JPS6093128A - 自動２輪車用２クランク軸多気筒エンジン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動２輪車用２クランク軸多気筒エンジンに関
する。

（従来技術） 前後の各シリンダ用のクランク軸を、減速大ギヤの前前
端部と前端部に配置し、クランク間をギヤで連結し、後
クランクギヤとクラッチギヤが噛み合っている。即ち同
一水平面上に前から順に、前側シリンダ用クランク軸、
後側シリンダ用クランク軸、減速大ギヤ軸を配置してい
る。

（従来技術の問題点） エンジン全体の前後幅が長くな〕、それにより広いエン
ジン配置用スペースが必要になシ、自動２輪車用エンソ
ンに不向きである。

（発明の目的） 各シリンダの姿勢及び配置構造と、各クランク軸の減速
大ギヤに対する配置構造と、吸気ボートの形成位置とを
工夫することにょシ、エンジンの前後幅及び左右幅を縮
少し、エンジンをコンパクトにすることを目的としてい
る。

（発明の構成） （イ）　２つのシリンダを上端部が前方にくるように傾
斜させると共に前後に並べて平行に配置し、―）　各シ
リンダのクランク軸にそれぞれ設けたりランクギヤを共
通の１つの減速大ギヤに噛み合わせ、 ｅ）　この大ギヤをクラッチ軸に嵌合すると共にクラッ
チを介してクラッチ軸に連結自在とし、に）上記２つの
クランク軸をエンジン側方から見て一方が減速大ギヤの
略前端部に他方が減速大ギヤの略−上端部にくるように
配置し、 （月）各シリンダ用の吸気ボートをクランクケースの側
方に配置する。

（実施例） 本発明を適用した２気筒２ザイクルエンジンの右側面図
を一部切断して示す第１図においで、前後の２つのシリ
ンダｌ、２は上端部が前方にくるように傾斜（例えば垂
＠線に対して約８０°傾斜）しており、また両シリンダ
１，２は前後に並んで平行でかつ互いに近接するように
配置されている。

各シリンダ１，２用の吸気ボート８．４はクランクケー
ス５の右側面（第１図紙面の表面側の面）に形成されて
おシ、各吸気ボート８．４にはリードバルブケース７、
キャブレター８の吸気通路管９及びゴムダク）１０が順
次接続されており、各ゴムダクトｌＯはエンジンの前上
方のエアクリーナ１１に接続している。即ちリードパル
プケース７やキャブレター８等の吸気系機器はエンジン
の右側方に配設されており、しかもキャブレター吸気通
路管９を、例えば後方から見てシリンダｌ、２と平行に
配置することにより、各吸気系機器はシリンダ１，２側
へと寄せられている。

前側シリンダｌの排気口１２は前側シリンダ１の前面に
形成され、後側シリンダ２の排気口１３は後側シリンダ
２の後面に形成され、各排気口１２．１８にはそれぞれ
マフラ（図示しない）が接続される。

１５はクラッチ軸であって、減速大ギヤ１６が回転自在
に嵌合しており、減速大ギヤ１６はクラッチ１７（第２
図）を介してクラッチ軸１５に連結自在となっている。

前側シリンダｌ（第１図）のクランク軸２０はクランク
ギヤ２１を一体的に備えると共に、減速大ギヤ１６の前
端部に配置され、上記クランクギヤ２１は減速大ギヤ１
６に噛み合っている。後側シリンダ２のクランク軸２２
はクランクギヤ２８を一体に備えると共に、減速大ギヤ
１６の略−に端部に配置され、上記クランクギヤ２８は
減速大ギヤ１６に噛み合っている。

即ち両クランク軸２０．２２とクラッチ軸１５は、エン
ジン側方から見て２等辺８角形（仮想線）の各頂点に位
ｆｉｔ〜、クラッチ軸１５の位置する頂点が上記８角形
の２等辺頂点部分になっている。

クラッチ軸１５の彼方には被駆動ギヤ軸２５が配置され
、クラッチ軸１５の後上方にはキック始動用ギヤ軸２６
が配置されている。上述の各ギヤ軸２５．２６と、クラ
ッチ軸１５とクランク軸２０．２２はすべて左右方向に
延び、互いに平行である。

なお２８は自動２輪車のパイプ製フレームである。

第２図は第１図のＩ−１断面展開略図を示しておシ、こ
の第２図において、減速大ギヤ１６はダンパーｓｏ＋介
してクラッチハウジング８１に一体的に設けられており
、クラッチハウジング８１は多数のドリブンプレート及
び雄擦プレートによリフラッチハブ８２に対して入切さ
れる。クラッチハブ８２はクラッチ軸１５に固着されて
いる。

