JPS60554B2

JPS60554B2 - 点火装置の診断製置

Info

Publication number: JPS60554B2
Application number: JP63179A
Authority: JP
Inventors: 博之菅生; 孝則柴田; 直哉関; 明長谷川; 憲一山口
Original assignee: JIDOSHA KOGAI ANZEN KIKI GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Current assignee: JIDOSHA KOGAI ANZEN KIKI GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Priority date: 1979-01-10
Filing date: 1979-01-10
Publication date: 1985-01-08
Also published as: JPS5593967A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、自動車の点火系統診断装置に係り、特に点火
系統全体の状況を点検、診断するに好適な診断装置に関
する。

一般に、点火系統は、第１図に示す如き構成よりなって
いる。

すなわち、一端が接地されたバツテリ１には、イグニツ
ションスイツチ２を介し、ィグニッションコィル３が接
続されている。ィグニツシヨンコイル３には、コンタク
トポイント４が接続されており、コンタクトポイント４
の池端は接地されている。また、このコンタクトポイン
ト４をバィパスしてコンデンサ５が設けられている。イ
グニツションコィルの２次側コイルには、ディストリビ
ュータ７が接続されており、ディストリビュー夕７には
プラグ６が接続されている。このような点火系統の例え
ば、プラグ放電ピーク電圧、ドェル角度等を測定し、そ
れぞれ基準領域と比較して良否を表示するとも、った点
火系統に関する個々の個所の点検を行なう診断装置はあ
ったが、このような装置では異常現象を把握するのみで
あり、どの部分が原因なのかを判定できないという欠点
があった。本発明の目的は、点火系統の診断結果の総合
判定機能を備えた診断装置を提供することにある。

本発明は、点火系統に属する装置各々の動作状況を最小
限の測定点をもつて測定し、測定結果をデータ処理装置
により分析して、異常動作時の状況及び異常起因個所を
判定表示しようというものである。以下、実施例につい
て説明する。

第２図には、本発明に係る内燃機関の点火装置の診断装
置の一実施例が示されている。

図において「第１図に示されるディストリビュータ７の
プラグ側２次電圧を取り出し、切襖回路１８を介しピー
ク値抽出回路１川こ入力するように構成されている。

また、このプラグ側２次電圧は、放電時間抽出回路１１
に入力するように構成されている。また、第１図に示さ
れるディストリビュータ７のィグニッション側２次電圧
が取り出され、切換回路１８を介しピーク値抽出回路１
０に入力するように構成されている。また「コンタクト
ポイント４と、イグニツシヨンコイル３との間より１次
電圧を取り出し、ドェル角抽出回路１２、ポイント電圧
抽出回路１３、回転トリガ回路１４のそれぞれに入力す
るように構成されている。

また、点火位置の進角度を検出する進角抽出回路１５が
設けられている。これら、ピーク値抽出回路１０、放電
時間抽出回路１１、ドェル角抽出回路１２、ポイント電
圧抽出回路１３、回転トリガ回路１４、進角抽出回路１
５は各々データ処理装置１６に接続されており、各回路
からのデータが、このデータ処理装置１６によって処理
され、このデータ処理装置１６に接続されている表示装
置１７によってデータを処理した結果が表示される。

第３図に、第２図実施例の詳細な具体的回路が示されて
いる。

図において、プラグ側２次電圧検出及びィグニッション
側２次電圧検出には例えばハイテンションケーブルとプ
ラグ間あるいはイグニツシヨンコィル側に挿入する形の
電圧プローブ３０，４１が使用されている。

・ィグニッション１次電圧検出にはィグニッションコィ
ル出力端にクリップ状に形成される電圧プローブ５０が
用いられている。電圧プローブ３川こは、抵抗３１が接
続されており、抵抗３１には抵抗７５を介しオベアンプ
３３の入力端子が接続されている。また、抵抗３１には
抵抗３２が接続されており、この抵抗３２の他端は接地
されている。また、オベアンプ３３の他方の入力端子は
接地されている。オベアンブ３３の出力端子には切換回
路１８が後続されている。また、このオベアンプ３３は
、抵抗３４を介し帰還されている。このオベアンプ３３
の出力端子は「バッファ６９を介しデータ処理装置に接
続されている。また、このオベアンプ３３の出力端子に
は、抵抗４５を介し比較器４９の一入力端子が接続され
ている。抵抗４５は、コンデンサ４６を介し接地されて
いる。比較器４９の他の入力端子には、抵抗４７，４８
が接続されており、抵抗４８の一端は接地されている。
比較器４９の出力端子には、アンド回路６４の一入力端
子が接続されている。アンド回路６４の他の入力端子に
は、クロツク発生器６３からのクロツク信号が入力する
ように構成されている。アンド回路６４の出力端子には
カウンタ６７のクロツク入力端子ＣＬが接続されており
「このカウンタ６７の出力端子はデータ処理装置１６
に接続されている。このカゥンタ６７のリセット入力端
子には、バッファ６９からの出力信号が入力するように
構成されている。一方、電圧プローブ４１には、抵抗４
２が接続されている。

