JPS605009Y2 - 誘導発熱ロ−ラ− - Google Patents

誘導発熱ロ−ラ−

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Publication number
JPS605009Y2
JPS605009Y2 JP7449678U JP7449678U JPS605009Y2 JP S605009 Y2 JPS605009 Y2 JP S605009Y2 JP 7449678 U JP7449678 U JP 7449678U JP 7449678 U JP7449678 U JP 7449678U JP S605009 Y2 JPS605009 Y2 JP S605009Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive layer
roller shell
induction heating
heat
heating roller
Prior art date
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Expired
Application number
JP7449678U
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English (en)
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JPS54181110U (ja
Inventor
一 向谷
潤一郎 小林
Original Assignee
帝人株式会社
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Filing date
Publication date
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Priority to JP7449678U priority Critical patent/JPS605009Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電磁誘導によって発生する電流に基づいて発
熱する誘導発熱ローラー、更に詳しくは、ローラーシェ
ル内周面に発熱効果を高める導電層を有する誘導発熱ロ
ーラーに関する。
上記誘導発熱ローラーは、合成繊維の延伸工程等で糸条
の加熱処理に多用されており、例えば第1図に示すよう
に構成されている。
すなわち、糸条が捲回される磁性材料からなるローラー
シェル1は図示しない駆動機構によって回転駆動される
回転軸2に取付けられると共に、ローラーシェル1の内
部には図示しない機台に固定された鉄芯3と該鉄芯3に
捲回されたコイル4とからなる磁束発生機構が設けられ
た構成となっている。
5はローラーシェル1の内周面に密着して設けられた前
記導電層であり、該導電層5は導電性の良い材料(銅、
真鋳、アルミニウムなど)からなり、ローラーシェル1
の回転軸2方尚の表面温度分布を均一にするため、放熱
量の大きい両端部のみに設けられている。
6は導電層5をローラーシェル1の内周面に密着保持す
るための非磁性材料よりなる支持リングである。
従って、コイル4に交番電圧を印加すると、鉄芯3とロ
ーラーシェル1で構成される磁路に磁束が発生する。
該磁束によりローラーシェル1と導電層5に電磁誘導に
より電流が流れるので、ローラーシェル1と導電層5は
発熱する。
従って放熱量の大きいローラーシェル1の軸端部では発
熱量力状となり、ローラーシェル1の前記温度分布は略
均−となる。
しかし、かかる構成の誘導発熱ローラーでは、特に熱履
歴による支持リング6と導電層5の外れ等の機械的強度
の問題がある。
この問題を改善するものとして第2図に示す実公昭47
−31731号公報のもの、すなわち、ローラーシェル
1の軸2方向にその肉厚を変化させた導電層5をローラ
ーシェル1の内周面に密着させたもの、あるいは特公昭
48−36216号公報及び特開昭48−19868号
公報に開示された筒状の導電層5に発熱量を調整する開
孔を設けたものがある。
しかし、前者のものは円筒の内面の切削が必要であり、
工作上問題があり、又、両者には導電層5内での伝熱の
ためか温度分布調整が難しい問題があるようであり、図
1のものが機械的強度の問題があるにもかかわらず多用
されているのが現状である。
本考案は、かかる現状に鑑みなされたもので、簡単な加
工で機械的強度も十分でかつ確立した従来技術の設計デ
ータを利用して温度分布の調整ができる誘導発熱ローラ
ーを提供するものである。
すなわち、本考案の誘導発熱ローラーは、磁性材料から
なるローラーシェルと該ローラーシェルの内周面に密着
挿入された筒状導電層とを有する誘導発熱ローラーにお
いて、前記導電層の軸方向に沿って該導電層の周壁を貫
通する貫通孔からなる環状非発熱部を配設すると共に、
少なくとも該環状非発熱部の導電層と前記ローラーシェ
ルとの間に空隙もしくは断熱材を配してその間の伝熱抵
抗を大となしたことを特徴とするものである。
以下、本考案を図面により詳細に説明する。
第3図は本考案の一実施態様に係わる導電層の斜視図、
第4図は前記実施態様の側断面図である。
図に示すように導電層5は導電層の良い材料からなる円
筒体の軸方向に、多数の貫通孔5aを設けると共に、該
貫通孔5aを円周方向に覆うように環状溝5bを設けた
構成となしである。
ここで貫通孔5aの軸方向に巾及び設置位置はローラー
シェル1の軸方向の熱負荷分布及び所望の軸方向温度分
布から決定することは云うまでもない。
又、環状溝5bの溝深さは環状溝5b部の導電層からロ
ーラーシェル1の伝熱抵抗を密着部5Cの導電層からロ
