すように転写された複写紙などの記録
媒体がガイド６に案内されて、両定着ローラ２，３のニ
ップ部に通され、四−２２に設けられた加熱体７の熱が
加えられて、ここで媒体上の現像剤の定着処理がなされ
てローラ２，３より送り出され、剥離部材−８およびガ
イド９を介して排出ローラ４，４を通ってトレー５上に
排出される。

ブレード状のクリーニング部材１はブラケット状の支持
部材１０の下端部に固着され、その部材１０は本体フレ
ーム１ノに取付けられる構成となっている。当該部材１
はローラ２の上部後方位置でローラ周面に係合し、ロー
ラ周面に付着した現像剤をかき落すクリーニング作用を
なす。

ところが、このようなブレード方式のクリーニングでは
、かき落した現像剤がクリーニング部材の周辺に付着し
、長期間にわたる良好なりリーニング作用を期待し得す
、いわゆるオフセット現象を生じさせたりして、記録媒
体上の画質に悪影響を及ぼす欠点があった。また、かき
落した現像剤が再び定着ローラに付着し、これが、従動
側のローラにもうつされて、記録媒体の裏面汚れを生じ
させる問題もあった。

これに対し、ブレード状のものに代えて摺接面が広幅で
平坦なフェルト材料よりなるり＋７−ニング部材をロー
ラに摺接させ、また、これに加えてシリコーン油を自動
的に潤滑させる構成の、いわゆるフェルトクリーニング
方式のクリーニング装置も児られる。しかし、この方式
の装置では、画像形成装置が放置状態にあり定着器が比
較的長い開停止され、その後使用再開したとき、記録媒
体上にローラ面を介して油が付着し、油汚れを発生させ
るおそれがあった。また、摺接面が平坦な場合には、前
述のブレード方式と同様、長期間にわたるクリーニング
効果が十分でない問題があった。

〔発明の目的〕

本発明は、上記事情にもとづきなされたもので、その目
的とするところは、良好なりリーニング効果を長期にわ
たって維持し、記録媒体の画質向上を果すことができる
とともに裏面汚れなどの不具合も解消した定着ローラの
クリーニング装置を提供するにある。

〔発明の概要〕

上記の目的を達成するために、本発明においては基本的
にいりて、定着ローラ０周面に摺接するクリーニング部
材の摺接面に、定着ローラの軸線方向に沿って溝を形成
したことを特徴とするりｙ−ング装置を提案するもので
ある。

上記構成により、定着ローラ周面の現像剤をかき落すエ
ツジ部分が増大して、かき落しの効果が飛躍的に向上す
るとともにかき落した現像剤を形成した溝内に蓄積させ
るようにしたので上記目的を十分に達成できるものであ
る。

〔発明の実施例〕

以下、図面第１図ないし第５図を参照して本発明の詳細
な説明する。

まず、第２図について、本発明のクリーニング装置を適
用した画像形成装置としての電子複写機を概略説明する
。

図において、２０は複写機本体、２１は本体２０の中央
部に配置された像担持体ドラム、２２は現像装置、２３
は転写・剥離装置、２４はドラムクリーニング装置、２
５は帯電装置、２６は本体２０上で往復動可能な原稿台
、２７は原稿台２６の下方におかれた原稿照射用光源、
２８は光源２７から発した原稿の反射光をドラム２ノ上
へ露光させるためのレンズを含む光学系、２９は記録媒
体としての複写紙Ｐを収容した給瓜カセット３０、手差
し給砥部３ノ、給紙口＝２３２、一対の搬入ローラ３３
，３３を有する給紙装置、３４は定着処理を行なう定着
器、３５．３５は一対の排出ローラ、３６は剥離部材、
３７．３８はそれぞれガイド、３９は排出トレーである
。

従って、複写動作が開始されると、原稿台２６が矢印Ａ
で示すように往復動して原稿を光源２７により走査させ
、光学系２８を介して、矢印Ｂ方向に回転するドラム２
ノ上に原稿像を露光させる。これに現像装置２２で現像
剤を付与していわゆるトナー像として顕像化して、給紙
装置２９よりタイミングをとってドラム２１へ破線で示
す搬送路に沿って送り込まれた複写紙Ｐ上に、転写・剥
離装置２３により、転写して複写紙Ｐをドラム面より剥
離させて定着器３４へと送り出す。

