JPS6041820Y2 - 放電抵抗を備えたブラシレス同期発電機 - Google Patents
放電抵抗を備えたブラシレス同期発電機Info
- Publication number
- JPS6041820Y2 JPS6041820Y2 JP1978001457U JP145778U JPS6041820Y2 JP S6041820 Y2 JPS6041820 Y2 JP S6041820Y2 JP 1978001457 U JP1978001457 U JP 1978001457U JP 145778 U JP145778 U JP 145778U JP S6041820 Y2 JPS6041820 Y2 JP S6041820Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- exciter
- rotor
- synchronous motor
- field
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は放電抵抗を備えたブラシレス同期電動機（以下
ブラシレスＳＭと略す）に関するものである。
ブラシレスＳＭと略す）に関するものである。
第１図は従来の円筒界磁形ブラシレスＳＭの構造の一例
を示す上半分縦断面図であり、第２図は回転子各部の電
気的な接続を示す接続図である。
を示す上半分縦断面図であり、第２図は回転子各部の電
気的な接続を示す接続図である。
回転軸７には同期電動機の回転子鉄心押え２により支え
られている同期電動機の回転子鉄心１０と、励磁機の回
転子鉄心押え５により支えられている励磁機の回転子鉄
心１１とがそれぞれ嵌装されており、同期電動機の回転
子鉄心１０には同期機の界磁線輪１が、励磁機の回転子
鉄心１１には励磁機の回転子線輪４がそれぞれ装着され
ている。
られている同期電動機の回転子鉄心１０と、励磁機の回
転子鉄心押え５により支えられている励磁機の回転子鉄
心１１とがそれぞれ嵌装されており、同期電動機の回転
子鉄心１０には同期機の界磁線輪１が、励磁機の回転子
鉄心１１には励磁機の回転子線輪４がそれぞれ装着され
ている。
励磁機の回転子線輪４の出力は整流器６へ導かれ整流さ
れた後同期電動機の界磁線輪１へ導かれている。
れた後同期電動機の界磁線輪１へ導かれている。
従来のブラシレスＳＭの放電抵抗は、第１図の３に示す
ような円筒形状で、絶縁樹脂等により絶縁処理を行って
それ自体で１個の部品を形成し、回転軸７に取り付は組
込んでいた。
ような円筒形状で、絶縁樹脂等により絶縁処理を行って
それ自体で１個の部品を形成し、回転軸７に取り付は組
込んでいた。
したがって従来の放電抵抗では、回転軸７に組込んだ後
励磁回路の界磁線輪１に接続しなければならず、その接
続点８は絶縁テープ等で絶縁処理した上、さらに回転軸
７にバインド線等によって縛って遠心力に対して保持す
る必要があるが、ブラシレスＳＭの回転子の構造上、工
作に必要なスペースが充分とれないため品質向上の上で
問題となっていた。
励磁回路の界磁線輪１に接続しなければならず、その接
続点８は絶縁テープ等で絶縁処理した上、さらに回転軸
７にバインド線等によって縛って遠心力に対して保持す
る必要があるが、ブラシレスＳＭの回転子の構造上、工
作に必要なスペースが充分とれないため品質向上の上で
問題となっていた。
また上記の問題を解消するには多大なスペースが必要と
なり、ブラシレスＳＭを大型化する原因ともなっていた
。
なり、ブラシレスＳＭを大型化する原因ともなっていた
。
さらには、放電抵抗３自体で１個の部品を形威しなけれ
ばならないため、放電抵抗３の構成部品の加工、組立お
よび完成後の回転軸７への組込みに多くの時間を要し取
扱いについても絶縁および日出線９を損傷しないよう細
心の注意を必要とした。
ばならないため、放電抵抗３の構成部品の加工、組立お
よび完成後の回転軸７への組込みに多くの時間を要し取
扱いについても絶縁および日出線９を損傷しないよう細
心の注意を必要とした。
