JPS6060373A - ユニツト式シール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、技術分野 本発明は一般的にユニット式シールに係り、そして特に
ユニット式シールの組立てまたは据付けの間におけるシ
ール・リップの損傷の可能性を減じるように設計された
新規のユニット式シール構造に係る。

口、背景技術 シール用途の多数のために、シールが単二のユニット化
組立体において摩耗スリーブと結合されているユニット
式シールを用いることが有利であることは既に証明され
ている。ユニット式シールを形成するためにシール組立
体内に良い摩耗面を組み込むことは、その結果として、
多くの軸シールのシール寿命及び軸寿命をともに増して
おり、そして据付は前、据付は間及び取外し間に、シー
ル・リップ対拳耗スリーブ接触面の損傷を防ぐためライ
ニングを配されたシールの開発に関して−そうより重要
である。これは起こり得る分離による損傷を考慮する必
要無しに最良の適用性能を得るように材料の選択及び設
計を可能にする。これは相当な数のユニット式シール構
造の開発をもたらした。

いくつかの在来技術のユニット式シールは、摩耗スリー
ブ部材が、たがいにロックされる複数個の組み重ねられ
た部品から形成されたユニット化された構造を含んでい
る。これらシール・ユニットは、組み重ねられた金属部
材の間の区域において漏れる傾向があり、そしてしはし
はそのような漏れを減じるため追加のガスケット材料の
使用を必要とする。組み重ねられた部品から形成される
摩耗スリーブを有するより信頼され得るユニット式シー
ルであって追加のガスケットを必要としないもの、例え
は、Ａ、Ｍ、ヌコットほかの米国特許第３，２７５，３
３３号及びＰ、Ｃ，バーフィールドほかの米国特許第３
，４７９，７２８号に開示されるもの、を設計するため
の試みが為された。こねちシール設計は、多部品ユニッ
ト式シールの摩耗スリーブ部分間にガスケットを配設す
るのに従来かかった費用を効果的に減少させるが、その
ようなシールは組立体において使用される複数のシール
部品の形成のための追加費用を依然として必要とする。

これら部品は各個に型打ちまたは成形されなくてはなら
ず、そしてしばしば３個以上の型打構成要素及び複数回
の成形作業が１個のユニット式シールの形成に必要とさ
れる。

多くの既知ユニット式シールにおいては、シール構造は
、シールが組立てまたは分解間に損傷され易い構造にさ
れている。しばしば、シールのためのユニット化ジヨイ
ントはエラストマーのシール・リップの至近に位置され
、それによってシール・リップをその組立間または分解
間にシール・ユニット化ジヨイントとの接触による可能
的損傷にさらすことになる。Ｔ、Ｏ，コスタ力の米国特
許第３．０２２．０８１号には、ゴム製のシール要素を
たわませることによって容易に分解され得るユニット式
シールが図示されている。しかし、成る場合においては
、該シール要素は分解作業間に金属シール構成要素の鋭
い金属縁に対して露出状態になるおそれがあり、それに
よってシール接触面が損傷される可＃＠性があり、ライ
ニング付きのシールの場合も同様である。従って、シー
ルの組立て、分解または据付けの間におけるシール・リ
ップの損傷の可能性を減じるように設計された簡単で安
価なユニット式シールの開発のための必要が生じた。

ハ１発明の開示 本発明の主目的は、単に２個の別個の型打物を必要とす
るに過ぎない新規且つ改良されたユニット式シールであ
って、該型打物の１個がユニット式シールを形づくるよ
うにそれに成形部品を固着されているものを提供するこ
とである。

