JPS604416A - 乗物に於けるドア機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は乗物に於けるドア機構に関する。

従来の自動車、ヘリコプタ−１飛行機、その信実用の乗
物や遊園地の乗物等のドアは、乗物本体の出入口の周縁
に蝶番機構を介してドアを外側横方向に開閉する機構で
あるため、開閉時に本体の側面方向にドアを開閉出来る
空間が必要とされ、またこれらのドアはその開閉機構と
開閉機構に組み込んだドアウィンド開閉機構の二つの機
構から成って居り、ドアの開閉場所の制′約と機構の複
雑さを避は得ない問題があった。

また、ドアを本体の側面と平行に移動させる所謂スライ
ド形式のものがあったが、この種のドアにも窓を設ける
ためにはドアウィンド開閉機構を組み込む必要があシ、
二つの機構から成る複雑さの問題は解消出来なかった。

本発明はドアを、本体の側面の開口部に於いて、本体の
縦軸を中心にし且つ開口部を含む開口面部ら本体の側面
並びに後面に沿って平行に回転し且つ所望位置で停止自
在に構成して、ドア開閉空間の必要性を排除すると同時
に従来のドア開閉機構とドアウィンド開閉機構との二つ
の機構を一つの機構にして機構の簡素化を計り而も在来
と同様の機能を保有せることを目的とした発明である。

本発明の実施の一例を一人乗り軽自動車を例示した図面
に基づき本体の一側について説明すると、（１）はほぼ
縦円筒形の本体たる車体で、該車体（１）の側面に長方
形の開口部（２）を設ける七共に開口部（２）の上周縁
（２ａ）と下周縁（２ｂ）に沿（へ且つ本体（１）の前
面（１ａ）側を除く天井（ｌｂ）側と床（ｌｃ）側の周
縁に上レー／Ｉ／（４１と下レー／Ｌ’（５）を夫々円
弧状に敷設する。前記上レール（４）は縦断正面が第５
図の如く上部は略方形をなし、下部にドア（３）の上級
（３ａ）を嵌合して摺動出来る開口（４ａ）を設け、該
開口（４ａ）の周縁に挾持縁（４ｂ）（４ｂ）を垂設す
る。前記下レール（５）はドア（３）の下縁（３ｂ）を
嵌合して摺動出来るように縦断正面が第６図の如く上向
きコ字形に形成しである。（３）はガラス或いは合成樹
脂を素材とした透明又は半透明の透可視性のドアで、該
ドア（３）の上級（３ａ）及び下縁（８ｂ）は車体（１
）の縦軸ｆＸ）（幻を中心にして、天井（１ｂ）側及び
床（ＩＣ）側に半円形状に敷設しだ上レール（４）及び
下レール（５）に案内されて開口部（２）を含む開口面
並びに車体（１）の後面（１ｄ）と平行に摺動回転可能
知内側に向って弧状弯曲させである。（７）は途中を横
方向に折曲した断面り形の取付板で、ノブ（６）の軸（
６ａ）を螺合させた上部（７ａ）を上レーμ（４）の内
側の挾持縁（４ｂ）に対向させて下部（７ｂ）をボルト
等の締付具（８）によってドア（３）の上絵（８ａ）附
近の内側に固定する。

図中（９１はドア（３）の外面側だ形成した凹ませた手
掛けである。ａｄはノブ（６）の軸（６ａ）を螺合する
だめに取付板（７）の上部（７ａ）Ｋ穿設した孔（７Ｃ
）に一致させて上部（７ａ）の外側に固着したナツトで
ある。（Ｉｔ）は、ドア（３）が下レーｆｉ／Ｃ５）に
沿って円滑に回転出来るようにするため、ドア（３）の
下縁（８ｂ）の下面に於ける前後又は途中の複数個所に
、断面Ｈ形の取付具Ｕ′ＩＪを介して下レー／Ｉ／（５
）の底壁（５ａ）上を回転するローラである。

