JPS60501945A

JPS60501945A - フライス

Info

Publication number: JPS60501945A
Application number: JP59502041A
Authority: JP
Inventors: キーニンガー，ヴアルター
Original assignee: ヴアルタ−　キ−ニンガ−　ゲ−エムベ−ハ−
Priority date: 1983-05-17
Filing date: 1984-05-16
Publication date: 1985-11-14
Also published as: EP0126432A1; US4627771A; EP0126432B1; EP0126432B2; WO1984004478A1; CA1240136A; IL71853A; DE3317916C2; IL71853A0; DE3317916A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】フ　ラ　イ　スこの発明は、円盤状のベース部材と中央に設ける取付ボア及び各切削プレートサポートを収容、保持するリテーナ溝を有し、このリテーナ溝が外周部分に等間隔に配設されるとともに、ベース部材の前面に向かって開口しており、各切削プレートサポートがリテーナ溝に対して軸方向及び放射方向に各独立に調節可能であり、切削プレートがその作用面に放射状に配設されるスライス工具に関するものである。

上記のように構成したタイプのフライス工具は、西ドイツ公開特許明細書第３１２５１８５号に示されて公知である。この西ドイツ公開特許明細書第８１２５１８５号に示されるフライス工具の各切削プレートサポートは、二つの調整用ウエツヂ機構によって、軸線方向及び放射方向に各独立に調節可能となっている。この周知のフライス工具においては、切削プレートは、切削プレートサポートに形成した切削プレート収容溝内に収容され固定ボルトにて固定される。この従来のフライス工具は、工具軸線に直交する（若しくは切削プレートの主軸線に直交する）軸線を中心に回転している間に、切削エッチの位置決めを行うために切削プレートを調節することは不可能となっていた。

従って、従来のフライス工具の周面に配設された切削プレートを、例えば各切削プレートの切削エッヂがフライス工具の軸線に対して一定の角度を持つように調節することは不可能となっていた。

西ドイツ公開特許明細書第８０３６５２７号には、切削プレートの放射方向の調節を二点においてその支持面に係合する二組の螺子を用いて行っている。これら二組の螺子は、それぞれ工具の軸線に対して放射方向に変位して設けられる。これらの螺子は、−工具の軸線に直交する放射面によるガイド及び支持を有していない。各螺子はそれぞれ独立に調整され、また切削プレートサポートの工具軸線に直交する平面上の動作をガイドする手段が設けられていないので、切削プレートサポートを放射方向の調整と同時に工具の軸線に直交する軸線に対して傾斜させなければならず、従って放射方向の調整のみを単独で行うことは不可能となっていた。しかして、この周知のフライス工具においては、各組の螺子の源作を制御するための、例えば透照装置等の補助制御装置を用いなげれば、切削プレートの放射方向への移動調節とプレートの傾斜方向の移動調節を各独立に行うことは不可能となっている。

本発明の目的は、上記したタイプのフライス工具において、構造が簡単で、切削グレートの軸線方向の調整と放射方向の調整を相互に独立して行うことが出来、更に工具の軸線に直交する軸に対しての傾斜調整を上記とは独立に行うことが出来るようにし、その上これらの調整を簡単、迅速、正確ヂかつ信頼性が高い方法で行い得、しかもその調整状態でも切削プレートをしっかりと保持するようにしたプライス工具を提供することにある。

本発明によれば切削プレートは、該切削プレートを補助する形状を有する切削プレートスペーサの溝に収容されており、この°切削プレートスペーサは、切削プレートサポート上において、ベース部材の中心軸に一致する放射面に対して略直交する仮想軸線に対して移動可能となっており、切削プレートサポートに固定的に取付けられる。

本発明によるフライスは、従来公知のものに比べて優れた特長を有している。本発明においては、各切削プレートは、対応する切削プレートスペーサに形成した、切削プレートと同一形状の溝に収容されており、切削プレートスペーサ自体を切削プレートサポート上にベース部材の中心軸線に略直交する平面上を移動可能とするとともに、切削プレートに固定取付は可能としたので、（上記のようにして切削プレートを取付けた）切削プレートサポートを、放射方向に調整可能とし、且つそれと独立に軸線方向に調整可能とすることが出来、しかも、これらの調整とは独立に切削プレートスペーサを調整して、各切削プレートの切削エッヂのベース部材の中心軸に対する角度をフライスの他の切削プレートの切削エッヂの角度に正確に対応させて、各切削エッヂの角度を所定の、若しくは所望の角度とすることが出来る。従って、本発明のフライスによれば、迅速で、信頼性が高く、しかも正確に全ての切削プレートの調整を簡単に行うことが出来る。本発明のフライスは部品点数の少ない簡単な構造を有し、取扱い及び操作の双方の観点において耐久性が高く、正確で、信頼性に富んでいる。

