JPS6054023B2 - 高酸度果汁含有透明炭酸飲料 - Google Patents
高酸度果汁含有透明炭酸飲料Info
- Publication number
- JPS6054023B2 JPS6054023B2 JP53095936A JP9593678A JPS6054023B2 JP S6054023 B2 JPS6054023 B2 JP S6054023B2 JP 53095936 A JP53095936 A JP 53095936A JP 9593678 A JP9593678 A JP 9593678A JP S6054023 B2 JPS6054023 B2 JP S6054023B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fruit juice
- juice
- transparent
- highly acidic
- fruit
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- Seasonings (AREA)
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高酸度果汁含有透明炭酸飲料に関する。
炭酸飲料はコーラ炭酸飲料、透明炭酸飲料、果汁入り炭
酸飲料、果実着色炭酸飲料、乳酸入り炭酸飲料、炭酸水
およびその他炭酸飲料に区分される。
酸飲料、果実着色炭酸飲料、乳酸入り炭酸飲料、炭酸水
およびその他炭酸飲料に区分される。
これら炭酸飲料のうち透明炭酸飲料は本邦において最も
古くから製造、販売されている。
古くから製造、販売されている。
この透明炭酸飲料は炭酸水、砂糖や澱粉糖などの甘味料
、酸味料、香料などの成分および必要に応じて着色料を
加えて製造されている。しかし、従来の透明炭酸飲料は
香料のみで香づけをしているため旨味、自然味に欠け、
またコクづけを甘味料によつて行なつているため飲料と
して甘すぎるという欠点があつた。一方、天然果汁を使
用した炭酸飲料としてはＪＡＳ規格に従つて果汁５％以
上を加えた果汁入り炭酸飲料があるが、この飲料は果汁
に起因する懸濁状態が避けられないものであつた。
、酸味料、香料などの成分および必要に応じて着色料を
加えて製造されている。しかし、従来の透明炭酸飲料は
香料のみで香づけをしているため旨味、自然味に欠け、
またコクづけを甘味料によつて行なつているため飲料と
して甘すぎるという欠点があつた。一方、天然果汁を使
用した炭酸飲料としてはＪＡＳ規格に従つて果汁５％以
上を加えた果汁入り炭酸飲料があるが、この飲料は果汁
に起因する懸濁状態が避けられないものであつた。
さらに、炭酸飲料ではないが、レモン生果から搾汁して
得た果汁にペクチナーゼ等の酵素を作用させて透明レモ
ン果汁を製造する方法も知られているが、この方法では
酵素処理を２０〜梱℃の温度で長時間にわたつて行なう
ため、品質の劣化が著しく、またこのようにして製造さ
れた果汁はしばしば沈澱物を生ずるという欠点があつた
。
得た果汁にペクチナーゼ等の酵素を作用させて透明レモ
ン果汁を製造する方法も知られているが、この方法では
酵素処理を２０〜梱℃の温度で長時間にわたつて行なう
ため、品質の劣化が著しく、またこのようにして製造さ
れた果汁はしばしば沈澱物を生ずるという欠点があつた
。
そこで本発明者らは、炭酸飲料特有の軽い爽快な切れ味
を有し、かつ天然果汁によつて旨味とコクづけをした透
明炭酸飲料を開発すべく検討し、天然果汁として柑橘系
果汁などの高酸度果汁を用・い、該果汁を限外濾過法に
より処理したものを使用することによつて目的とする透
明炭酸飲料が得られることを見出し、本発明を完成する
に至つた。
を有し、かつ天然果汁によつて旨味とコクづけをした透
明炭酸飲料を開発すべく検討し、天然果汁として柑橘系
果汁などの高酸度果汁を用・い、該果汁を限外濾過法に
より処理したものを使用することによつて目的とする透
明炭酸飲料が得られることを見出し、本発明を完成する
に至つた。
すなわち、本発明は透明炭酸飲料において、酸味料およ
び香料として高酸度果汁を限外濾過し門て得た透明果汁
を１％以上５％未満の割合で配合してなる透明炭酸飲料
を提供するものである。本発明において高酸度果汁とは
糖分に比較して酸の含有量の高い果汁を意味し、たとえ
ばレモン果汁、ライム果汁、夏みかん果汁、かぼす果汁
、グレープフルーツ果汁などの柑橘系果汁やうめ果汁、
パツシヨンフルーツ果汁などがある。これら果汁を限外
沖過して得た透明果汁を使用する。この透明果汁は酵素
処理して得たものよりも安定しており、透明性にすぐれ
ている。透明果汁は単独で用いてもよく、あるいは２種
以上を適当に組合せて用いることもできる。夏みかん果
汁、かぼす果汁、グレープフルーツ果汁、うめ果汁、パ
ツシヨンフルーツ果汁などを用いる場合、レモン果汁や
ライム果汁を加えて混合することにより酸度を高めて使
用することができる。本発明では透明果汁は酸味料およ