本発明のもう一つの目的は、シール・リップの組立てま
たは分解間におけるシール・リップとユニット化ジヨイ
ントの一部分との間の有害な接触の可能性を減じるため
ユニット化ジヨイントがシール・リップから遠く位置さ
れる新規且つ改良されたユニット式シールを提供するこ
とである。このシールは円筒形のハブを有する単一片の
摩耗スリーブを有し、該ハブは摩耗面を有し、該摩耗面
から半径方向外方へ環状の転向リングが延びている。単
一片の補強シェルが単一片のエラストマー要素を接着さ
れており、そして該エラストマー要素は前記摩耗スリー
ブの摩耗面と接触するシール・リップを有する。補強シ
ェルは、転回されたときユニット化ジヨイント・フラン
ジを形成する尾部を有し、エラストマー・シール・リッ
プから遠く位置された該尾部は、前記環状の転向リング
の外周縁部分と協働してシールのためのユニット化ジヨ
イントを形成するようにされている。ユニット化ジヨイ
ントとエラストマー・シール・リップは広く離されてお
り、且つたがいから遠く、そしてエラストマー・シール
・リップは第５図の実施例の場合を除き、摩耗スリーブ
によって被覆されていない。ユニット化ジヨイントを形
成するため摩耗スリーブが配置されたのち補強シェルの
尾部を単に転回させることによって、シール組立体は、
追加の構成要素または特別の据付工具の必要無しに直接
にユニット化されそしてよけいな手出しを為し得ないよ
うにされ得る。

本発明のさらにもう一つの目的は、車輪組立体のための
新規且つ改良されたユニット式シールであってその第５
図に示される実施例の場合を除き、ユニット式シールを
動かすことなしに車輪組立体の内及び外軸受が取外され
ることを可能にするものを提供することである。ユニッ
ト式シールは、摩耗スリーブの摩耗面と係合するシール
・リップと、車輪組立体のハブの孔と係合するためのエ
ラｘ　）−ｒ−のビードとを有する単一片のエラストマ
ー要素を含む。離れスリーブは金属であり、車軸から摩
耗スリーブを取外すのに必要とされる力よりも小さい力
がハブ・ハウジングからビードな離脱させるのに必要と
されるように車軸にプレス嵌めされる。従って、車輪ハ
ブ・ハウジングが取外されるとき、ユニット式シールは
車軸上の適所に止どまる。

本発明のもう一つの目的は、シールの信頼性及び寿命に
対する摩耗及びシールの凹凸の影響を減じるように制御
され得る摩耗面を有するシール摩耗スリーブを含む新規
且つ改良されたユニット式シールを提供することである
。

本発明のさらＫもう一つの目的は、エラストマー要素が
特別の工具を使用することなしにそしてシールのための
摩耗スリーブを動かすことなしに交換され得る新規且つ
改良されたユニット式シールを提供することである。該
ユニット式シールはシール二ニット化ジヨイントにスナ
ップリングを有し、該スナップリングが取外されること
によって、エラストマー要素は摩耗スリーブから分離さ
れ得そして両要素は検査され、適宜に再使用されまたは
交換され得る。

本発明のさらにもう一つの目的は、油またはグリース内
で使用され得、そして汚染物質の侵入からシールを保護
するための転向リングを含む新規且つ改良されたユニッ
ト式シールを提供することである。もし適切ならば、流
体通路が転向リング内に画成され得る。

１ 以上の諸口的は、例えはプレス嵌めによって車輪組立体
の車軸に取付けられた円筒形のハブと、該ハブから半径
方向に延びる環状の転向リングとを有する単一片の摩耗
スリーブを含むユニット式シールを提供することによっ
て達成される。前記転向リングの縁にもつとも近い部分
は、シール・ユニット化ジヨイントの一部を構成する。

シールはさらに単一片の補強シェルに固着された単一片
のエラストマー要素を含み、該エラストマー要素は、摩
耗スリーブの摩耗面に沿って摺動するシール・リップと
、ハブ・ハウジングと係合するリッジまたはビードとを
有する。補強シェルはその他端に位置されるエラストマ
ー製のシール・リップから遠いその一端に尾部を有する
。該尾部は転向リングの外周縁部分とともにユニット化
ジヨイントを形成するように前記縁に隣接して位置され
る。