尚、実施例では車体の外形が縦円筒形のものを示し、開
口部（２）が長方形のものを示したが、車体の外形は例
えば立方体形の如き他の形状であってもよく、要するに
ドア（３）が縦軸ｆＸｌ　ｆＸｌを中心にして開口部（
２）を含む開口面並びに車体（１）の後面（１ｄ）と平
行に回転して開閉出来るように上レー／Ｌ’（４）及び
下レー／ｌ／　（５）を設ければよい。

まだドア（３）は一枚に限らず複数枚に分割し、分割し
て回転開閉を可能に形成することもある。

本発明は上述のように構成したので、乗用時には外部か
らドア（３）に対してドア（３）とほぼ平行に車体（１
）の後方向の力を加えると、ドア（３）は縦軸（幻（幻
を中心とし、ドア（３）の上級（８ａ）は上レーμ（４
）に案内されまた下縁（８ｂ）は下レー／ｌ／（５）に
案内されて開口部（２）を含む開口面と平行に後方に回
転し、車体（１）の後面（１ｄ）の内側に重合して開口
部（２）が開口され、乗物の運転者或いは利用者はその
開口を入口として車体（１）の運転室内に入る（第２図
）。

乗車後、運転者はノブ（６）を握り、ドア（３）を再び
縦軸（Ｘ）００を中心にし上ｖ　−／Ｌ／（４）　及び
下Ｖ−／ｌ／（５）Ｋ沿つ一’ｃ前方に回転し、開口部
（２）がドア（３）によって閉塞された位置で、ノブ（
６）を締めるとノブ（６）の軸（６ａ）の先端が取付板
（７）の上部（７ａ）より突出して上レー／ｌ／（４）
の内側の　５− 挾持縁（４ｂ）をドア（３）側に押圧するため、ドア（
３）の上級（８ａ）は他方の挾持縁（４ｂ）との間に挾
まれ回転を阻止され出入口は閉塞される（第３図）。

次に、運転者はノブ（６）を前記と逆方向に廻して弛め
、ノブ（６）９軸（６ａ）の先端を内側の挾持縁（４ｂ
）よシ離してドア（３）の上級（３ａ）に対する押圧力
を解くと、ドア（３）は回転可能の状態となシ、弛めた
ノブ（６）を握ってドア（３）を上レーμ（４）及び下
レー／ｌ／（５）に沿って必要な円周長だけ後方に回転
すれば開口部（２）の前縁（２Ｃ）とドア（３）の前縁
（８Ｃ）との間に窓孔に相当する開口が形成され、運転
者はその開口より首或いは上半身を出して外部或いは前
方を見ることが出来る（第４図）。更にノブ（６）を握
ってドア（３）を上及び下のレー／’（４）（５）に沿
って後方に回転させることによって開口部（２）の開口
面積は拡大し出入口として使用可能の状態となシ、該開
口から運転者は乗降を行う。