本発明の上記以外の要素及び特長は、添付図面を参照して説明する以下の発明の詳細な説明から明らかになるであろう。

図中、第１図は、本発明の第１の実験的実施例によるフライスの部分正面図、第２歯は、第１図のｕ−ｎ線断面図、第８図は、第１図の矢印■の方向から見た平面図、第４図は、第１図ＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図は、第２図の丸囲い部Ｖの拡大図、第６図は、本発明の第２の実験的実施例によるフライスの部分正面図、第７図は、第６図■−■線断面図、第８図は、第６図の矢印■の方向より見た平面図、及び、第９図は、第２図又は第７図ＩＸ−ＩＸ線断面図である。

第１図乃至第５図は、第１実施例によるスライス工具を示している。工具は、中央に形成された取付孔２と、周縁部分に等間隔に配設され前面に向かって開口した取付切欠３とを形成した円盤状のベー、ス部材ｌを有している。図中においては、切欠は一つのみ示されている。各切欠は、一つの切削プレートサポートを収容、保持する。各切削プレートサポートは対応する切欠に、ベース部材ｌの中心軸線と平行な軸線方向に調整可能で、且つ、これとは独立、に、中心軸線に対して放射方向に調整可能に収容される。勿論、サポートは、調整後に調整された位各切削プレートサポート４は、一つの切削プレート６を保持しており、切削プレートの主要面は略放射状に配されている。

第１図乃至第５図の実施例において、各切削プレート６は所謂ウエツヂブロックに形成されている。プレートには、第１図及び第３図に破線にて示すように円錐形の孔７が形成されている。

孔は、孔の周壁に一致する円錐形のヘッドを有する螺子８を収容する。螺子８は、切削プレートサポート４のタップ孔９に螺合して切削プレートを切削プレートサポートに止着する。切削プレートは、切削プレートスペーサ１１の切欠ｌＯ内に位置している。切削グレートスペーサ１１の切欠ｌＯの形状は、切削プレートの形状に対応している。スペーサ１１は、切削プレー°トサポート４に、ベース部材ｌの中心軸５に一致する平面に対し略直交する仮想軸線に対して回動可能に取付けられ、切削プレートサポート４に対して所定の位置に固定出来るようになっている。

切削プレートスペーサ１１は、周縁部の部分１２が円曲面に形成されており、且つその局面１８がクサビ面の部分を形成する板状に形成されている。切削プレートサポート４には、切削プレートスペーサ１１を収容、ガイドするために、切削プレートスペーサの形状に対応した形状の切欠き１４が設けられている。切欠き１４は、切削プレー）１１のベース面１６に係合するベース面１５を有している。ベース面１５は中心軸線５に一致する放射面内に形成される。更に、切欠き１４はベース面１５を部分的に制限する周面１７を有しており、この周面１７はクサビ面の構成要素となつそおり、スペーサ１１の円錐状局面１３に対応する形状となっている。切欠き１４は、放射方向外側に位置しており、ベース部材ｌの前面に向かって開口している。

スペーサ１１のベース面１６には、当該ベース面より直角方向に突出した突子１８が設けられている。この突子は、円錐状周面１７と同心円状の円弧状に形成され、周面の一部を構成している。この突子は、更に、円弧に対して放射方向に伸びる二つの端面１９，２’Ｏを有している。端面を有する突子１８は、第２図に破線で示されている。スペーサ１１のベース面１６が切削プレートサポート４の収容切欠き１４のベース面に係合し、スペーサ１１の円錐状面１７が収容切欠き１４の円錐状周面に係合した状態において、突子１８は円弧状の切欠き２１内及び切削プレートサポート４に形成された収容切欠き１４のベース面上に位置している。前記の円弧状の切欠き２１は、円錐状局面１８と同心円状に形成されている。切欠き２１は第２図に破線にて示されている。円弧状切欠き２１の各端部には、螺孔２２蒸び２３が設けられている。各線孔はその前面を切削プレートサポート４の外面に向け、若しくはその放射方向外面に向けて形成されている。外部から締弛め可能なセット螺子２４．２５は線孔２２，２３に螺合し、該螺子の内端は突子１８の対応する調整面１９に当接している。