シール・リップとユニット化ジヨイントは、従って、互
いから遠く位置する。

二０発明を実施するための最良の態様 第１図は、全体として８を以て指示された車輪２ 組立体であってそれからの油洩れを防ぐため車軸１２と
回転するハブ・ハウジング１４との間に位置されるユニ
ット式シール１０を有するものを開示している。ハブ・
ハウジング１４は第１図にその一つが示されている軸受
組立体１６によって車軸１２上に回転可能に据付けられ
ており、該軸受組立体１６は在来の軸受レース２０，２
２内に据付けられた軸受１８を含む。

ユニット式シール１０は２個の型打物と１個のエラスト
マー要素とを必要とするに過ぎない。第１の型打物は車
軸１２上にプレス嵌めされた円筒形のハブ部分３４を有
する単一片の摩耗スリーブ３２を提供する。摩耗スリー
ブ３２はノ・プ部分３４から半径方向外方へ延びる環状
の転向リング３６を含む。

第２の型打物は単一片のエラストマー要素４０を固着さ
れた単一片の補強シェル３８を構成する。

エラストマー要素４０は、ユニット式シール１０を適所
に保持するためノ・デ・ノ蔦つジング１４０表面４４と
係合する円周突出ビードまたはりツジ４２と、ハブ部分
３４の摩耗面５０と係合するシール・リップ４６．４８
とを含む。

摩耗スリーブ３２は車軸１２上にプレス嵌めされそして
各種の形成のプレス嵌め限定手段とすべり嵌め限定手段
とを含み得る。摩耗スリーブ３２と車軸１２との間のプ
レス嵌めは、犀耗スリーブ３２をバンパー即ちビード４
２と表面４４との間に確立される嵌合よりも大きい力を
以て車軸１２に装着するように設計されている。従って
、・・プ・ハウジング１４は、ユニット式シール１０を
車軸１２の適所に組立状態に保ったまま、ユニット式シ
ール１０の外部分から取り外され得る。ユニット式シー
ル１０は、ノ・プ・ハウジング１４と車輪組立体８０車
輪との再組立てのとき再び使用されるための適正な位置
に止どまっている。

ハブ部分３４０反対端において環状の転向リング３６は
外部汚染物質を転向させるように作用する。該転向リン
グ３６は湾曲したひざ部分６２によって拳耗スリーブの
円筒形の・・プ部分３４に接続された直立する保持壁６
０を含む。エラストマ５ 一要素４０上に形成゛されたバンパー即ちリング６４は
、保持壁６０と当接してユニット式シール１０の要素を
、据付間、適正な位置と向きとに維持するとともに、ベ
アリングとして働らいて金属対金属接触による焼付きを
防ぐ。

ユニット化ジヨイント７０は保持壁６０の外周面部分７
４と協働するように補強シェル３８の一端に設けられた
ユニット化ジヨイント転回部分７２によって形成される
。該転回部分７２は本来は補強シェル３８の尾部７２ａ
であり、第１図に示される位置へ転回されるときユニッ
ト化ジヨイント転回部分７２に成る。第１図に示される
ごとく、ユニット化ジヨイント転回部分子２と外周面部
分７４は環状の転向リング３６の上端に隣接して位置さ
れ、従ってユニット化ジヨイント７０はシール・リップ
４６．４８から遠くに位置されている。以上の説明から
理解され得るごとく、補強シェルの尾部を転回させてユ
ニット化ジヨイント７０のユニット化ジヨイント転回部
分７２を形成することは、製造間に容易に達成される。