この抵抗４２の他端には、抵抗７６，４３が接続されて
おり、抵抗７６の他端には、オベアンプ６６の入力端子
が接続され、抵抗４３の他端は接地されている。オベア
ンプ６６の出力端子は「切換回路１８に接続されている
。この切換回路１８は、データ処理装置１６からの指令
８１によって、オベアンプ３３からの出力と、オベアン
プ６６からの出力とを切換える作用をするものである。
オベァンプ６６の入力端子には抵抗４４を介し帰還され
ている。この切換回路１８の出力端子には、ＦＥＴ３８
のゲートが薮競されている。

また、切換回路１８の出力端子は、コンデンサ３５を介
し接地されており、このコンデンサ３５をバイパスして
スイッチ３６が設けられている。このスイッチ３６は、
データ処理装置１６から指令８３によって動作する。Ｆ
ＥＴ３８のソースには、抵抗３７及びスイッチ回路３９
が接続されている。抵抗３７の他端は接地されており、
スイッチ回路３９の出力端子にはＡＤ変換器４０を介し
データ処理装置１６が接続されている。スイッチ回路３
９は、データ処理装置１６からの指令８０１こよって動
作するように構成されている。一方、電圧プローブ５０
には、抵抗７８，５３が直列に接続され、抵抗５３の他
端には比較器５７の入力端子が接続されている。

また、抵抗７８には、抵抗５２，５１が直列に接続され
、抵抗５１の池端は接地されており、抵抗５２には、バ
ッフア６１を介しデータ処理装置１６が接続されている
。また、抵抗５３には、コンデンサ５４を介し接地され
ている。比較器５７の他の入力端子には抵抗５５，５６
が接続されており、抵抗５６の池端は接地されている。
比較器５７の出力端子には抵抗５８と、アンド回路６５
の一入力端子が接続されている。抵抗５８はコンデンサ
５９を介し接地されている。また、抵抗５８には、単安
定マルチパイプレータ６０が接続されている。この単安
定マルチパイプレータ６０の出力がデータ処理装置１６
に入力するように構成されている。アンド回路６５の他
の入力端子には、クロツク発生器６３が接続されている
。またアンド回路６５の出力端子には、カウン夕６８の
クロツク入力端子ＣＬが接続されている。このカウンタ
６８のリセット入力端子Ｒには、単安定マルチパイプレ
ータ６０の出力信号が入力するように構成されており、
カウンタ６８の出力は、データ処理装置１６に入力する
ように構成されている。一方、電圧プローブ５川こは、
スイッチ６２が後続されており、このスイッチ６２には
、スイッチ回路３９が接続されている。

このスイッチ６２は「データ処理装置の指令８２により
ＯＮ，ＯＦＦするものである。また、バッファ６１の出
力端子には、フリップフロップ７０のクロック入力端子
が接続されており「フリップフロップ７０の出力端子Ｑ
には、アンド回路７１の一入力端子が接続されており、
このアンド回路７１の他の入力端子には、クロツク発生
器６３の出力端子が接続されている。

また、フリップフロップ７０の出力信号は、カウンタ７
２のリセット信号として入力され、カウンタ７２のクロ
ツク入力端子ＣＬには、アンド回路７１からの出力信号
が入力するように構成されており、カウンタ７２の出力
端子は、データ処理装置１６が接続されている。一方、
進角を測定するためのタイミングライト７３には、キー
ボード７４が接続されており、キーボード丁４には「デ
ータ処理装置１６が接続されている。次に「本実施例の
動作を説明する。

まづ、抵抗４５，４７，４８、コンデンサ４′ ６、比
較器４９、アンドゲート６４、クロック発生器６３から
構成される回路は第２図に示されている放電時間抽出回
路１１を構成し、プラグ側電圧プローブ３０で得た第４
図４ａに示す如き信号が抵抗３１，３２で分圧され、オ
ベァンプ３３及び抵抗７５，３４で礎される極性反転回
路Ａに通り、抵抗４５、コンデンサ４６で構成される積
分回路を通ると第４図４ｄに示す如き波形となる。

この波形を抵抗４７，４８、オベアンプ４９で構成され
る電圧比較器Ｃに通すと、第４図４Ｃに示す如く、放電
時間Ｔｄが得られ、この放電時間信号とクロック発生器
６３との出力をアンドゲート６４に通すと出力は第４図
４ｅに示す如き出力信号となる。犠牲反転用オベアンプ
３３の出力をバッファ６９を介して得られる気筒トリガ
６９の信号をリセット入力とし、アンド回路６４の出力
信号をクロツク入力とするカウンタ６７では第４図４ｃ
に示す如きＴｄの時間だけクロツクを計数し、計数した
結果をデータ処理装置１６に出力する。データ処理装置
１６は例えばマイクロコンピュータを使用し、放電時間
処理ルーチンを実行すると気筒トリガが入力される毎に
８ｈＳ程度経過すると前記カゥンタ６７の計数値を取込
むようにしてある。いま、カウン夕６７の計数値をＡｃ
、クロツク発生器６３のクロツク周期をＴｃとすると放
電時間ＴｄはＴｄ＝Ａｃ×ＴＣとして示され、これがデータ処理装置１６で処理される
。