サポート４の収容切欠き１４は、ベース面１５の反対側が開放されている。収容切欠き■４の円錐状周面１３の高さは、板状の切削プレートスペーサ１１の厚さに対応している。

第１図及び第８図に示すように、切削プレートスペーサ１１の切欠きｌＯは、収容する切削プレートを所定位置に位置決めするように設けられている。即ち、切削“エッヂを有するプレートの主要面がベース部材１の中心軸線５に対し、軸線方向及び放射方向に傾斜し、斜めに位置される。従って、切削プレート６を固定する固定螺子８が挿通するタップ孔９及び切削プレートサポート４もベース部材の中心軸線５を通る放射面に対して垂直になっていない。更に、第へ１図及び第３図に示すように、本実施例においては、切削プレートスペーサ１１は、切欠き９１を形成されており、この切欠き９−は、切削プレートサポート手のタップ孔９と一直線上に配置され、固定螺子８はこの切欠き９１を通ってタップ孔９に係合している。ベース部材１の外周には切削プレートサポート４を収容する各取付切欠き８に隣接して切欠き２６が形成されており、この切欠き２６はベース部材の外周ベース部材の前面及び切削プレートの切削面に向かって開口するとともに、上記の要素を支持する切削プレートスペーサ１１に向かって開口している。この切欠き２６はウエツヂ２７を収容する。

筒状サポート部材又はサポート体３６は、筒状の盲孔３２に収容されている。部材８６は軸線方向に移動、固定可能であり、その直径は盲孔８２の直径に一致している。サポート部材３６はその一部にチャンネル状溝８７を設けられており、該溝は前面に開口している（第１図）とともに、平行する側壁を有している。溝の幅は取付切欠き８の軸状部分３８の開口幅に一致している。

溝８７の側壁３８は、軸３８の側壁３４と同一面上に位置している。チャンネル状溝８７はベース部材の前面より離間した部分にサポート面３９を有している。

このサポート面はベース部材ｌの中心軸線５に対して直交する向きに設けられる。切削フレートサポート４の本体は、二つの平行する側面を有しており、両側面間の間隔は軸状部分８８の側壁８４の間隔に一致するとともにチャンネル状溝３７の側部に対応し、その内側部において後側対向面４０に一致している。この面４ｏは、チャンネル状溝３７のサポート面３９と平行に形成されている。

切削プレートサポート４はチャンネル状溝３７に摺動可能に収容され、摺動位置においてサポート面３９に固定される。切削プレートサポート４にはその前面より後側当接面に伸びる切欠き４１が形成されている。対応するサポート部材３６には、チャンネル状溝３７のサポート面より伸びる孔４２が形成されている。切削プレートサポート４をサポート部材３６に固定するために、キャップ螺子４３が用いられており、このキャップ螺子は切削プレートサポート４の切欠き４１に挿通し、サポート部材８６の孔４２に螺合している。第２図に示すように、切欠き４１の幅、特に放射方向の幅は、キャップ螺子４３の螺子軸の径よりも大きく形成されている。カップスプリング４４は、螺子の切削プレートキャリア４の対向側部分と切欠き４１の外周との間に配置されている。

圧縮バネ手段は盲孔３２の底部とサポート部材３６の内側端間に設けられている。圧縮バネ手段は円盤状スプリング４５にて成り、この円盤状スプリングはサポート部材８６の内側端の切欠き内に配置されるピンに取付けられている（第２図）。サポート部材３６の外面には、凹部４６が形成されており、この凹部は外向きに傾斜した当接面４７を有している（第４図）。

ベース部材ｌに形成された盲孔３２の近傍にはタップ透孔４８が形成されており、このタップ透孔はベース部材の外面より、盲孔３２の軸線に対して傾斜して盲孔８２の内壁まで伸びている。孔４８の内端は、サポート部材３６に形成した凹部４６の′上側に位置している。外部より旋回可能なセット螺子４９が孔４８に螺１合して、凹部４６の当接面４７にその前端を係合させる（第４図）。

