JPS6056121B2 - 液体整髪剤組成物 - Google Patents

液体整髪剤組成物

Info

Publication number
JPS6056121B2
JPS6056121B2 JP15029178A JP15029178A JPS6056121B2 JP S6056121 B2 JPS6056121 B2 JP S6056121B2 JP 15029178 A JP15029178 A JP 15029178A JP 15029178 A JP15029178 A JP 15029178A JP S6056121 B2 JPS6056121 B2 JP S6056121B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
component
hair styling
integer
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15029178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5576810A (en
Inventor
哲雄 佐々木
篤 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Soap Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Soap Co Ltd filed Critical Kao Soap Co Ltd
Priority to JP15029178A priority Critical patent/JPS6056121B2/ja
Publication of JPS5576810A publication Critical patent/JPS5576810A/ja
Publication of JPS6056121B2 publication Critical patent/JPS6056121B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な液体整髪剤組成物に係り、その目的とす
るところは、優れた整髪効果を有すると共に使用時のべ
たつきが極めて少ない液体整髪剤組成物を提供せんとす
るにある。
従来、液体整髪剤としては、分子量1000〜3000
のポリアルキレンオキサイド、ポリアルキレンオキサイ
ドアルキルエーテルあるいはこれらのリン酸エステルが
使用されており、これらの粘着性が整髪力の源となつて
いる。
これらポリアルキレンオキサイド誘導体は重合度あるい
は分子構造の相違によつて種々の粘性のものが得られる
ので、これを適宜選択することにより使用者の好みに応
じたものを容易に得ることができ、これらを用いる液体
整髪剤が現在の男性用整髪剤の大部分を占めるに至つて
いる。しかしながら、ポリアルキレンオキサイド誘導一
体を整髪剤成分として使用する場合、強い整髪力を期待
するときは粘着性の大きいものを使用しなければならな
いが、粘着性の大きいものを用いると整髪剤の性質の中
で最も嫌われるべたつきが大きくなるという欠点がある
そこで、本発明者らは、整髪力が優れ、かつべたつきの
少ない液体整髪剤組成物を得るべく鋭意研究を行つた。
本発明者らは、液体整髪剤のべたつきが整髪過程の何れ
の部分で感じられるかを詳細に検討したところ、整髪時
特に整髪剤を頭髪に適用し、マッサージあるいは手で整
髪剤を伸ばしているとき、すなわち可成りのエタノール
及び水が揮散した時)点で感じられ、整髪剤が乾燥した
後にべたつきが感じられることは殆んどないことが判明
した。整髪用を頭髪に適用し乾燥するまでの間のべたつ
きを、残存物中の水分含量との関係において、代表的市
販品A,Bについて試験した。その結果門は第1図の如
くである。すなわち、整髪剤中のエチルアルコールが蒸
発した後には頭髪上にポリアルキレンオキサイド誘導体
、界面活性剤等と水が残るが、Aの場合にはその後の水
の蒸発とともに均一ゲル状で、べたつきが増大する。一
方、Bの1場合には、ポリアルキレンオキサイド誘導体
に対する水の量が一定以下になると、マッサージ等の機
械力が加わると、W/0型の乳化状態となり、これもべ
たつきが増大する。ところが、一般式(1)で表わされ
るポリアルキレンオキサイド又はそのアルキルエーテル
(成分A)を主成分とし、これに一般式(■)で表わさ
れるイオン性界面活性剤であるリン酸エステル誘導体(
成分B)及び一般式(■)で表わされる非イオン界面活
性剤(成分C)を一定の比率で添加配合したものは乾燥
過程のべたつきが極めて少ないことを見出し、本発明を
完成した。
1成分A:次の一般式(1)、 (式中、Rl,R2は同一又は異なつて、水素原子又は
炭素数1〜18のアルキル基を、nは20〜50の整数
、mは0〜10の整数を示す)で表わされるポリアルキ
レンオキサイド又はそのアルキルエーテル。
2成分B:次の一般式(■)、 〔式中、R3は水素原子又は炭素数1〜18のアルキル
基を、kはO〜50の整数、eはO〜50の整数、Mは