次にドェル角度１２の測定について説明する。

１次電圧プローブ５０から得られる信号を抵抗７６，５
２，５１で分圧し、抵抗６８，５２間で分圧された信号
を抵抗５３、コンデンサ５４で成る積分回路Ｄで平糟し
、この出力を抵抗５５，５６「オベアンプ５７で成る電
圧比較回路Ｅを通すと第４図４日こ示す如きドェル角信
号が得られる。

この信号とクロツク発生器６３とのクロックをアンド回
路６５に通し、アンド回路６５の出力をカゥンタ６８に
通して計数させ、計数値を上記放電時間算出時と同様な
処理によりデータ処理装置１６で処理をさせ、第４図４
ｆに示されるドェル角に相当する時間Ｔ，を求める。一
方、抵抗５１，５２で分圧された信号をバッファ６１に
通し、フリツプフロツプ７０に通すと第４図４ｈに示す
信号（１次周期時間）が得られ、この信号とクロック発
生器６３とのクロックをアンド回路７１に通し、この出
力をクロツク入力とするカウンタ７２にて計数させてこ
の出力をデ−タ装置１６に入力して時間を算出させる。

いま、この時間をＴ２とするとＴ２は１／Ｔ２エン
ジン回転数であり、気筒数をＮとするとド川角：轡Ｘ毛として表わせ、これをデータ処理装置１６で処理させる
。

次にピーク電圧測定方法について説明する。

プラグ側２次電圧を代表するオベァンプ３３の出力ある
いはィグニッション側２次電圧を代表するオベアンプ６
６の出力を、データ処理装置１６から指令８１にもとづ
き切換回路１８によっていづれかを選定し、この信号を
コンデンサ３５、スイッチ３６、ＦＥＴ３８及び抵抗３
７で成るピークホールド回路Ｆでピーク値を抽出し、こ
の出力をスイッチ３９を介してＡＤ変換器４０‘こ通し
てデータ処理装置１６に入力する。データ取込み信号は
ドェル角検出回路の比較器５７の出力を抵抗５８及びコ
ンデンサ５９で成る積分回路Ｇと単安定マルチパイプレ
ー夕６０とで構成する遅延回路日で得られる信号を用い
る。またコンデンサ３５の放電のための信号はデータ処
理装置１６から得る指令８３である。以上の回路で得ら
れるデータに、実験によりキャリブレートを行えばピー
ク値は求められる。また、ポイント接点電圧も上記方法
と同様な方法で得ることができる。

進角については、タイミングライト７３で測定し、測定
値をキーボード７４でデータ処理装置に入力する。

データ処理装置１６は内部または外部に、項目毎の正常
時の基準帯及び、項目毎の測定結果の良否の組合せによ
る原因個所の内容を記憶させておく。このような機能を
備えた点火系統診断装置で、各々の項目について測定し
、測定した結果と、あらかじめ記憶された正常時の基準
帯と比較し、良否の判定を行うプログラムを実行させ、
それぞれの項目の良否をデータ処理装置１６内に記憶さ
せる。

次に測定結果、記憶された項目毎の良否の組合せをやは
りあらかじめ記憶されている組合せと照合し、すべての
項目が一致した所の記憶内容を表示装置１７に表示させ
る。

項目毎の良否組合せによる記憶内容は、次の如く．であ
る。したがって「本実施例によれば、点火系統の異常時
に、異常個所の発見及びその原因をすぐに判明させるこ
とができ、しかも検出器のエンジンへの装着を簡単に行
なうことができる。

また、本実施例によれば、２個所ないし３個所の測定点
のみで点火系統の総合的な診断ができ、しかも点火系統
異常時の診断結果、特に複数の機器異常時の原因機器が
則判明するので、正確な診断、復旧時間の大幅向上等を
はかることができる。

以上説明したように、本発明によれば、点火系統の診断
結果を総合的に判定することができる。

【図面の簡単な説明】第１図は、従来の点火回路図、第２図は、本発明の一実
施例を示す診断装置のブロック線図、第３図は、第２図
図示実施例の具体的回路図、第４図は、第２図の回路中
の特定点での波形を示す図である。１０…・・・ピーク値抽出回路、１１…・・・放電時間
抽出回路、１２・・・・・・ドェル角抽出回路、１３・
・・・・・ポイント電圧抽出回路、１４・・…・回転ト
リガ回路、１５・・・・・・進角抽出回路、１６・・・
・・・データ処理装置、１？・・・・・・表示装置、１
８・・・・・・切換回路。努１図第２図第３図多４図

Claims

【特許請求の範囲】

１点火系統機器の作動時の状況を把握するために必要
な個所の作動状態を検出し、測定を行なう複数の検出測
定部材と、該各検出測定部材からの出力値とあらかじめ
定められている各検出個所における基準値とを別々に比
較し、異常の有無を知らせる信号として出力する複数の
比較回路と、該各比較回路から出力される信号の組合せ
によってあらかじめ記憶されている異常原因個所を検出
する検出手段とを備えることを特徴とする点火装置の診
断装置。