ベース部材ｌに形成した対応する盲孔３２に筒状のサポート部材３６を固定するために、取付切欠き３の部分には盲孔５０が形成されており、チャン坏ル溝３７のサポート面３９の後側の外周より内向きに、略放射状に伸びている。盲孔５０は軸線方向の断面を均一としており、その軸線はサポート部材３６を収容する盲孔３２の軸線に直交し、他の軸線からは側方に離間している（第２．８．４及び５図）。盲孔５０には、差動螺子５１が位置しており、この差動螺子にはその軸部に異なる方向に二つの螺子部を有している。二つのクランプ部材５２．５８はそれぞれ内側の螺子にて軸部の各螺子部に螺合し、相互に軸線方向に離間している。二つのクランプの直径は、盲孔５０の　゛直径と一致している。差動螺子５１は、締付けられたときに、サポート部材３６はその外面がクランプ５２．５３の対向面にクランプされる。盲孔５０は筒状に形成されており、クランプは筒状に形成されている。クランプの外径は盲孔５０の内径に対応している。クランプ５２及び５８の対向面は切削面として形成されており、サポート部材３６のシェルの形状に合致する（第９図）。

切削プレートサポート４内には、内面に螺子を施こした透孔５゛５が形成されており、この透孔は放射方向の外側面より放射方向の内側面に向かってキャップ螺子４８が挿通する切欠き４１の軸線に対してほぼ直角に伸びている。外部より旋回可能なセット螺子は孔３４に係合して、サポート部材３６を収容する盲孔８２の内壁の内側放射部分に内端を係合している（第１，２及び３図）。

フライスのベース部材ｌには、その周面に沿って溝５７が形成されている。溝５７の側壁は一方向に傾斜されて溝の幅をその底部に拡開する構成となっている。

溝内には、バランス用錘５８が位置しており、その側面は溝５７の側壁に一致している。

バランス用錘５８は、溝５７内をベース部材１０周面にそって移動する。バランス用錘には、これを透過する穴が形成されており、螺子５９はこの孔に螺合する。螺子５９の内端は、螺子５７の底部に係合している。バランス用錘５８は、線孔５９の締付けによって溝５７０周面にそって溝内のいずれの位置においても固定的に収容される（第２，５図）。

第５図に示すように、ベース部材１の後側部分及びその後面の外側局面は研磨された環状面６０又は６１が設けられている。

面６０．６１によって、フライスの回転動作又は平面動作がコントロールされる。

工具の切削プレートの調整の可能性は、以下に第１図乃至第５図について説明する。

全てのフライス工具の切削プレート６を調整するために、まずはじめに、各切削プレートは対応する切削プレートスペーサ１１の切欠き１０内に収容される。この時、切削プレートの切削エッヂは切削方向に向けられている。固定螺子８は孔７及び切欠き９′及びスペーサ１１に挿通し、切削プレートサポート４の孔に螺合している。しかし乍ら、固定螺子８は完全に締付けられず、従って、切削プレートスペーサ１１は、螺子２４及び２５の調整によって、切削プレートサポート４に対して回動出来るようになっている。このとき、スペーサ１１の弧状面１７は切削プレートサポート４に形成された切欠き１０の弧状周面１８にそって摺動する。この回動によって、切削プレートスペーサ１１は切削プレート６とともに、切削プレートサポート４に対して、放射状の外側切削エッヂとベース部材ｌの前面にそって伸びる切削エッヂがベース部材の中心軸線５に向かって所定の又は所望の角度方向に位置するように調整される。切削プレートの所望９角度位置が得られると、螺子２４．２５をスペーサ１１の突子１８の対向面１９．２０に当接してプレートをトサポート４とともに相互に緊密にクランプされ、固定されるまで締込まれる。つづいて、切削プレート４の放射位置が調整される。このため、キャップ螺子４８が、ヘッド螺子５６（の締付けを）解除することによつ重切削プレートサポート４が切削プレートサポート４の内端が外方に押出せるか、若しくは前記螺子を切削プレート４に締込み、サポート４に外部圧力を加えて放射方向にシフトさせて切削プレートサポートがベース部材１の中心軸線に対して所望の放射位置に移動させることが出来るようになるまで弛められる。

