JPH08170119A - 鉄心の焼鈍方法 - Google Patents

鉄心の焼鈍方法

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JPH08170119A
JPH08170119A JP31181894A JP31181894A JPH08170119A JP H08170119 A JPH08170119 A JP H08170119A JP 31181894 A JP31181894 A JP 31181894A JP 31181894 A JP31181894 A JP 31181894A JP H08170119 A JPH08170119 A JP H08170119A
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iron core
annealing
iron
peripheral portion
core
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JP31181894A
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English (en)
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Eiji Shimomura
英二 霜村
Kazuo Yamada
一夫 山田
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】内周部若しくは外周部に凹凸部を有した鉄心に
補助磁路を設けることにより、高周波電流による鉄心の
焼鈍を均一に行う。 【構成】 固定子鉄心8の内周部のスロット8aに、そ
の形状に合わせて形成された補助磁路9を配置して、高
周波電流による電磁誘導作用によって生じる鉄損により
固定子鉄心8の焼鈍を行うようにしたので、ティース部
8bとヨーク部8cとに磁束密度の大きな差が発生せず
に、発熱むらを生じることがなく、ほぼ均一に生じる発
熱によって十分な焼鈍効果を固定子鉄心8に対して与え
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄心に対して、電磁誘
導作用によって焼鈍を行う鉄心の焼鈍方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、珪素鋼により製造されて電磁誘
導機器などに使用される鉄心は、焼鈍を行うことによっ
てその磁気特性が向上することが知られている。この様
な鉄心の焼鈍を行う方法としては、例えば、特開昭61
−215212号に開示されているものがあり、これを
図6を参照して説明する。
【0003】この場合、電磁誘導機器の鉄心としては電
動機の珪素鋼板を積層してなる固定子鉄心を例とするも
のである。固定子鉄心1に対して、その中空部には閉磁
路を形成する焼鈍用鉄心2の脚部が挿通されており、ま
た、焼鈍用鉄心2の他方の脚部にはコイル3が巻装され
ており、そのコイル3に対して交流電源4から交流電流
が供給される。すると、電磁誘導作用によって、固定子
鉄心1には短絡電流Iが流れて、そのジュ−ル損による
発熱により固定子鉄心1は加熱される。この方法では、
交流電源としては商用交流電源がそのまま利用でき、そ
の交流電流値の制御によって固定子鉄心1の昇温速度の
制御が行えるという利点がある。
【0004】また、同様な方法として、特開昭61−6
8671号に開示されているものがあり、これを図7を
参照して説明する。この場合、電磁誘導機器の鉄心とし
ては巻鉄心からなる変圧器鉄心を例とするものである。
鉄心5,5にはコイル6,6が巻装されており、そのコ
イル6,6に対して電源7から高周波電流が通電され
る。その高周波電流によって鉄心5,5に誘起される高
周波磁束により発生する鉄損によって、鉄心5,5が加
熱される。
【0005】この場合は、電源7としては高周波電源と
いう特別の電源を必要とする。しかし、鉄心5,5に発
生する鉄損は、ある程度電流の周波数が高い場合は渦電
流損が主であり、その渦電流損は周波数の2乗に比例す
るので、前者の方法よりも大きな損失、即ち発熱を与え
