JPS6041928Y2 - レ−ザ光による歯科処置用コントラアングル型ハンドピ−ス - Google Patents

レ−ザ光による歯科処置用コントラアングル型ハンドピ−ス

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JPS6041928Y2
JPS6041928Y2 JP1981132353U JP13235381U JPS6041928Y2 JP S6041928 Y2 JPS6041928 Y2 JP S6041928Y2 JP 1981132353 U JP1981132353 U JP 1981132353U JP 13235381 U JP13235381 U JP 13235381U JP S6041928 Y2 JPS6041928 Y2 JP S6041928Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、゛レーザ光を歯牙に照射して歯科処置を行う
ようにした歯科用ハンドピースの改良に関するものであ
る。
レーザ光を歯牙に照射して歯科処置を行うようにした歯
科用ハンドピースとして、本出願人はすでにル−ザ光に
よる歯科処置用ハンドピースヨ（実願昭５６−０１７５
６１号）を提案したが１．この先願に係るもので反射鏡
を内設して反射レーザ光を歯牙に照射するようになした
コントラアングル型のバンドピースは、反射鏡をアプリ
ケータ先端部に内設し反射レーザ光を歯牙に照射するよ
うになしているため、歯牙表面の唾液の蒸気化、又施術
前における歯牙表面に塗布した墨の燃焼カス等が鏡面に
付着し反射効率が漸次低下することはまぬがれず、又長
時間使用するに従い反射鏡の取付緩みから生ずる照射角
度の変化も生起する惧れがあり、連続使用に問題点があ
ると共に反射鏡取付部のため施術視野が狭く組立工数が
嵩む欠点を有していた。
本考案は、すでに提案した先願考案がこのような問題点
及び欠点を有しているのに鑑みなされたもので、反射鏡
を用いずにガラスファイバをアプリケータの屈曲形状に
応じ彎曲させ該アプリケータ前後直状部に内設した一対
の掴持具により保持することにより発熱を伴わずにレー
ザ光をバンドピース把持部軸線とほぼ直交する方向に照
射せしめ歯科処置を連続的に且つ効率良く広い施術視野
で行え、又製造コストの安い歯科処置用コントラアング
ル型バンドピースを提供するものである。
以下、添付図面と共に本考案バンドピースの一実施例を
詳説する。
第１図は、本考案を適用したコントラアングル型バンド
ピースの使用状態を示す要部縦断面図であり、１は臼歯
等口腔内奥部の歯１０の処置を行ないやすいようにアプ
リケータ前側部をほぼ直角状に曲成したコントラアング
ル型バンドピース、５はレーザ光伝送用ガラスファイバ
、６，７はコントラアングル型アプリケータ１２に沿っ
て彎曲させたガラスファイバ５を保持する掴持具である
。
バンドピース１は、把持部１１と、この把持部１１に分
離自在に連設されたコントラアングル型アプリケータ１
２とにより構成され、これら内部にレーザ発振器３によ
り発振されたレーザ光３２を集光レンズ３３により集光
して送出するようになされたレーザ発振器３に始端を有
するレーザ光伝送用ガラスファイバ５を長軸方向に内蔵
して、バンドピース１内部のアプリケータ１２の先端部
に連設されているレーザ射出筒１３の中空内部適所にガ
ラスファイバ５の芯体５２を露出して出射源５１を形成
している。
ガラスファイバ５はアプリケータ１２の前後両側部の直
状部位１２ａ、１２ｃにおいて該アプリケータ１２に同
軸的に内蔵された一対の弾性掴持具６，７によって求心
方向に掴持されると共に、コントラアングル部位１２ｂ
において彎曲状に保持されている。
アプリケータ前側部に接着材等にて止着される掴持具６
は第２図に示す如くガラスファイバ５をその中心位置の