６ 補強シェル３８は単一の型打物であり、ウェブ部分８４
によって脚８２に結合された脚８０によって形成される
Ｕ形部分を含む。脚９０が脚８２の自由端から半径方向
内方へ延びている。エラストマー要素４０は、脚９０の
両側に沿って延び、そして脚９０の端をおおい、さらに
脚８０．８２とウェブ部分８４との表面に沿って延びる
ように補強シェル３８上に成形される。かようにして単
一片の補強シェル３Ｂは、エラストマー要素４０を支持
し且つ補強するとともにユニット化ジヨイント７０の一
部分を構成する。シール・リップ４６は主密閉リップで
あり、ガーターはね９２によって弾圧され、脚９０の軸
方向側に位置されている。一方、補助防塵リップである
シール・リップ４８は、脚９０の反対軸方向側に位置さ
れている。シール・リップ４６は、が−ターはね９２に
代えて、当業者に知られている態様で在来形の指形ばね
によって弾圧されてもよい。

ユニット化ジヨイント転回部分７２ａは初めは脚８０の
博化端部として形成され、そして第１図に７２を以て示
されるごとく曲げられるまたは波形にされるとき、摩耗
スリーブ３２と補強シェル３８との分解を防ぐための防
壁を形成する。・・デ・ハウジング１４はそれを第１図
において右方へ撤退させることによってユニット式シー
ル１０の外部分の周囲から取外され得るが、転回部分７
２は外周面部分７４と係合し、従ってユニット化シール
は車軸１２上の適正な再使用位置に組立てられた状態に
保たれる。ユニット化ジヨイント７０はシール・リップ
４６．４８から、ユニット化ジヨイントの諸要素が、ハ
ブ・ハウジングの撤退または再配置間にシール・リップ
と接触してそれを傷つけるおそれは無い。

第２図において、第１図のユニット式シール１０は改良
されており、ジヨイント転回部分７２は保持壁６０の外
周面部分７４と接触せず、保持壁６０の端の上を自由に
通過するように形成されている。ユニット化ジヨイント
７０を完成しそしてハブ・ハウジング１４が撤退される
とき摩耗スリーブ３２と補強シェル３８との分解を防ぐ
ため、ユニット化ジヨイント転回部分７２の内面と補強
シェル３８の脚８０の内面との間の接合点に形成された
円形の溝１３２に割り型の保持リング１３０が着脱自在
に装着される。該保持リング１３０は、保持壁６０の端
の向こうに即ちそれを通り越して延びそしてその外周面
部分７４と接触してユニット式シール１０を車軸１２上
の適所に組立状態に維持する。しかし、ノ＼デ・ハウジ
ング１４が取り外されるとき、摩耗スリーブ３２及びエ
ラストマー要素４０の摩耗または損傷を点検することが
しばしば望まれる。これは前Ｎｅ割り型の保持リング１
３０を取り外しそして補強シェル３Ｂとエラストマー要
素４０を摩耗スリーブ３２から分離することによって容
易に達成され得る。エラストマー要素または摩耗スリー
ブは点検されそしてもし摩耗または損傷が発見されたな
らば交換され、そしてユニット式シール１０は再び組立
てられ、割り型の保持リング１３０が該シール１０をユ
ニット化配列へ復するようにもとの位置へ置かれ得る。

第６図〜第８図には第１図の基本型のユニット式シール
１０の修正型が開示され、これら図面における同様の要
素は、第１図に用いられた参照番号たよって指示される
。第６図〜第８図に示されるユニット式シールは、第１
図のユニット式シールに関連して説明された基本的な新
規の構造上の諸特徴即ち、摩耗スリーブ３２を形成する
第１の形打物、巣−片の補強シェル３Ｂを形成する第２
の形打物、補強シェル３８に単一の成形作業によって固
着されるエラストマー要素４０及びシール・リップから
遠く位置されたユニット化ジヨイント７０を包含する。

第３図のユニット式シール１３８はスピンドル据付ユニ
ット式シールであり、環状の転向リング３６は外周面部
分７４を有する端部分１４０を含む。端部分１４０は保
持壁６０に対し事実上平行してそれからウェブ部分１４
２によって片寄って位置され、それによって摩耗面５０
に対し実質的に垂直にされており、そしてユニット化ジ
ヨイント７０は保持壁６０の最外面から軸方向に離され
ている。