ることができ、焼鈍時間を短縮することができる。ま
た、電源7の周波数を制御することにより損失の可変制
御を広範囲に行うこともでき、昇温速度の制御が容易で
ある、という利点もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電動機
の固定子鉄心のように内周部に凹凸部を持つ鉄心を対象
とした場合には、次のような問題があった。即ち、前者
の方法は、短絡電流が周方向にのみ流れて径方向には流
れず、固定子鉄心1の内周側の凸部即ちティース部の加
熱ができないという問題があった。
【0007】また、後者の方法は、鉄心のティース部に
回り込む高周波磁束の量が少なく、十分な鉄損が得られ
ないため加熱が不十分となってしまう。その鉄心のティ
ース部の加熱不足を補うために、高周波電流の周波数を
上げるなどして鉄損を増大させると、鉄心の外周部即ち
ヨーク部における発熱が過剰となって、最悪鉄心の溶融
に至るなどの事態を招くため好ましくない。
【0008】この様に、電動機の固定子鉄心を対象とし
た場合、特開昭61−215212号の方法はもちろん
特開昭61−68671号の方法においても、加熱むら
によって温度分布がばらつき、適正な温度に達しない部
分が出ることにより、十分な焼鈍効果を得られない可能
性があった。
【0009】本発明は上記問題を解決するもので、その
目的は、電動機の固定子鉄心のような凹凸部を有する鉄
心を、高周波電流による電磁誘導作用によって焼鈍する
場合、鉄心の凸部の発熱を補って鉄心の温度分布を均一
化することにより、鉄心に十分な焼鈍効果を与えること
ができる鉄心の焼鈍方法を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、請求項1記載の鉄心の焼鈍方法は、内周部若しくは
外周部に凹凸部が形成された筒状の鉄心に対し、その中
空部に貫通させた導体に高周波電流を通電し、鉄心に生
じる鉄損によって焼鈍を行う鉄心の焼鈍方法において、
凹凸部の凹部に対して、その形状に合わせて形成された
補助磁路を配置して焼鈍を行うことを特徴とするもので
ある。
【0011】請求項2記載の鉄心の焼鈍方法は、円筒の
内周部若しくは外周部に凹凸部が形成された筒状の鉄心
に対し、凹凸部の2つの凹部に、その間に存在する凸部
を挟み込むようにU字形導体を挿入し、且つ凸部先端に
接するようにリング状の補助磁路を配置して、U字形導
体に高周波電流を通電して鉄心に生じる鉄損によって焼
鈍を行うことを特徴とするものである。
【0012】請求項3記載の鉄心の焼鈍方法は、内周部
若しくは外周部に凹凸部が形成された筒状の鉄心に対
し、その中空部に貫通させた導体に高周波電流を通電
し、鉄心に生じる鉄損によって焼鈍を行う鉄心の焼鈍方
法において、鉄心の外周及び内周にこれらとそれぞれ接
する短絡環を装着して、焼鈍を行うことを特徴とするも
のである。
【0013】
【作用】請求項1記載の鉄心の焼鈍方法によれば、鉄心
の凹凸部の凹部の形状に合わせて形成された補助磁路を
配置して高周波電流による焼鈍を行うので、鉄心に発生
した磁束は外周部若しくは内周部のみならず、補助磁路
を介して鉄心の凸部にも十分に流れるので、鉄心の凸部
の鉄損の発生量は外周部若しくは内周部と略同等にな
り、鉄心全体に均一な焼鈍を行うことができる。
【0014】請求項2記載の鉄心の焼鈍方法によれば、
鉄心の凹凸部の2つの凹部に挿入されたU字形導体に高
周波電流を流すことによって発生した磁束が、その凹部
に隣接した凸部及びそれらの基部をなす外周部(若しく
は内周部)並びに凸部先端に接するリング状の補助磁路
を磁路として流れるので、鉄心の凸部及び外周部(若し
くは内周部)共に鉄損が生じて加熱され、請求項1と同
様な効果が得られる。
【0015】請求項3記載の鉄心の焼鈍方法によれば、
短絡環によって形成された鉄心の外周と内周との間の短
絡回路に流れる短絡電流により発生するジュール損によ
って、鉄心の凸部の加熱量の不足を補うことができるの
で、請求項1と同様な効果が得られる。
【0016】
【実施例】以下本発明の第1実施例について図1及び図
2を参照して説明する。珪素鋼板を積層して円筒状に形
成されている電動機の固定子鉄心(鉄心)8は、電動機