導孔６１ａにて直接掴持するシリコンゴム等を使用した
円筒形弾性支持体６１と、該弾性支持体６１をその同軸
芯に貫設されている穴６２ａ内に嵌着する強化プラスチ
ックやグイキャストアルミ材等を使用した保持具６２よ
り構成されている。
この保持具６２がアプリケータ前側部に止着されるとそ
の外周部三ケ所において面取り加工された箇所６２ ｂ
、 ６２ Ｃ。
６２ｄはアプリケータ内壁１２ｄと通気路を形成する。
一方アプリケータ後側部である把持部１１とアプリケー
タ１２の連設部は螺合構造を威しており、又該部にて止
着される掴持具７は本実施例において第３図及び第４図
に示す如く把持部先端のテーパ部１１ａとアプリケータ
後端のコレット１２ｅにより内設挟着されるシリコンゴ
ム製のファイバ止具７１より構成されている。
このファイバ止具７１はガラスファイバ５をその中心位
置の導孔７１ａに嵌装する作業を簡略化する溝７１ｂを
有し、又その外周部は三ケ所においてアプリケータのコ
レット１２ｅ内に挟着された際通気路を形成する面取り
加工部７１ｃ＝ ７１ｄｗ ７１ｅを有する。
上述の如き構成においてこれら円筒形弾性支持体６１及
びファイバ止具７１はその弾性力によりガラスファイバ
５の滑らかな彎曲を助長し、曲率の急変等に起因するガ
ラスファイバの出力エネルギーの損失並びに発熱を防止
するものである。
上記通気路は把持部１１及びアプリケータ１２内部を貫
通し連設されている気体通路２を連通している。
この気体通路２は、三方切換電磁弁２１及びガラスファ
イバ導入アダプタ２２を接続する気体供給接手２３を接
続している可撓チューブ４に連通し、該三方切換電磁弁
２１を介して送られてくる気体をレーザ光の伝送方向に
且つレーザ光の非伝送時に強制導入しアプリケータ先端
に連設されているレーザ射出筒１３に導く気体供給路と
なっている。
この三方切換電磁弁２１により、レーザ光照射開始と共
に上記気体通路２及びチューブ４内の残圧を速やかに大
気へ開放し、コンプレッサーからの気体供給を遮断し、
照射中の気体流出を完全に防止している。
本実施例において上記レーザ射出筒１３はディスタンス
スペーサも兼ね、レーザ出射源５１より出射されたレー
ザビームの照射量と強度を規定するものである。
１３ａは該レーザ射出筒１３の下半分外周の四方に設け
られた排気口であり、通気を放出する。
本実施例において使用されるガラスファイバ５ハ被覆ガ
ラスフアイバであり、芯体５２のミノモのに比較して伝
送レーザ光のエネルギ密度の均一化の上で有利に作用す
ることが実験の結果確認されている。
通常レーザ発振器より出射されるエネルギ密度は不均一
なため、レーザ光の伝送ガラスファイバ５における多重
反射原理を応用してのエネルギ密度の均一化は歯牙１０
にレーザ光を照射して良好な歯科処置を行う上で重要な
要素となっているが、この場合裸のガラスファイバ芯体
５２単独のものより第５図に示す如く、その外周側にガ
ラスファイバの光の屈折率と空気のそれとの中間に位置
する屈折率をもった材料で製作してクラッド層５３のあ
るものは、上記多重反射性が改善されて、モードの分散
性がよくなるし、更にそのクラッド層５３の外側に四弗
化エチレン、ポリ塩化ビニル等の可撓性ある合成樹脂の
外被５４のあるものはファイバ５の彎曲部における保型
性を良くする意味で〔ファイバの復元弾性力をこの外被
５４の可撓的変形で一部吸収する〕望ましい。
但し、ガラスファイバ芯体５２単独のものを用いても本
考案の趣旨を逸脱するものではない。
本考案は、以上の如き構成であるから、反射鏡を用いず
にガラスファイバをアプリケータの屈曲形状に応じ彎曲
させ発熱を伴わずにレーザ光をバンドピース把持部軸線
とほぼ直交する方向に照射せしめ歯科処置を連続的に且
つ効率良く広い施術視野で以って行うことが可能となり
、又製造コストの低減を計ることができ実用的価値の高
いものである。