９ ユニット式シール１３Ｂのエラストマー要素４０は前記
シール・リップ４６．４８を有しないが、それらの代り
に、摩耗スリーブ３２の摩耗面５０と係合する単一のシ
ール・リップ１５０を有する。該シール・リップ１５０
は低摩擦樹脂材料例えば四弗化エチレン樹脂から成るラ
イナ１５１を設けられている。

第４図には、特別の据付工具装置の助けをかりることな
しに第１図の車輪組立体８に据付けられ得ルユニット式
シール１５２が示されている。該ユニット式シール１５
２は摩耗スリーブ３２を有し、該摩耗スリーブ３２は円
筒形のハブ部分３４を有し、該ハブ部分３４はその環状
の転向リング３６に対し反対の一端に環状のフランジ１
５４を有する。フランジ１５４は車軸１２の端と軸受レ
ース２２とのｆｌＪｉに挾まれて摩耗スリーブ３２を据
付は間に適正な位置と向きとに維持し得る。また、プレ
ス嵌め限定手段及びすべり嵌め限定手段が、前記ユニッ
ト式シール１０と関連して示された如くそして第６図に
おいて図示され、のちに説明さ０ れる如く、摩耗スリーブ３２とともに使用され得る。プ
レス嵌めは、車軸からハブ・ハウジング１４を取り外す
ときユニット式シール１５２をそのままにしておくよう
に確立され得る。転向リング３６は第３図に示されるご
とき端部分１４０とウェブ部分１４２を含み、端部分１
４０は摩擦加減材料１５６のための座を構成する。ユニ
ット式シール１５２のために形成されるユニット化ジヨ
イント７０は従って摩擦加減材料１５６を包含する。こ
の追加の材料１５６は、ユニット式シールが車軸上に、
または孔内に、該シールを孔のなか′に過度に深く配置
したのちその位置を変える手段を設けることによって据
付けられること可能にする。

ユニット式シール１５２のためのエラストマー要素４０
は第１図及び第２図のユニット式シール１０と関連して
説明された型式のシール・リップ４６を含む。防塵用の
シール・リップ４８も設けられ得る。

第５図には、固定車軸に対して回転するノ・ゾを有する
車輪組立体に据付けられ得るユニット式シール１５８が
示されている。該ユニット式シール１５８は回転ハブに
据付けられたとき遠心力にょって影暢さねず、単一片の
摩耗スリーブ３２を有し、該スリーブは円筒形のハブ部
分３４と該ハブ部分３４の一端に位置する環状の転向リ
ング３６とを有する。転向リング３６は、半径方向内方
の軸方向に延びる脚１６０とこれと平行して半径方向外
方の軸方向に延びる脚１６２どのｌ′ｌＪ′Ｉにウェブ
を形成する保持壁６ｏを含む。脚１６０の終端１６４は
ユニット化ジョイン）７０を形成するためユニット化ジ
ヨイント転回部分７２と協働する。

脚１６２は壁部分１６６によって軸方向に延びる壁部分
１６８に接続されている。壁部分１６６は保持壁６０に
対し実質的に平行に延在し、一方、壁部分１６８は脚１
６０，１６２に対し東質的に平行に延在しそしてひざ部
分６２にＪ：って円筒形のハブ部分３４に接続されてい
る。

脚１６２と壁部分１６６．１６８はひざ部分６２及び円
筒形のハブ部分３４と協働して室１７０３ を形成し、該室１７０内にエラストマー要素４゜のシー
ル・リップ４６が延びることが注目さるべきである。摩
耗スリーブ３２は、ユニット式シール１５８においては
、先掲諸図面に示されるそれらの位置とは逆にされてい
る。従って、スリーブのハブ部分３４はハブ内へプレス
嵌めされ、一方、エラストマーのビード１６５が車軸と
係合するように設けられている。点線によって１７２で
示されるごとき油抜きが、脚１６２、壁部分１６６また
は１６８またはひざ部分６２の任意の位置に、室１７０
内に通じるように配置される。