び香料として用いるので、その濃度が最終製品において
１％以上５％未満となるようにすることが必要である。
透明果汁の濃度が１％未満では必要な酸味、旨味が十分
に得られないし、また５％以上の濃度になると酸味が強
く感じられるようになり好ましくない。透明果汁の濃度
が１％以上５％未満となる範囲で用いると、酸含有量は
クエン酸換算で０．０５〜０．３％程度となる。甘味料
の使用量については、酸含有量、炭酸ガス容量、香料の
種類などによつて決定されるが、一般に砂糖を用いる場
合で８〜１３％とすればよい。なお、必要があれば主と
して同系統の天然香一料を少量添加することもできる。
また、最終製品における炭酸ガス容量は２．０〜４．２
Ｖ％とすればよい。本発明の透明炭酸飲料は天然果汁を
酸味料や香料の代りに使用しているため、トゲトゲしさ
のな！いまろやかで自然な旨味が発現し、またコクづけ
も甘味料との相乗的効果によつて著しく改善されている
。
び香料として高酸度果汁を限外濾過し門て得た透明果汁
を１％以上５％未満の割合で配合してなる透明炭酸飲料
を提供するものである。本発明において高酸度果汁とは
糖分に比較して酸の含有量の高い果汁を意味し、たとえ
ばレモン果汁、ライム果汁、夏みかん果汁、かぼす果汁
、グレープフルーツ果汁などの柑橘系果汁やうめ果汁、
パツシヨンフルーツ果汁などがある。これら果汁を限外
沖過して得た透明果汁を使用する。この透明果汁は酵素
処理して得たものよりも安定しており、透明性にすぐれ
ている。透明果汁は単独で用いてもよく、あるいは２種
以上を適当に組合せて用いることもできる。夏みかん果
汁、かぼす果汁、グレープフルーツ果汁、うめ果汁、パ
ツシヨンフルーツ果汁などを用いる場合、レモン果汁や
ライム果汁を加えて混合することにより酸度を高めて使
用することができる。本発明では透明果汁は酸味料およ
び香料として用いるので、その濃度が最終製品において
１％以上５％未満となるようにすることが必要である。
透明果汁の濃度が１％未満では必要な酸味、旨味が十分
に得られないし、また５％以上の濃度になると酸味が強
く感じられるようになり好ましくない。透明果汁の濃度
が１％以上５％未満となる範囲で用いると、酸含有量は
クエン酸換算で０．０５〜０．３％程度となる。甘味料
の使用量については、酸含有量、炭酸ガス容量、香料の
種類などによつて決定されるが、一般に砂糖を用いる場
合で８〜１３％とすればよい。なお、必要があれば主と
して同系統の天然香一料を少量添加することもできる。
また、最終製品における炭酸ガス容量は２．０〜４．２
Ｖ％とすればよい。本発明の透明炭酸飲料は天然果汁を
酸味料や香料の代りに使用しているため、トゲトゲしさ
のな！いまろやかで自然な旨味が発現し、またコクづけ
も甘味料との相乗的効果によつて著しく改善されている
。
また、天然果汁を原料としているので、着色料などの添
加を必要しない。したがつて、本発明による製品は炭酸
飲料本来の軽い爽快な味と！安定した透明性を有し、か
つ天然果汁による旨味とコク味のある自然な香味を有す
る全く新規な透明炭酸飲料である。次に本発明の実施例
を示す。
加を必要しない。したがつて、本発明による製品は炭酸
飲料本来の軽い爽快な味と！安定した透明性を有し、か
つ天然果汁による旨味とコク味のある自然な香味を有す
る全く新規な透明炭酸飲料である。次に本発明の実施例
を示す。
実施例
精製したグラニユー糖６２７ｙ・を熱湯３７７ｙに溶解
し、■紙枦過後２０℃まで冷却した。
し、■紙枦過後２０℃まで冷却した。
この溶液にレモン果汁を限外枦過して得た透明果汁（ク
エン酸含有量２７％）２５ｆＩおよびレモンを中心とし
た天然香料６ｙを添加し全体を１１に満して冷却した。
次いで冷却したシラツプ３６．４ｙを２００ｍ１容耐圧
壜にとり、４．２■％の炭酸水を２００ｍ１になるまで
加えた。このようにして得られた製品は砂糖含量９％、
クエン酸換算の酸含有量０．１％、炭酸ガス容量３．５
Ｖ％であつた。上記製品について経験豊かな１０名のパ
ネルにより試飲して官能試験を行なつたところ、レモン
果汁の代りにクエン酸を使用した従来の製品よりも”旨
味、コク味、自然味ともすぐれていることが確認された
。
エン酸含有量２７％）２５ｆＩおよびレモンを中心とし
た天然香料６ｙを添加し全体を１１に満して冷却した。
次いで冷却したシラツプ３６．４ｙを２００ｍ１容耐圧
壜にとり、４．２■％の炭酸水を２００ｍ１になるまで
加えた。このようにして得られた製品は砂糖含量９％、
クエン酸換算の酸含有量０．１％、炭酸ガス容量３．５
Ｖ％であつた。上記製品について経験豊かな１０名のパ
ネルにより試飲して官能試験を行なつたところ、レモン
果汁の代りにクエン酸を使用した従来の製品よりも”旨
味、コク味、自然味ともすぐれていることが確認された
。
結果を第１表に示す。＊ 表中の数値は最もすぐれてい
る製品を１とし、以下順位を示している。
る製品を１とし、以下順位を示している。
実施例２
精製したグラニユー糖６５７ｙを熱湯３９５ｆに溶解し
、ｐ紙）ろ過後２０℃まで冷却し、この溶液にクエン酸
