JPS608009A - 木材の脱色法 - Google Patents
木材の脱色法Info
- Publication number
- JPS608009A JPS608009A JP11640983A JP11640983A JPS608009A JP S608009 A JPS608009 A JP S608009A JP 11640983 A JP11640983 A JP 11640983A JP 11640983 A JP11640983 A JP 11640983A JP S608009 A JPS608009 A JP S608009A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- value
- curing
- hours
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は、集成化粧単板の製造に用いられる単板その
他の木材を脱色する方法に関する。
他の木材を脱色する方法に関する。
集成化粧単板を作る際は、一般に、脱色単板を所望の色
に染色して積層圧締し、スライスすることが行われる。
に染色して積層圧締し、スライスすることが行われる。
単板の脱色は過酸化水素(H2O2)によるのが普通で
ある。新しい脱色法として、つぎのような方法が開発さ
れている。すなわち、予め単板にアルカリを塗布したの
ち、必要に応じて24時間程度放置する等して養生し、
内部までアルカリをよく浸透させる。つぎに、単板にH
QOtを塗布して浸透させ、100℃でスチームを当て
ることにより脱色を行う方法である。
ある。新しい脱色法として、つぎのような方法が開発さ
れている。すなわち、予め単板にアルカリを塗布したの
ち、必要に応じて24時間程度放置する等して養生し、
内部までアルカリをよく浸透させる。つぎに、単板にH
QOtを塗布して浸透させ、100℃でスチームを当て
ることにより脱色を行う方法である。
この方法では、スチーム処理時間を1〜2時間とした場
合に最も脱色度が高くなるが、2時間を超えてスチーム
処理を行なってもそれ以上脱色度は高くならず、時間の
経過とともにかえって低くなり、24時間程度行うと元
の素材の色に近くなってしまう。そのため、スチーム処
理時間の管理を厳しくしなければならないというような
問題が発生していた。
合に最も脱色度が高くなるが、2時間を超えてスチーム
処理を行なってもそれ以上脱色度は高くならず、時間の
経過とともにかえって低くなり、24時間程度行うと元
の素材の色に近くなってしまう。そのため、スチーム処
理時間の管理を厳しくしなければならないというような
問題が発生していた。
[発明の目的コ
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、色
もどりが起こらない木材の脱色法を提供することを目的
としている。
もどりが起こらない木材の脱色法を提供することを目的
としている。
[発明の開示]
前記のような目的を達成するため、この発明は、木材に
アルカリを浸透させ、さらに過酸化水素を浸透させて脱
色を行うにあたり、過酸化水素を浸透させたのち、40
±5℃の温度で4時間以上養生することを特徴とする木
材の脱色法をその要旨としている。以下に、この発明の
詳細な説明する。
アルカリを浸透させ、さらに過酸化水素を浸透させて脱
色を行うにあたり、過酸化水素を浸透させたのち、40
±5℃の温度で4時間以上養生することを特徴とする木
材の脱色法をその要旨としている。以下に、この発明の
詳細な説明する。
まず、ロールコータ等を用い、単板等の木材にアルカリ
溶液を塗布して浸透させ、必要に応じて放置する等養生
を行う。この際、アルカリ溶液塗布後にスチームをあて
てもよい。つぎに、やはりロールコータ等を用い、木材
にH2O2(普通は水溶液として用いる)を塗布して浸
透させ、40±5℃の雰囲気中で4時間以上放置する等
養生する。そうすると、良好な脱色がなされ、しかも4
時間以上長時間養生を行っても色もどりが発生せず、木
材は脱色度が良好な状態のままで保持される。
溶液を塗布して浸透させ、必要に応じて放置する等養生
を行う。この際、アルカリ溶液塗布後にスチームをあて
てもよい。つぎに、やはりロールコータ等を用い、木材
にH2O2(普通は水溶液として用いる)を塗布して浸
透させ、40±5℃の雰囲気中で4時間以上放置する等
養生する。そうすると、良好な脱色がなされ、しかも4
時間以上長時間養生を行っても色もどりが発生せず、木
材は脱色度が良好な状態のままで保持される。
この発明にかかる脱色方法を用いて脱色した単板を染色
して積層圧締し、つぎにスライスすると非常に色の美し
い集成化粧単板が得られる。
して積層圧締し、つぎにスライスすると非常に色の美し
い集成化粧単板が得られる。
なお、前記したように、アルカリやH,O□は塗布によ
り木材に浸透させるのが普通であるが、浸漬等により浸
透させるようにしてもよい。また、木材を多数積み上げ
て養生を行う場合、脱色反応にともなう発熱により木材
の温度のばらつきが大きくなり、高温状態が長時間続い
た箇所に色もどりが発生することがある。そこで、この
ようなことを防止するため、木材の積み上げ数は、木材
の大きさに応じて適宜制限する必要がある。
り木材に浸透させるのが普通であるが、浸漬等により浸
透させるようにしてもよい。また、木材を多数積み上げ
て養生を行う場合、脱色反応にともなう発熱により木材
の温度のばらつきが大きくなり、高温状態が長時間続い
た箇所に色もどりが発生することがある。そこで、この
ようなことを防止するため、木材の積み上げ数は、木材
の大きさに応じて適宜制限する必要がある。
つぎに、実施例および比較例について説明する実施例お
よび比較例では、どちらも500mmX500mmX
