JPS606742B2 - 鋳造金型 - Google Patents
鋳造金型Info
- Publication number
- JPS606742B2 JPS606742B2 JP57158679A JP15867982A JPS606742B2 JP S606742 B2 JPS606742 B2 JP S606742B2 JP 57158679 A JP57158679 A JP 57158679A JP 15867982 A JP15867982 A JP 15867982A JP S606742 B2 JPS606742 B2 JP S606742B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cavity
- mold
- movable
- fixed
- recessed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は主としてダィカストに用いる鋳造金型に関する
。
。
従来より鋳造作業に於て落陽を圧入するとき金型内の空
気を排出するガス抜きをキャビティに蓮通して設けるこ
とは一般に行われていることであるが、ガス抜き孔の断
面積は大きくしすぎるとガスは抜け易いが溶湯が吹き出
す虜れがあるため大きく出来ず一定の基準があり、しか
も従釆のガス抜き孔は孔内の通過面が通常平行な面にて
構成されているためキャビティ側から高圧で噴出した溶
湯は高速ではあるが「ガス抜き孔中を平行面に沿って層
流となって流れ、従って外周部の金型面と接触する部分
は冷却凝固し１こく）、この部分が半流動体となって前
方に飛び散り凝固距離が不安定であるのみならず附近が
ある程度凝固した後に一部の弱い部分（凝固距離の短か
し、部分）の凝固膜が破られると、猶一層此の部分のみ
後続の溶湯が噴出する結果となり不測の事態を招く懸念
がありガス抜き孔の設計にあたっては多くの問題点を有
していた。従ってどうしても安全面から巳むなくガス抜
き孔の断面積を小さくするとか、或はガス抜き孔の距離
を長くせざるを得なかった。しかし、ガス抜き孔の断面
積を小さくするとガスが完全に抜けない欠点を有し又、
ガス抜き孔の距離を長くするとダイスの分割面の面積が
広がりそれだけ爽雑物（落陽の塊等）をダイスの分割面
間に噛み込む率が高くなり爽雑物を噛み込むと機械の運
転を止めて除去作業をしなければならず、又、そのま）
無理な運転を続けると溶湯が飛び出す等種々の弊害を起
こす問題点を有していた。
気を排出するガス抜きをキャビティに蓮通して設けるこ
とは一般に行われていることであるが、ガス抜き孔の断
面積は大きくしすぎるとガスは抜け易いが溶湯が吹き出
す虜れがあるため大きく出来ず一定の基準があり、しか
も従釆のガス抜き孔は孔内の通過面が通常平行な面にて
構成されているためキャビティ側から高圧で噴出した溶
湯は高速ではあるが「ガス抜き孔中を平行面に沿って層
流となって流れ、従って外周部の金型面と接触する部分
は冷却凝固し１こく）、この部分が半流動体となって前
方に飛び散り凝固距離が不安定であるのみならず附近が
ある程度凝固した後に一部の弱い部分（凝固距離の短か
し、部分）の凝固膜が破られると、猶一層此の部分のみ
後続の溶湯が噴出する結果となり不測の事態を招く懸念
がありガス抜き孔の設計にあたっては多くの問題点を有
していた。従ってどうしても安全面から巳むなくガス抜
き孔の断面積を小さくするとか、或はガス抜き孔の距離
を長くせざるを得なかった。しかし、ガス抜き孔の断面
積を小さくするとガスが完全に抜けない欠点を有し又、
ガス抜き孔の距離を長くするとダイスの分割面の面積が
広がりそれだけ爽雑物（落陽の塊等）をダイスの分割面
間に噛み込む率が高くなり爽雑物を噛み込むと機械の運
転を止めて除去作業をしなければならず、又、そのま）
無理な運転を続けると溶湯が飛び出す等種々の弊害を起
こす問題点を有していた。
本発明は斯かる問題点を解決しガス抜き孔の距離を著し
く短縮出釆、固定ダイスと可動ダイスの両分割面の援当
面積を小さくすることにより、爽雑物の噛み込みが皆無
になるので合わせ面の隙間を０にすることが可能となり
、隙間より熔湯が飛び出す虜れがなくガス抜き穴を最大
にすることが出来るので、現在自動化で苦慮している大
量の雛型剤の使用によるガス抜き孔のつまりが無くなり
