JPS6046233B2

JPS6046233B2 - 鍵及び錠前の管理装置

Info

Publication number: JPS6046233B2
Application number: JP4361177A
Authority: JP
Inventors: 光雄小塙
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1977-04-18
Filing date: 1977-04-18
Publication date: 1985-10-15
Also published as: JPS53131199A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、不特定多数の使用者に利用させるための、施
錠可能な扉又はゲートを具えた施設、例えば、貸ロッカ
、貸金庫、貸駐車場等の鍵及び錠前の管理装置に関する
。

従来、この種の施設の鍵、錠前装置には、機械的なもの
の他、磁気カード等を利用したいす）ゆる電子ロック等
があるが、従来のものは、いずれも合鍵を容易に製造で
きるという問題があつた。

また、従来のもの、例えば、貸ロッカについて云えば、
多数のロッカの一つ一つに施解錠機構が設けられており
、このためコストが割高となるのみでなく、ロッカの全
容積に対し客が有効に利用できる部分が比較的少くなる
という問題もあつた。また、さらに、従来のものは鍵や
カードが紛失した場合、錠前を交換したり、あるいはま
た、記録してあるキーコードを変更したりする必要があ
るが、これらは繁雑な作業であり、装置の管理者には多
大の負担てあつた。

本発明は叙上の観点に立つてなされたものであり、その
目的とするところは、キーコードが使用の都度変更され
るのて事実上合鍵を作ることがてきす、鍵及び錠前が集
中管理でき、且つ鍵が紛失しても錠前等の交換を要しな
い鍵及び錠前の管理装置を提供するものである。

而して、本発明の要旨とするところは、それぞれ施錠す
べき扉を有する多数の施設、例えば貸ロッカ等において
、各ロッカには極めて簡単な扉係止装置と料金徴収装置
のみを設けておき、上記扉係止装置の全部をマイクロプ
ロセッサで集中管理すること、それぞれの扉係止装置を
作動させ扉を係止又は解放するためコード板及びコード
読取り装置をそれぞれ鍵及び錠前として用いること、並
びに、これらの鍵及び錠前を使用する際は、使用する都
度異なつたキーコードを使用し得るよう構成することて
ある。

このため、集中管理装置内に乱数発生装置、カード発行
装置及びカード読取装置が設けられる。

而して、例えば、貸ロッカの利用者が、一つのロッカを
使用するため、当該ロッカに料金を投入し、手荷物等を
収めて、閉扉すると、乱数発生装置が作動して一つの乱
数コードを発生し、カード発行装置により、このコード
を記録した磁気カード又はパンチカード等が発行され、
上記利用者は自分が利用しているロッカの鍵としてこの
カードを所持する。一方、このコードは上記一つのロッ
カのためのキーコードとして記憶され、上記使用者が解
錠のためこのカードをカード読取装置に挿入すると、カ
ード読取装置の読取つたコードと一致するキーコードが
検索され、そのキーコードに対応するロッカの扉係止装
置の係止が解除されるものである。

而して、このキーコードは、次にこのロッカが利用され
る際には、ランダムに他のコードに変更される。

以下、図面により本発明の詳細を説明する。

第１図は貸ロッカに応用された本発明の一実施例を示す
説明図、第２図はその作用を説明するフローチャートて
ある。第１図中、１は多数の咄ンカ１−３１，１−３２
，１−３３・・・等から成る貸しロッカ施設であり、２
はこのロッカの鍵及び錠前の管理装置てある。

各ロッカはそれぞれ把手付のドア、料金投入ロー及びド
アの係止装置を有している。

例えば、ロッカ１−３１はドア１−３１ａ１ドア把手１
−３１ｂ及び料金投入口１−３１ｃと、図示されていな
いがドア１−３１ａを係止できるソレノイドとを有して
いる。管理装置２は、マイクロプロセッサ３、アイソレ
ータ牡エンコーダ５、デコーダ６、不揮発性ＲＡｒｌＶ
／１７、プログラム用ＲＯＭ８、アドレスラッチ９、ラ
ッチ付デコーダ１０及び１１、ロッカ番号表示器１２，
１３及び１４、表示灯１５ないし２０、不足料金表示器
２１、ランプ２２、カードプロセッサ２３、断続信号発
生回路２牡ブザー２５、フリップフロップ２６及び２７
、クロックパルス発振器２８及びデジタルクロック２９
から構成され、カードプロセッサ２３はカード出入口３
０、カード検知用マイクロスイッチ３１及び３２、乱数
発生回路３３及びリータプリンタ３４その他から構成さ
れている。