含有量３２％のライム果汁４１ｇおよびライムを中心と
した天然香料６ｙを添加して全体を１ｅにみたしたのち
冷却した。
、ｐ紙）ろ過後２０℃まで冷却し、この溶液にクエン酸
含有量３２％のライム果汁４１ｇおよびライムを中心と
した天然香料６ｙを添加して全体を１ｅにみたしたのち
冷却した。
冷却したシロツプ３６．８ｙを２００ｍ１容耐圧壜にと
り、３■％の炭酸水を２００Ｔ１Ｌ１になるまで加えた
。このようにして得られた製品は砂糖含量９．５％、ク
エン酸換算の酸含有量０．２％、炭酸ガス容量２．５■
％であつた。この製品についても実施例１と同様のパネ
ルで試飲したところ、この製品をパネル１０名全員が市
販品よりも美味であると回答した。
り、３■％の炭酸水を２００Ｔ１Ｌ１になるまで加えた
。このようにして得られた製品は砂糖含量９．５％、ク
エン酸換算の酸含有量０．２％、炭酸ガス容量２．５■
％であつた。この製品についても実施例１と同様のパネ
ルで試飲したところ、この製品をパネル１０名全員が市
販品よりも美味であると回答した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 透明炭酸飲料において、酸味料および香料として高
酸度果汁を限外濾過して得た透明果汁を１％以上５％未
満の割合で配合してなる高酸度果汁含有透明炭酸飲料。 ２ 高酸度果汁がレモン果汁、ライム果汁、夏みかん果
汁、かぼす果汁およびグレープフルーツ果汁よりなる柑
橘系果汁の１種または２種以上の果汁である特許請求の
範囲第１項記載の高酸度果汁含有透明炭酸飲料。３ 高
酸度果汁がうめ果汁である特許請求の範囲第１項記載の
高酸度果汁含有透明炭酸飲料。 ４ 高酸度果汁がパツシヨンフルーツ果汁である特許請
求の範囲第１項記載の高酸度果汁含有透明炭酸飲料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53095936A JPS6054023B2 (ja) | 1978-08-07 | 1978-08-07 | 高酸度果汁含有透明炭酸飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53095936A JPS6054023B2 (ja) | 1978-08-07 | 1978-08-07 | 高酸度果汁含有透明炭酸飲料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5523915A JPS5523915A (en) | 1980-02-20 |
| JPS6054023B2 true JPS6054023B2 (ja) | 1985-11-28 |
Family
ID=14151146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53095936A Expired JPS6054023B2 (ja) | 1978-08-07 | 1978-08-07 | 高酸度果汁含有透明炭酸飲料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6054023B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210069011A (ko) * | 2019-11-29 | 2021-06-10 | 닝더 엠프렉스 테크놀로지 리미티드 | 전해액 및 전기화학 장치 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100364678B1 (ko) * | 2000-03-22 | 2002-12-16 | 이진우 | 광택 있는 건강 레몬음료 및 그 제조방법 |
| JP4679132B2 (ja) * | 2004-12-20 | 2011-04-27 | 小川香料株式会社 | 炭酸飲料用添加剤 |
| CN104757652A (zh) * | 2015-04-27 | 2015-07-08 | 王昌金 | 一种香橼果汁饮品及其生产工艺 |
| JP6462650B2 (ja) * | 2016-12-13 | 2019-01-30 | 文恵 大河内 | 柑橘系飲料の製法 |
-
1978
- 1978-08-07 JP JP53095936A patent/JPS6054023B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20210069011A (ko) * | 2019-11-29 | 2021-06-10 | 닝더 엠프렉스 테크놀로지 리미티드 | 전해액 및 전기화학 장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5523915A (en) | 1980-02-20 |
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