JPS6043552B2 - 予約発券装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、予約発券業務において、予約希望内容を予
め作成する手段と、その結果に基いて予約発券業務を行
う手段とを分離し設置することによつて、予約希望内容
の作成手段と、予約発券業務手段のそれぞれの稼動率を
高め、必要設置台数を低減てきるとともに、お客の持ち
時間を短縮することができる分離型の予約発券装置に関
するものである。

以下、説明の便宜上、自動化座席予約装置を例にとつ
て説明する。

従来の自動化座席予約装置は、次のような（１）〜（３
）の予約発券業務を行う端末装置を同一の匡体中に構成
するのが一般的である。

（１）予約内容の指定 （２）中央への予約及ひ発券業務 （３） 料金支払い かかる従来装置の問題点は次の通りである。

第１に、端末の占有時間が長いために、端末の稼動率が
低いという点である。通常の装置では、（１）予約内容
の指定に約３＠）．（２）中央への予約及び発券業務に
約１［株］、（３）料金支払いに約（イ）秒を要するの
が普通である。従つて、１件の予約発券業務当り端末を
占有する時間は約６囲２に達する。特に今後は、予約対
象の路線範囲が拡がる傾向にあり、従つて０予約内容の
指定ョに要する時間が大いに増大する見込みであり、そ
の場合には更に稼動率が低下する。又、端末ユニットの
価格構成を見ると、料金支払部は高価てあるにも拘わら
ず、１件の取引き当りこの料金支払部は約４叩２が遊休
状態にある。

第２の問題点は、１件の取引き当りのサービス時間が長
いためお客の持ち時間が不可避的に長くなるということ
である。いま、Ｍ／Ｍ／１の持ちモデルに従うとすると
、但しλ：客の到着率（件／秒） Ｓ１：従来端末のサービス時間（秒） 従つてサービス時間が長くなることは持ち時間にも影響
を及ぼすことは明らかである。

本発明の目的は上述の欠点を改善した予約発券装置を提
供することにある。

この目的の達成のために、本発明は予約内容の．指定を
行う装置と、発券業務及び料金支払いを行う装置とを分
離したことを特徴とするものである。

以下、本発明を、列車の座席指定券の予約発券業務の場
合を例にとつて説明する。

図において、予約希望内容指定装置２は、操作者が発着
駅、列車名、乗車日などの予約希望内容の指定を行う部
分である。指定された内容はコード変換装置４により出
力用の識別情報に変換され、その結果に基いて、指定さ
れた予約希望内容を表す識別情報が、予約希望内容出力
装置３から出力される。次に、予約希望内容登録装置６
は、操作者により予約希望内容の識別情報が入力された
場合、これを送受信装置１０，１２を介して、計算機１
１側に伝送する。中央処理装置１３は、予約項目ファイ
ル１４の中から予約希望内容に該当する座席を検索し、
有る場合には、予約項目ファイル１４中の当該座席に対
応する箇所に予約済みを表す識別情フ報を書き込み、さ
らに、料金額を計算する。次に、中央処理装置１３は予
約希望内容に該当する座席の有無、有りの場合には、当
該座席に関する情報および料金額などの予約結果を表す
識別信号を、送受信装置１２，１０を介して、予約発券
装）置５側に伝送する。次に、予約結果表示装置７は、
上記の識別信号にもとずいて予約結果を操作者に表示す
る。次に、指定券出力装置９は、料金支払い装置８に所
定の料金が入力されたことを確認して、予約結果を表す
識別信号に基いて、予約１結果に対応する指定券を出力
する。以上の実施例は、列車の座席指定券の予約発売業
務を例として説明したが、他の予約発券業務、例えば、
航空機の座席指定券の予約発売業務などにおいても同様
に実現できる。

なお、以上の実施例において、予約希望内容指定装置２
は、ディスプレイとキー、タッチパネル、あるいはライ
トペン等の入力手段の組み合せ、フィルム式プロジェク
タとキー、あるいはタッチパネル等の入力手段の組合せ
、音声入力装置、光学的あるいは磁気的な文字読取装置
、光学的あるいは磁気的なマーク読取装置などの方法に
よつて実現できる。

一方、予約希望内容の出力装置は、磁気的あるいは光学
的に読取可能な符号を付けた券片の出力装置、数字表示
管等による識別記号の表示などの方法によつて実現でき
る。また、予約希望内容登録装置６は、磁気的あるいは
光学的に読取可能な符号を付けた券片の読取装置、ある
いはテンキーなどのキー入力装置などの方法によつて実
現てきる。以上説明した本発明によれば下記のような効
果がある。

１ 一端末当りの占有時間が短かいため、端末の稼動率
が向上する。例えば予約内容の指定に３Ｃ＠、中央への
予約処理及び発券業務に１囲２、料金支払いに２叱を要
するとすれは、本発明の場合一端末当りの占有時間は３
囲２になる。

２本発明によれば客の持ち時間は次式で表わされる。従
つて従来装置に比べ持ち時間が減少し、サービス向上を
はかることができる。

３予約内容の指定をするための装置はスタンドアロンで
すむため、通信設備コストが安い。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 予約希望受付けおよび対応する発券を行うための端
   末装置および処理装置の結合した情報ネットワークシス
   テムにおいて、該端末装置は、予約希望内容の指定を行
   うための第１手段と、指定された内容を予め定められた
   識別情報に変換しこれを出力する第２手段と、上記識別
   情報のうちの必要情報を入力するための第３手段と、上
   記入力された情報にもとづく情報処理装置に送信する第
   ４手段と処理装置において上記希望内容に該当する事項
   を調べ、対応する条件をチェックする処理手段と、該処
   理結果を受け取り、必要部を出力するための第５手段と
   、該出力にもとづいて所定の券を出力する第６手段とを
   有するものであり、上記第１手段及び第２手段を含む装
   置と、第３手段〜第６手段を含む装置とを分離して構成
   したことを特徴とする予約券発券装置。 ２ 上記対応する条件が必要料金の支払いである第１項
   記載の予約券発券装置。 ３ 第２の手段が磁気的あるいは光学的符号を付した券
   片を出力する手段である第１項記載の予約券装置。 ４ 上記希望内容に該当する事項が所望の座席の有無で
   ある第１項記載の予約発券装置。