本考案は従来のこのような欠点を除くためなされたもの
で、以下第３図、第４図により、円筒界磁形ブラシレス
ＳＭを例にとって本考案の一実施例につき詳細に説明す
る。
で、以下第３図、第４図により、円筒界磁形ブラシレス
ＳＭを例にとって本考案の一実施例につき詳細に説明す
る。
第１図と同符号を付したものは同種の機能を有する部品
である。
である。
第３図は本考案の一実施例を示すブラシレスＳＭの上半
分縦断面図で、第４図は放電抵抗部を拡大した上半分縦
断面図である。
分縦断面図で、第４図は放電抵抗部を拡大した上半分縦
断面図である。
本考案は第３図、第４図に示すように、絶縁処理された
銅線または抵抗線を円筒形に巻いた放電抵抗用線輪１２
を２個円筒形の回転子鉄心押え２の外周に配置腰軸電圧
発生による軸受損傷等を防止のため、各々の放電抵抗用
線輪１２に流れる電流による磁束が互いに打ち消し合う
ようにして接続して組込み、その外周に界磁線輪１を組
込み、第２図で示したように放電抵抗用線輪１２と界磁
線輪１と並列に円筒形の回転子鉄心押え２の外周部で接
続し、その部分の絶縁処理を行ない、その後界磁線輪１
と同時に絶縁樹脂で一体固化をし、界磁線輪１と一緒に
、界磁線輪１の外周にガラスバインドテープを巻いて遠
心力に対する保持をするものである。
銅線または抵抗線を円筒形に巻いた放電抵抗用線輪１２
を２個円筒形の回転子鉄心押え２の外周に配置腰軸電圧
発生による軸受損傷等を防止のため、各々の放電抵抗用
線輪１２に流れる電流による磁束が互いに打ち消し合う
ようにして接続して組込み、その外周に界磁線輪１を組
込み、第２図で示したように放電抵抗用線輪１２と界磁
線輪１と並列に円筒形の回転子鉄心押え２の外周部で接
続し、その部分の絶縁処理を行ない、その後界磁線輪１
と同時に絶縁樹脂で一体固化をし、界磁線輪１と一緒に
、界磁線輪１の外周にガラスバインドテープを巻いて遠
心力に対する保持をするものである。
本考案はこのように放電抵抗と励磁回路との接続点が絶
縁物により電気的に完全に密閉され、また機械的にも充
分な保持が行なわれるため前述のような問題はなくなり
、しかも回転子鉄心押え２の外周に放電抵抗を取付ける
ような構造となるため、放電抵抗用線輪１２による発生
熱は密着せしめられた回転子鉄心押え２を介して冷却風
の中へ発散され、第１図に示す従来の放電抵抗３を回転
軸７に組込むものに比べ、第３図に示す本考案を適用し
たブラシレスＳＭでは放電抵抗３のスペースが不要とな
り、ブラシレスＳＭの品質向上および小型化にきわめて
大きな効果が生ずる。
縁物により電気的に完全に密閉され、また機械的にも充
分な保持が行なわれるため前述のような問題はなくなり
、しかも回転子鉄心押え２の外周に放電抵抗を取付ける
ような構造となるため、放電抵抗用線輪１２による発生
熱は密着せしめられた回転子鉄心押え２を介して冷却風
の中へ発散され、第１図に示す従来の放電抵抗３を回転
軸７に組込むものに比べ、第３図に示す本考案を適用し
たブラシレスＳＭでは放電抵抗３のスペースが不要とな
り、ブラシレスＳＭの品質向上および小型化にきわめて
大きな効果が生ずる。
なお、以上の説明では円筒界磁形回転子構造のブラシレ
スＳＭを例にとって説明したが、第５図に示すように突
極界磁形回転子構造のブラシレスＳＭでは励磁機の回転
子鉄心押え５に本考案を適用すれば円筒界磁形回転子構
造のブラシレスＳＭと同様の効果を得ることができる。
スＳＭを例にとって説明したが、第５図に示すように突
極界磁形回転子構造のブラシレスＳＭでは励磁機の回転
子鉄心押え５に本考案を適用すれば円筒界磁形回転子構
造のブラシレスＳＭと同様の効果を得ることができる。
すなわち励磁機の円筒形回転子鉄心押え５の外周に、前
述の円筒界磁形回転子構造の円筒形の回転子鉄心押え２
の場合と同じ要領で組込まれた放電抵抗用線輪１２の一
端は、さらにその上に組込まれる励磁機の回転子線輪４
の中性点と励磁機の回転子鉄心押え５の外周部で接続さ
れ、他端は日出線により軸端に取り付けられた整流器の
中性点に接続される。
述の円筒界磁形回転子構造の円筒形の回転子鉄心押え２