として組立てられる場合にはその円筒の中空部に回転子
が収められるようになっており、その回転子との所謂ギ
ャップに面する部分に多数の凹凸部を有している。ま
た、その凹凸部の凹部であるスロット8aには、巻線導
体が巻装される。
【0017】そのスロット8aの形状に合わせて形成さ
れた補助磁路9が、各スロット8aに配置されている。
そして、固定子鉄心8の、前述の回転子が収められる中
空部には、導体10が貫通されている。その導体10
は、図示しない高周波電源に接続されており、その電源
から高周波電流が供給されるものである。
【0018】次に、本実施例の作用を説明する。導体1
0に図示しない高周波電源によって高周波電流iが供給
されると、例えば、図2に示すように、高周波電流iが
紙面向う側から手前に向かって流れているときは、磁束
φは、右ねじの法則によって反時計回りで固定子鉄心8
の円周方向に発生する。その発生する磁界Hは、H=i
/(2πr)で表される。
【0019】ここで、rは導体10を中心とする距離で
ある。即ち、磁界Hは距離rに反比例して減少するの
で、固定子鉄心8の中心部に近い凸部たるティース部8
bに加わる磁界は大きく、外周部であるヨーク部8cに
加わる磁界は小さくなる。従来では、スロット8aは磁
界によって誘起される磁束に対してギャップとして存在
していたため、ティース部8bに誘起される磁束密度は
非常に小さかった。
【0020】しかし、本実施例ではそのギャップは補助
磁路9が配設されたことにより埋められているので、誘
起される磁束密度は大きくなる。また、ティース部8b
と補助磁路9との接触面の存在によって磁束量は低下す
るが、この部分は上記のように磁界の強度が強いため、
ティース部8bとヨーク部8cとの磁束密度は略同等と
なる。従って、固定子鉄心8に生じる鉄損は各部におい
て略同じ様に生じ、その発熱量即ち温度分布は略均一と
なって、十分な焼鈍効果を固定子鉄心8に与えることが
できる。
【0021】また、補助磁路9の材料は、固定子鉄心8
と同様に昇温しないように、鉄損の小さいもの、例え
ば、薄珪素鋼板やフェライトなどで作成したものであ
る。そのため、珪素鋼板で作成された固定子鉄心8がキ
ュリー点付近まで昇温しても、補助磁路9は比較的低温
に維持されたまま加熱を続行できる。
【0022】以上のように本実施例によれば、固定子鉄
心8の内周部のスロット8aに補助磁路9を配置して、
高周波電流による電磁誘導作用によって生じる鉄損によ
り固定子鉄心8に焼鈍を行うようにしたので、従来とは
異なり、ティース部8bとヨーク部8cとに磁束密度の
大きな差が発生することがなくて、発熱むらを生じるこ
とがなく、ほぼ均一な発熱状態を得ることができ、十分
な焼鈍効果を固定子鉄心8に対して与えることができ
る。
【0023】次に、本発明の第2実施例について、図3
及び図4を参照して説明する。図1及び図2と同一部分
には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分の
み説明する。図4に示すU字形導体11は、その給電端
子部以外の表面は絶縁されており、第1実施例の補助磁
路9に代わって隣接する2つのスロット8aに、その間
にあるティース部8bを挟込むように挿入される。ここ
で、説明のため、スロット8aはn(nは偶数とする)
個あるとして、1からnまで番号をつけて特定する。
【0024】まず、1個目のU字形導体11を、紙面向
う側から手前側の方向で第1のスロット8a(1)と第
2のスロット8a(2)に挿入する。2個目のU字形導
体11は、第2のスロット8a(2)と第3のスロット
8a(3)に挿入する。3個目のU字形導体11は、第
3のスロット8a(3)と第4のスロット8a(4)に
挿入する。
【0025】以下順次スロット8aを一つずつずらして
U字形導体11を挿入して行き、n個のU字形導体11
が固定子鉄心8に挿入されている。これらn個のU字形
導体11には、図示しない高周波電源によってそれぞれ
に通電されるようになっている。また、リング状の補助
磁路12が、固定子鉄心8の中空部に、ティース部8b
の先端部に接するように配置されている。
【0026】次に、第2実施例の作用について説明す
る。第1のスロット8a(1)から第nのスロット8a