所望の放射位置に達すると、切削プレートサポート４はサポート部材３６とともにキャップ螺子４３の再締付けにて固定される。

つづいて、切削プレートの＠線方向の調整が行なわれる。このために、差動螺子５１が外部より旋回され、チップ５２　、５３が分離され又は異なる方向に移動されて、サポート部材３６が盲孔８ｚより解放される。前記の螺子４９を旋回することによって、サポート部材８６を盲孔の放射方向内方に、円盤状スプリング４５の圧縮力に抗して押込み又は、円盤状スプリングの押圧力によってサポート部材８６を盲孔３２内で外方に移動させる、二つの動作が可能となる。切削グレート６が所望の軸線方向位置に達すると、差動螺子５１が再度締付けられて、クランプ５２．５３が相互に接近する方向に移動して、サポート部材３６のシェルをクランプする。しかして、部材３６は、盲孔８２内に固定される。第１図乃至第５図に示すフライス工具に１おいては、各切削プレートは、切削７ツート６を収容する切削グレートスペーサ１１が切削グレートサポート４に対して回動可能であジ、切削グレートサポート部材３６に対して放射方向に移動可能に固定されており、サポート部材はベース部材１に、その中心軸線５と平行に動作可能に固定されているので、それぞれ三つの方向に独立して調整可能となっている。

更に、切削７ツートスペーサ１１は、固定螺子８がすでに締付けられた状態においても、螺子２４．２５によって切削プレートサポートに対して回動可能である。サポート部材と切削刃６の軸線方向位置は１／１０００ｍの精度で調整可能である。

第１図乃至第５図におけるフライス工具においては、穴埋めウエツヂ２７は切欠き２６内に配置され、螺子３１によって固定されている。この実施例においては、穴埋め材の切削グレートに隣接する周壁は切削グレート接触しない。切削グレート６の厚さ、即ち切欠きｌＯ及び切削プレートスペーサ１１及び／又はウエツヂよりも僅かに小さい厚さは、切削グレートに隣接するウエツヂ壁面が後者に当たらない寸法に設定さ九る。穴埋め部材２７の外側凹面は、切シ粉ガイド又は排出スペースとして作用しており、切シ粉をフライス工具とシ、何等問題を生じることなく連続的に排出出来るようにしている。

全ての切削グレートの調整の後、工具を平面又は回転駆動するためにチェックが行なわれる。このチェックは、環状面６゜及び６１によって行なわれ、工具が駆動している状態において、適当な測定器具が環状面６０．６１に取付けられる。

このようにして調整した後、フライス工具は、工具の周囲に配設するバランス用錘５８を適当に位置決めすることによって、正確にバランスされる。

本発明の第２実施例によるスライス工具は、第６図乃至第８図に示されている。

この実施例においては、取付孔を有しなＧ２切削プレートが用いられておジ、従ってプレートは緊密なりランプによって作用位置に固定される。第２実施例によるスライス工具の構造は、第１図乃至第５図について説明した第１実施例と多くの部分で対応しており、従って以下両実施例において同様の要素が用いられている部分は、第１実施例の説明を参照して説明する。１だ、第２実施例の説明において、対応する部品は、同一の参照符号を用いて示す。第４図及び第５図の構成は、第１実施例はかりでなく、第２実施例にも適用さ九る。

二つの実施例によるフン、イス工具の唯一のデザイン上の相違点は、切削プレートの固定方法にある。第２実施例において、切削グレート６２は切削プレートスペーサ１１の切欠き１０内に位置している。切欠きの形状はグレート６２の形状に対応している。切削グレート６２は切削グレートサポート４に、固定螺子を用いて取付けられていない。第２実施例においては、ベース部材１に形成した切欠き２６内にウエツヂ６３が設けられ、このウエツヂ６８は切削グレートに隣接している。ウエツヂの形状は、切欠き２６の対向する当接面の形状に対応している。

ウエツヂ６８は、第１実施例について説明したように、螺子３１によってベース部材１に取付けらルる。ウエツヂ６８の外周面に対向する而６４には第１実施例と同様に凹形の切９粉スペースが形成されている。

各ウエツヂ６８は、そ九ぞれ切削グレート６２に対向する側部°にクランプ面６５を有している。各ウエツヂ６３は、対応する切欠き内に、切削グレート６２の切削面に圧力を付与する方向に、放射方向内きに移動可能に配設される。このクランプ面の内向き動作は、差動螺子として構成さ几た螺子３１の適切な締付けにて得ることが出来る。この実施例において、切欠き１０の深さと切削プレートスペーサの深さは切削グレート６２の厚１８ペーサより僅かに突出し、クランプ面６５に当接して、クランプ面６５が切削グレートスペーサに接触しないようになっている。

