JPS6087137A

JPS6087137A - 画像形成装置に於ける給紙装置

Info

Publication number: JPS6087137A
Application number: JP19561583A
Authority: JP
Inventors: Tokitou Ehata; 時任江幡; Shigeyoshi Onoda; 小野田　繁義
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1983-10-19
Filing date: 1983-10-19
Publication date: 1985-05-16
Also published as: JPH054300B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、複写機等の画像形成装置に於ける給紙装置に
関するもので、特に、たとえば官製ハガキのような比較
的厚手で腰の強い用紙を自動的に給紙する装置に関する
ものである。

例えば、従来の自動的給紙装置の構造は第１図に示す通
りであって、積載した用紙Ｐの前端の側に用紙の２枚の
厚さに満たない間隔２１ａを有する分離規制材２１を設
けて、用紙１枚のみが通過可能とした上で、積載した用
紙の最上部にのせた搬送ウェイ）Ｗによって最下部の用
紙と摩擦搬送部材２５との間に摩擦力を生じさせて、こ
れを搬送するものである。

つまり、プリンジャ２９を導通するとレバー２４が軸２
４ｂを中心軸として左旋し、ガイド溝２３ａに対して回
転不能としたローラ軸２７が側板２３のガイド溝２３ａ
に沿って滑べる。この時。

摩擦搬送部材（ローラ）２５とローラ軸２７は一方向ク
ラッチ２６を介して連結されているので、ローラ２５は
回転できない。従って、日−ラ２５は上板２２の溝２２
ａを介して最下位部の用紙と接しているので、その移動
によって用紙を１枚だけ搬送する。搬送が終ってプラン
ジャ２９の導通が断たれると、レバー２４はバネ２８の
作用によって右旋する。この右旋によってローラ軸２７
はガイド溝２３ａに沿って右方向へ滑べる。仁の時、ロ
ーラ２５はワンウェイクラッチによって左回転可能とな
るので用紙との間に摩擦が生じることがない。

しかるに、このような従来例の構造であると。

搬送ウェイトＷは摩擦搬送部材２５が移動する全域にわ
たって荷重が加わるように設置する必要が生じるが、移
動する摩擦搬送部材２５の真上の部分以外の荷重は最下
部の用紙とその直上の用紙との摩擦力を生じさせる結果
をもたらし。

搬送抵抗の増大の原因となっている。このため搬送力を
上げようとして搬送ウェイトＷを重くしても、それだけ
用紙同士の摩擦力も増大してなかなか良好な結果を得る
ことが出来ない。また、用紙Ｐ同士の摩擦係数と用紙Ｐ
と摩擦搬送部材２５の摩擦係数の関係によっては、いく
ら搬送ウェイトの重量を加減しても全く搬送不能となる
場合も生じることがある。

さらに摩擦搬送部材２５の移動する全域にわたってウェ
イトをかける必要上、搬送ウェイトＷの総重量が大きく
なシ、その結果、給紙装置全体の軽量化が妨げられるこ
とにもなる。

本発明は、上述従来例の欠点を除去すると同時に、用紙
のスリップなしに所定の搬送距離だけ確実に搬送する給
紙機構を提供することを目的とする。

以下図示した一実施例に基づいて本発明を説明する。

尚、第２図は給紙装置の側断面図、第３図は特に内部機
構を示した斜視図、第４図〜第６図は後端押し部材の動
作の説明図である。

図中、１は用紙２枚に満たない間隙１ａを有する分離規
制部材である。３は側板で、往復動する主軸７の摺動溝
３ａを備えている。５け給紙ローラーで、ワンウェイク
ラッチ６を介して主軸７が第３図中矢印で示した方向に
回転する時に一体となって回転する。４は主軸７に係合
して主軸７を摺動溝３ａＫａつて往復動させるための駆
動レバーで、スブリ・ング８によって常時は第２図の位
置にあるが、用紙の搬送時にはプランジャ−９によって
、第２図において左方向に主軸を移動させ、プランジャ
ー９の導通を切ることによって再びスプリング８によっ
て第２図に示した初期位置へ復帰する。１０は用紙の後
端押し部材で、給紙ローラー５と同軸に主軸７に平行ピ
ン等によって固定されて取シ付けられており、その外周
には用紙の後端をひっかける後端押し部分（つめ部）１
０ｂと搬送中の用紙の上に重なっている用紙を持ち上げ
るための面１０ｃとを有していて、側面にはガイドレー
ル１１に沿って移動するピン１０　ａｌとピン１０ａ。