巣の少ない安定した製品が楽に出来る鋳造金型を提供す
る目的で発明されたものである。以下、実施の一例を示
す図面に就いて説明すると、１‘ま固定金型であり、２
は固定金型のほべ中央位置に窪突せしめて設けた固定側
キャビティである。
く短縮出釆、固定ダイスと可動ダイスの両分割面の援当
面積を小さくすることにより、爽雑物の噛み込みが皆無
になるので合わせ面の隙間を０にすることが可能となり
、隙間より熔湯が飛び出す虜れがなくガス抜き穴を最大
にすることが出来るので、現在自動化で苦慮している大
量の雛型剤の使用によるガス抜き孔のつまりが無くなり
巣の少ない安定した製品が楽に出来る鋳造金型を提供す
る目的で発明されたものである。以下、実施の一例を示
す図面に就いて説明すると、１‘ま固定金型であり、２
は固定金型のほべ中央位置に窪突せしめて設けた固定側
キャビティである。
３，３・・・・・・は固定側キャビティ２の外側位置に
、内側の一端はキャビティ２と運適し、他の一端側はほ
ゞ４５方向に斜めに傾けて断面ほゞ浅いＵ字形の溝形に
形成多数平行に窪設したガス抜き傾斜溝である。
、内側の一端はキャビティ２と運適し、他の一端側はほ
ゞ４５方向に斜めに傾けて断面ほゞ浅いＵ字形の溝形に
形成多数平行に窪設したガス抜き傾斜溝である。
４は、一端は固定側キャビティ２に蓮通し「他の一端側
は外向きに設け、且つその途中には前記ガス抜き傾斜溝
３を斜めに多数交差横断せしめて平行に所定間隔をあげ
て設けた合わせ面Ａと同一レベル面の残存面である。
は外向きに設け、且つその途中には前記ガス抜き傾斜溝
３を斜めに多数交差横断せしめて平行に所定間隔をあげ
て設けた合わせ面Ａと同一レベル面の残存面である。
５はガス抜き傾斜溝３の外周部と固定ダィスーの周緑６
間のほゞ固定型の分割面表面を窪ませて構成した非接当
面である。
間のほゞ固定型の分割面表面を窪ませて構成した非接当
面である。
７は固定キャビティ２に蓮通して設けた湯口であり、８
は湯口７と運通して設けた傷道である。
は湯口７と運通して設けた傷道である。
９，９・…−・は固定ダイスの四隅の隅部附近に楢談し
たガイドピンである。
たガイドピンである。
１０はガス抜き傾斜溝３の外側位置に窪談した真空吸引
溝である。
溝である。
耳１は真空吸引溝１川こ一端を運通し他の一端側は固定
金型１外に導出せしめたる真空吸引孔である。１２は可
動金型であり１３は可動金型のほべ中央位置に蓬突出せ
しめて設けた可動側キャビテイである。
金型１外に導出せしめたる真空吸引孔である。１２は可
動金型であり１３は可動金型のほべ中央位置に蓬突出せ
しめて設けた可動側キャビテイである。
１４，竃４・・・・・・は可動側キャビティ１３の外側
位置に、内側の一端は可動側キャビティ竃３と蓮通し、
他の一端側はほく、４５ｏ方向に斜めに傾けて断面はゞ
浅いＵ字形の溝形に形成多数平行に窪設したガス抜き傾
斜溝である。
位置に、内側の一端は可動側キャビティ竃３と蓮通し、
他の一端側はほく、４５ｏ方向に斜めに傾けて断面はゞ
浅いＵ字形の溝形に形成多数平行に窪設したガス抜き傾
斜溝である。
１５は一端は可動側キャビティｉ３に運通し他の一端側
は外方向に向けて設けト且つ途中には前記ガス抜き傾斜
溝ｊ４を斜めに多数交差横断せしめて平行に設けた合わ
せ面Ａと同一レベル面の残存面である。
は外方向に向けて設けト且つ途中には前記ガス抜き傾斜
溝ｊ４を斜めに多数交差横断せしめて平行に設けた合わ
せ面Ａと同一レベル面の残存面である。
１６はガス抜き傾斜溝１４の外周部と可動ダイス１２の
間縁１７間のはゞ回字形の平面部を陥設せしめて構成し
た非穣当面である。
間縁１７間のはゞ回字形の平面部を陥設せしめて構成し
た非穣当面である。
１８は可動側キャビティ１３に運通して設けた湯口であ
り１９は湯口１８と連通して設けた鏡込口である。
り１９は湯口１８と連通して設けた鏡込口である。
２０，２０・・・…は可動ダイスの四隅の隅部附近で前
記ガイドピン９，９…・・・と対応する位置に穿設した
ピン孔である。
記ガイドピン９，９…・・・と対応する位置に穿設した
ピン孔である。
本発明は〜斯かる構成なる故に固定金型？と可動金型１
２の両金型が合うと「第３図及び第４図に示す如くガス
抜き傾斜溝１４は互に斜めに交差し非薮当面５と非鞍当
面１６間は大きな空間となる。故に従来品と異なりシリ