第６図に図示されるユニット式シール１７４においては
、摩耗スリーブ３２はプレス嵌め限定装＃１７６を設け
られており、該装置は摩耗面５０とは反対側のその表面
に固着されている。このプレス嵌め限定装置１７６は、
成形されたエラストマ一部材であって車輪組立体の車軸
と係合するようにそれから突出する環状のリッジまたは
ビード１７８を有するものから構成される。これらビー
ド１７８は、エラストマー要素４０のビード４２４ によって前記ハブ・ハウジングに及ぼされるそれよりも
大きい保持力を以て車軸を締め付けるように設計されて
いる。

ユニット式シール１７４は車輪組立体に手作業によって
据付けられるように設計されており、従って、補強シェ
ル３８はそのような据付けを助けるように形づくられて
いる。この設計において、第１図のユニット式シール１
０の脚８０と８２との間のウェブ部分８４は実質的に排
除され、脚８０の長さは阜耗スリーブ３２がビード６４
との接触によってその位置を決定されるように孔内で着
底するように延はされている。脚８２は曲り部分１８０
によって脚８０に接続され、これはエラストマー要素４
０上のビード４２が、所望されるときは、プレス嵌め限
定装置１７６のビード１７８の後方において第６図の右
方へ片寄らされることを可能にする。ユニット式シール
１７４が手によって据付けられるとき、プレス嵌め限定
装置１７６の平坦な前縁１８２は車軸１２と初めて密接
し、従って、ユニット式シールは車軸上において適正に
動かされる。次いで摩耗スリーブ３２が車軸１２上にプ
レス嵌めされそしてハブ・ハウジングがビード１２上に
嵌められる。

第７図に示されるユニット式シール１８４は、特別の据
付工具装買を用いることなしに据付けられ得る第４図及
び第６図のユニット式シール１５２及び１７４の特徴を
包含する。摩耗スリーブ３２０円筒形のハブ部分３４は
、車軸１２に形成された肩１８６と軸受レース２２との
間に挾まれる前記ユニット式シール１５２のフランジ１
５４を含む。これは車輪組立体とユニット式シールとの
組立間にユニット式シールの正確な配置方向と適正位置
決めとを保証する。ユニット式シール１８４の手据付け
を助けるため、前記ユニット式シール１７４に関連して
説明された単一片の補強シェル３８が使用される。

第８図は、固定孔と回転軸とに対して設計されたユニッ
ト式シール１８８であって、その構造形状においてこれ
まで説明されたユニット式シールとは少し異なるが、依
然としてこれらユニット式シールに実施された新規の構
造概念；即ちそれぞれ摩耗スリーブ３２と補強シェル３
８を構成する第１と第２の型打物、単一成形過程で補強
シェルに接着されたエラストマー要素４０、及びエラス
トマー要素４０上に形成されたシール・リップから遠く
に在るように位置されたユニット化ジヨイント７０を包
含するものを示している。

ユニット式シール１８８において、摩耗スＩＪ　−デ３
２は、摩耗面５０の平面に対し実質的に垂直の平面にお
いて円筒形のハブ部分３４の一端から外方へ延びる保持
壁６０を有する。保持１１６０の上端において、フラン
ジ部分１９０が補強シェル３８の脚８０へ向かって保持
壁６ｏから外方へ斜めに延びる。前記フランジ部分１９
０の端１９２は、ユニット化ジヨイント転回部分７２と
協動してユニット化ジヨイント７０を形成する。

ユニット式シール１８８の単一片の補強シェル３８は、
Ｌ”形状に接続さハた脚８０及び９０を含むにすぎない
。エラストマー要素４０は補強シェル３８に対して成形
されそして固着される。

７ 第１図〜第８図に示゛されるユニット式シールは□実質
的に環状の構造が有するものであり、そして図面におい
ては各シールの上半部のみが断面を以て図示されている
。断面図に示されない各シールの下部分は、図面に示さ
れる構造と同じであるが逆にされる。