依って本発明によれば、ドアを乗物の本体の側面の開口
部に、本体の縦軸を中心にし且つ前記開口部を含む開口
面並びに本体の後面と平行に回転自在に設けたことによ
シ、ドアは車体の開口部と後部内側圧沿って−〇− 円弧状に移動することとなシ、ドアの開閉時にドアを本
体の左右横方向に開閉するための空間が不必要となり、
例えば自動車の場合に駐車した側面にガードレールや建
物や塀等があって車体の側面との間隔が狭い場所であっ
てもドアの開閉を支障なく行って利用者は乗降出来、ま
たドアを所望の円周長だけ回転させて開口部の一部分を
開口させて窓孔として利用することが出来るので、在来
のドア開閉機構とドアウィンドウ開閉機構とが単一機構
で両用をかねた機構と々シ、機構の簡素化を計る事が出
来る。またドアを全て後方に回転移動して開口部を出入
口として開口した場合も、所望の円周長のみ回転して開
口部（２）の一部を窓孔として利用した場合も、更に前
方に回転移動して出入口を全て閉じた場合の、何れの場
合もノブを締め付けることによってドアの上絵は上レー
μに固定されて回転移動は確実に停止されるので、走行
中に振動や風圧によって開閉したシすることもなく、乗
降時や搭乗中に利用者の体や手、指、顔、首、足等を挾
んだシする危険性もない。更Ｋ、走行中にもドアの一部
を後方に回転移動したのらノブによシ固定して開口部の
前側一部を開口゛　−７− させれば、運転者の版元及び上半身の何れに対しても外
部の空気を流入出来、また本体の室内の換気を行うこと
が出来、本体の左右両側の開口部にドアを回転移動自在
に設けこれら左右のドアを夫々一部後方に回転移動し、
左右の開口部の前側一部を開口させれば車体の左右に窓
孔が開口されることとたυ、本体内の換気効果はより一
腑向上し、外気温の高い場合や日照度が強く本体内に熱
がこもり易い場合には冷却或いは換気機能を充分果し、
乗物の運転を軽快に行うことが出来る。また本機構は構
造も簡単で、自動車、ヘリコプタ−１軽飛行機、その他
の実用の乗物や遊園地の乗物等のドア機構として広範囲
に利用出来るものである。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すもので、第１図は本機構を設
けた車体の側面図、第２図はドアを全開した状態の斜視
図、第８図はドアを閉じた状態の斜視図、第４図はドア
を一部回転し開口部の一部を開いた状態の斜視図、第５
図は第１図に於けるＡＡ線部拡大断面図、第６図は第１
図のＢＢ線部に於ける下レールの縦断正面拡大図である
。 ８− 符号： ｌ・・−・・・・本体（車体）　４・・曲−化レール１
ａ・・・・・・・・前　面　４ａ−・・・・す・開　口
１ｂ・・・・・・・天　井　４ｂ・・・・・・・挾　持
　縁ｌｃ・・・・・・・・　床　５・・曲・・下レール
ｌｄ・・・・・・・後　面　５＆・・・川・底　壁２・
・・・・・・・開　口　部　６・・・・・川・ノ　ブ２
＆・・・・・・・上　周　縁　６ａ・・・・曲　軸２ｂ
・・・・・・・下　周　縁　７・・・・・・・・取　付
　板２０・・・・・・・前　縁　７ａ・・四・上　部８
・・・・・・・・・ド　ア　７ｂ曲山下　部３ト・・・
・上　縁　７ｃ・・四・・　孔８ｂ・・・・・・・下　
縁　８・・・・・・・・締　付　具８ｃ・・・・・・・
前　Ｒ９・・・・・・・・手　掛　けＸ・・・・・・・
・縦　軸　１０・・・・・・・・す　ッ　ト１１　・・
・・・・・・・ロ　−　フ １２四川・取　付　具 昭和５８年６月２７日 ９− ｔ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、乗物の本体（１）の側面の開口部（２）に、ドア（
   ３）を、本体（１）の縦軸＋Ｘ＞ＯＯを中心にし且つ前
   記開口部（２）を含む開口面と本体（１）の後面（ｌｄ
   ）に沿って平行に回転且つ停止自在に設けたことを特徴
   とする乗物に於けるドア機構。 ２、乗物の本体（１）の側面の開口部（２）の上周縁（
   ２ａ）と下周縁（２ｂ）に沿い且つ本体（１）の前面（
   １ａ）側を除く天井（１ｂ）側と床（ＩＣ）側の周縁に
   上レー／Ｌ’（４）と下Ｖ−μ（５）を円弧状に敷設し
   、前記上レール（４）の断面を方形にして下側を開口（
   ，４ａＮ、、該開口（４ａ）に挾持縁（４ｂ）（４ｂ）
   を垂設し、前記下レーｆｉ／（５）は断面を上向きコ字
   形に形成し、ドア（３）を本体（１）の縦軸（Ｘ）ＩＫ
   ）を中心にし且つ前記開口部（２）を含む開口面並びに
   本体（１）の後面（ｌｄ）と平行に回転自在となるよう
   Ｋ、ドア（３）の上絵（８ａ）を上レーμ（４）にまた
   下縁（８ｂ）を下レーＡ／（５）に摺動自在に嵌合し、
   上Ｖ−μ（４）の挾持縁（４ｂ）（４ｂ）によってドア
   （３）の上縁（８ａ）を挾持させてドア（３）の回転を
   停止させるノブ（６）を取付板（７）を介してドア（３
   ）の上縁（８ａ）の内側に設けたことを特徴とする乗物
   に於けるドア機構。