しかして、この第２実施例においては、埋込み部材６８は、切り粉の排出要素として作用するとともに、切削刃を作用位置に固定するための固定安素として作用して、二つの作用と行なう。

第２実施例のフライス工具における切削グレート６２の調整は、上記の第１実施例の切削グレート６の調整と同様にして行なわれる。それにもかかわらず、心配があれば、ウェッヂ６８の圧入による切削グレート６２を最終的に固定する作業は、軸方向及び放射方向の調整を行なった後に行なうことが望ましい。

第１図乃至第５図及び第６図乃至第８図に示した両実施例によれば、切削プレートスペーサは、対応する切削グレートサポートより取外すことが出来、切削プレートサポートの収容切欠き１４に合うスペーサと交換することが出来る。このため、フライス工具には必要に応じて異なる切削プレートを取付けることが出来、この場合それぞれの切削グレートの形状に一致する形状の切欠きＩＯを有する切削グレートスペーサが用いらｎ。

この切削グレートスペーサが切削プレートサポートに取付けられる。更に、切削プレートスペーサの切欠きｌＯは使用ｊる切削プレートに対応した形状を有しているとともに、工具のペース部の中心軸線に対して切削グレートに所要の正又は負の切削角が得られるように位置決めすることの出来るものである。

本発明のフライス工具においては、種々の材料の切削グレートを用いることが出来る。即ち、Ｈ８５（高強度鋼）硬合金の板、ダイヤモンドインサート又はＣＢＮインサート入シの板、又はセラミック切削グレートを用いることが出来る。唯一必要なことは、切削プレートの形状が切削グレートスペーサ１１の切欠き１０の形状に合った形状となっていることのみである。