本発明のユニット式のシールは、ここでは主として車輪
組立体及びスピンドルに配されたものとして示されてい
るが、それらは多くの応用分野において使用するように
されている。これらシールは相対的に回転する車軸また
は軸のごとき第１の要素と、それから離された車輪ノ・
プのごとき第２の要素との間に有効な流体密閉作用を提
供するように働らく。シールはそれによって第２の要素
に加えられる力より大きい力で第１の要素を締め付け、
従って第２の要素が前記シールをそのまま第１の要素の
適所に残置して撤退され得るように設計されている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のユニット式シールの第１の実８ 流側を含む車輪組立体の部分釣手縦断面図；第２図は割
り型のユニット化リングを備えたシールユニット化ジヨ
イントを有する第１図のユニット式シールと車輪組立体
の部分釣手縦断面図；第６図は本発明のユニット式シー
ルの第２の実施例の半縦断面図；第４図は本発明のユニ
ット式シールの第３の実施例の中縦断面図；第５図は本
発明のユニット式シールの第４の実施例の半縦断面図：
第６図は２個の成形物を使用する本発明のユニット式シ
ールの第５の実施例の中縦断面図；第７図は本発明のユ
ニット式シールの第６の実施例を含む車輪組立体の部分
約手縦断面図；第８図は本発明のユニット式シールの第
７の実施例の中縦断面図である。 図面上、１０は「ユニット式シール」　；１２は「車軸
」　；１４は「ノ・プ・ハウジング」　；１６はｒ軸受
組立体」　；１８は「軸受に２０，２２は「軸受レース
」　；３２は「摩耗スリーブ」；３４は１ノ・デ部分Ｊ
　；３６は１転向リングｊ；３８は「補強シェルに４０
は「エラストマー要素」；４２は「ビード」　；４６は
「シール・リップ」　；４８は「シール・リップ」　；
５０は「摩耗面」　；６０は「保持壁」　；６４は「リ
ング」　；７０は「ユニット化ジヨイントに７２は「ジ
ヨイント転回部分」　；７４は「外周面部分Ｊ　；８０
，８２は「脚」　；８４は「ウェブ部分」　；９０は「
脚」；９２は「ガーターはね」；８は「車輪組立体」を
示す。 代理人　浅　村　皓 （ ＼ 蛎　（ ４９１−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）第１と第２の相対的に運動し得る部材間に密閉作
   用を生じるユニット式シールにおいて：前記第１の部材
   に据付けられるようにされた単一片の摩耗スリーブ（３
   ２）であって、摩耗面（５０）をその上に設けられた第
   １の部分と、前記摩耗面から斜め方向に延びて、前記摩
   耗面から離隔された終端部分（７４）において終端する
   第２の部分とを含むものと；前記単一片の摩耗ス１Ｊ−
   プと組立てられるようにされた単一片の補強シェル（３
   ８）と；前記単一片の補強シェル（３８）に取付けられ
   、前記補強シェルが前記単一片の摩耗スリーブと組立て
   られるとき前記摩耗面（５０）と係合するようにされた
   密閉手段（４０）とを包含し；前記補強シェル（３８）
   が、前記摩耗面から遠いユニット化ジヨイント（７０）
   を前記摩耗スリーブの第２の部分と共に構成するために
   前記第２０部分の終端部分（７４）と係合するユニット
   化転回部分（７２）を形成するための手段を含むユニッ
   ト式シール。 （２、特許請求の範囲第１項記載のユニット式シールに
   おいて：前記密閉手段が、前記補強シェルに対して単一
   成形作業によって成形接着されたエラストマ一本体を含
   み、該エラストマ一本体が、前記摩耗面と密閉係合する
   少なくとも１藺のシール・リップを有するユニット式シ
   ール。 （３）特許請求の範囲第１項記載のユニット式シールに
   おいて：前記単一片の摩耗スリーブと前記単一片の補強