クラッチ軸１５はクラッチカバー３８内からクランクケ
ース５内へ延びると共に変速用駆動ギヤ群８５を備え、
この変速用駆動ギヤ群８５は被駆動ギヤ軸２５の変速用
被駆動ギヤ群８６に選択自在に噛み合う。即ちクラッチ
軸１５はギヤ群８５．８６ｔ−介して速度変更自在に被
駆動ギヤ軸２５に連結している。

被駆動ギヤ軸２５はクランクケース５の左側面から外部
に突出し、駆動スプロケット８８を一体的に備えている
。駆動スプロケット８８は駆動チェ７Ｂ９全介して後車
輪の被駆動スズロケットに連動連結する。

キック用始動ギヤ軸２６には一方向クラッチ機構４０を
介してキック駆動ギヤ４１が嵌合しており、キック駆動
ギヤ４１は中間ギヤ４２及び小ギヤ４８を介して減速大
ギヤ１６に連結している。

中間ギヤ４２は被駆動ギヤ軸２５に回転自在に支承され
ると共にキック駆動ギヤ４１と小ギヤ４８に噛み合い、
小ギヤ４８は減速大ギヤ１６と一体的に形成されている
。またキック始動用ギヤ軸２６にはキックペダル４５が
固着されている。

なお第２図において、４６は掃気通路、４７は点火プラ
グ、４８はピストンである。また４９は発電機、５０は
水ポンプである。

（作用） 両シリンダ１，２が作動すると、各クランク軸２０．２
２０回転力はそれぞれクランクギヤ２１゜２８ｆｔ介し
て１つの減速大ギヤ１６に伝達される。

減速大ギヤ１６からクラッチ１７、クラッチ軸１５及び
変速用ギヤ群８５．３６を介して被駆動ギヤ軸２５に伝
達され、被駆動ギヤ軸２５の駆動スプロケット８８から
駆動チェノ８９等を介して後車輪に伝達される。

（別の実施例） 前述の実施例図面ｉｊ：２気筒で説明したが、それぞれ
のクランク軸毎に１又は２気筒で構成されることによる
８気筒、ｊ気筒でも同じである。またロータリ弁方式で
もよい。

（発明の効果） （１）２つのシリンダを前後に並べて平行に配置してい
るので、エンジン全体の左右幅を短くすることができる
。

（２）２つのシリンダ全上端部が前方にぐるように傾斜
させ、一方のシリンダ用のクランク軸全エンジン側方か
ら見て減速大ギヤの略前端部にくるように配置し、他方
のシリンダ用のクランク軸をエンジン側方から見て減速
大ギヤの路上端部にぐるように配置しているので、エン
ジンの前後ａｉ短くすることができる。さらに吸気ボー
トをクランクケースの側方に形成しているので、両シリ
ンダを互いに近接させることができ、エンジンの前後幅
がより一層短くなる。

（３）上記（１）、（２）の効果によりエンジン全体を
大幅にコンパクトにすることができる。

（４）吸気ホートラクランクケースの側方に形成してい
るので、キャブレター等の吸気系機器もエンジン側方に
配置することができ、キャブレター等の点検修理が容易
になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用１．た２クランク軸多気筒エンジ
ンを一部切断して示す右側面図（第２図のＩ−Ｉ断面相
当図）、第２［図は第１図のト」断面展開略図である。 １，２・・・シリンダ、３．４・・・吸気ボート、５・
・・クランクケース、１５・・クラッチ軸、１６・・・
減速大ギヤ、１７・・・クラッチ、２０．２２・・・ク
ランク軸、２１．２８・・・クランクギャ第２図 ４７

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ２つのシリンダを上端部が前方にくるように傾斜させる
   と共に前後に並べて平行に配置し、各シリンダのクラン
   ク軸にそれぞれ設けたクランクギヤを共通の１つの減速
   大ギヤに噛み合わせ、この大ギヤをクラッチ軸に嵌合す
   ると共にクラッチを介してクラッチ軸に連結自在とし、
   上記２つのクランク軸をエンジン側方から見て一方が大
   ギヤの略前端部に他方が大ギヤの路上端部にくるように
   配置し、各シリンダ用の吸気ポートをクランクケースの
   側方に配置したことを特徴とする自動２輪車用２クラン
   ク軸多気筒エンジン。