JPS6047850B2 - レ−ザ−ナイフ - Google Patents

レ−ザ−ナイフ

Info

Publication number
JPS6047850B2
JPS6047850B2 JP55005319A JP531980A JPS6047850B2 JP S6047850 B2 JPS6047850 B2 JP S6047850B2 JP 55005319 A JP55005319 A JP 55005319A JP 531980 A JP531980 A JP 531980A JP S6047850 B2 JPS6047850 B2 JP S6047850B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
lens
affected area
laser light
knife
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55005319A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56102235A (en
Inventor
恭四郎 今川
史郎 桜木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP55005319A priority Critical patent/JPS6047850B2/ja
Publication of JPS56102235A publication Critical patent/JPS56102235A/ja
Publication of JPS6047850B2 publication Critical patent/JPS6047850B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Surgery Devices (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えば外科手術用メスとして用いられるレーザ
ーナイフに関する。
この種レーザーナイフは、金属製メスのように患者の皮
膚に直接接触することなく切断できるため、患部が菌に
よつて汚染されることがない等の利点をもち、近年著し
い普及をみせている。
ところで、現在一般に用いられているレーザーナイフと
しては石英よりなる光ファイバーの先端に石英ナイフを
設けたレーザーナイフと、レーザー光を反射鏡によつて
伝送し、レンズを通じて患部に照射するというミラー、
レンズフォーカス形レーザーナイフとがあるが、前者は
石英を用いるため使用するレーザーがYAGレーザー(
波長1.06μ7Tl、)に限られ、止血効果の高いC
O。レーザー光は使用できない。また、後者はCO。レ
ーザー光を使用することができるものの、ミラーを用い
るので、レーザー光の伝送路が嵩ばり、光ファイバーの
ような移動の自由性がないという欠点をもつ。さらに、
この場合、レーザー光はレンズを通して一点に集中され
るので、従来の金属メスを扱うような操作で手術を行な
うことができず、従つて作業性が悪いという使用上の不
便さをもつ。本発明はかかる点に鑑み、止血効果のある
CO。
レーザー光を用いることができ、かつレーザー光を線状
に放射して金属メスと同様な良好な作業性で患部を焼き
切ることができる新規有用なレーザーナイフを提供しよ
うとするものである。次に本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。
第1図は全体構成を示し、図中1は、例えばC02レー
ザー光(波長10.6μTrL)を発生するレーザー光
源を収容したケース、2は基端側2aを前記光源の出力
端1aにコネクタ3を介して接続したレーザー光の伝送
路で、第2図A、Bに示すように、たとえば樹脂製の可
撓性のある被覆材4の中に複数本の赤外用光ファイバー
5・・・を所定の線状(図示例では一列)に並べて構
成されている。この伝送路2の先端側2bには集光用レ
ンズ6 ・・・が設けてあり、被覆材4先端に嵌合、固
着されたレンズホルダー7に保持されている。該ホルダ
ー7の内面には筒状部7a・・・が連設されていて、前
J記赤外用光ファイバー 5・・・の先端を嵌入するこ
とにより集光用レンズ6・・・に対する位置固定がなさ
れている。前記赤外用光ファイバー 5・・・はコア−
の周囲にクラッド(外被)を被着した周知の構造である
が、そのコア−としてこの実施例ではアル5カリハライ
ド、銀ハライド、タリウムハライドのうち、いずれかの
結晶性物質を用いている。一方、前記レンズ6 ・・・
は例えば塩化銀AgCl製のものを用いている。塩化銀
製であると水に溶けないし、人体に無害であり、蒸発も
ほとんどない等の利点をもつもので手術用として適切で
ある。また各レンズ6・・・は焦点距離の等しいものを
用いても良いが、焦点距離の異なつたものを例えば焦点
距離の長いものから順に或い短いものから順に並べると
いう態様で用いても良いものである。尚、各光ファイバ
ー5・・・間、特に先端側2bのファイバー5・・・間
には固定用充填材8を充填することが好ましい。この構
成において、光源より発したレーザー光は赤外用光ファ
イバー5・・・にて先端側2bまで伝送され、集光用レ
ンズ6・・・を通じて患部Aに照射される。
ここで、各レンズ6・・・として焦点距離の等しいもの
を用い、かつ患部Aとの間隔を、該レンズ6・・・の焦
点距離に等しくすれば、患部Aに対してレーザー光は線
状に照射される。第2図Cに照射面におけるレーザー光
の分布状態の一例を示す。図中、黒点B・・・は各レン
ズ6・・・の焦点位置でレーザー光のエネルギー密度の
最も高い点、破線Cで囲んだ範囲は実際のレンズ6・・
・の曲率半径がレンズ中央と周囲とで異なるために生じ
るエネルギー密度の低い部分である。このような状態で
患部Aに対しレーザー光を照射しつつレーザーナイフを
移動させれば、患部の皮膚を必要長さだけ焼き切ること
ができる。
この場合、レーザーナイフを第2図Aに矢印Pで示す5
方向に移動させれば、患部の皮膚を線状に焼き切ること
ができるし、第2図Aにおいて紙面に垂直な方向に移動
させれば広い幅で加温、止血及び焼くことができる。ま
たレーザーナイフを患部から遠ざけると、患部がレンズ
