JPS608627Y2 - 多湿冷蔵装置 - Google Patents

多湿冷蔵装置

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JPS608627Y2
JPS608627Y2 JP713879U JP713879U JPS608627Y2 JP S608627 Y2 JPS608627 Y2 JP S608627Y2 JP 713879 U JP713879 U JP 713879U JP 713879 U JP713879 U JP 713879U JP S608627 Y2 JPS608627 Y2 JP S608627Y2
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JP
Japan
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ice
water
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humid
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JP713879U
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JPS55108378U (ja
Inventor
精志 坂本
宏通 松崎
Original Assignee
星崎電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は冷蔵装置に係るもので、庫内温度も0°C〜
10℃の程度の比較的高温域に属し、0℃以下の冷凍帯
域に属さず、とくに鮮魚や野菜等の如く冷蔵中の乾燥を
嫌う食品の湿度を保つ多湿冷蔵装置に関するものである
従来、かかる多湿冷蔵庫として、製氷機で製造した氷を
庫内に貯留し、その冷気で加湿冷蔵する多湿冷蔵庫が提
案されていた。
しかして上記多湿冷蔵庫の製氷機には主として噴水式の
角氷製造機が使われていたが、これは製造した角氷が下
部の貯氷室に落下する形式であるため、重い製氷機が必
然的に冷蔵庫の頂部に配置されることになり、全体が不
安定で危険なものであった。
また噴水式をはじめとする流水循環式の製氷機は、いず
れもサイクル製氷方式を採るために、製氷量が少なく、
シたがって必要な製氷量を得るためには製氷機が大型化
する難点があり、機構的にも複雑な可動部が多く、コス
ト高となる欠点があった。
上述した製氷機に代るそのとして、連続製氷式のオーガ
製氷機が着目された。
このオーガ製氷機は冷蔵庫への据付位置に制限がなく、
底部配置も可能であり、重心の安定化が計れる。
また製氷機の上端に圧搾頭を付加して、機体から螺送さ
れてきたフレークアイスを圧搾頭の狭い通路を通過させ
て柱状片にする、いわゆるチップアイスを製造すること
ができる。
しかし、この多湿冷蔵庫は冷気が自然対流で循環される
ものであるため、冷却効率および加湿効果は極めて低く
、実用性に乏しい。
すなわち、(a) 自然対流であると、冷却速度が遅
く、貯水量が増えると、対流は停止する。
(b) 対流が停止した場合、冷却は氷片層の下面か
らの冷気降下だけに依存することになり、扉の開閉によ
って昇温した後の回復機能も遅い。
(C) オーガ製氷機でフレークアイスを製造して貯
留した場合、湿度に不足のない代りに、その氷片堆積層
での通気性は極端に悪化し、通気不能となるおそれがあ
る。
(d) オーガ製氷機に圧搾類を付加し、フレークア
イスを柱状片しチップアイスにして貯留した場合、通気
性は向上するが、水質の水分が少ないため、加湿効果に
問題が残る。
上記の欠点は、大量の氷を貯留しそれを取り出して使用
することが目的で、加湿冷蔵を二次的に考えいなる業務
用冷蔵庫には許されるにしても、加湿冷蔵を主目的とす
る冷蔵庫には不適格である。
即ち、氷に悪臭が付着してはならない上記業務用冷蔵庫
からは庫体内空気の強制循環の思想は生じない。
この考案は、上記の問題に鑑みてなされたものであって
、前述したオーガ製氷機の利点が活かされ、しかも冷却
効率および加湿効果の大巾な向上が計れると共に脱臭効
果も奏し得る多湿冷蔵装置を提供することを主たる目的
とするものである。
以下、この考案をその実施例を示した図面にもとすいて
詳しく説明する。
第1図、第2図において、1は多湿冷蔵庫の箱形庫体で
あり、庫体内は上下左右の4室2,3゜4.5に区画さ
れ、これらの室は冷気が循環流動できるように、相互に
連通されている。
6,7は上下の室の前面扉である。
上段の室2,3のうち、一方の室2は貯氷室とされ、そ
の奥に断熱材の仕切壁8で仕切られた室2aがあり、こ
の室2aにオーガ式製氷機本体9が収容配置され、その
氷送出管10が仕切壁8を通して貯水室2の上部に位置
づけられている。
箱形庫体1の頂面上には製氷機の冷凍サイクル運転に必
要な圧縮機11、凝縮機12、ファン13などの機器が
載置されている。
貯水室2の底となる部分は、■或はU字形断面をもった
複数の樋状受板14を貯氷室の積山全体にわたって所定
の間隔で並べると共に扉側に向けて前下り傾斜とした簀
の子状の通気床に形成されており、前記氷送出管10か
ら吐出される氷が通気床上に堆積貯留されるようになっ
ている。
前記通気床を形成している受板14の間隔は、オーガ式
製氷機で製造される氷片が脱落しない範囲で、しかも十
分な通気路が形成される寸法に設定されている。