   シェルが、おのおの単一の型打物から形成されているユ
   ニット式シール。 （４）特許請求の範囲第１項記載のユニット式シールに
   おいて：前記単一片の摩耗スリーブがそれを前記第１の
   部材上に摩擦係合させて据付けるための据付手段を有し
   、摩擦係合密閉手段が前記第２の部材を摩擦係合させる
   ため前記単一片の補強シェル上に据付けられており、前
   記摩擦係合密閉手段は、前記摩擦係合据付手段が前記第
   １の部材と係合するときの力よりも小さい力で前記第２
   の部材と摩擦係合するように形成されているユニット式
   シール。 （５）特許請求の範囲第２項記載のユニット式シールに
   おいて：前記単一片の摩耗スリーブと前記単一片の補強
   シェルがおのおの単一の型打物から形成されるユニット
   式シール。 （６）　特許請求の範囲第１項記載のユニット式シール
   において：前記密閉手段が、前記補強シェルに結合され
   たエラストマ一本体を含み、前記エラストマ一本体が前
   記琴耗面と密閉係合する少なくとも１個のシール・リッ
   プを含み、前記補強シェルと前記摩耗スリーブの前記第
   ２の部分が前記ユニット化ジヨイントを前記シール・リ
   ップの向こう側に半径方向に離隔するように形成されて
   いるユニット式シール。 （７）特許請求の範囲第１項記載のユニット式シールに
   おいて：ユニット化ジヨイントを形成するための前記手
   段が、前記補強シェル上に着脱自在に取付けられた割リ
   ング部材であって該補強シェルから前記第２の部分と重
   なる関係で延びるものを含むユニット式シール。 （８）特許請求の範囲第１項記載のユニット式シールに
   おいて：前記単一片の摩耗スリーブが、１対の要素の第
   １の要素に取付けられた円筒形のハブと、該ハブ上の環
   状の転向リングとを有し、該転向リングが前記円筒形の
   ハブから半径方向に離隔された周縁部分を含み；前記密
   閉手段が前記円筒形のハブと摺動自在に係合するシール
   ・リップを含むシール要素から成り、前記補強シェルが
   、ユニット化ジヨイントを形成するため、前記転向リン
   グ周縁部分に隣接して位置されそして前記転向リング周
   縁部分を鎖錠するユニット化手段を含むユニット式シー
   ル。 （９）特許請求の範囲第８項記載のユニット式シールに
   おいて：前記ユニット化手段が、前記転向リングと係合
   するため前記補強シェル上に据付けられた保持リングを
   含むユニット式シール。 ＧＯ）　特許請求の範囲第８項記載のユニット式シール
   において：さらに、前記ユニット化装置に隣接して前記
   転向リング上に位置される摩擦加減材料から成るリング
   を含むユニット式シール。 （１１）特許請求の範囲第８項記載のユニット式シール
   において：さらに、前記転向リングに画成された流体通
   路を含むユニット式シール。 （１２＋　特許請求の範囲第１項記載のユニット式シー
   ルにおいて：前記単一片の摩耗スリーブが、前記摩耗面
   をその表面に有する円筒形のハブと、該円筒形のハブか
   ら斜め方向に延びて前記第２の部分を構成する環状の転
   向リングとを有し；前記ユニット化転回部分がユニット
   化ジヨイントを形成するために前記転向リングの一部分
   と協働するように位置されており；前記密閉手段が、前
   記摩耗面と摺動自在に係合するシール・リップを形成す
   るため前記補強シェルに接着されたエラストマー要素か
   ら成るユニット式シール。 Ｄａ）　特許請求の範囲第１２項記載のユニット式シー
   ルにおいて：前記転向リングの前記ユニット化ジヨイン
   ト転回部分と協働する部分が、前記環状の転向リングの
   周縁に隣接して位置され、それによって形成されるユニ
   ット化ジヨイントが前記シール・リップから遠くに位置
   されるユニット式シール。