JPS606951B2 - ラクトンの製法 - Google Patents

ラクトンの製法

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JPS606951B2
JPS606951B2 JP12689075A JP12689075A JPS606951B2 JP S606951 B2 JPS606951 B2 JP S606951B2 JP 12689075 A JP12689075 A JP 12689075A JP 12689075 A JP12689075 A JP 12689075A JP S606951 B2 JPS606951 B2 JP S606951B2
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智也 小川
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武士 大和
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T Hasegawa Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は、特に香料分野に於て、有用な式(1)のラク
トン化合物を、綾れた選択率をもつて且つ好収率で製造
し得る新規方法に関する。
本発明の式(ロ)化合物から式(1)化合物を形成する
酸化的ラクトン化反応は従来公知の反応様である。本発
明方法の目的物である下記式(1) で表わされるラクトンは公知化合物であって、ムスク様
、シベツト様或はアンバー様の臭を有し、これを有効成
分として香料組成物に添加すれば、著しくその香気を改
善するという芳香変調剤となり得る。
本発明の目的物式(1)化合物の一つである1,15ー
ベンタデカノリド(エキザルトライド)は、アンゲリカ
の板油から単離される公知物質である。
従来、式(1)のラクトンの製造に関しては、*種々の
一般的方法が提案されてきた。
例えば、「蛇r.Patent,727051(195
2)」によれば、下記式、に従い、又「Help.Ch
im.Acta.Q h8,1087Z0(1935)
」によれば「下記式、に従い、更に、「J.AmChe
m.Soc.蔓 587 654 (1936)」によ
れば、下記式、に従って、さらに又〜「Chem.氏r
.,80,129 (1947)」によれば、下記式、
に従って、ラクトンの合成を行っている。
上記の従来法においては、出発原料のシクロアルカノン
、の−オキシカルボン酸或いはのーブロムカルボン酸の
合成が、工程数が多く、操作及び反応条件のコントロー
ルが困難且つ複雑で、高価につく不利益がある。
また、ラクトン化の反応操作が非常に煩雑であり、選択
率及び収率も悪く、更に、たとえば大希釈法を採用する
とか、或いはポリエステルを形成するために、さらに解
重合操作を入れなければならない等の欠点があり、工業
的実施に不適当である。本発明者等は、上記従来法の不
利益及び欠陥を克服し、式(1)のラクトンを優れた選
択率をもって、好収率で工業的に有利に製造し得る方法
を提供すべく研究の結果、下記式(W)、HO−CH2
一(C比)n−CH2一OH 式(W)但し式中、n
は5〜2Q好ましくは8〜16の整数である、で表わさ
れる比較的人手容易なQ,の−ジヒドロキシアルカンに
、下記式(m)、但し式中、R,,R2及びR3はそれ
ぞれ同一もしくは異ってもよく、C,〜C8の直鎖もし
くは分枝状アルキル基を示す、で表わされる人手容易な
且つ後の酸化的ラクトン化反応に於て、生成する三置換
アルキルスズハライドから再生使用できるビス(三置換
ァルキルス*ズ)オキシドを作用させてスタニル化せし
め、下記式(0)、但し式中、n,R,,R2及びR3
は前記したと同義である、で表わされるQ,■ージ(三
置換ァルキルスタニロキシ)アルカンが、ほぼ定量的な
高収率で容易に製造できることを発見した。
更に、この式(0)Q,のージ(三置換ァルキルスタニ
ロキシ)アルカンが、従来未知の反応様式によって、活
性ハロゲンと接触せしめるだけで、前記式(1)のラク
トン化合物に、壊れた選択率及び好収率をもって、有利
に酸化的ラクトン化できることを発見した。