【図面の簡単な説明】
第１図は本考案実施例のバンドピースの使用状態を示す
要部縦断面図、第２図は同アプリケータ前側部の弾性掴
持具の構成を示す展開説明図、第３図は同アプリケータ
後側部の弾性掴持具の構成を示す展開説明図、第４図は
第１図における切断線ＴＶ−ＴＶによる断面図、第５図
は同実施例におけるガラスファイバの任意位置における
断面の拡大端面図である。 符号の説明、２・・・・・・気体通路、３・・・・・・
レーザ発振器、４・・・・・・通気手段、５・・・・・
・ガラスファイバ、６．７・・・・・・掴持具、１１・
・・・・・把持部、ｌｌａ・・・・・・テーパ部、１２
・・・・・・アプリケータ、１２ａ・・・・・・アプリ
ケータ前側部の直状部位、１２ｂ・・・・・・アプリケ
ータのコントラアングル部位、１２ｃ・・・・・・アプ
リケータ後側部の直状部位、１２ｅ・・・・・・コレッ
ト、５１・・・・・・ガラスファイバ終端のレーザ光出
射源、５２・・・・・・芯体、５３・・・・・・クラッ
ド層、５４・・・・・・外被、６１・・・・・・円筒形
弾性支持体、６２・・・・・・保持具、７１・・・・・
・ファイバ止具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 把持部１１並びにこの把持部１１に分離自在に連設
    されたコントラアングル型アプリケータ１２を備え、こ
    れら内部にレーザ発振器３に接続されたレーザ光伝送用
    ガラスファイバ５をそれらの長軸方向に内蔵して、該ガ
    ラスファイバの終端を出射源５１とするレーザ光による
    歯科処置用コントラアングル型ハンドピースに於て、上
    記ガラスファイバ５はアプリケータ１２の前後両側部の
    直状部位１２ａ、１２ｃにおいて該アプリケータ１２に
    同軸的に内蔵された一対の弾性掴持具６，７によって求
    心方向に掴持されると共にコントラアングル部位１２ｂ
    において彎曲状に保持されていることを特徴とするレー
    ザ光による歯科処置用コントラアングル型ハンドピース
    。 ２ 上記把持部１１及びアプリケータ１２内部を貫通し
    て一連の気体通路２が連接され、該把持部の後部には通
    気手段４が接続されレーザ光の伝送方向に且つレーザ光
    の非伝送時に気体を強制導入し得るように威されている
    実用新案登録請求の範囲第１項記載のハンドピース。 ３ 上記弾性掴持具６，７のうちアプリケータ前側部に
    止着される掴持具６が円筒形弾性支持体６１と保持具６
    ２とより戒り、又アプリケータ後側部である把持部１１
    とアプリケータ１２の連設部に止着される掴持具７が把
    持部先端のテーパ部１１ａとアプリケータ後端部のコレ
    ット１２ｅにより内設挟着されるファイバ止具７１とよ
    り戊るものである実用新案登録請求の範囲第１項記載の
    ハンドピース。 ４ 上記把持部１１とアプリケータ１２との連設部が螺
    合構造である実用新案登録請求の範囲第３項記載のハン
    ドピース。 ５ 上記レーザ光伝送用ガラスファイバ５が裸のガラス
    ファイバ芯体５２の外側にクラッド層５３、更にその外
    側に外被５４を被覆したものであり、上記クラッド層５
    ３は上記芯体５２及び空気の中間的な光の屈折率を備え
    、上記外被５４が四弗化エチレン、ポリ塩化ビニル等の
    可撓性ある合成樹脂より製作されているものである実用
    新案登録請求の範囲第１項記載のハンドピース。
JP1981132353U 1981-09-04 1981-09-04 レ−ザ光による歯科処置用コントラアングル型ハンドピ−ス Expired JPS6041928Y2 (ja)

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