JPS6048414B2 - コンベヤチエ−ン−フイルタベルト連結装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコンベヤベルト連結機構、特にコンベヤチェ
ーンに対して可動フィルタベルトを迅速に連結及び分離
するのに使用するファスナークリップ、即ち迅速連結装
置に関連する。

上記の目的に使用する公知の連結装置はある分野では
幾つかの欠点がある。

迅速連結型クリップ、例えばフィルタベルトに取付けら
れている受入用スロットを有する上部アームが下部ブラ
ケッ トアームのみに連結されている構造のクリップで
は、上部アームとコンベヤチェーンの突出アームとの間
の異常な負荷によりコンベヤベルトから上方に上部アー
ムが弾性限界以上に湾曲する。従つてコンベヤチェーン
連結具はチェーンが帰還ループで反転する際、湾曲した
上部アームから外れるフことがある。 この種の公知の
連結装置では、ベルトアームのスロットの隙間が弾性限
界以上の上記の湾曲によつて変形するからコンベヤとチ
ェーンの連結の分離が一層困難になる。

従つて本発明の目的はコンベヤチェーン駆動装置に対す
る可動フィルタベルトの連結と分離に付用する改良連結
装置を提供することにある。

本発明の要約５本発明の連結装置は２個の主要部で構成
される。

この第１主要部はコンベヤリンクに取付けられたアーム
である。このアームはコンベヤの運動通路に直角に突出
している。このアームはその端部にフィルタベルトの反
対側に延び出す突出部を （有する。この突出部は連結
装置の第２主要部のみぞ穴、即ちスロットとの嵌合連結
に使用される。上記の第２主要部は板状部材、即ち板状
ブラケットで、このブラケットのベース部は可動フィル
タベルトに連結される。又この板状ブラケットは上部ア
ームと下部アームを有する。この上部アームはベース部
に連結され、かつコンベヤリンクに連結されたアームの
突出部が嵌合するスロットを有する。下部アームは上部
アームに連結され、ベース部に向つて後方に延び、又フ
ィルタベルト表面と接触する。従つて上部アームの弾性
限界以上の湾曲は両アームの構造と下部アームのベルト
フィルタに対する接触によつて阻止される。上記の連結
装置の構造は、板状ブラケットの上部アームと下部アー
ムが、ねじ回し、即ちドライーパーのような工具を両ア
ーム間に挿入することによつて迅速に弾性範囲内で分離
できるように構成されている。

上記のように分離すると、コンベヤアーム突出部は上部
アームのスロットに容易に挿入できる。ドライバーを引
抜くと上部アームと下３部アームは正常位置に戻り、フ
ィルタベルトはコンベヤチェーンに確実に連結される。
上記の板状ブラケットの上部アームと下部アームとを弾
力的に分離させるためにドライバーを挿入すると、コン
ベヤアーム突出部は容易にスロットから外さ３．れ、フ
ィルタベルトはコンベヤチェーンから分離される。好適
実発明の詳細な説明 第１〜３図はコンベヤチェーン２５及びフィルタベルト
２３に対する本発明の連結装置、即ちフ４ｔアスナー２
６の関係を詳細に示す。

コンベヤチェーン２５を標準型リンクチェーンで示し、
このリンクチェーンはセパレータ３１とリベット３２で
定位置に分離保持された多数のリンク３？で構成される
。フィルタベルト２３は適当な織物３３で構成され、適
当な織物又は他の材料で作つたテープ３４で両縁部が補
強される。連結装置、即ちファスナー２６は２個の主要
部ｉで構成され、主要連結用部品としてナット及びボル
ト又はリベットのような永久的連結用部品を使用しない
。

ファスナー２６の好適な構成材料はプラスチックである
が、又鋼のような他の連結用部品材料も適当であろう。
０ 第１〜３図に示されるように、本発明の連結装置の
第１主要部は、コンベヤチェーン２５のリンク３６に適
当に連結されるか、又はリンク３６と一体に形成された
板状アーム３５を含む。

アーム３５はコンベヤチェーン２５の移動方向に対して
７直角に、かつリンク３６から横方向にベルト２３に向
けて突出する。アーム３５はベルト２３の隣接縁部に重
なる充分な長さを有する。アーム３５に連結された上方
突出部、即ちキー３７は下記のように、ファスナー２６
の第２主要部のスロット”４１に嵌合する。図示のよう
に、リンク３６、アーム３５及びキー３７はプラスチッ
ク又は金属の成型又は打抜きで一体に形成できる。