6・・・の焦点からずれるζので、切断面がエネルギー
密度の低いレーザー光によつて加温され、止血が行なわ
れる。次に本発明の他の実施例を第3図乃至第5図に基
づいて説明する。
第3図に示す実施例は、各赤外用光ファイバー5・・・
の先端を上から順に規則正5しく段違いに設け、またそ
れに応じて同一の焦点距離をもつた集光用レンズ6・・
・も段違いに設けた構成としたものである。このように
構成すれば、各レンズ6・・・の焦点位置を結ぶ線1(
この線上はレーザー光のエネルギー密度が最も高い)は
図示4のように傾斜するので、通常の金属製メスと同様
の操作で切断を行なえ作業性がよい。また、この実施例
ではガイド棒9を、その先端を前記焦点位置を結ぶ線1
に揃えた状態で被覆材4の先端下部に固着して設けてあ
り、これによつて患部に焦点位置を簡単且つ確実に合せ
ることがてきるようにして、使い易さの向上も図つてい
る。尚、このガイド棒9が直接皮膚に触れることによつ
て患部が菌で汚染されることはあるが、該ガイド棒9が
通過した位置はその直後にレーザー光が照射されて殺菌
されるので、汚染に対する心配はなく安心して使える。
第4図A,Bに示す実施例は、第2,3図の実フ施例を
示した集光用レンズに代えて、形状に特徴をもつた単一
の集光用レンズ10を用いた構成であり、該レンズ10
は、第4図Bに示すような形状としてある。
この構成においてレンズ10の焦点位置は、図中1で示
すように傾斜した線とな・る。従つて第3図に示した実
施例と同様、作業性が良いという利点をもつ。第5図A
,B,Cに示す実施例は第4図の実施例と同様、単一の
集光用レンズを用いた構成であるが、該レンズ11を、
第5図Bに示すような形状とし、その曲率を上端11a
側程大きく下端11b側にゆくにしたがつて小さくした
ものである。
この形状のレンズであると、焦点位置は図Aに1″で示
すように前記実施例のそれ1とは傾斜方向が逆になる。
この結果、この構成のレーザーナイフは次のような利点
をもつ。即ち、第5図Cに示すように患部Aに対してレ
ンズ11を略平行にし、且つ患部Aとレンズ11の間隔
をレンズ下端部11bの焦点距離に等しくした状態で矢
印Pで示す方向に移動する。すると、患部Aの皮膚は先
ずレンズ下端部11bより照射される集光された高エネ
ルギー密度のレーザー光にて焼き切られ、続いてレンズ
上端部11aより照射されるエネルギー密度の低いレー
ザー光にて加温され止血される。つまり、この構成にお
いてはレーザーナイフを患部に沿つて移動するだけで、
焼き切り及び、止血が効果的に行なわれるのである。尚
、以上説明した各実施例はいずれも本発明の一実施態様
であり、各実施例の構成要素を適宜組合せて上記実施例
とは異なつた態様で実施することもできるものである。
例えば、第3図の実施例で示したガイド棒9を他の実施
例に適用する等がその例である。また、第2,3図の実
施例において、被覆材4先端を折曲げる等して各レンズ
6・・・を正面視で円弧状或いはくの字状等の曲線状に
並べ、そこを通過したレーザー光がレンズの並べられた
曲線に応じた任意の曲線状に放射されるようにすること
もできる。また以上の実施例に示したレーザーナイフは
医療用だけでなく、その他例えば金属の切断、加工用に
用いることもできるものである。本発明に係るレーザー
ナイフは、上述したように、複数本の赤外用光ファイバ
ーを所定の線状に並べ、その基端側をレーザー光源の出
力端に接続する一方、先端側に集光用レンズを設けて、
前記各ファイバー内を伝送されてきたレーザー光が線状
に放射されるように構成したため、次のような諸効果を
奏する。
即ち、先ずレーザー光が集光用レンズを通して線状に放
射されるので、たとえば外科用メスとして用いる場合、
一点にレーザー光が照射される従来のレーザーナイフと
異なり、金属製メスと同様な操作惑覚で外科手術を行な
うことができるし、また横方向に移動させることにより
患部を一度に幅広く焼き切ることもできる。従つて作業
性良く手術を行なうことができる。また、レーザー光の
伝送路として光ファイバーを用いるので、任意の方向に
軽快且つ自由に移動することができると共に、特に赤外
用光ファイバーを用いているので、止血効果の高いCO
2レーザー光の使用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体概略斜視図、第2
図Aは要部詳細側断面図、同図Bは要部詳細正面図、同
図Cはレーザー光の照射状態を示す図、第3図は本発明
の他の一実施例を示す側断面図、第4図Aは本発明の更
に他の一実施例を示す側断面図、同図Bは同図Aの要部
を詳細に示す斜視図、第5図Aは本発明の他の一実施例
を示す・側断面図、同図Bは要部を詳細に示す斜視図、
同図Cは同図Aのレーザーナイフの使用状態を示す図で
ある。 5・・・・・・赤外用光ファイバー、6,10,11・
・・・・・集光用レンズ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数本の赤外用光ファイバーを所定の線状に並べ、
    その基端側をレーザー光源の出力端に接続する一方、先
    端側に集光用レンズを設けて、前記各ファイバー内を伝
    送されてきたレーザー光が線状に放射されるように構成
    したことを特徴とするレーザーナイフ。
JP55005319A 1980-01-22 1980-01-22 レ−ザ−ナイフ Expired JPS6047850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55005319A JPS6047850B2 (ja) 1980-01-22 1980-01-22 レ−ザ−ナイフ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55005319A JPS6047850B2 (ja) 1980-01-22 1980-01-22 レ−ザ−ナイフ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56102235A JPS56102235A (en) 1981-08-15
JPS6047850B2 true JPS6047850B2 (ja) 1985-10-24