而して、ロッカの使用希望者は例えば、空いているロッ
カ１−３１のドア１−３１ａを開き、ロッカ内に所望の
荷物を収め、ドアを閉め、所定の料金を投入する。

然るときは、ロッカ１−３１から料金徴収信号がアイソ
レータ４を介してエンコーダ５に送られ、ここでロッカ
番号に相当するコードに変更され、マイクロプロセッサ
３、ＲＡＮ４７及びデコーダ１０に送られ、また、同時
にソレノイドが作動してロッカドアを係止する。一方、
カードプロセッサ２３には常時空罎ンカと同数又はそれ
以上の数の磁気カードがストックされているが、一つの
空ロッカが使用されたので、ストックされたもののなか
から一枚の磁気カードがリーダプリンタ３４に送入され
、同時に乱数発生回路３３が作動して一つの乱数コード
を発生する。

この乱数コードは、咄ンカ番号、使用開始時刻等を示す
コードと共にリーダプリンタ３４によりそれに送入され
た磁気カードに記入され、同時にこれらのコードはマイ
クロプロセッサ３及びＲＡＭ７に送られ記録される。而
して、上記乱数コードが記入された磁気カードはカード
出入口３０から押出され、同時に表示器１４に対応する
ロッカ番号が表示されるので、この番号のロッカの使用
者は当該磁気カードを受取り携帯するものである。なお
、このとき磁気カードが抜取られるまでの間ブザー２５
が断続音を発生し、使用者に注意をうながすものである
。而して、使用者がロッカを開けるときは、携帯してい
た磁気カードをカード出入口３０に挿入するものである
。

然るときは、リーダプリンタ３４が当該磁気カードに記
入されているコードを読み取り、そのデータをマイクロ
プロセッサ３に送り込む。マイクロプロセッサ３は、こ
の入力データとＲＡＭ７に記録されているデータとを対
比し、使用されているロッカの料金をチェックし、要す
れば不足料金表示器２１に不足料金を表示する。而して
、不足料金の無いとき及び不足料金が徴収されたときは
、対応するロッカのソレノイドを作動させその扉を開放
するものである。なお、マイクロスイッチ３１及び３２
、フリップフロップ２６及び２７はそれぞれ磁気カード
の受入時及び発行時に作動し、それぞれのプログラムを
進行させるためのものである。

フリップフロップ２６及び２７は第２図では入力フラグ
ＥＦｌ及びＥＦ２として表示されている。第２図の説明
は既に自明であろうからこれを省略する。本発明は叙上
の如く構成されるから、本発明を利用すれば、合鍵を製
造されるおそれが無くなり、また、各ロッカにそれぞれ
複雑な錠前装置を設ける必要が無くなるので、ロッカの
価格が割安となる上、ロッカ容積のうち客が有効に利用
できる容積を増大せしめ得るものであり、さらに、鍵と
なる磁気カードが紛失しても、特に錠前装置を交換した
りする必要がなく、従つて、保守管理費も安価ですむも
のである。なお、本発明の構成は叙上の実施例に限定さ
れるものでなく、例えば本発明は貸ロッカ以外の諸施設
、例えば貸駐車場のゲート等に広く利用てきるものであ
り、また、キーコードが記録され、鍵として使用される
記録媒体も磁気カードに限定されるものでなく、パンチ
カードその他の公知のものを利用でき、管理装置の回路
構成も本発明の目的の範囲で自由に変更できるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は貸ロッカに応用された本発明の一実施例を示す
説明図、第２図はその作用を説明するフローチャートで
ある。２・・・・・・鍵及び錠前管理装置、３・・・・・・マ
イクロプロセッサ、２３・・・・・・カードプロセッサ
、３０・・・・磁気カード出入口、３３・・・・・・乱
数発生回路、３４・・・リーダプリンタ。

Claims

【特許請求の範囲】

１不特定多数の使用者の使用に供するため設けられる
少なくとも１つの施錠可能な装置の鍵及び錠前の管理装
置において、所望のコードを記録できる記録媒体から成
る鍵と、上記施錠可能な装置に電気的に接続され上記施
錠可能な装置の施錠機構を制御する錠前管理装置と、上
記錠前管理装置中に設けられ使用者の操作に応動して乱
数を発生する乱数発生装置と、上記錠前管理装置中に設
けられ上記乱数発生装置から発せられた乱数情報をキー
コードとして上記施錠可能な装置の１つと対応させて記
憶し且つ当該乱数情報を上記記録媒体から成る鍵に記録
してこれを使用者に引き渡す鍵発行装置と、上記錠前管
理装置中に設けられ上記鍵に記録された上記キーコード
を読み取る読取装置と、上記錠前管理装置中に設けられ
上記読取装置の読み出したキーコードに基づきこれに対
応する上記１つの施錠可能な装置の施錠機構を作動せし
める制御装置と、から構成された鍵及び錠前の管理装置
。