(n)までに挿入されたU字形導体11に、図示しない
高周波電源より高周波電流iを、同じスロット8aに挿
入された2つのU字形導体11は同じ向きとなり、その
隣のスロット8aに挿入された2つのU字形導体11は
その逆向きとなるように通電する。すると、発生する磁
束φは、隣り合うティース部8b及びヨーク部8c並び
に補助磁路12で形成される磁路のループに沿って発生
する。それに伴って、鉄損がティース部8b及びヨーク
部8cに生じて発熱する。従って、ティース部8bとヨ
ーク部8cとが同じ磁束の流れに応じて焼鈍されること
により、両者に同じ様に鉄損が生じて略均一に焼鈍が行
われる。
【0027】尚、以上の説明では、便宜上、U字形導体
11を隣接する2つのスロット8aに挿入して焼鈍を行
うようにしたが、実際のU字形導体11の挿入は、ティ
ース部8bとヨーク部8cとに流れる磁束の量が略同じ
になるように考慮して、U字形導体11の両腕部間に複
数個のティース部8bが位置するようにし、その複数個
のティース部8bの幅寸法の総和がヨーク部8cの幅寸
法Dと略等しくなるように決定する。
【0028】以上のように第2実施例によれば、U字形
導体11を固定子鉄心8の2つのスロット8aに挿入
し、且つ、補助磁路12をティース部8bの先端部に接
触するように配置して形成されたティース部8bを中心
とする磁路に磁束を発生させて固定子鉄心8の焼鈍を行
うようにしたので、第1実施例と同様にティース部8b
とヨーク部8cとに対して略等しい発熱量を与えること
ができる。
【0029】次に本発明の第3実施例について図5を参
照して説明する。図2と同一部分には同一符号を付して
説明を省略し、以下異なる部分のみ説明する。固定子鉄
心8の断面図を示す図5において、補助磁路9は設置さ
れておらず、固定子鉄心8の外周に接して導電材料から
なる短絡環13aが装着されており、また、固定子鉄心
8の中空部にその内周であるティース部8bの先端に接
するように、導電材料からなる短絡環13bが装着され
ている。
【0030】次に第3実施例の作用を説明する。励磁用
の導体10に通電が行われて高周波電流iが流れると、
第1実施例と同様に外周部であるヨーク部8cを中心に
磁束φが誘起され、固定子鉄心8に鉄損が生ずる。それ
と共に、短絡環13a及び13bが設置されたことによ
り、固定子鉄心8にはティース部8bからヨーク部8c
に至る短絡回路が形成されているので、その短絡回路に
短絡電流Iが流れ、固定子鉄心8自体が持つ抵抗値によ
ってジュール損が発生する。
【0031】ジュール損は、電流が流れる部分の断面積
に反比例するので、発生する損失は断面積が小さいティ
ース部8bでは大きく、断面積が大きいヨーク部8cで
は小さい。従って、短絡電流によるジュール損は、鉄損
の小さいティース部8bの発熱量を補うように発生する
ので、結果として、ティース部8bとヨーク部8cとの
発熱量は略等しくなる。
【0032】以上のように第3実施例によれば、固定子
鉄心8の外周とティース部8bの先端とに接するように
短絡環13a及び13bを装着することにより、導体1
0に流された高周波電流iに応じて、短絡環13a及び
13bによって形成された短絡回路に短絡電流Iが流
れ、ティース部8bには大きなジュール損失を与えるよ
うにしたので、ティース部8bとヨーク部8cとの発熱
量は略等しくなって固定子鉄心8の温度分布は均一とな
り、十分な焼鈍効果を与えることができる。
【0033】本発明は上記しかつ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形が可能
である。鉄心として電動機の固定子鉄心について説明し
たが、外周部に凹凸部を有する回転子鉄心でも良く、ま
た、電動機の鉄心に限らずとも、要は筒状であってその
外周部若しくは内周部の少なくとも一方に凹凸部を有し
ている鉄心であれば適宜応用できる。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上説明した通りであるので、
以下の効果を奏する。請求項1記載の鉄心の焼鈍方法に
よれば、鉄心の内周部若しくは外周部に形成された凹凸
部の凹部の形状に合わせて形成された補助磁路を配置し