Family

ID=11607928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP55005319A Expired JPS6047850B2 (ja) 1980-01-22 1980-01-22 レ−ザ−ナイフ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6047850B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56102235A (en) 1981-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3148216B2 (ja) レーザ光照射による治療装置
CA2002453C (en) Multiwavelength medical laser system
EP0689797B1 (en) Lensed caps for radial medical laser delivery systems
JP3069108B2 (ja) レーザ光の出射装置
US3865113A (en) Laser device particularly useful as surgical scalpel
JPH02213804A (ja) レーザ光出射装置
US4517974A (en) Disposable hand piece for surgical lasers
US6673065B1 (en) Slender tip laser scalpel
JPH067835B2 (ja) 内科および外科用レ−ザ探針
Lenz et al. Production of a nasoantral window with an Ar+-laser
JP2001161709A (ja) レーザ治療装置及びレーザハンドピース
JPS6047850B2 (ja) レ−ザ−ナイフ
US6699236B1 (en) Cutting blade for surgical instrument
JPH07328025A (ja) 医用レーザ装置
JPS58133248A (ja) レ−ザ−照射装置
JP2635972B2 (ja) 手持ち式の鼓膜切開術用器具
JP2885355B2 (ja) レーザメス装置及び接触型レーザプローブ
JPH03111040A (ja) レーザ治療装置
JP3749052B2 (ja) 接触型光照射チップ、ハンドピースおよびレーザ照射装置
JPS5917289Y2 (ja) レ−ザメスを備えた内視鏡
JPS5825154A (ja) 2光源レ−ザメス用ハンドピ−ス
JPH0667389B2 (ja) レ−ザメスのプロ−ブ
JPS6051900B2 (ja) 歯科医療用レ−ザ−ハンドピ−ス
JPS627333Y2 (ja)
JP2000304948A (ja) 光照射チップ