JPS605736A - 避雷碍子装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、送電線路−鉄塔間に発生するサージ性過電圧
を抑制し、かつ商用周波の地絡電流を抑制して地絡事故
への発展を防ぐ碍子装置または碍子装置と並列に設置す
る避雷装置に関する。

送電線における雷による地絡事故には、鉄塔または架空
地線に落雷して碍子装置で逆閃絡することに起因するも
のと、送電線路に落雷して碍子装置で閃絡することに起
因するものとがある。いずれも、雷サージによる閃絡に
よって送電線路と鉄塔の間に電路が生じ、商用周波旺圧
が印加されている送電線路が大地に接続される結果、地
絡事故に発展するものである。

今、碍子装置そのものが、その抵抗値が商用電圧で大、
過電圧で小なる非線型抵抗でできているか、普通の碍子
装置と並列に該非組型抵抗が接続されているかすると、
雷サージは該非線型抵抗を通じて流れ、送電線路−鉄塔
間には非線型抵抗の電圧−電流特性と雷サージ電流によ
って決まる電圧が現れる。例えば、酸化亜鉛を主材料と
して、これに適当な添加物を加えて焼成した非線形型素
子（以下酸化亜鉛と略称）の電圧電流特性は第２図のよ
うに、落雷の場会発生するような高電圧ｖ１が負荷され
た時は抵抗小となり大きな電流を瞬時流すが、電圧の低
い商用電圧ｖ２が負荷される時は抵抗大となって通電流
は僅かに過ぎないことが知られている。

この特性を利用して、第１図の右側に示すように、鉄塔
４と送電線路２間に非線型抵抗素材を材料として構成し
た碍子装置１を用いるとか、第１図左側に示すように、
非線型抵抗素材よりなる碍子装置１と並列に従来の絶縁
支持用の碍子装置３を接続して用いれば、落雷時は雷サ
ージは該非線型抵抗素材よりなる碍子装置１を通して流
れ、サージ性過電圧通過直後は畠抵抗となって後続間流
を抑制して地絡事故を防ぐことができる。即ち、雷サー
ジ通過時に現われる電圧で送電線路と鉄路の間で閃絡が
生じないように鉄塔の寸法を定めておけば、雷サージは
非線型抵抗を通じてのみ流れ、その結果送電線路が大地
に接続されるのは弁組型抵抗を通じてのみとなる。雷サ
ージ通過後は非線型抵抗には、非線型抵抗の電圧・電流
特性と商用電圧によって決まる微小電流のみが流れるの
で、地絡事故には発展しない。非線型抵抗の非直線性が
十分大きいので、雷サージ通過時に送電線路−鉄塔間に
現われる電圧を十分低くして鉄塔の寸法を従来より縮少
して経済的な設計をし、又低位電圧の送電鉄塔を上位電
圧の送電鉄塔に改善することが可能となる。

更に、送電線路−鉄塔間には、この他に開閉装置の動作
によって生ずる開閉サージが発生する。鉄塔の寸法はこ
の開閉サージに対しても送電線路と鉄塔の間で閃絡が生
じないように定められる。本装置によって非線型抵抗が
送電線路−鉄塔間に接続される結果、開閉サージの大き
さは非線型抵抗の電圧・電流特性で決まるレベルまで抑
制されるので、鉄塔の寸法を従来より縮少することが可
能となる。

なお、上記説明では非線研抵抗として酸化亜鉛を用いる
場合につき説明したが、本発明の目的に適合する他の非
線型抵抗材料を適宜選定・使用しうろことはもちろんで
あり、またその構成も本発明の目的に適合するよう各種
設計されうろことも当然である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例の要領を説明する図、第２図は
非線型抵抗素子の電圧電流特性例を説明する図である。 １・・・碍子装置（非線型抵抗）、２・・・送α線路、
３・・・碍子装置（従来の絶縁支持用と同じ）、４・・
・鉄塔。 以　上 業　１１」 畜　２．（ａ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 抵抗値が過電圧で小、商用電圧で大である非線型抵抗を
   送電線路支持用の碍子装置の材料として用い、ま声シ非
   線型抵抗を絶縁支持用の碍子装置と並列に接続し、送電
   線路−鉄塔間のサージ性過電圧を該非か型抵抗を通して
   電流を流すことによって抑制し、サージ性過電圧通過後
   は自動的に該非線型抵抗を流れる電流を抑制して地絡事
   故への発展を防ぎ送電の継続を可能ならしめ、又鉄塔の
   寸法小形化や上位電圧階級への昇圧を可能とする事を特
   徴とする避雷碍子装置。