又これらの構成要素は別々に作り接着、又は点溶接等で
連結することもできる。又アーム３５が、リンク３６で
一部が示されるコンベヤチェーン２５のリンクに連結さ
れることは本発明の必須条件ではない。コンベヤチェー
ン２５に適当に連結され、これにアーム３５が連結され
る別のリンク機構も使用できよう。本発明の改良特徴は
ファスナー２６の第２主要部にあり、この第２主要部は
リベット３９によつて補強材テープ３４に適当に連結さ
れた板状部材３８を含む。

従つて、コンベヤの正常移動方向が第１図の左から右方
向とすると、上部の板状部材は後側のみでベルトに連結
される。このためスプロケットの位置及びベルト製造の
際の寸法的不規則性に対しては、ベルトの走行線に沿つ
て、板状部材、即ちクリップのベルト連結位置に対して
チェーン連結を再調整することによつてもある程度！午
容範囲が与えられる。板状部材３８に連結されこれに平
行に突出する卜持式突出部、即ち上部アーム４０板状形
状を有ホる。

この上部アーム４０にはスロット４１が形凝され、これ
にキー３７が嵌合する。上部アーム４０に連結されかつ
上部アーム４０から突出する下部アーム４４は逆方向に
湾曲されて板状部材３８に向けて後方に延び出している
。下部アーム４４の底部はベルトテープ３４の上面に接
触する。板状部材３８、上部アーム４０及び下部アーム
４４は単一材料の一体成型で作ることもでき、又別々に
成型して接着又は溶接等て連結することもてきる。下部
アーム４４と上部アーム４０はばね銅又はある種のプラ
スチックで見れるようなばね特性を示す材料で作ること
が重要である。チェーンとベルトの連結と分離の操作問
には、キー３７を両アーム間に通しスロット４１に嵌合
させるため上部アーム４０と下部アーム４４の間の開口
部４２を拡大することが必要である。

この拡大はドライバーのような工具を開口部４２に挿入
してこのてこ作用で行われる。ファスナー２６の２個の
主要部の連結と分離が行なわれるこの簡単な装置はベル
ト２３の交換に必要な労働力を著しく減少する。操作の
際は、コンベヤチェーン２５は第１図で左から右に移動
するから、フィルタベルト２３を同一方向に引張る。

キー３７によつて板状部材３８に加えられる張力は、ベ
ルトテープ３４に対する下部アーム４４の底部の接触配
置などのため、上部アーム４０から下部アーム４４を弾
性限界以上に開いて湾曲させることはない。板状部材３
８は、連結又は分離操作に必要な開口部４２の弾性拡大
が可能であるがコンベヤとベルトの操作問は上部アーム
４０及び下部アーム４４はその弾性限界以上の運動が阻
止される構造である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の連結装置の平面図；第２図は第１図の
線２−２による側面図で；第３図は第２図の線３−３に
よる断面図である。 ２３・・・・・・フィルタベルト、２５・・・・・・コ
ンベヤチェーン、２６・・・・・・連結装置、３４・・
・・・・補強用テープ、３５・・・・・・板状アーム、
３６・・・・・・リンク、３７・・・・・・キー、３８
・・・・・・板状部材、３９・・・・・・リベット、４
０・・・・・・上部アーム、４２・・・・・・開口部、
４４ノ・・・・・・下部アーム。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ コンベヤチェーンに可動フィルタベルトを取付ける
   連結装置で、コンベヤチェーンに固着され、かつ該チェ
   ーンから可動フィルタベルトに向つて延びる第１アーム
   と、該アームに連結されかつフィルタベルトと反対方向
   に延び出す少くとも１個の突出部、フィルタベルトに連
   結され、かつそれぞれ鋼又はプラスチックのような弾性
   材料で作られたベース部、該ベース部に連結された上部
   アーム部、及び該上部アーム部に連結された下部アーム
   部で構成される板状部材、及び該板状部材のベース部を
   可動フィルタベルトに連結するリベット装置、を含み、
   上記下部アーム部は上部アーム部に対して可撓性を有し
   、該上部アーム部は前記第１アームを上部アーム部と下
   部アーム部との間に挿入する際に第１アームに連結され
   た突出部を嵌合保持するスロットを有し、この嵌合保持
   でコンベヤチェーンと可動フィルタベルトとの間に固定
   連結が得られる迅速分離型連結装置において、可動フィ
   ルタベルトに対するかぎ状係止手段が得られるように下
   部アームが上記上部アームから下方に、かつベース部に
   向つて後方に延び出し、上記下部アーム部はフィルタベ
   ルトに接触し、該フィルタベルトの操作間、両アーム部
   の弾性限界を超えて下部アーム部が上部アームに対して
   運動することを阻止することをを特徴とするコンベヤチ
   ェーン−フィルタヘルド連結装置。