従って、本発明の目的は、容易な手段で、高純度、高収
率をもって、工業的に有利に式(1)化合物のラクトン
を製造する方法を提供するにある。
次に、本発明方法を更に詳細に説明するが、以下の記載
から本発明の更に多くの他の目的及び利点は、一層明ら
かとなるであろう。
本発明の出発原料式(0)化合物の製造に利用される式
(W)化合物のQ,w−ジヒドロキシアルカンは、対応
するQ,のージカルボン酸の全還元により容易に合成で
きる。
式(W)化合物の具体的化合物としては、例えば、1,
7−ジヒドロキシヘプタン、1,8一ジヒドロキシオク
タン、1,9−ジヒドロキシ/ナン、1,10ージヒド
ロキシデカン、1,11−ジヒドロキシウンデカン、1
,12一ジヒドロキシドデカン、1,13ージヒドロキ
シトリデカン、1,14ージヒドロキシテトラデカン、
1,15−ジヒドロキシベンタデカン、1,16−ジヒ
ドロキシヘキサデカン、1,17−ジヒドロキシヘプタ
デカン、1,18−ジヒドロキシオクタデカン、1,1
9−ジヒドロキシノナデカン、1,20ージヒドロキシ
エイコサン、1,21ージヒドロキシヘンヱイコサン、
1,22一ジヒドロキシドコサン等をあげることができ
る。式(W)化合物のQ,のージヒドロキシアルカンは
、式(m)化合物のビス(三置換アルキルスズ)オキシ
ドを作用せしめることにより式(0)の本発明原料化合
物であるQ,のージ(三置換アルキルスタニロキシ)ア
ルカンに、選択的に好収率で変換出釆る。
このスタニル化反応は、例えば不活性有機溶媒中に、式
(W)のQ,山一ジヒドロキシアルカンと式(m)のビ
ス(三置換アルキルスズ)オキシドとを加え、単なる加
熱方式もしくは共滋方式により行うことができる。反応
温度は、例えば、約60こ0〜約180o0程度、好ま
しくは約80二0〜約140℃程度の温度範囲で行うこ
とができる。使用する式(m)のビス(三置換ァルキル
スズ)オキシドとしては、例えば、ビス(トリメチルス
ズ)オキシド、ビス(トリエチルスズ)オキシド、ビス
(トリ−nーブロピルスズ)オキシド、ビス(トリイソ
プロピルスズオキシド)、ビス(トリーnーブチルスズ
)オキシド、ビス(トリィソブチルスズ)オキシド、ビ
ス(トリー第二級ブチルスズ)オキシド、ビス(トリ−
第三級ブチルスズ)オキシド、ビス(トリーnーアミル
スズ)オキシド、ビス(トリイソアミルスズ)オキシド
、ビス(トリ−第二級アミルスズ)オキシド、ピス(ト
リ−n−へキシルスズ)オキシド、ビス(トリ−n−オ
クチルスズ)オキシド、ビス(エチルジメチルスズ)オ
キシド、ビス(n一プロピルジメチルスズ)オキシド、
ビス(n−ブチルジメチルスズ)オキシド、ビス(nー
アミルジメチルスズ)オキシド、ピス(n一ヘキシルジ
メチルスズ)オキシド、ビス(n一オクチルジメチルス
ズ)オキシド、ビス(メチルジエチルスズ)オキシド、
ビス(n一プロピルジエチルスズ)オキシド、ビス(n
ーブチルジエチルスズ)オキシド、ビス(n一ヘキシル
ジヱチルスズ)オキシド、ビス(n一オクチルジエチル
スズ)オキシド、ビス(メチルジーn−プロピルスズ)
オキシド、ビス(エチルジーnープロピルスズ)オキシ
ド、ビス(nーブチルジ−nープロピルスズ)オキシド
、ピス(n−へキシルジーn−プロピルスズ)オキシド
、ビス(メチルジーnーブチルスズ)オキシド、ビス(
エチルジーmーブチルスズ)オキシド、ピス(nープロ
ピルジーn−ブチルスズ)オキシド、ビス(nーヘキシ
ルジ−nーブチルスズ)オキシド、ピス(メチルジーn
−アミルスズ)オキシド、ビス(エチルジーnーアミル
スズ)オキシド、ビス(メチルジーn−へキシルスズ)
オキシド、ビス(エチルジーnーヘキシルスズ)オキシ
ド、ビス(メチルエチル一nープロピルスズ)オキシド
、ビス(メチルエチルイソプロピルスズ)オキシド、ビ
ス(メチルエチル一n−ブチルスズ)オキシド、ピス(
エチル一n−プロピル−n−ブチルスズ)オキシド、ビ
ス(メチル−n−へキシルスズ)オキシド及びビス(メ
チル一nーブチルーnーオクチルスズ)オキシド等を挙
げることが出来る。
これらのビス(三置換アルキルスズ)オキシド式(m)
の使用量は、式(W)化合物1モルに対して約1〜約5
モル程度で充分であり、好ましくは約1〜約2モル程度