図示の例では、第6図に示すように受板の一部にポンチ
打ち出しで突出させた突部14aで受板相互の間隔がと
れるようにしである。
受板14の上端部は、第3図に最もよく示すように、仕
切壁8とそこから庇状に突出する抑え板15とのあいだ
に、臭気を発しないシリコンゴム製の太い紐あるいはゴ
ム製チューブのような弾性填材16を介して弾圧状に挿
入保持されており、受板の下端部は、第4図、第5図に
示すように貯氷室2の扉側断熱壁17に固定されている
U字形断面の受樋18の切欠き19に嵌合保持されてい
る。
従って受板は脱着式である。しかもこの切欠き19とU
字形受板14の底とのあいだに隙間が残されており、受
板14の■或はU字形溝内に滴下した氷片の融解水と受
板14の下面に生じた水滴とが前記受樋18に導入され
、そこから第2図の排水管20を経て庫体底部に設けら
れている水抜き管部21を通じて庫体外に排除されるよ
うになっている。
再び第1図、第2図において貯水室2の天井壁22には
、貯氷室内の冷気を吸入し、それを隣りの冷蔵室3に吹
き出すためのブロワ−23が取付けられており、室内側
への露出部分は断熱被覆され、発熱のあるモータ一部分
は室外に露出されている。
また、貯水室2の天井壁22には、氷片堆積層に均等に
散水できる部位に、一端を封塞された散水管24が配設
されており、一方、庫体背面部位には水道蛇口等の給水
源に接続される給水口25が設けられ、そこから導入さ
れた水が分岐され、一方は前記製氷機のフロートタンク
(図示してない)へ供給され、他方は図示、しない電磁
弁を通って前記散水管24の他端に供給されるようにな
っている。
この電磁弁の回路は、ブロワ−停止中は断たれているが
運転中は一定周期で所定の短時間の間開弁させるように
なっており、定期的に散水して氷に水分を付加する。
上記の如く構成された多湿冷蔵装置にあっては、製氷機
9によって製造された氷片は送出管10を経て貯水室2
に送られ、受板14からなる簀の子状通気床上に落とさ
れ、そこに貯留される。
そして、貯水室2の天井壁22にあるブロワ−23が駆
動され、貯蔵室の空気が前記通気床を通して氷片堆積層
を貫流することにより、氷片と空気との熱交換が行われ
、同時に加湿作用も行われ、貯蔵室3,4.5内には冷
却加湿された気流の強制循環流が形成される。
したがって上記の構成によれば、前述した強制循環気流
によって氷片と空気との熱交換および加湿が積極的にな
されるので、従来の自然対流式の多湿冷蔵庫に比べ、冷
却効率の増大が計れ、同時に加湿効果の増大が計れる。
また貯蔵魚介類から発生する悪臭は、従来の自然対流式
多湿冷蔵庫では、そのま)残留充満されるが、上記の如
く強制循環気流が形成されるものにあっては、悪臭は氷
片に付着吸収され、融解水によって庫体外に排除される
ので、脱臭効果も同時に奏し得る。
さらにまた散水管24で氷片堆積層に散水されるものに
あっては、前述した加湿効果および脱臭効果は一層高め
られる。
とくに上記構成による多湿冷蔵庫にあっては、冷却加湿
機能の増大効果のほかに、下記の利点がある。
(a) オーガ式製氷機本体は庫体のどの位置へも配
置できるから、底部配置も可能であり、庫体の重心安定
化ができる。
(b) オーガ製氷機は他の製氷機に比べて安価であ
り、製氷量が多い。
(C) 冷却と脱臭処理は氷だけで達成できる。
(d) 除霜サイクルがなく、連続運転ができる。
(e) 複雑な加湿器や脱臭器などが不要となる。
(f) 精密な器機や複雑な形状の構造がなくて庫体
内の洗浄が容易であり、かつ部品類が簡略になる。
(g) とくに船舶・車両等への積載運転の可能な耐
振動冷蔵庫として有用である。
(h) 故障個所が少なく、保守管理や修理が容易で
ある。
(i) 停電の際に長時間(大量の満水が消耗される
まで)持ちこたえられる。
また貯水室2の通気床が、前記の如き■或はU字断面の
受板14で形成され、それが着脱自在に組立てられ、そ
の受板の下端がV或はU字形受樋18に連絡されたもの
にあっては、通風作用のほかに、氷片融解水の円滑な処
理が計れるばかりでなく、取外して洗浄が容易にできる
利点があり、またそれ自体は構造が簡単で、製作も容易
であり、安価に得られる。
なお、製氷機の冷凍サイクル運転に用いられる機材の配
置や、貯氷室などの配置は上記の構成に限定されること
なく、設計的に任意に変更できるものであり、また強制
循環用ブロワ−は吸入式、吸出式のいずれでもよい。
散水管によるシャワー装置は散水式によらず、氷の堆積
層に滴下浸透させるものでもよい。
上述した強制循環方式による多湿冷蔵装置においては、
貯水室2に堆積される水量によって、製氷機、散水管の
給水、ブロワ−の運転を自動化することが望ましい。
たとえば、第7図ないし第9図に示すように、貯水室2
の上方部位におかれる氷片送出管10の先端に、氷片堆
積層の高さ変動にしたがって揺動する触子26を設け、
これにマイクロスイッチ27を協同させて貯水検知部を
構威し、氷片堆積層が一定の高さに達したとき、すなわ
ち前記触子26が第9図の下向き位置から第8図の水平
位置に持上げられたとき、マイクロスイッチ27のオフ
作動で圧縮機が停止し、遅延リレー(図示してない)に
よって一定時間(約3形)後に製氷機の駆動モータ28
〔第2図参照〕が停止するようにし、次で氷が消耗して
触子26が下向き位置に戻り、スイッチ27がオン作動
したとき、製氷機ならびに凝縮器が再び駆動するように
し、一方、前記散水管24の水路には電磁弁(図示して
ない)を設け、前記ブロワ−の停止中は閉弁状態を保持
