JPS604854Y2 - 自動二輪車用パワ−ユニツトのサイドカバ−装置 - Google Patents

自動二輪車用パワ−ユニツトのサイドカバ−装置

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Publication number
JPS604854Y2
JPS604854Y2 JP7593582U JP7593582U JPS604854Y2 JP S604854 Y2 JPS604854 Y2 JP S604854Y2 JP 7593582 U JP7593582 U JP 7593582U JP 7593582 U JP7593582 U JP 7593582U JP S604854 Y2 JPS604854 Y2 JP S604854Y2
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JP
Japan
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side cover
vibration
plate
proofing
sound
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Expired
Application number
JP7593582U
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English (en)
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JPS58178090U (ja
Inventor
治 佐藤
昭雄 高松
六広 種山
Original Assignee
本田技研工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 本田技研工業株式会社 filed Critical 本田技研工業株式会社
Priority to JP7593582U priority Critical patent/JPS604854Y2/ja
Publication of JPS58178090U publication Critical patent/JPS58178090U/ja
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Publication of JPS604854Y2 publication Critical patent/JPS604854Y2/ja
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  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動二輪車のパワーユニットの外側面に装着さ
れるサイドカバー装置に関するものである。
従来自動二輪車において、パワーユニットの側面にサイ
ドカバーを設け、このサイドカバーの内面全面に防振、
防音用の弾性体を接着または焼付により結着したものは
公知であるが、かかるものでは防振、防音材を結着する
のにサイドカバーの形状に左右されて生産性が悪いばか
りでなく、防振、防音材を無駄に使用してコスト高にな
り、さらに防振、防音材がこれを保持する保持板ととも
に共振することがあり、振動音を大きくするという問題
があった。
そこで本考案はパワーユニットのユニットケース外側面
にサイドカバーを設け、該サイドカバーの内面一部に別
体の防振、防音板を取付け、該防振、防音板は、保持板
と、この保持板の内面に重合される吸音板とより構成さ
れ、その偏心位置に前記サイドカバーへの取付孔を有し
、さらに前記保持板には、長さの異なる複数条の補強リ
ブを放射状に形成したことにより効率のよい防振、防音
効果を達成することができ、また防振、防音材を必要以
上に使用することがなく、生産性を高め、さらに防振、
防音材が共振することがないようにした構造簡単な自動
二輪車用パワーユニットのサイドカバー装置を提供する
ことを目的とするものである。
以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
第1図には自動二輪車用パワーユニットPの全体が示さ
れており、このパワーユニットPはエンジンEとミッシ
ョンMとが一体に形成されている。
エンジンEはV型に配置される2つのエンジンブロック
1,2を有する■型多気筒に形成される。
前記パワーユニットPのユニットケース3、すなわちク
ランク兼ミッションケース内には、エンジンEのクラン
クシャフト4およびミッションMのメインシャフト5と
カウンタシャフト6とが互いに平行に回転自在に支承さ
れ、クランクシャフト4とメインシャフト5とは減速歯
車機構7およびクラッチ8を介して連動され、またメイ
ンシャフト5とカウンタシャフト6とはミッションギヤ
群9を介して連動されている。
カウンタシャフト6の、ユニットケース3外突出端には
駆動スプロケット10が固着され、このスプロケット1
0はチェノ11を介して図示しない後車輪と一体の被動
スプロケットに連動されている。
前記ユニットケース3の一側には、クランクシャフト4
で駆動される発電機12が固着され、この発電機12よ
り後方、すなわちミッションM側のユニットケース3の
外側面には、数個の取付ボルト13によってサイドカバ
ー14が固着されている。
このサイドカバー14は前記メインシャフト5およびカ
ウンタシャフト6の一端部に相対面しており、前記メイ
ンシャフト5との対向部には前記クラッチ8を断切する
ための油圧シリンダ15の取付孔16が穿設されている
またサイドカバー14の内面には、前記駆動スプロケッ
ト10を取囲むようにして略U字状のチェノカバー17
が一体に設けられている。
チェノカバー17の内側において、サイドカバー14の
内面には、駆動スプロケット10の外端面に相対向して
円盤状の防振、防音板18が一本の締付ボルト19によ
り固着される。
第4,5図に明瞭に示すように、この防振、防音板18
は鋼板等よりなる保持板20の内面にゴム、合成樹脂等
よりなる吸音材2丁を重合してなり、それらは前記一本
の締付ボルト19によりサイドカバー14に共締めされ
る。