がいまいま採用される。
上記スタニル化反応に於いて使用される不活性溶媒とし
ては、反応成分及び生成物に不活性な任意の有機溶媒が
利用でき、例えば「nーヘキサン、n−へブタン、n−
オクタン、イソオクタン、石油エーテル、シクロヘキサ
ン、ベンゼン、トルェン及びキシレン等を挙げることが
できる。これらの溶媒は、単独もしくは二種以上の混合
物であっても差しつかえない。溶媒の使用量には特別な
制約はないが、通常、式(W)化合物に対して約1〜約
10の重量情程度、好ましくは約5〜約5の重量情程度
が最もいまいま採用される。上記スタニル化反応終了後
、反応系より使用した不活性溶媒を常圧もしくは減圧下
濃縮することにより、好収率し好純度で本発明で用いる
原料式(D)のQ,の−ジ(三置換アルキルスタニロキ
シ)アルカンを得ることができる。上述のようにして得
られる式(m)化合物は、好純度であるため、とくに精
製操作を要せずに、次の酸化的ラクトン化反応にそのま
ま使用できるが「望むならば、蒸留等の操作により精製
することもできる。本発明方法で用いる上記式(ロ)の
び, の−ジ(三置換アルキルスタニロキシ)アルカン
の具体的化合物としては、例えば、上記式(m)のビス
(三置換アルキルスズ)オキシドの具体的化合物として
挙げたそれぞれの三置換アルキルスズ基を含有する1,
7−ジ(三置換ァルキルスタニロキシ)へブタン、1,
8ージ(三置換アルキルスタニロキシ)オクタン、1,
9ージ(三置換アルキルスタニロキシ)ノナン、1,1
0ージ(三置換アルキルスタニロキシ)デカン、1,l
i−ジ(三置換ァルキルスタニロキシ)ゥンデカン、1
,12−ジ(三置換アルキルスタニロキシ)ドデカン、
1,13ージ(三置換アルキルスタニロキシ)トリデカ
ン、1,14−ジ(三鷹襖ァルキルスタニロキシ)テト
ラデカン、1,15ージ(三置換アルキルスタニロキシ
)ペンタデカン「1,16ージ(三置換ァルキルスタニ
ロキシ)へキサデカン、1,17−ジ(三置換ァルキル
スタニロキシ)へプタデカン、1,18−ジ(三置換ァ
ルキルスタニロキシ)オクタデカン、1,19−ジ(三
置換アルキルスタニロキシ)ノナデカン、1,20−ジ
(三置換ァルキルスタニロキシ)エイコサン、1,21
−ジ(三置換アルキルスタニロキシ)へンヱィコサン、
1,22−ジ(三置換アルキルスタニロキシ)ドコサン
等を挙げることができる。本発明の目的物である式(1
)ラクトン化合物は、式(ロ)のQ, の−ジ(三置換
アルキルスタニロキシ)アルカンを、活性ハロゲンと接
触せしめることにより酸化的ラクトン化せしめて、好収
率で優れた選択率をもって得ることができる。
この酸化的ラクトン化反応は、例えば、反応に不活性な
溶媒中に、式(0)のQ,の−ジ(三置換アルキルスタ
ニロキシ)アルカンと反応系中で活性ハロゲンを形成し
得る例えばN−ハロアシルアミドを同時に加え、或いは
、溶媒中にN−ハロアシルアミドを加え、その中に式(
ロ)化合物を滴下するなどの任意の添加順序で添加して
反応を行うことができる。反応温度は、例えば、約0〜
約150qo程度の広い範囲で行うことができるが、約
10〜約80oo程度の温和な温度範囲で行うことがで
きるのが、この酸化的ラクトン化反応の特徴的利点であ
る。この酸化的ラクトン化反応に於いては、目的の式(
1)化合物の他に、三置換アルキルスズハラィド及びア
シルアミドが定量的に生成する。
三置換ァルキルスズハラィドはアルカリ処理により、前
記スタニル化反応に使用したビス(三置換ァルキルスズ
)オキシドーこ転化でき、又、アシルアミドはハロゲン
の作用により本発明の酸化的ラクトン化反応に使用した
N−ハロアシルアミドに変換でき、使用した試薬の無駄
が無いことも、本発明の特徴的利点である。上記好通態
様のほかに、本発明の新規反応様式による式(ロ)化合
物の酸化的ラクトン化反応は、活性ハロゲンと式(n)
化合物とを接触せしめ得る任意の手段で行うことができ
る。
ここで活性ハロゲンとは、上記好適態様に示したように
反応系中で形成されるハ。ゲン原子にかぎらず式(ロ)
化合物とハロゲン原子の状態で接触せしめ得るすべての
態様のハロゲン原子を包含する。例えばアミド類とハロ
ゲンとの形で反応系に供給してもよいし、或は光線の存
在下にもしくはラジカル開始剤の存在下にハロゲンとし
