JPS606208Y2 - 樹幹への薬剤徐放デバイス - Google Patents
樹幹への薬剤徐放デバイスInfo
- Publication number
- JPS606208Y2 JPS606208Y2 JP13163781U JP13163781U JPS606208Y2 JP S606208 Y2 JPS606208 Y2 JP S606208Y2 JP 13163781 U JP13163781 U JP 13163781U JP 13163781 U JP13163781 U JP 13163781U JP S606208 Y2 JPS606208 Y2 JP S606208Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tree trunk
- water
- sustained release
- release device
- drug sustained
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Catching Or Destruction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は樹幹への投薬デバイスに関し、詳しくは殺虫剤
、抗微生物剤等の薬剤を樹幹中に徐々に投与するための
デバイスに関スル。
、抗微生物剤等の薬剤を樹幹中に徐々に投与するための
デバイスに関スル。
従来、樹木における病害虫を排除し、或いは殺虫するた
めに液状又は粉状の殺虫剤を樹木に散布したり、また、
殺虫剤を樹木の根元周辺の土中に散布したりしているが
、このような方法では殺虫剤が降雨により速やかに流失
して十分な効果を得ることができず、また、流失した殺
虫剤が井戸水や上水道水源等に混入し、環境汚染を招来
するおそれがある。
めに液状又は粉状の殺虫剤を樹木に散布したり、また、
殺虫剤を樹木の根元周辺の土中に散布したりしているが
、このような方法では殺虫剤が降雨により速やかに流失
して十分な効果を得ることができず、また、流失した殺
虫剤が井戸水や上水道水源等に混入し、環境汚染を招来
するおそれがある。
このため、殺虫剤を含有する液体を充填した合成樹脂の
アンプル状の瓶を樹幹に穿設した孔に挿入し、殺虫剤を
直接樹幹内に投与する方法も提案されているが(実開昭
53−115886号)、殺虫剤は瓶口から直接に樹幹
中に投与されるので、投与が局部的となり、一方で薬剤
の徐放性に欠けるために、薬剤による濃度障害が生じる
おそれがあると共に、長期にわたる予防、治療効果が期
待できない。
アンプル状の瓶を樹幹に穿設した孔に挿入し、殺虫剤を
直接樹幹内に投与する方法も提案されているが(実開昭
53−115886号)、殺虫剤は瓶口から直接に樹幹
中に投与されるので、投与が局部的となり、一方で薬剤
の徐放性に欠けるために、薬剤による濃度障害が生じる
おそれがあると共に、長期にわたる予防、治療効果が期
待できない。
更に、薬剤が瓶の樹幹への挿入孔から洩れ出す危険性も
ある。
ある。
本考案は上記に鑑みてなされたものであって、樹幹に薬
剤を徐々に投与することができるデバイスを提供するこ
とを目的とする。
剤を徐々に投与することができるデバイスを提供するこ
とを目的とする。
本考案によるデバイスは、図面に示すように、自己の体
積の約2倍以下の水を吸収し得る親水性重合体からなり
、且つ、開口1を備えた容器2内に、薬剤の溶液、乳濁
液又は懸濁液と、自己の体積の約10@以上の水を吸収
し得る吸水性重合体3とを封入したことを特徴とする。
積の約2倍以下の水を吸収し得る親水性重合体からなり
、且つ、開口1を備えた容器2内に、薬剤の溶液、乳濁
液又は懸濁液と、自己の体積の約10@以上の水を吸収
し得る吸水性重合体3とを封入したことを特徴とする。
本考案においては薬剤としては殺虫剤、抗微生物剤、肥
料、栄養剤、植物ホルモン等、樹幹に直接投与するのが
好ましい薬剤を含み、例えば、ランネート、グイジスト
ン、テラキュアP等の殺虫剤、キャブタン、グリオジン
、ベンレート、チオベンダゾール、アミカール、バイオ
サイド、カスガマイシン、グリセオフルビン、ポリオキ
シン等の抗微生物剤が用いられるが、これらに限定され
るものではない。
料、栄養剤、植物ホルモン等、樹幹に直接投与するのが
好ましい薬剤を含み、例えば、ランネート、グイジスト
ン、テラキュアP等の殺虫剤、キャブタン、グリオジン
、ベンレート、チオベンダゾール、アミカール、バイオ
サイド、カスガマイシン、グリセオフルビン、ポリオキ
シン等の抗微生物剤が用いられるが、これらに限定され
るものではない。
これらの薬剤は溶液、乳濁液又は懸濁液の形で容器内に
封入される。