一方、ドラム２１上に付着した現像剤はクリーニング装
置２４によりかき落され、ドラム２１は清掃状態に復帰
した後、帯電装置２５により次の複写動作のために再び
帯電されて元位置に戻される。

転写された複写紙Ｐはガイド３７を通って定着器３４で
定着処理され、破線で示す搬送路に沿い、排出ローラＪ
、　５　Ｋよりトレー３９上へと排出されて、複写動作
が完了する。

次に、上記のような複写機に適用された本発明のクリー
ニング装置を詳細に説明する。

第１図に示すように、定着器３４は、駆動側の定着ロー
ラ４０と従動側の定着ローラ４ノを有し、ローラ４０は
上方にあって内部に加熱体４２を内蔵してヒートローラ
を構成し周面がテフロン（商品名）で形成されている。

これに対し、下方より圧接するローラ４１は周面がシリ
・−・ゴムで形成されている・　　　　　　　　　　　
。

上記定着ローラ４０，４１は紙面に垂直方向の回転軸線
を有する。定着ローラ４０の上方位置において、当該ロ
ーラ４０の周面に摺接するようにクリーニング部材４３
が配置され、支持部材４４を介して複写機本体のフレー
ム４５に取付けられている。

クリーニング部材４３はローラ４０との摺接面４３ａ１
すなわち下面部分に横断面で見て丁度クシ歯状に形成さ
れた複数個の溝４６を有する。これらの溝４６は、第４
図で示すようにローラ４０の軸線方向Ｘ−Ｘに沿って形
成される。

換言すれば、横断面矩形の部材の一面に、その部材の長
手方向に沿ってチャンネル状の溝を複数本平行に形成し
た態様をなす。

このクリーニング部材４３の材質は、摺接面４３ｍがロ
ーラ４０に摺接して柔軟に変形可能な多孔質材料で、た
とえば、重量比で３０係〜５０係シリコーン油を含浸さ
せたフェルト材料が望ましい。シリコーン油は、たとえ
ば、動粘度１００００〜３００００センチストークス（
Ｃ８ｔ　）のものが望ましい。また、フェルト材料は、
たとえば密度が０．２７〜０．３２９７ｃｍの芳香族ポ
リアミド繊維よりなるものが望ましい。

支持部材４４は、第３図に示すように定着ローラの軸線
方向Ｘ−Ｘに沿うとともに下方に向って開いた矩形の支
持凹部４７を有し、左右に延出゛した７ラング部がボル
ト４８によりフレーム４５に取付は固定される。この部
材４４は板金加工により製作される。この支持凹部４７
に対応して、りＩＪ　　＝ング部材４３は横断面が矩形
状の被支持部４３ｅを有し、支持凹部４７に嵌合される
。支持部材４４に対するクリーニング部材４３の取付け
は、クリーニング部材４３の上面４３ｂと支持凹部４７
の底面との間に設けた両面テープ４９により接着固定で
なされる。

以上のように構成したので、定着処理において、定着ロ
ーラ４０上に、複写紙から熱融着した現像剤をクシ歯を
なすクリーニング部材４３でかき落すことができる。そ
して、本発明の場合には、摺接面４３ｈに溝４６を形成
したために、かき落しの作用をなすエツジ部分５０がロ
ーラ４０の回転方向に沿って複数、設けられるためにか
き落しの効果が著しい。また、かき落された現像剤は谷
溝４６に蓄積され、ローラ局面に再び付着することが積
極的に防止されるため、クリーニング部材４３の使用寿
命を大幅に伸ばすことが可能となった。

ナオ、シリコーン油は現像剤がオフセラトスるのを防止
する作用を果すが、温度による粘性率変化が小さく、化
学的に不活性で離型作用を有し、クリーニング性能向上
に大きな効果がある。

なお、シリコーン油は定着ローラ４０の回転方向におい
てクリーニング部材４３の先端部（第１図において左側
）により多（塗るよ５にすると、ローラ周面に付着した
シリコーン油による複写紙の油汚れを防ぐことができる
。

