JPS6057367B2 - 超音波処理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は管内を流通する気体又は液体に対し均一な超音
波を照射して処理斑をなくすようにした超音波処理装置
に関するものである。

従来装置においては処理すべき気体又は液体を流通する
管の壁面に振動子を取付けて気体又は液体中に超音波を
照射するようになつているが、この超音波の照射は振動
子の振動面上を通過する気体又は液体のみに行なわれ、
振動面を外れたところを通過する気体又は液体には照射
されず、均一な超音波処理ができないという問題がある
。

本発明は上記問題点のない超音波処理装置を提供するも
ので、以下図面について説明する。図面において、１は
処理すべき気体又は液体を流通する管体、２は該管体の
内面の途中に、気体又は液体の流通方向と直交するよう
ダンパー材３を介して嵌着した圧電振動子で、この振動
子はチタン酸ジルコン酸鉛等の圧電磁気の板状に、その
厚み方向に気体又は液体を通過させる多数の貫通孔２ａ
・・・・・・・・・を設け、かつ両端面に電極２ｂ、２
をを付着し厚み方向に分極処理を施して電歪性を付与し
たものであり、大きな振動表面積を有する。前記圧電振
動子２の外形状、寸法は管体１の内面形状、寸法に応じ
て選択され、図示のようなｈｌ↓に」に−、吋 Ｌｈｌ
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女、′へてもよく、また貫通孔２ａ・・・・・・・・・
の断面形状が図示のような四角形のほか、三角、五角等
多角形や円形であつてもよい。

前記ダンパー材３は外的振動、衝撃等から圧電振動子２
の破損を防止すると共に圧電振動子の振動が管体１へ逃
げないようにするためのものである。

４は圧電振動子２の電極２ｂ、２ｂ間に高周波信号を印
加して励振する高周波発振器である。

而して上記構成の本発明装置によれば、高周波発振器４
から圧電振動子の電極２ｂ、２ｂ間に信号を印加すると
圧電振動子２は電気機械結合により厚み又は径方向に励
振し、個々の貫通孔２ａ・・・・・・・・・の内壁面か
ら音波が照射され、未処理の気体又液体はこれら貫通孔
２ａ・・・・・・・・・を通過する間に均一な超音波を
受け所定の処理がなされる。尚、上記実施例は多数の貫
通孔を有する１個の圧電振動子を用いたが、第３図に示
したように２個の圧電振動子２、２を電気的に並列、機
械的に・は直列になるよう貼着した複合型圧電振動子を
用いてもよい。以上の通り本発明の超音波処理装置は気
体又は液体を流通する管内に、多数の貫通孔を有する圧
電振動子を装着して該振動子の多数の貫通孔に気・体又
は液体を通過させるよう構成したものであるから、斑の
ない均一な処理を行なうことができる。

従つて本発明の超音波処理装置は、内燃機関の給気系に
おける混合ガスの微粒化処理を初め石油）等各種液体中
に含まれている夾雑物の破砕処理などに適用して優れた
効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による超音波処理装置の断面図、第２図
は本発明装置に用いる圧電振動子の斜視図、第３図は同
じく他の圧電振動子の斜視図である。 １・・・・・・管、２・・・・・・圧電振動子、２ａ・
・・・・・複数の貫通孔。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 気体又は液体を流通する管内に、多数の貫通孔を有
   する圧電振動子を装着して該振動子の多数の貫通孔に気
   体又は液体を通過させるよう構成した超音波処理装置。