て、高周波電流による焼鈍を行うので、鉄心に発生した
磁束は外周部若しくは内周部のみならず、補助磁路を介
して鉄心の凸部にも同等に流れて、鉄心の凸部の鉄損の
発生量は外周部若しくは内周部と略同等になって均一な
発熱状態を得ることができ、十分な焼鈍効果を鉄心に対
して与えることができる。
【0035】請求項2記載の鉄心の焼鈍方法によれば、
鉄心の内周部若しくは外周部に形成された凹凸部の2つ
の凹部に挿入されたU字形導体に高周波電流を流すこと
によって発生した磁束が、その凹部に隣接した凸部及び
それらの基部をなす外周部若しくは内周部並びに凸部先
端に接するリング状の補助磁路を磁路として流れるの
で、凸部及び外周部若しくは内周部共に鉄損が生じて加
熱され、請求項1と同様な効果が得られる。
【0036】請求項3記載の鉄心の焼鈍方法によれば、
短絡環によって形成された鉄心の外周と内周との間の短
絡回路に流れる短絡電流により発生するジュール損によ
って、鉄心の凸部の鉄損の不足による加熱量の不足を補
うことができ、請求項1と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す補助磁路を設置した
状態の固定子鉄心の斜視図
【図2】同断面図
【図3】本発明の第2実施例を示すU字形導体を設置し
た状態の図2相当図
【図4】U字形導体の斜視図
【図5】本発明の第3実施例を示す短絡環を設置した状
態の図2相当図
【図6】従来技術の第1例を示す図
【図7】従来技術の第2例を示す図
【符号の説明】
8は固定子鉄心(鉄心)、8aはスロット(凹部)、8
bはティース部(凸部)、8cはヨーク部(外周部)、
9は補助磁路、10は導体、11はU字形導体、12は
補助磁路、13a及び13bは短絡環を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周部若しくは外周部に凹凸部が形成さ
    れた筒状の鉄心に対し、その中空部に貫通させた導体に
    高周波電流を通電し、鉄心に生じる鉄損によって焼鈍を
    行う鉄心の焼鈍方法において、 前記凹凸部の凹部に対して、その形状に合わせて形成さ
    れた補助磁路を配置して前記焼鈍を行うことを特徴とす
    る鉄心の焼鈍方法。
  2. 【請求項2】 内周部若しくは外周部に凹凸部が形成さ
    れた筒状の鉄心に対し、前記凹凸部の2つの凹部に、そ
    の間に存在する凸部を挟み込むようにU字形導体を挿入
    し、且つ凸部先端に接するようにリング状の補助磁路を
    配置して、U字形導体に高周波電流を通電して鉄心に生
    じる鉄損によって焼鈍を行うことを特徴とする鉄心の焼
    鈍方法。
  3. 【請求項3】 内周部若しくは外周部に凹凸部が形成さ
    れた筒状の鉄心に対し、その中空部に貫通させた導体に
    高周波電流を通電し、鉄心に生じる鉄損によって焼鈍を
    行う鉄心の焼鈍方法において、 前記鉄心の外周及び内周にこれらとそれぞれ接する短絡
    環を装着して前記焼鈍を行うことを特徴とする鉄心の焼
    鈍方法。
JP31181894A 1994-12-15 1994-12-15 鉄心の焼鈍方法 Pending JPH08170119A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011111649A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Chuo Spring Co Ltd 板状ワークの熱処理方法
JP2020080616A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 株式会社豊田中央研究所 回転電機ステータコアの焼鈍方法
DE102022125560A1 (de) 2022-10-04 2024-04-04 Vacuumschmelze Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Herstellen einer CoFe-Legierung für ein Blechpaket

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