ンダー（図示せず）により圧入された落陽は湯口７より
キャビティ２内に入り次に斜めに交差対向するガス抜き
傾斜溝３及び１４に向って噴出するが、此の場合ガス抜
き傾斜溝３及び１４中に各々突入した溶湯は出口側に向
って進む間に互いに内側面の部分が何回となく交差衝突
し「衝突部は進行方向に向かって互いに斜めに横切り振
れ方向に作用しながら突き進むため各交差点で溶湯は強
制的に濃梓され斜め方向に進んだ溶湯は更に残存面４及
び１５に突き当り更に斜めに向きを変えて進むため、最
度灘拝され溶湯が層流になるのを防止すると共に外側に
噴出しようとする突進力を互いに抑制し、従って溶湯の
層流による金型接触の表面と内側との極端な冷却差を無
くし突進力を互いに抑制し、従って綾湯の層流による金
型接触の表面と内側との極端な冷却差を無くして突進力
の互いの抑制効果とも相挨つて一部の半凝固部が破れて
溶湯が飛び出すような不測の事態が発生する懸念がなく
なり従ってキャビティ周囲に設けたガス抜き傾斜溝３及
びガス抜き傾斜溝１４の窪設面積を著しく小さくするこ
とが出来るのみならず、その外側の分割面も湯が飛び出
す懸念がないために両面を接当する必要なく本発明は非
援当面５及び非後当面１６を窪設して空間とすることが
可能となり、従来の金型では此の部分に熔湯の塊等が噛
み込み、両金型の薮当に支障を来たすのみならず、溶湯
の噴出の危険を絶えず有していた広い分割面積の部位を
空間とすることが可能となり、熔湯噴出の危険が皆無と
なり〜運転を停止しての金型清浄浄作業も必要なく〜安
全面〜作業能率、品質向上の面に於いて大きく寄与する
発明である。
２の両金型が合うと「第３図及び第４図に示す如くガス
抜き傾斜溝１４は互に斜めに交差し非薮当面５と非鞍当
面１６間は大きな空間となる。故に従来品と異なりシリ
ンダー（図示せず）により圧入された落陽は湯口７より
キャビティ２内に入り次に斜めに交差対向するガス抜き
傾斜溝３及び１４に向って噴出するが、此の場合ガス抜
き傾斜溝３及び１４中に各々突入した溶湯は出口側に向
って進む間に互いに内側面の部分が何回となく交差衝突
し「衝突部は進行方向に向かって互いに斜めに横切り振
れ方向に作用しながら突き進むため各交差点で溶湯は強
制的に濃梓され斜め方向に進んだ溶湯は更に残存面４及
び１５に突き当り更に斜めに向きを変えて進むため、最
度灘拝され溶湯が層流になるのを防止すると共に外側に
噴出しようとする突進力を互いに抑制し、従って溶湯の
層流による金型接触の表面と内側との極端な冷却差を無
くし突進力を互いに抑制し、従って綾湯の層流による金
型接触の表面と内側との極端な冷却差を無くして突進力
の互いの抑制効果とも相挨つて一部の半凝固部が破れて
溶湯が飛び出すような不測の事態が発生する懸念がなく
なり従ってキャビティ周囲に設けたガス抜き傾斜溝３及
びガス抜き傾斜溝１４の窪設面積を著しく小さくするこ
とが出来るのみならず、その外側の分割面も湯が飛び出
す懸念がないために両面を接当する必要なく本発明は非
援当面５及び非後当面１６を窪設して空間とすることが
可能となり、従来の金型では此の部分に熔湯の塊等が噛
み込み、両金型の薮当に支障を来たすのみならず、溶湯
の噴出の危険を絶えず有していた広い分割面積の部位を
空間とすることが可能となり、熔湯噴出の危険が皆無と
なり〜運転を停止しての金型清浄浄作業も必要なく〜安
全面〜作業能率、品質向上の面に於いて大きく寄与する
発明である。
第１図は本発明の実施の一例を示す固定金型の分割面側
から見た正面図である。 第２図は可動金型の分割面側から見た正面図である。第
３図は固定及び可動金型の縦断面図である。第４図は固
定及び可動金型が合わさった状態を示す側面図である。
１…・・・固定金型、２・…・・固定側キャビティ、３
・・・・・・ガス抜き傾斜溝、４・・・・・・残存面、
５・…・・非援当面、６・・・・・・周縁、７…・・‘
湯口、８……銭込口、９・・・・・・ガイドピン、１０
…・・・真空吸引溝、１１・・・・・，真空吸引孔、１
２・・・・・・可動金型、１３・・…・可動側キャビテ
ィ、１４・・・・・・ガス抜き傾斜溝、１５・・・…残
存面、１６・・・・・・非接当面、１７・・・・・・周
緑、１８・・・・・・湯口、１９・・・・・・銭込口、
２０・・・・・・ピン孔。 第１図第２図 第３図 第４図