の場合と同じ要領で組込まれた放電抵抗用線輪１２の一
端は、さらにその上に組込まれる励磁機の回転子線輪４
の中性点と励磁機の回転子鉄心押え５の外周部で接続さ
れ、他端は日出線により軸端に取り付けられた整流器の
中性点に接続される。
したがって、前述の円筒界磁形回転子構造の場合に比べ
て放電抵抗用線輪１２と励磁機の回転子線輪４の中性点
とを結ぶ日出線は減少するが、放電抵抗用線輪１２の両
端と界磁線輪１の両端とをそれぞれ結ぶ日出線が増加す
るので、結果として日出線は一本増加するが、前記円筒
界磁形回転子構造のブラシレスＳＭの場合と同様の効果
をおさめることができる。
て放電抵抗用線輪１２と励磁機の回転子線輪４の中性点
とを結ぶ日出線は減少するが、放電抵抗用線輪１２の両
端と界磁線輪１の両端とをそれぞれ結ぶ日出線が増加す
るので、結果として日出線は一本増加するが、前記円筒
界磁形回転子構造のブラシレスＳＭの場合と同様の効果
をおさめることができる。
また円筒界磁形回転子構造のブラシレスＳＭでも突極界
磁形回転子構造のブラシレスＳＭと同様に励磁機の回転
子鉄心押え５に本考案を適用してもよい。
磁形回転子構造のブラシレスＳＭと同様に励磁機の回転
子鉄心押え５に本考案を適用してもよい。
以上詳細に説明したように、本考案によれば放電抵抗用
線輪と同期電動機の界磁線輪または励磁機の回転子線輪
とを絶縁樹脂で一体固化したうえで、これら界磁線輪ま
たは回転子線輪の外周にポリエステルやエポキシなどの
熱硬化性樹脂を含浸したガラス繊維からなるテープ状の
ガラスバインドを巻き硬化させることにより遠心力に対
する保持も完全であり、従来のごとき放電抵抗のための
軸方向のスペースが不要になるばかりでなく、放電抵抗
のための日出線の本数を減少させることが可能となり、
ブラシレスＳＭの品質向上およヒ小型化にきわめて大き
い効果がある。
線輪と同期電動機の界磁線輪または励磁機の回転子線輪
とを絶縁樹脂で一体固化したうえで、これら界磁線輪ま
たは回転子線輪の外周にポリエステルやエポキシなどの
熱硬化性樹脂を含浸したガラス繊維からなるテープ状の
ガラスバインドを巻き硬化させることにより遠心力に対
する保持も完全であり、従来のごとき放電抵抗のための
軸方向のスペースが不要になるばかりでなく、放電抵抗
のための日出線の本数を減少させることが可能となり、
ブラシレスＳＭの品質向上およヒ小型化にきわめて大き
い効果がある。
また、ガラスバインドテープは絶縁物であるため、ピア
ノ線から成るバインド線に比較して絶縁性能も向上する
。
ノ線から成るバインド線に比較して絶縁性能も向上する
。
第１図は従来のブラシレスＳＭの構造の一例を示す上半
分縦断面図、第２図は回転子各部の電気的な接続図、第
３図は本考案の一実施例を示すブラシレスＳＭの上半分
縦断面図、第４図は放電抵抗部を拡大した上半分縦断面
図、第５図は本考案の他の実施例を示すブラシレスＳＭ
の上半分縦断面図である。 １・・・・・・界磁線輪、２・・・・・・回転子鉄心押
え、３・・・・・・放電抵抗、４・・・・・・励磁機の
回転子線輪、５・・・・・・励磁機の回転子鉄心押え、
６・・・・・・整流器、７・・・・・・回転軸、訃・・
・・・放電抵抗と励磁回路の接続点、９・・・・・・放
電抵抗口出線、１０・・・・・・回転子鉄心、１１・・
・・・・励磁機の回転子鉄心、１２・・・・・・放電抵
抗用線輪。
分縦断面図、第２図は回転子各部の電気的な接続図、第
３図は本考案の一実施例を示すブラシレスＳＭの上半分
縦断面図、第４図は放電抵抗部を拡大した上半分縦断面
図、第５図は本考案の他の実施例を示すブラシレスＳＭ
の上半分縦断面図である。 １・・・・・・界磁線輪、２・・・・・・回転子鉄心押
え、３・・・・・・放電抵抗、４・・・・・・励磁機の
回転子線輪、５・・・・・・励磁機の回転子鉄心押え、
６・・・・・・整流器、７・・・・・・回転軸、訃・・
・・・放電抵抗と励磁回路の接続点、９・・・・・・放
電抵抗口出線、１０・・・・・・回転子鉄心、１１・・
・・・・励磁機の回転子鉄心、１２・・・・・・放電抵