て供給するなど、任意の変更態様を選択することができ
る。上記酸化的ラクトン化反応の好適態様に於いて使用
されるNーハロアシルアミドとしては、例えば、Nーモ
ノクロルアセトアミド、N−モノブロムアセトアミド、
N−モノヨードアセトアミド、N−モノクロルプロピオ
ン酸アミド、N−モノブロムブロピオン酸アミド、N−
モノョードプロピオン酸アミド、Nーモノクロル酪酸ア
ミド、N−モノブロム酪酸アミド、N−モノョード酪酸
アミド、Nークロルコハク酸ィミド、Nーブロムコハク
酸ィミド、N−ヨードコハク酸ィミド、N−クロルフタ
ル酸ィミド、Nーブロムフタル酸ィミド及びN−ヨード
フタル酸ィミド等を挙げることができる。これらのNー
ハロアシルアミドの使用量は、原料の式(ロ)化合物1
モルに対して、約2〜約10モル程度、好ましくは約2
〜約4モル程度が最もいよいよ採用される。上記酸化的
ラクトン化反応に於いて使用される反応に不活性な溶媒
としては、例えば、ジクロルメタン、クロロホルム「四
塩化炭素、ジクロルェタン、n−ペンタン、nーヘキサ
ン、石油ェーブル、n−へブタン、n−オクタン、イソ
オクタン、シクロヘキサン及びベンゼン等を挙げること
ができる。
これらの溶媒は、乾燥状態のものが好ましく、単独もし
くは二種以上の混合物であっても差しつかえない。溶媒
の使用量には特別な制約はないが、通常、原料の式(U
)化合物に対して約1〜約50の重量倍程度、好ましく
は約10〜約200重量倍程度がいまいま採用される。
上記酸化的ラクトン化反応終了後、目的の式(1)化合
物が反応系中に溶解している場合は、析出しているアシ
ルアミド物を炉週にて除き、炉液から溶媒を濃縮した後
、減圧下蒸留することにより、三置換ァルキルスズハラ
ィドを分離し、好収率、好純度で目的物ラクトンの式(
1)化合物を得ることができる。
一方、目的の式(1)化合物が反応系中に結晶物として
析出した場合は、炉取することにより三置換ァルキルス
ズハラィド溶液と分離し、結晶物を適当な溶媒に溶かし
、アシルアミド物を除くために、アルカリ水洗浄し、更
に、望むならば水洗し、三硝乾燥後、溶媒を濃縮するこ
とにより、好収率、好純度で目的物のラクトン式(1)
化合物を得ることができる。更に、望むならば、この酸
化的ラクトン化反応の際に少量副生するオリゴマーを除
去するために、減圧糟留もしくはカラムクロマト等の操
作により精製することもできる。又、このオリゴマーは
解重合触媒の存在下に、熱により目的物の式(1)化合
物に収率良く変換出来るので、酸化反応生成物のほとん
ど全てが無駄なく目的物の式(1)化合物になるという
ような利点も持つ。上記酸化的ラクトン化反応により得
られる本発明の最終目的物である式(1)化合物の具体
的化合物としては、例えば、1,7−へプタラィド、1
,8ーオクタライド、1,9−ノナライド、1,10ー
デカノライド、1,11−ウンデカノライド、1,12
ードデカノライド、1,13ートリデカノライド、1,
14ーテトラデカノライド、1,15−ペンタデカノラ
イド(エキザルトライド)、1,16−へキサデカノラ
イド(ジヒドロアンブレツトライド)、1,17ーヘブ
タデカノライド、1,18ーオクタデ・力ノライド、1
,19−ノナデカノライド、1,20ーエイコサノライ
ド、1,21一ヘンエイコサノライド、1,22−ドコ
サノライド等を挙げることができる。
以下に、参考例及び実施例をもって本発明を更に詳細に
説明する。
参考例 1 1,12ージ(トリエチルスタニロキシ)ドデカンの製
造1,12−ジヒドロキシドデカン10.1夕とビス(
トリエチルスズ)オキシド21.4夕を100のとペン
ゼン中に加え、水分離共雛装置を付け、8時間還流する
生成した水を分取するとほぼ理論量の1.8の‘である
。反応系よりベンゼンを減圧下濃縮することにより粗製
1,12ージ(トリエチルスタニロキシ)ドデカン30
.0夕を得る。粗製物のIR(液膜法)は、全く水酸基
(原料)の吸収を示さず、従って収率は定量的である。
この粗製物は次の酸化反応に精製することなく使用され
る。参考例 2 1,15ージ(トリ−nーブチルスタニロキシ)ペンタ
デカンの製造1,15−ジヒドロキシベンタデカン12
.2夕とビス(トリーn−プチルスズ)オキシド35.