を植立している。尚、ピン１０ａ、はガイドレール１１
に設けられた垂直方向の溝１１ａＫ入ることによって、
後端押し部材１０を、図中で主軸７が、右方へ動くとき
には反時計回りに、右方から図示の位置へ戻るときには
時計回シ釦これを回転させる。１２は給紙ローラー５と
用紙Ｐとの間に摩擦力を生じさせるだめの加圧板％１３
は加圧板１２の支えレバー、１４は加圧板に加圧力を与
えるスプリングである０次に、上記構成の動作について説明する。

第２図に示し−た初期位置から駆動レバー４が。

プシンジャー−９によって図中の矢印の方向に引かれる
と、主軸７もそれに従って移動する。このとき、主軸７
に固定して取付けられた後端押し部材１０はそのピン１
０ａｌが溝１１ａ　Ｋあるので、主軸の移動にともなっ
て左回転する。この後端押し部材の回転はワンウェイク
ラッチ６を介して給紙ローラー５に伝えられる。この給
紙ローラー５の左回転及び分離規制部材１の間隙１ａの
作用によって、積載された用紙はその最下部の１枚が分
離されて繰り出される（第４図）。

更に、主軸７が第４図の矢印の方向へ移動すると、後端
押し部材１０は後端押し部材１０のピン１０ａ＋が溝１
１ａを脱してピン１０ａ２とともにガイドレール１１の
上面１１ｂに乗シ上がる。

その結果、給紙ローラー５は回転をやめ、後端押し部材
１０は繰り１［ｉシた用紙の後端を部分１０ｂでひっか
けて主軸７の移動と共に用紙を搬送する（第５図）。こ
の際、後端押し部材１０の面１０ｃは積載されたまま残
っている用紙を上方に押し上げて浮かすので、主軸７が
矢印の方向に移動すれば、第６図に示すように、給紙装
置内に残された用紙の重量を受けることなく次位の搬送
ローラー１５に受け渡し可能となる。

従って、搬送ローラー１５の搬送力は尚々用紙１牧程度
の搬送力ですむことになる。

更に本実施例の特徴によれば、積載した用紙を１枚に分
離した後に、積載されたまま残っている用紙の後端と分
離のために若干の距離だけ搬送された用′紙゛止後端、
とのズレの部分ａに用紙の後端押し部材１０をたち上げ
るようにしたので、ひっかけ易くなシ、後端を直接ひっ
かけるには薄すぎる用紙や後端が反っている用紙等も後
端押しによる搬送が可能となり、搬送途中にスリップ等
による搬送不良を生じさせることなく所定の距離だけ確
実に搬送できる。

その後、プランジャー９による主軸７のひきよせが解除
されると駆動レバー４およびそれに係合する主軸７はス
プリング８の作用によって初期位置へともどされる・と
の際、後端押し部材１０のピン１０ａ１が再びガイドレ
ール１１の溝１１ａ　Ｋ落ちこんで主軸７を時計回シに
回転させるが、給紙ローラー５はワンウェイクラッチ６
によって主軸７との保合がはずれるので、積載した用紙
Ｐにはなんら影響を与えることなく完全に初期位置へ復
帰することができる。

以上、上述動作の繰シ返しによって用紙Ｐが一枚づつ搬
送される。

尚、第７図に示すように、ガイドレール１１を二点鎖線
で示す位置から実線で示す位置に後退させておくことＫ
よシ（通常、外部の釦を操作することによってなされる
）、１枚の用紙の搬送が終って主軸７が初期位置へ戻っ
た時、ピン１０ａ、、１０ａ２　がガイドレール１１の
上面１１ｂに乗シ上がったままになるので後端押し部材
１゜は用紙を浮かしたままの状態で停止することになる
（第７図）。その結果、給紙ローラー５と用紙とが接触
しないままとなるので、再び駆動レバー４が搬送方向に
動いても用紙は分離・搬送されない。そのため、後端押
し部材１０の部分１０ｂも用紙の後端をとらえることが
出来なくなシ空送シすることになる。