炭素数2又は3のアルカノールアミン、アルキルアミン
、ナトリウム又はカリウムを、R4は水酸基、0(ト)
M(+)又はは異なつて、水素原子又はメチル基を示す
〕で表わされるリン酸エステル誘導体。
3成分C:次の一般式(■) (式中、R,は炭素数8〜18の2級アルキル基を、j
は5〜30の整数を示す)で表わされる非イオン界面活
性剤。
すなわち、本発明は、成分Aを10〜30重量%(以下
単に%と記載する)、成分Bを成分Aの1〜30%、成
分Cを成分Aの1〜30%含有する液体整髪剤組成物を
提供するものである。
本発明の成分Aのうち好ましいものは、(1)式中R2
が水素原子で表わされる次の一般式(■)(式中、Rl
,n,mは前記と同じ) で表わされるもので、就中mが0〜5の整数のものが特
に好ましい。
成分Bのうち好ましいものは、次の一般式(■)、 (式中、R″3は炭素数4〜18のアルキル基、R″,
は水酸基、R:ー0咲CH2CH−σX7(イ)H2C
H2O升芦又410(−)M〈+)を、k″は20〜4
0の整数を、e″は2〜5の整数を示し、Mは前記と同
じ)で表わされるものである。
また、成分Cとしては、(■)式中R5が炭素数8〜1
5の2級アルキル基で表わされるものが好ましい。
成分Bの配合量は、成分Aの1〜30%であることが必
要であり、1%未満ではべたつきを防止するのに必要な
O/W型乳化状態が得られず、また30%を超えると可
溶化によつて全体がゲル状となり、べたつきを防止でき
ない。
成分Cの配合量は、成分Aの1〜30%が好ましく、1
%未満では0/W型乳化状態が得られず、また30%を
超えると可溶化を助けてゲルになり易い。成分B及び成
分Cは上記範囲の配合によつて目的は達成されるが、両
成分共にAの3〜10%を配合するのが特に好ましい。
本発明の液体整髪剤組成物は上記3成分をエチルアルコ
ール、水等の基剤に添加溶解することによつて製造され
るが、この際の上記成分の配合量は成分Aが10〜30
%になるようにするのが好ましい。
更にまた、当該組成物中には、上記3成分の他に、目的
に応じて、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビ
トール等の湿潤剤、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン等の整髪力強化剤、色素、香料、可溶化剤、
他種の界面活性剤等の公知の成分を任意に配合すること
ができる。以上の如くして得られた本発明の液体整髪剤
組5成物はべたつきが極めて少なく、例えば実施例J2
、処方1で得られたものについて、そのべたつきを調べ
た結果は第1図の曲線Cの如くであり、べたつきの挙動
はA及びB製品のものと全く相違する。すなわち、本発
明の液体整髪剤組成物の特長は、組成物中の不揮発成分
(特に成分A)と水の比が大略1:0.1まで乾燥して
も粘着性は非常に小さく、べたつきは殆んど感じられな
い。
そして、通常の整髪において手が毛髪に触れるのは当該
比が大略1:0.2までであるから、整髪時には実質的
にべたつきは感じられない。また、当該比が1:0.1
以上の水分を含む場合はO/W型乳化状態であるので、
油つぼい感触も殆んどない。以上の如く、本発明液体整
髪剤組成物は整髪時油つぼさ並びにべたつきがないので
、乾燥時の粘着性を大きくすることができ、極めて有利
である。次に実施例を挙げて説明する。
実施例1 下記の処方により種々の乳化剤を配合した液体整髪剤組
成物を製造し、その安定性及び粘着性(べたつき)につ
いて評価した。
評価方法としては、各種液体整髪剤組成物の−5℃,2
0C,40℃における分離や濁り等の観察による配合体
の安定性、また整髪剤の乾燥時の乳化状態の安定性、さ
らに不揮発分:水分=1:0.2まで乾燥した時の手の
惑触粘着性について観察した。
その試験結果を表1及び表2に示す。尚表2においては
非イオン界面活性剤1.5%、イオン界面活性剤1.5
%からなる乳化剤を用いた。(処方)ポリプロピレンオ
キサイドのモノブチ ルエーテル(分子量=2700) 20.0%プ
ロピレングリコール 3.0エチルアル
コール 50.0乳化剤
3.0香料 1.0イオン
交換水 23.0(製 法)各成
分を秤量した後、常温て攪拌し均一溶解させる。
表1及び表2かられかるように、リン酸エステル誘導体
と2級アルコールのエチレンオキサイド付加物の組合せ
のみが、安定性及び粘着性共に優れた整髪剤組成物を提
供することができる。
実施例2下記の処方により実施例1と同様にして液体整
髪剤組成物を製造した。
これらはいずれも使用時のべたつきは認められなかつた
。処方1: ポリプロピレンオキサイドモノブチル エーテル(分子量2300)20% ポリプロピレンオキサイドモノブチル エーテル(分子量2300)リン酸エステルのトリエタ
ノールアミン塩1 イソステアリルアルコールのエチレン オキサイド付加物(10モル)1.5 プロピレングリコール3 香料1 エチルアルコール45 水2&5% 処方2: ポリプロピレンオキサイドモノステア リルエーテル(分子量1500)30% ポリプロピレンオキサイドモノブチル エーテル(分子量2000)のエチレンオキサイド付加