ーラーシェル1への伝熱抵抗に比し十分大とするもので
あれば良く、通常導電層5の肉厚の174〜In程度で
十分目的を達する。
環状溝5bに断熱材料を装着すればこの溝深さは更に浅
くてき、前記肉厚が薄い場合に利用できる。
更に貫通孔5aの円周方向の数及び大きさは特に限定す
るものではなく、環状i5b部の導電層の円周方向の短
絡電流を抑制できるもの、すなわち発熱を阻止するもの
であればよく、全円周の176〜l/2程度の延べ長さ
を2〜6分割して配置するのが導電層5の強度上好まし
い。
以上の導電層5を第4図に示す如く、ローラーシェル1
の内周面に密着挿入する。
すると導電層5の環状R5bにより導電層5の外周面と
ローラーシェル1の内周面には空隙が形成される。
同図の他の構成は前記した従来技術と全く同様に構成し
である。
従ってコイル4に交番電圧を印加すると、前記従来技術
と同様に、ローラーシェル1には主として渦電流が、導
電層5には短絡電流が発生してローラーシェル1と導電
層5は発熱する。
ところで、周知の通り導電層5の短絡電流は、前記交番
電圧により発生する磁束の方向、すなわち導電層5の軸
方向と直交する方向、具体的には導電層5の円周方向に
発生する。
従って、前記貫通孔5aを設けた部分ではその円周方向
の短絡電流が流れず、環状の非発熱部5b’が形成され
る。
更に本実施態様では、該非発熱部5b’の導電層5の外
周面を環状溝5bとなしであるので、伝熱抵抗の大きい
前記空隙が形成され、導電層5からローラーシェル1へ
の伝熱量は小さくなる。
従って、該非発熱部5b’に隣接する発熱部である密着
部5cから熱伝達により熱量が伝達されても、ローラー
シェル1への熱的影響は無視できる。
従って、導電層5は一体の円筒体で構成されているが、
ローラーシェル1の内面と密着している密着部5c、す
なわち発熱部のみがローラーシェル1の温度分布に寄与
することになる。
従って従来技術の如く導電層5を必要な部分に配置する
設計データが利用できる。
ところで、前記貫通孔5aの軸方向長さを環状溝5bの
巾より小さくしても、環状溝5bの溝の深さを大とする
か、断熱材を溝部に介在させることにより前記伝熱抵抗
を十分大とすれば環状溝5b内の発熱は無視できるので
、ローラーシェル1の温度分布と独立に、導電層5の電
気的容量すなわち誘導発熱ローラーのヒーターの力率を
調整できる。
なお、上記実施態様では製作の容易な環状溝5bすなわ
ち空隙により前記伝熱抵抗を大となすものを示したが、
導電層5が薄い場合には、断熱材を介在させるように構
成してもよく、機械工作上不利ではあるが、ローラーシ
ェル1の内周面に環状溝5aを設けても良い。
以上のように本考案によれば、機械的強度が十分でロー
ラーシェル1の軸方向温度分布も調整できる誘導発熱ロ
ーラーが得られる。
又、ローラーシェル1の軸方向温度分布と独立にヒータ
ーの力率の調整もできる。
更に、導電層5の外周面の簡単な加工のみで安価に製作
できる。
このように本考案は実用上非常に大きな効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来技術に係わる誘導発熱ローラーの
側断面図、第3図は本考案の一実施態様に係わる導電層
の斜視図、第4図は前記実施態様の側断面図である。 1はローラーシェル、2は回転軸、3は鉄芯、4はコイ
ル、5は導電層、5aは貫通孔、5bは環状溝、5b’
は環状非発熱部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 磁性材料からなるローラーシェルと該ローラーシェ
    ルの内周面に密着挿入された筒状導電層とを有する誘導
    発熱ローラーにおいて、前記導電層の軸方向に沿って該
    導電層の周壁を貫通する貫通孔からなる環状非発熱部を
    配設すると共に、少なくとも該環状非発熱部の導電層と
    前記ローラーシェルとの間に空隙若しくは断熱材を配し
    てその間の伝熱抵抗を大となしたことを特徴とする誘導
    発熱ローラー。 2 前記導電層の少なくとも環状非発熱部の外周面に環
    状溝を設けた実用新案登録請求の範囲第1項記載の誘導
    発熱ローラー。
JP7449678U 1978-06-02 1978-06-02 誘導発熱ロ−ラ− Expired JPS605009Y2 (ja)

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JP7449678U JPS605009Y2 (ja) 1978-06-02 1978-06-02 誘導発熱ロ−ラ−

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JP7449678U JPS605009Y2 (ja) 1978-06-02 1978-06-02 誘導発熱ロ−ラ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54181110U JPS54181110U (ja) 1979-12-21
JPS605009Y2 true JPS605009Y2 (ja) 1985-02-15

Family

ID=28988077

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JP7449678U Expired JPS605009Y2 (ja) 1978-06-02 1978-06-02 誘導発熱ロ−ラ−

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JPS54181110U (ja) 1979-12-21

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