前記保持板20はその中心より偏心した位置に取付孔2
2が穿設されるとともにその取付孔22より放射状に長
さの違う複数条の補強リブ23゜24、および25が形
成されている。
而してこれらの長さの異なる補強リブ23,24、およ
び25は保持板20の各部の固有振動数を変えるように
して振動をうけた際に保持板20全体が共振しないよう
になっている。
また保持板20には、その取付孔22から離れた外周部
に回り止孔26が穿設され、この回り止孔26はサイド
カバー14に突設した回り止ピン27(第2図)に嵌入
して防振、防音板18が振動をうけても回動しないよう
になっている。
次に本考案の実施例の作用について説明する。
いまエンジンEが運転されると、そのクランクシャフト
4の回転は減速歯車機構7およびクラッチ8を介してメ
インシャフト5に伝達され、さらに該シャフト5の回転
はミッションギヤ群9を介して適宜変速された後、カウ
ンタシャフト6に伝達され、該シャフト6より駆動スプ
ロケット10、チェノ11等よりなるチェノ減速機構を
介して図示しない後車輪に伝達される。
而してユニットケース3の外側面を被覆するサイドカバ
ー14は、その内面に防振、防音板18を溶着すること
によってサイドカバー自体の機械インピーダンスを高め
ることができて、その振動を抑制することができ、特に
防振、防音板18をサイドカバー14の共振発生個所に
部分的に設けることにより、小型の防振、防音板18に
よって効率のよい振動抑制効果が得られる。
また動力伝達系の作動音、振動音を効果的に吸収してそ
れらを低減することができ、特に防振、防音板18を、
振動、騒音の大きい駆動スプロケット10とチェノ11
の噛合部に対面させることにより、小型の防振、防音板
18により効率のよい騒音抑制効果が得られる。
また前記チェノカバー17は駆動スプロケット10の収
納空間を有してこれが共鳴箱の役割を果して振動、騒音
を強調することがあるが、これも防振、防音板18によ
って効果的に抑制することができる。
さらに防振、防音板18は長さの異なる複数条の補強リ
ブ23,24,25を放射状に設けることにより、部分
的に固有振動数を変え、全体として共振することがなく
、前述の防振、防音作用が一層効果的に行われる。
以上のように本考案によれば、パワーユニットPのユニ
ットケース3外側面にサイドカバー14を設け、このサ
イドカバー14の内面一部に、防振、防音板18を取付
けたので、サイドカバ−14自体の振動が防振、防音板
18によって抑制されるととも、に前記パワーユニット
Pの動力伝達系より発する作動音、振動音をサイドカバ
ー14よりも小さい防振、防音板18により効果的に吸
収してパワーユニットPの振動騒音を低減することがで
きる。
また前記防振、防音板18はサイドカバー14と別体に
形成されてそのサイドカバー14の内面に取付けられる
のでサイドカバー14の形状に左右されることなく任意
の形状に形成することができて生産性がよく廉価に提供
することができる。
また前記防振、防音板18は保持板20と、この保持板
20の内面に重合される吸音板21とより構成されてそ
の偏心位置にサイドカバー14への取付孔22を有し、
さらに保持板20には長さの異なる複数条のリブ23,
24.25を放射状に形成したので、防振、防音板18
自体は振動をうけても共振することがなく、前述の防振
、防音効果が一層顕著になるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案装置を装備したパワーユニットの側面図
、第2図は第1図■−■線断面図、第3図は第2図m−
m線拡大部分図、第4図防振、防音板の正面図、第5図
は第4図■−V線断面図である。 P・・・・・・パワーユニット、3・・・・・・ユニッ
トケース、14・・・・・・サイドカバー、18・・・
・・・防振、防音板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パワーユニットPのユニットケース3外側面にサイドカ
    バー14を設け、該サイドカバー14の内面一部に別体
    の防振、防音板18を取付け、該防振、防音板18は、
    保持板20と、この保持板20の内面に重合される吸音
    板21とより構成され、その偏心位置に前記サイドカバ
    ー14への取付孔22を有し、さらに前記保持板20に
    は、長さの異なる複数条の補強リブ23,24,25を
    放射状に形成したことを特徴とする自動二輪車用パワー
    ユニットのサイドカバー装置。
JP7593582U 1982-05-24 1982-05-24 自動二輪車用パワ−ユニツトのサイドカバ−装置 Expired JPS604854Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58178090U JPS58178090U (ja) 1983-11-29
JPS604854Y2 true JPS604854Y2 (ja) 1985-02-13

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ID=30085264

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JP7593582U Expired JPS604854Y2 (ja) 1982-05-24 1982-05-24 自動二輪車用パワ−ユニツトのサイドカバ−装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6190098B2 (ja) * 2012-06-14 2017-08-30 川崎重工業株式会社 鞍乗型車両のスプロケットカバー
JP6492043B2 (ja) * 2016-09-29 2019-03-27 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両のエンジンサイドカバー構造

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JPS58178090U (ja) 1983-11-29

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