物(5モル)のリン酸エ ステルのトリエタノールアミン塩 1.5トリデカア
ルコール(2級)のエチレンオキサイド付加物(5モル
) 1グリセリン 1
香料 1 エチルアルコール 45水
20.5処方3:ポリプロピ
レンオキサイド(分子量 3000) 20%エマル
ゲン120リン酸エステルのナトリウム塩
0.5トリデカアルコール(2級)
のエチレンオキサイド付加物(20モル) 0.
5プロピレングリコール 3香料
1% エチルアルコール 45精製水
30処方4:ポリプロピレ
ンオキサイド(分子量 2300)のエチレンオキサイド付加物(10モル)
15%モノステアリル
リン酸エステルのジエタノールアミン塩
1トリデカアルコール(2級)のエチレンオ
キサイド付加物(10モル) 1プロピレン
グリコール 3香料 1 エチルアルコール 50精製水
29処方5:ポリプロピレ
ンオキサイド(分子量 4000) 20%ジラウリ
ルリン酸エステルのトリエタノールアミン塩
2トリデカアルコール(2級)のエチ
レンオキサイド付加物(15モル) 1香料
1%エチルアルコール
50精製水 25
【図面の簡単な説明】
第1図は市販品A,Bおよび本発明品Cについての残存
水分とべたつきの関係を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の成分(A)、(B)及び(C)、(1)成分A
    :次の一般式( I )、 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )(式中、R
    _1、R_2は同一又は異なって、水素原子又は炭素数
    1〜18のアルキル基を、nは20〜50の整数、mは
    0〜10の整数を示す)で表わされるポチアルキレンオ
    キサイド又はそのアルキルエーテル、(2)成分B:次
    の一般式(II)、 ▲数式、化学式、表等があります▼(II)〔式中、R_
    3は水素原子又は炭素数1〜18のアルキル基を、kは
    0〜50の整数、lは0〜50の整数、Mは炭素数2又
    は3のアルカノールアミン、アルキルアミン、ナトリウ
    ム又はカリウムを、R_4は水酸基、0^(^−^)M
    ^(^+^)又は▲数式、化学式、表等があります▼基
    を、A_1、A_2は異なつて、水素原子又はメチル基
    を示す〕で表わされるリン酸エステル誘導体、(3)成
    分C:次の一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III)(式中、R
    _5は炭素数8〜18の2級アルキル基を、jは5〜3
    0の整数を示す)で表わされる非イオン界面活性剤、 を成分Aが10〜30重量%、成分Bが成分Aの1〜3
    0重量%、成分Cが成分Aの1〜30重量%になるよう
    に含有することを特徴とする液体整髪剤組成物。 2 一般式( I )中R_2が水素原子で表わされるポ
    リアルキレンオキサイド又はそのアルキルエーテルであ
    る特許請求の範囲第1項記載の液体整髪剤組成物。 3 一般式( I )中R_2が水素原子で、mが0〜5
    の整数で表わされるポリアルキレンオキサイド又はその
    アルキルエーテルである特許請求の範囲第2項記載の液
    体整髪剤組成物。 4 リン酸エステル誘導体が次の式(V)、▲数式、化
    学式、表等があります▼(V)(式中、R′_3は炭素
    数4〜18のアルキル基、R′_4は水酸基、▲数式、
    化学式、表等があります▼基又はO^(^−^)M^(
    ^+^)を、k′は20〜40の整数、l′は2〜5の
    整数を示し、Mは前記と同じ)で表わされる化合物であ
    る特許請求の範囲第1〜3項の何れかの項記載の液体整
    髪剤組成物。 5 一般式(III)中R_5が炭素数8〜15の2級ア
    ルキル基で表わされる非イオン界面活性剤である特許請
    求の範囲第1〜4項の何れかの項記載の液体整髪剤組成
    物。
JP15029178A 1978-12-05 1978-12-05 液体整髪剤組成物 Expired JPS6056121B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15029178A JPS6056121B2 (ja) 1978-12-05 1978-12-05 液体整髪剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15029178A JPS6056121B2 (ja) 1978-12-05 1978-12-05 液体整髪剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5576810A JPS5576810A (en) 1980-06-10
JPS6056121B2 true JPS6056121B2 (ja) 1985-12-09