1.0+nm厚の単板にアルカリを塗布したのち、24
時間養生して十分浸透させ、さらに■(20□を浸透さ
せた。つぎに、H20□を浸透させた単板をそれぞれ、
100枚ずつ積み上げ、実施例では温度40℃、湿度1
00%の雰囲気中で養生を行うこととし、比較例では温
度100℃の雰囲気中でスチームを当てて養生を行うこ
ととした。
よび比較例では、どちらも500mmX500mmX
1.0+nm厚の単板にアルカリを塗布したのち、24
時間養生して十分浸透させ、さらに■(20□を浸透さ
せた。つぎに、H20□を浸透させた単板をそれぞれ、
100枚ずつ積み上げ、実施例では温度40℃、湿度1
00%の雰囲気中で養生を行うこととし、比較例では温
度100℃の雰囲気中でスチームを当てて養生を行うこ
ととした。
実施例および比較例におけるし*値、A半値およびB*
′値それぞれの養生時間の経過にともなう変化を第1図
および第2図に示す。ただし、第1図中、○は上方、△
は中間付近、×は下方にそれぞれ位置する単板9枚より
算出した平均値である。
′値それぞれの養生時間の経過にともなう変化を第1図
および第2図に示す。ただし、第1図中、○は上方、△
は中間付近、×は下方にそれぞれ位置する単板9枚より
算出した平均値である。
これらの図面中、L来信−養生時間関係グラフにおける
破線は規格値下限を示し、B半値−養生時間関係グラフ
における破線は規格値上限を示している。
破線は規格値下限を示し、B半値−養生時間関係グラフ
における破線は規格値上限を示している。
第1図および第2図より、比較例では養生時間が18時
間を超えるとLm値が規格値を大きく外れ、色もどりが
いちじるしくなってくるのに対し、実施例では養生時間
が4〜168時間の間において、Lm値が規格値内で、
B*値もほぼ規格値内になっており、色もどりが起こら
ないことがわかる。
間を超えるとLm値が規格値を大きく外れ、色もどりが
いちじるしくなってくるのに対し、実施例では養生時間
が4〜168時間の間において、Lm値が規格値内で、
B*値もほぼ規格値内になっており、色もどりが起こら
ないことがわかる。
この発明にかかる木材の脱色法では40±5℃の温度で
4時間以上養生を行うので、色もどりが起こらない。
4時間以上養生を行うので、色もどりが起こらない。
第1図は実施例における養生時間とLm値、A電値およ
びBIIL値との関係をあられすグラフ、第2図は比較
例における養生時間とL111値 、6.llf値およ
びB来信との関係をあられすグラフである。 代理人 弁理士 松 本 武 彦 (1−り王X)製騙1 (’−uρT−X)肌−V(+
−り千X)皐−8 (l−0ρ王K) i)、1 (−p王x)I)mV(
けuD干X)虱−9
びBIIL値との関係をあられすグラフ、第2図は比較
例における養生時間とL111値 、6.llf値およ
びB来信との関係をあられすグラフである。 代理人 弁理士 松 本 武 彦 (1−り王X)製騙1 (’−uρT−X)肌−V(+
−り千X)皐−8 (l−0ρ王K) i)、1 (−p王x)I)mV(
けuD干X)虱−9
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (11木材にアルカリを浸透させ、さらに過酸化水素を
浸透させて脱色を行うにあたり、過酸化水素を浸透させ
たのち、40±5℃の温度で4時間以上養生することを
特徴とする木材の脱色法。 (2)木材が単板である特許請求の範囲第1項記載の木
材の脱色法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11640983A JPS608009A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 木材の脱色法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11640983A JPS608009A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 木材の脱色法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS608009A true JPS608009A (ja) | 1985-01-16 |
Family
ID=14686343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11640983A Pending JPS608009A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 木材の脱色法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS608009A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS633024A (ja) * | 1986-06-20 | 1988-01-08 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | イオン結合を含む高分子化合物 |
-
1983
- 1983-06-27 JP JP11640983A patent/JPS608009A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS633024A (ja) * | 1986-06-20 | 1988-01-08 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | イオン結合を含む高分子化合物 |
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