本発明は上記の実施例に限定されるものではない。即し、軸方向の調整可能なサポート部材は、対応した長方形断面の盲孔に収容、固定出来る断面の部材としで形成される。

明細書及び図面に示された本発明の散索は、本発明の範囲において種々の組合せにより用いることが可能である。

Ｆｉｇ、６Ｆｉｇ、７

Claims

【特許請求の範囲】の前面に開口されておジ、各切削グレートサポートは、各リテーナ切欠き内において軸線方向及びそｎと独立に放射方向の双方に調整可能及び可動であり、その主要面に切削グレートを略放射状に配設してなるフライス工具において、前記切削プレート（６）は、切削グレートスペーサ（１１）の切欠き（ｌＯ）内に位置し、切欠きの形状はプレートの形状と一致しており、スペーサ（１１）は、部材（１）の中心軸線（５）を含む放射方向面に対して略直角な仮想軸線に対して回動自在に切削グレートサポート（４）に取付けられるとともに、切削グレートサポート（４）に連関する位置にてロックされることを特徴とするスライス工具。２、各切削グレートサポート（４）は谷々サポー１−（８６）に取付け、固定されており、前記切削グレートサポートが実質的に放射方向に移動可能であり、移動位置にてロック可能であり、各サポー）（８６）がベース部材（１）の中心軸線（５）と平行にベース部材（１）に取付け、固定され、ベース部材に関して移動可能であジ、移動位置にロック可能であることを特徴とする請求の範囲第１項に記載したフライス工具。８、　切削刃スペーサ（１１）は、その外周の部分（１２）に沿ったエッヂは円形で６Ｄ、クサビ状面の部分を画成する周面（１３）を露出する板であり、グレートサポート（４）はスペーサ（１１’）を収容、ガイドする切欠き（１４）を有し、該切欠き（１４）はグレートスペーサ（１１）のベース面（１６）を受けるベース面（１５）を有し、該ベース面（１５）はおお６むね中心軸線（５）を含む放射面に位置し、前記切欠き（１４）は更に、クサビ状周面の一部を構成するとともに、スペーサ（１１）の円錐状面（１３）に一致する形状の部分的に制限さ几た側方面（１７）を有していること°を特徴とする請求の範囲第１項又は第２項に記載したフライス工具。４、切削グレートスペーサ（１１）はそのベース（１６）にベース面より直角に突出する突子（１８）を設けられており、突子は、切削グレートスペーサ（１１）のベースｌ１ｌｉｌｉ　（１６）　７）Ｅベース面（１５）に係合し、円錐状周面（１７）が円錐状周面（１３）に係合したときに、突子が弧状切欠き（２１）及び切削プレートサポート（４）に形成した収容切欠き（１４）のベース面に位置するように配置されており、前記弧状切欠きは円錐状周面（１３）と同心円状に形成さ九弧状切欠きの両端にはベースを透過する孔（２２又は２８）が形成され、該孔はその前側ベース又は放射方向外側部においてそれぞ九の切削グレートサポート（４）の外表に向かって伸びており、外部よシ旋回可能なセット螺子（２４又は２５）が前記孔に螺合して螺子の内側端を対応する突起（１８）の端面（１９又は２０）に係合させるようにしたことを特徴とす請求の範囲第３項に記載したフライス工具。５、　切削グレートサポート（４）の収容切欠き（１４）は、そのベース面と反対側に開口しており、切欠き（１４）の円錐状周面（１８）の高さは板状の切削グレートスペーサ（１１）の厚さに対応していることを特徴とする請求の範囲第３項又は第４項に記載したフライス工具。６、ベース部材の外側局面に、切削グレートサポート（４）を収容する切欠き（２６）を取付切欠き（３）に隣接して設け、該切欠きをベース部材の外側周面及び前面に開放するとともに、各切削グレート（６又は８２）の切削面及び前記切削プレート１７を支持する切削グレートスペーサ（１１）に向かって開口し、切欠き内にウエツヂ（２７又は６８）を収容し、該ウエツヂ（２７又は６８）は、切欠き（２６）の収容面の形状に対応する形状となっており、切欠き（２６）内に収容、止着されるようにしたことを特徴とする請求の範囲第５項に記載したフライス工具。？、各タウエッヂ２７又は６３）の外周に向かう而（２８又は６４）は、切粉ガイド溝を有していることを特徴とする請求の範囲第６項に記載したフライス工具。８、　少なくとも１つの線孔（２９）が各対応するウエツヂ（２７，６８）を止着する６溝（２６）の底部に設けられており、差動螺子（３１）が設けられ、該螺子は、ウエツヂ（２７，６８’）のタッグ孔（３０）に挿通しており、前記タップ孔（３０）の延長上に設けるタッグ孔（２９）に螺合さ几されていることを特徴とする請求の範囲第６項又は第７項に記載したフライス工具。９、各ウエツヂ（６３）は対応する切削グレー）　（６２）に対向する側にクランプ面（６５）を有しており、これを収容する溝内に放射方向内向き、切削グレートの切削面を加圧し、クランプ面を切削グレートの切削面に隣接、締付けて切削プレートを固定するように、移動可能収容さ九ていることを特徴とする請求の範囲第６項乃至第８項のいずれかに記載したフライス工具。１０、切削グレートスペーサ（１１）が孔（９つを有し、切削プレートサポート（４）が螺子（９）を有しており、前記孔と線孔は、同軸に配設されるとともに収容切欠き（１４）の円錐状周面（１３）と同心円状に位置して、切削グレートサポート（４）に取付けるための取付孔を有する切削グレー１４止着する固定螺子（８）と係合するようにしたことを特徴とする請求の範囲第５項乃至第８項のいずれかに記載したフライス工具。