封入される。
容器は微小径の開口を有するように吸水性重合体から例
えば円筒状に形成され、ここに吸水性重合体は自己の約
2倍又はそれ以下の水を吸収し得るものが好ましく、例
えばエチレン−酢酸ビニル共重合体、特に酢酸ビニル含
量が15重量%以上の共重合体が、その適度の吸水性か
ら好ましく用いられる。
えば円筒状に形成され、ここに吸水性重合体は自己の約
2倍又はそれ以下の水を吸収し得るものが好ましく、例
えばエチレン−酢酸ビニル共重合体、特に酢酸ビニル含
量が15重量%以上の共重合体が、その適度の吸水性か
ら好ましく用いられる。
また、吸水性重合体は自己の体積の約1叩倍又はそれ以
上の水を吸収し得るものが好ましく、例えばデンプン−
アクリルアミド共重合体、デンプン−アクリロニトリル
共重合体、デキストラン−アクリロニトリル共重合体等
の合成重合体や、ゼラチン、カラゲニン、寒天、コンニ
ャク粉等の天然重合体を挙げることができる。
上の水を吸収し得るものが好ましく、例えばデンプン−
アクリルアミド共重合体、デンプン−アクリロニトリル
共重合体、デキストラン−アクリロニトリル共重合体等
の合成重合体や、ゼラチン、カラゲニン、寒天、コンニ
ャク粉等の天然重合体を挙げることができる。
このような吸水性重合体は、デバイスが樹幹中に挿入さ
れたとき、樹幹から吸水し、膨潤し、容器内の圧力を高
めて、薬剤液を開口より徐々に樹幹中に押出す。
れたとき、樹幹から吸水し、膨潤し、容器内の圧力を高
めて、薬剤液を開口より徐々に樹幹中に押出す。
本考案によるデバイスの使用に当っては、通常、樹幹の
適宜位置に容器の大きさに応じて孔を適宜個数ドリルで
穿設し、この孔にデバイスを挿入する。
適宜位置に容器の大きさに応じて孔を適宜個数ドリルで
穿設し、この孔にデバイスを挿入する。
親水性重合体から形成されている容器は樹幹から吸水し
、内部の吸水性重合体が徐々に吸水して膨潤するにつれ
て、容器内の薬剤液は開口から徐々に孔内に投与され、
かくして所期の予防、治療、施肥効果等を長期にわたっ
て安定に行なうことができる。
、内部の吸水性重合体が徐々に吸水して膨潤するにつれ
て、容器内の薬剤液は開口から徐々に孔内に投与され、
かくして所期の予防、治療、施肥効果等を長期にわたっ
て安定に行なうことができる。
図面は本考案によるデバイスの一実施例を示す断面図で
ある。 1・・・・・・開口、2・・・・・・容器、3・・・・
・・吸水性重合体。
ある。 1・・・・・・開口、2・・・・・・容器、3・・・・
・・吸水性重合体。
Claims (1)
- 自己の体積の約2倍以下の水を吸収し得る親水性重合体
からなり、且つ、開口を備えた容器内に、薬剤の溶液、
乳濁液又は懸濁液と、自己の体積の約100@以上の水
を吸収し得る吸水性重合体とを封入したことを特徴とす
る樹幹への薬剤徐放デバイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13163781U JPS606208Y2 (ja) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | 樹幹への薬剤徐放デバイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13163781U JPS606208Y2 (ja) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | 樹幹への薬剤徐放デバイス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5835876U JPS5835876U (ja) | 1983-03-08 |
JPS606208Y2 true JPS606208Y2 (ja) | 1985-02-27 |
Family
ID=29925208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13163781U Expired JPS606208Y2 (ja) | 1981-09-03 | 1981-09-03 | 樹幹への薬剤徐放デバイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606208Y2 (ja) |
-
1981
- 1981-09-03 JP JP13163781U patent/JPS606208Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5835876U (ja) | 1983-03-08 |
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