7夕を240の‘のトルェン中に加え、水分離共沸装置
を付け、1幼時間還流することにより、ほぼ理論量の水
1.8の‘が分取される。
次に、反応系よりトルェンを減圧下濃縮することにより
粗製1,15ージ(トリーnーブチルスタニロキシ)ペ
ンタデカン45.0夕を定量的収率で得る。
実施例 1 1,12−ドデカノラィドの製造 参考例1で得られた粗製1,12−ジ(トリエチルスタ
ニロキシ)ドデカン24.0夕とNーモノブロムアセト
アミド11.0夕を500のとの四塩化炭素中に加え、
30qoで1幼時間蝿拝反応する。
反応系中に析出した結晶物を炉取する。結晶物にクロル
ホルム50叫を加え、飽和重ソウ水で洗浄し、次いで水
洗、笹硝乾燥後、クロルホルム層を先に得た炉液の四塩
化炭素層に合わせ、溶媒を濃縮し、粗製の目的物1,1
2ードデカノラィドとトリエチルスズブロミドの混合物
32.3夕を得る。ここで得られた混合物を減圧下蒸留
することにより、23.0夕のトリエチルスズブロミド
と3.3夕の1,12ードデカノラィドを得ることがで
きる。得られた1,12ードデカノラィドは収率41%
であり、標準物質と沸点、屈折率、GLC,TLC,m
及びNMRの全てが一致した。又、蒸留の釜残物4.5
のまIR,NM舵が標準物質と一致し、目的物のオリゴ
マーである。実施例 21,15−ペンタデカノライド
(エキザルトラィド)の製造参考例2で得られた粗製1
,15−ジ(トリ−nーブチルスタニロキシ)ペンタデ
カン28.1夕を300私の乾燥n−へキサン(モレキ
ュラーシーブス3A)中に溶かし、水冷下、25q0を
保つようにN−プロムコハク酸ィミド12.9夕を徐々
に加える。
その後、25qoで2畑時間燈梓反応する。反応物から
n−へキサンを濃縮し、得られた泥状物をクロルホルム
200舷に溶かし、飽和重ソウ水で洗浄し、水洗、苧硝
乾燥後、クロルホルムを濃縮することにより、目的物の
1,15ーベンタデカノラィドとトリ−nーブチルスズ
ブロミドの粗製混合物36.0夕を得る。更に、減圧下
蒸留することにより、トリ−n−ブチルスズブロミド2
6.0夕と1,15ーベンタデカノラィド5.8夕(収
率69%)を分離した。ここで得られた1,15ーベン
タデカノラィドは標準物質と屈折率、沸点、GLC,T
LC,IR及びNM旧が一致した。又、蒸留残澄2.5
夕も標準物質とIR及びNMRが一致し、目的物のオリ
ゴマ一である。実施例 3 1,14ーテトラデカノラィドの製造 参考例1と同様にして製造された粗製1.14ージ(ト
リメチルスタニロキシ)テトラデカン11.1夕とNー
クロルコハク酸ィミド7.5夕を100の‘の乾燥ベン
ゼン中に加え、ベンゼン還流下8時間反応する。
冷却後、反応物のベンゼン層を飽和重ソウ水で洗浄し、
水洗、苦硝乾燥後、ベンゼンを濃縮する。濃縮物を減圧
下蒸留すると、トリメチルスズクロリド3.8夕と目的
物の1,14ーテトラデカノラィド2.72(収率60
%)を得る。ここで得られた1,14ーテトラデカノラ
イドは標準物質と屈折率、沸点、GLC,TLC,IR
及びNMRが一致し、蒸留残港1.6のま目的物のオリ
ゴマーである。実施例 41,16ーヘキサデカノライ
ド(ジヒドロアンプレツトラィド)の製造参考例2と同
様にして製造された粗製1,16−ジ(トリーnーブチ
ルスタニロキシ)へキサデカン16.7夕の乾燥四塩化