から見た正面図である。 第２図は可動金型の分割面側から見た正面図である。第
３図は固定及び可動金型の縦断面図である。第４図は固
定及び可動金型が合わさった状態を示す側面図である。
１…・・・固定金型、２・…・・固定側キャビティ、３
・・・・・・ガス抜き傾斜溝、４・・・・・・残存面、
５・…・・非援当面、６・・・・・・周縁、７…・・‘
湯口、８……銭込口、９・・・・・・ガイドピン、１０
…・・・真空吸引溝、１１・・・・・，真空吸引孔、１
２・・・・・・可動金型、１３・・…・可動側キャビテ
ィ、１４・・・・・・ガス抜き傾斜溝、１５・・・…残
存面、１６・・・・・・非接当面、１７・・・・・・周
緑、１８・・・・・・湯口、１９・・・・・・銭込口、
２０・・・・・・ピン孔。 第１図第２図 第３図 第４図
Claims (1)
- １ 固定金型及び可動金型の各々分割面側に窪突設して
設けた固定側キヤビテイ及び可動側キヤビテイの外周部
に、内側の一端はキヤビテイと連通し、他の一端側はほ
ゞ４５°方向に斜めに傾けて断面ほゞ浅いＵ字形の溝形
にガス抜き傾斜溝３及び１４を多数平行に窪設し、前記
ガス抜き傾斜溝３及び１４が斜めに横断する位置の固定
側及び可動側のキヤビテイの外周に一端は各々キヤビテ
イと連通し、他端は外側に向けて設け且つ途中には前記
ガス抜き傾斜溝３及び１４を斜めに多数交差横断せしめ
た合わせ面Ａと同一レベル面の残存面４及び１５を条設
し、前記ガス抜傾斜溝３及び１４を斜めに窪設した外周
位置の分割面を窪ませて固定及び可動金型の周縁６及び
周縁１７のみを残して非接当面５及び１６を各々窪設せ
しめたことを特徴とする鋳造金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57158679A JPS606742B2 (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | 鋳造金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57158679A JPS606742B2 (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | 鋳造金型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5947060A JPS5947060A (ja) | 1984-03-16 |
| JPS606742B2 true JPS606742B2 (ja) | 1985-02-20 |
Family
ID=15676989
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57158679A Expired JPS606742B2 (ja) | 1982-09-10 | 1982-09-10 | 鋳造金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS606742B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02110079A (ja) * | 1988-10-20 | 1990-04-23 | Nakasu Denki Kk | 線材の送り出し装置 |
| JPH0564169U (ja) * | 1992-01-30 | 1993-08-24 | 株式会社アイチコーポレーション | ケーブル巻取・繰出装置 |
| JP5146014B2 (ja) * | 2008-03-04 | 2013-02-20 | 株式会社ダイエンジニアリング | 真空鋳造方法と真空鋳造金型 |
| JP2018015764A (ja) * | 2016-07-25 | 2018-02-01 | 錦見鋳造株式会社 | 鋳造用金型 |
-
1982
- 1982-09-10 JP JP57158679A patent/JPS606742B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5947060A (ja) | 1984-03-16 |
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