また、クリーニング部材４３は矩形の支持凹部４７で支
持されているため、ローラ４０からうけるまさつ力に対
しては支持凹部４７をなす支持部材の左右の垂直壁面で
確実に保持される。

なお、上記実施例の変形例として、たとえば、第５図に
示すように、クリーニング部材を丸形ローラ状に構成す
ることもできる。

すなわち、クリーニング部材６Ｑを、定着ローラ４０．
４１の回転軸線に平行な回転軸６１に回転可能に設けら
れた丸形ローラ状とするとともに、その周面に放射状に
溝６２を形成し、丁度、スプライン軸の形状とする。こ
のりＩＪ−ニング部材６０の材質は前記実施例と同様に
シリコーン油を含浸させた弾性に富むフェルト材料でよ
い。

そして、このクリーニング部材６０を、定着ローラ４０
の回転周速に対して若干異なる周速で回転させることに
よりローラ状のクリーニン　　　　゛グ部材６０の摺接
周面が定着ローラ４００周面のクリーニングを効果的に
行なう。この場合もかき落した現像剤は溝６２に収容す
ることができる。

また、他の変形例として、上述したクリーニング部材を
定着ローラの上方位置に配置するのみならず、従動側の
定着ローラの下方位置にも配置して、より高いクリーニ
ング効果を上げるようにも構成し得る。

なお、また、クリーニング部材に形成した溝は、より多
く設けることによりクリーニング性能も増すが、１つの
場合も本発明に含まれる。

、また、溝は、必ずしもチャンネル状に連続したものの
他に、穴状や波形状としたものも含まれる。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によれば、クリーニング部材の摺
接面に溝を形成することによって、かき落しの作用が増
大するとともに、かき落された現像剤を溝内に蓄積でき
るために、きわめて良好なりリーニング効果を長期にわ
たって維持することができ、画像品質の向上にも寄与す
るなど、奏する効果はきわめて大である。

【図面の簡単な説明】

第１区は本発明の実施例の要部断面図、第２図は本発明
を適用した複写機の縦断面図、第３図は支持部材の斜視
図、第４図はクリーニング部材の斜視図、第５図は本発
明の変形例の要部断面図、第６図は従来のクリーニング
装置の要部断面図である。３４・・・定着器、４０．４１・・・定着ローラ、４３
・・・クリーニング部材、４４・・・支持部材、４６・
・・溝、５０・・・エツジ部。出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦第４図　　　
　、／Ｘ第５図第６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）定着ローラの周面に摺接するクリーニング部材を
有するものであって、定着ローラの軸線方向に沿って前
記クリーニング部材の摺接面に溝を形成したことを特徴
とする定着ローラのクリーニング装置。
（２）クリーニング部材に形成した溝は互いに平行な複
数の溝よりなる特許請求の範囲第１項記載の定着ローラ
のクリーニング装置。
（３）クリーニング部材は定着ローラに対して、その上
方位置において当該ローラに摺接してなる特許請求の範
囲第１項記載の定着ローラのクリーニング装置。
（４）クリーニング部材は、定着ローラの軸線方向に沿
う矩形の支持凹部を有する支持部材に対応する断面矩形
の被支持部を有し、当該被支持部が前記支持部材に接着
固定されてなる特許請求の範囲第１項記載の定着ローラ
のクリーニング装置。
（５）クリーニング部材は、シリコーン油を重量比で３
０％〜５０％含浸させたフェルト材料よりなる特許請求
の範囲第１項記載の定着ローラのクリーニング装置。
（６）フェルト材料の密度は、０．２７〜０．３２ｇ／
ｃｍ＾３である特許請求の範囲第５項記載の定着ローラ
のクリーニング装置。
（７）フェルト材料は芳香族ポリアミド繊維よりなる特
許請求の範囲第５項または第６項記載の定着ローラのク
リーニング装置。
（８）クリーニング部材は、定着ローラの軸線と平行な
軸線のまわりに回転可能なローラ状をなすとともに形成
された溝は当該ローラ状のクリーニング部材の周面に放
射状に設けられてなる特許請求の範囲第１項記載の定着
ローラのクリーニング装置。