従って、駆動レバー４の動きにかかわらず用紙の搬送、
搬送中止を選ぶことが可能である。

その後、再びガイドレール１１を第７図の二点鎖線で示
す位置に復元させれば、主軸７が初期位置へ戻った時に
ピン１０ａＩが溝１１ａに進入するので次からは用紙が
搬送させられることになる。

以上が本発明に係る給紙装置の一実施例の説明であるが
、本発明はこの実施例に限定されない事は勿論である。

例えば、上述実施例では搬送駆動源としてプランジャの
ような電気的駆動手段を示したが、原稿置台等のような
画像形成装置本体側の移動部材の移動力を搬送駆動源と
しても良い。つまシ、このような移動部材の往復動によ
ってレバー４を往復動させることもできる。

本発明に係る給紙装置は上述の通シ、用紙の後端を押す
ことによって搬送するとともに積載されている用紙を搬
送中の用紙から浮かせるようにしたので、後端を直接に
ひっかけるには薄すぎる用紙や後端が反っている用紙等
も後端押しによる搬送が可能となるという効果がある。

つまシ、後端押し部材の用紙のひっかけ部分の高さを用
紙の厚さとは無関係に任意の高さに出来るので、複写器
の熱定着器等によって後端押し部材から離れる方向に反
シが後端に生じた用紙の場合でも、反シの程度に合わせ
て用紙のひっかけ部分の高さを設定することによって。

十分にその後端をとらえて後押し搬送することが可能と
なる。

更に、搬送されずに残っている用紙を後端押し部材１０
によって搬送されている最下部の用紙から浮かして離す
こと釦よって、はとんど無負荷状態で次位の搬送ローラ
ーへ用紙を受け渡すことができる。したがって１手差し
機構のように高々用紙１枚の搬送力しかない給紙機構部
にも、下側分離による用紙の給送が可能となった。

さらに本発明によれば、用紙が後端を押されて搬送され
る際に、撓んだシ、しゎ、が発生したシしない程度に腰
の強い性質のものであれば、厚さが十分に厚くないもの
でも、積載した用紙の最下部の１枚の後端のみに後押し
部材をひっかけて搬送することが可能であ夛、従来、材
木の平板等の搬送に限られていた後端押し部材による搬
送を紙の搬送に応用することが可能となった。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の側断面図。第２図は本発明の実施例の側断面図、第３図は特に内部機構を示した斜視図、第４図、第５図
、第６図は後端押し部材の動作の説明をした側断面図、第７図は途中停止機構の動作を説明した側断面図である
。１・・・・・・分離規制部材３ａ・・・・・・主軸の摺動溝４　・・・・・・駆動レバー５　・・・・・・給紙ローラー７　・・・・・・主　軸１０・・・・・・後端押し部材１１・・・・・・ガイドレール１２・・・・・・加圧板出願人　キャノン株式会社第６回第７図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）用紙の搬送方向に用紙搬送部材を移動させて用紙
を搬送するものにおいて。用紙の後端を押すことＫよって搬送するとともに、積載
されている用紙を搬送中の用紙から浮かせるようにした
事を特徴とする、画像形成装置に於ける給紙装置。
（２）用紙搬送部材は、積載した用紙の一枚を分離する
摩擦搬送部材と１分離された用紙の後端を押して用紙を
押し出す後端押し部材とを具備することを特徴とする特
許項に記載の給紙装置。
（３）後端押し部材は．分離された用紙以外で用紙の収
納部内に積載された用紙を押し上げながら分離された用
紙を搬送する事を特徴とする前記特許請求の範囲第（２
）項に記載の給紙装置。
（４）摩擦搬送部材が回転するゴムローラーであること
を特徴とする前記特許請求の範囲第（２）項又は第（３
）項に記載の給紙装置。
（５）　ゴムローラーが用紙分離後の搬送動作中は回転
しないことを特徴とする前記特許請求の範囲第（４）項
に記載の給紙装置。
（６）後端押し部材はゴムローラーと同軸の回動部材で
あることを特徴とする前記特許請求の範囲第（５）項に
記載の給紙装置。
（７）軸に取シ付けたゴムローラーは、該軸が平行移動
することによって回転することを特徴とする前記特許請
求の範囲第（６）項に記載の給紙装置０
（８）用紙搬送部材の動作にも拘らず用紙が搬送されな
いようにする空送シ機構を設けた事を特徴とする帥記特
許請求の範囲第（１）項〜第（７）項のいずれかに記載
の給紙装置。