し、ブロワ−の回転中は一定周期ごとに所定時間のあい
だ開弁じ、定期的に散水して氷に水分を付加する制御方
式が適している。
上記制御方式の場合、散水量と周期とは、満水停止と減
水再起動との間の変動巾が小さくて常時はS゛一定量の
氷が貯留されるようになっている関係上、あえて貯水量
の変動に応じて微妙に変化させる必要はなく、想定され
る負荷だけを基準に設定し、あとは負荷の程度に応じて
調整できるようにしておけばよい。
その量も簡単な手段としては、散水管の手前に手動弁を
設け、自由に加減操作ができるようにしておくことで、
この手段により、たとえば長時間停電して氷が全部消耗
された後とか、冷蔵庫の設置による最初の運転開始時と
かに、満水にならないうちに散水が繰り返して行われ、
水が通気床の下に流れ落ちるような事故を防止できる。
かりに散水による水の流下があっても、多湿冷蔵庫は本
来は加湿用のものであり、鮮魚や野菜の如く水を嫌わな
いものが貯蔵されているものであるから、実害は無い。
以上に述べたように、この考案によれば、貯蔵室を形成
する庫体内に、オーガ式製氷機から送られてくる氷片を
貯留する貯氷室が区画形成され、この貯氷室には、そこ
に貯留される氷片の層を通して貯蔵室の空気が貫流し得
る通風部分と、氷片の融解水を受けて庫体外に案内する
部分とが形成され、庫体には、前記通風部分を経て貯氷
室と貯蔵室とに貯蔵室の空気を強制循環させるブロワ−
と、貯氷室の氷片層への散水部材が配設されているので
、この種の加湿冷蔵庫の冷却効率および加湿効果の格段
な向上が計れると共に優れた脱臭効果が得られ、その実
用性を著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す加湿冷蔵庫の扉を除
いた正面図、第2図は縦断側面図、第3図は受板の上端
支持部分の側断面図、第4図は受板の下端支持部分の側
断面図、第5図はその切断正面図、第6図は受板の斜視
図、第7図は水量検知機構部分の斜視図、第8図および
第9図はその作動状態を示す側面図である。 図面中、1は庫体、2は貯氷室、3,4.5は貯蔵室、
6,7は扉、9は製氷機本体、10は氷送出管、11は
圧縮機、12は凝縮器、13はファン、14は通気床の
受板、15は抑え板、16は部材、18は受樋、19は
切欠き、20は排水管、21は水抜き管部、22は天井
壁、23はブロワ−124は散水管、25は給水口、2
6は触子、27はマイクロスイッチ、28は製氷機駆動
モータである。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)貯蔵室を形式する庫体内に、オーガ式製氷機から
    送られてくるチップアイスを貯留する貯氷室が区画形式
    され、この貯氷室の底部には、そこに貯留されるチップ
    アイスの層を通して貯蔵室の空気が貫流し得る通風部分
    と、チップアイスの融解水を受けて貯氷室外に案内する
    部分とが形式され、庫体には、前記通風部分を経て貯氷
    室と貯蔵室とに貯蔵室の空気を強制循環させるブロワ−
    が配設されていることを特徴とする多湿冷蔵装置。
  2. (2)貯水室の底部は適宜のスペースを有して配置され
    た複数の溝付き受板で構成されており、前記受板間のス
    ペースが前記通風部分となり、前記受板の上向きに開口
    する溝が前記案内部分となる実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の多湿冷蔵装置。
JP713879U 1979-01-25 1979-01-25 多湿冷蔵装置 Expired JPS608627Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP713879U JPS608627Y2 (ja) 1979-01-25 1979-01-25 多湿冷蔵装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP713879U JPS608627Y2 (ja) 1979-01-25 1979-01-25 多湿冷蔵装置

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Publication Number Publication Date
JPS55108378U JPS55108378U (ja) 1980-07-29
JPS608627Y2 true JPS608627Y2 (ja) 1985-03-27

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ID=28814608

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JP713879U Expired JPS608627Y2 (ja) 1979-01-25 1979-01-25 多湿冷蔵装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59195474U (ja) * 1983-06-13 1984-12-26 サンデン株式会社 冷蔵ケ−ス

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JPS55108378U (ja) 1980-07-29

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