炭素200のと溶液をN−ブロムコハク酸ィミド9.0
夕の乾燥四塩化炭素600の【溶液に、室温下、4時間
を要して滴下する。
その後、室温にて1独特間反応する。反応系中に析出し
た結晶物を炉取し、この結晶物をクロルホルム50の‘
に溶かし、飽和重ソウ水で洗浄、水洗、苦硝乾燥し、四
塩化炭素層に合わせる。四塩化炭素−クロルホルム層を
濃縮し、濃縮物を減圧下蒸留することにより、トリーn
ーブチルスズプロミド14.1夕と目的物の1,16ー
ヘキサデカノラィド3.79(収率73%)を得る。こ
こで得られた1,16−へキサデカノラィドは標準物質
と屈折率、沸点、GLC,TLC,IR及びNMRが一
致した。蒸留残澄1.2夕も標準物質とIR及びNMR
が一致し、目的物のオリゴマーである。実施例 5 1,18ーオクタデカノラィドの製造 参考例2と同様にして製造された粗製1,18−ジ(メ
チルジエチルスタニロキシ)オクタデカン13.4夕と
N−モノョードプロピオン酸アミド15.4夕を100
の‘の乾燥クロロホルム中に加え、6030にて8時間
鷹梓反応する。
冷却後、反応物のクロロホルム層を飽和重ソウ水で洗い
、次に「水洗、葦硝乾燥し、濃縮する。濃縮物を減圧下
蒸留すると、12.0夕のメチルジエチルスズアイオダ
イドと2.9夕(収率52%)の目的物1,18−オク
タデカノラィドを得る。得られた1,18−オクタデカ
ノラィドは標準物質と沸点、GLC,TLC,舷及びN
MRが一致し、蒸留残澄2.3のま目的物のオリゴマー
であった。実施例 6 1,13−トリデカノラィドの製造 Nーブロムフタル酸ィミド11.3夕の乾燥石油エーテ
ル100泌溶液中に参考例1と同機にして得た粗製1,
13ージ(トリエチルスタニロキシ)トリデカン12.
5夕の乾燥石油エーテル200の【溶液を45℃、2時
間を要して滴下する。
その後、同温度で6時間鷹梓反応する。反応終了後、石
油エーテルを濃縮し、濃縮物をベンゼン100地中に溶
かし、飽和重ソゥ水洗、水洗、若硝乾燥し濃縮する。濃
縮物を減圧下蒸留すると、11.2夕のトリエチルスズ
ブロミドと3.0夕(収率70%)の目的物1,13ー
トリデカノラィドを得る。得られた1,13−トリデカ
ノラィドは標準物質と沸点、GLC,TLC,IR及び
NMRが一致した。実施例 7 1,10−デカノライドの製造 参考例1と同様にして製造した粗製1,10ージ(トリ
ーn一プロピルスタニロキシ)デカン13.4夕とN−
モノクロルアセトアミド5.6夕を50の‘のジクロル
メタン中に加え、20q0にて2斑時間蝿梓反応する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式(II)、 ▲数式、化学式、表等があります▼ 但し式中、R_1,R_2,R_3はそれぞれ同一で
    も異つていてもよく、C_1〜C_8の直鎖もしくは分
    枝状アルキル基を示し、nは5〜20の整数である、で
    表わされるα,ω−ジ(三置換アルキルスタニロキシ)
    アルカンを活性ハロゲンと接触せしめることを特徴とす
    る下記式(I)、▲数式、化学式、表等があります▼ 但し式中、nは式(II)についてのべたと同義、で表
    わされるラクトンの製法。
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