１１、各取付切欠はベース部材（１）の前面に開口する盲孔（８２）を有し、該盲孔の軸線はベース部材の前面に対して直角であり、盲孔の直径はその軸線方向に一定であり、軸状領域（８８）がベース部材の前面より盲孔（３２）の凹部前面を通って後方に伸びており、捷た前記軸状領域は盲孔（８２）の上側部より外方に伸びてベース部材の外周面に開口し、前記盲孔内には、盲孔の内部空間に一致する形状のサポート部材（３６）が収容され、該サポート部材（８６）は、軸方向に調整可能であり、調整位置にて固定可能とされ、その長さは基本的に盲孔の深さに一致しており、前記サポート部材（８６）はその前側部にベース部材（１）の中心軸線に直交するサポート面（８９）を有するチャンネル状の溝（３７）を有しており、切削プレートサポート（４）は、前記軸状領域とその外側部において平行な側面と、その内側部においてチャンネル状溝（８７）のサポート面（３９）に平行な後側当接面を有し、前記サポートがチャンネル状溝（３７）内に摺動可能に収容され１．摺動位置にてサポート面に固定されるようにしたことを特徴とする請求の範囲第１項乃至第１Ｏ項のいずれかに記載したフライス工具。拐、各盲孔（８２）の周面と対応するサポート部材（３６）の内端間に圧縮バネ手段を設け、サポート部材（８６）のシェルに、外向きに傾斜するコンタクト面（４７）を有する凹部（４６°）を形成し、ベース部材（１）に盲孔に隣接して、その前面より内向きに盲孔の軸線に対して所定角をもって伸び、内端においてサポート部材（３６）の凹部（４６）に対向する線孔（４８）を設け、外部より旋回可能なセット螺子（４，９）が前記線孔（４８）に係合して、その前端が凹部（４６）のコンタクト面（４７）に係合するようにしたことを特徴とする請求の範囲第１１項に記載したフライス工具。９１８、前記の圧縮バネ手段は、円盤状スプリングである請求の範囲第１２項に記載したフライス工具。 ■４．ベース部材の取付切欠きの各盲孔（８２）は筒状の切欠きとして形成され、これに対応するサポート部材（３６）は盲孔（８６）の直径に一致する直径を有する筒状に形成されることを特徴とする請求の範囲第１２項又は第１３項に記載したプライス工具。１５、ベース部材（１）の盲孔（３２）にサポート部材（８６）を固定スるために、各取付切欠（８）の領域内に、チャンネル状溝（８７）のサポート面（８９）の後側の外周面よシ放射方向内向きに伸びる盲孔（５０）が形成されてお９、前記孔（５０）は、サポート部材（３６）を収容する盲孔（８２）の軸線に対して直角な軸線方向に一定の直径を有し、他の軸線に対しては側方に変位しており、前記盲孔には差動螺子（５）が挿入されており、該差動螺子は軸部に二つの相互に反対方向に螺子切りされた螺子部を有しており、二つのクランプ（５２，５３）はそれぞれ対応する螺子部にその内螺子によって相互に軸線方向に離間して螺合され、両りラング（５２，５３）の形状は盲孔（５０）の対応部分の断面形状に一致しており、前記螺子（５１）がその締付は状態において、相互に対向するクランプ（５２，５３）の端面間にサポート部材（８６）をクランプするようにしたことを特徴とする請求の範囲第１１項乃至第１４項のいずれかに記載したフライス工具。１６、前記盲孔（５０）は筒状に形成されており、前記クランプ（５２，５８）は盲孔の直径に対応する直径を有する筒状部材であることを特徴とする請求の範囲第１５項に記載したフライス工具。１７、クランプ（５２，５８）の相互に対向する面はサポート部材（３６）のケーシングの形状に一致するクランプ面を形成し０ていることを特徴とする請求の範囲第１５項又は第１６項に記載したフライス工具。１８、各切削刃サポート（４）はその前面よシその後側接触面に伸びる切欠き（４１）を有しておシ、′サポート部材（３６）のチャンネル状溝（３７）は前方に開放１〜た部分として形成され、タッグ孔はサポート面より、切削プレートサポート（４）の切欠き（２１）と−直線上に位置するように伸びており、前記孔の直径が切欠きの内幅よりも小さく形成さ几、切削グレートサポート（４）をサポート部材（３６）に取付けるためのキャップ螺子（４８）はサポート部材のタッグ孔（４２）に係合していることを特徴とする請求の範囲第１１項乃至第１７項のいずれかに記載したフライス工具。１９、前記円盤状スプリング（４４）は、切削グレートサポートに対向するキャップ螺子（４８）の頭部側及び切欠き（４１）の外側縁部間に配設されることを特徴とする請求の範囲第１８項に記載したフライス工具。２０、＠記切削プレートサポート（４）の底部に螺＋、（５５）を有する孔（５４）が設けられ、該孔がサポートの外側放射方向位置の而よりその内側放射方向位置の面に、キャップ螺子（４３）を収容する切欠き（４１）の軸に対して、前記孔が直交するように伸びておジ、外回よシ旋回可能なセット螺子（５６）が前記孔（５４）に係合されており、螺子（５６）の内側端部が、゛サポート部材（８６）を収容する盲孔（８２）の内壁の放射方向内側部分に当接するようにしたことを特徴とする請求の範囲第１１項乃至第１９項のいずれかに記載したフライス工具。