抗用線輪。
Claims (1)
- 放電抵抗を備えたブラシレス同期電動機において、円筒
界磁形同期電動機の円筒形の回転子鉄心押えまたは励磁
機の円筒形回転子鉄心押えの外周面に、絶縁処理された
銅線もしくは抵抗線を円筒形に巻いた放電抵抗線輪２個
を各々に流れる電流による磁束が互いに打ち消すように
接続して取り付け、更にその外周に前記同期電動機の界
磁線輪または励磁機の回転子線輪を装着し、前記放電抵
抗用線輪と同期電動機の界磁線輪または励磁機の回転子
線輪との間の必要箇所を接続し、これらの線輪を同時に
絶縁樹脂で一体固化を行ない、更に前記同期電動機の界
磁線輪または励磁機の回転子線輪の外周にポリエステル
やエポキシなどの熱硬化性樹脂を含浸したガラス繊維か
らなるテープ状のガラスバインドを巻き熱硬化させるこ
とにより遠心力に対する保持を行なうようにしたことを
特徴とする放電抵抗を備えたブラシレス同期電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978001457U JPS6041820Y2 (ja) | 1978-01-12 | 1978-01-12 | 放電抵抗を備えたブラシレス同期発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1978001457U JPS6041820Y2 (ja) | 1978-01-12 | 1978-01-12 | 放電抵抗を備えたブラシレス同期発電機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54105823U JPS54105823U (ja) | 1979-07-25 |
| JPS6041820Y2 true JPS6041820Y2 (ja) | 1985-12-19 |
Family
ID=28803625
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1978001457U Expired JPS6041820Y2 (ja) | 1978-01-12 | 1978-01-12 | 放電抵抗を備えたブラシレス同期発電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6041820Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019221102A (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | 株式会社明電舎 | ブラシレス同期機 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4320005Y1 (ja) * | 1966-07-12 | 1968-08-22 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS513016U (ja) * | 1974-06-24 | 1976-01-10 |
-
1978
- 1978-01-12 JP JP1978001457U patent/JPS6041820Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4320005Y1 (ja) * | 1966-07-12 | 1968-08-22 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019221102A (ja) * | 2018-06-22 | 2019-12-26 | 株式会社明電舎 | ブラシレス同期機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54105823U (ja) | 1979-07-25 |
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