Family

ID=15493769

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15029178A Expired JPS6056121B2 (ja) 1978-12-05 1978-12-05 液体整髪剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6056121B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3161446D1 (en) * 1980-02-05 1983-12-29 Kao Corp Creamy cleansing compositions
JPS57165311A (en) * 1981-04-07 1982-10-12 Kao Corp Hair setting agent
DE3326230A1 (de) * 1983-07-21 1985-01-31 Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf Mittel zum waschen und spuelen von haaren
GB8828014D0 (en) * 1988-12-01 1989-01-05 Unilever Plc Topical composition
GB8828020D0 (en) * 1988-12-01 1989-01-05 Unilever Plc Topical composition
GB8828017D0 (en) * 1988-12-01 1989-01-05 Unilever Plc Topical composition
GB8828013D0 (en) * 1988-12-01 1989-01-05 Unilever Plc Topical composition
JP3696837B2 (ja) * 2002-02-04 2005-09-21 株式会社資生堂 香料組成物
JP3905437B2 (ja) * 2002-07-22 2007-04-18 株式会社資生堂 毛髪処理剤

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5576810A (en) 1980-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02231417A (ja) 発汗抑制剤とデオドラントの機能を有するゲル
JPH0616524A (ja) クレンジング用組成物
JPS5846160B2 (ja) シヤンプ−組成物
JPS63225312A (ja) 透明ないし半透明のジエリー状の化粧料
TWI280883B (en) Hair cosmetic composition
JPS6056121B2 (ja) 液体整髪剤組成物
JPS5943517B2 (ja) 液体洗浄剤組成物
JPH01139522A (ja) 毛髪処理剤
JPS627163B2 (ja)
JPH10310509A (ja) 頭髪化粧料
JP3020354B2 (ja) 毛髪用化粧料
JPH0617294B2 (ja) カチオン界面活性剤組成物
JPS58172309A (ja) 整髪料基材組成物
JP3220294B2 (ja) 皮膚保護剤組成物
JPS6010078B2 (ja) 洗浄剤組成物
JPH0569084B2 (ja)
JPS6272607A (ja) ヘアリンス剤組成物
JP3905437B2 (ja) 毛髪処理剤
JPS62132812A (ja) ヘア−リンス剤組成物
JPH0366611A (ja) バランスのとれた中性で液状の洗剤とローションのエマルジョン組成物
JPH04283507A (ja) ジェル状整髪料組成物
JPH11193214A (ja) クレンジング化粧料
JPH0696493B2 (ja) 化粧料
JPS5914002B2 (ja) 毛髪処理用組成物
JPH0717832A (ja) エナメルリムーバー