JPH0119573Y2 - - Google Patents

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JPH0119573Y2
JPH0119573Y2 JP8869081U JP8869081U JPH0119573Y2 JP H0119573 Y2 JPH0119573 Y2 JP H0119573Y2 JP 8869081 U JP8869081 U JP 8869081U JP 8869081 U JP8869081 U JP 8869081U JP H0119573 Y2 JPH0119573 Y2 JP H0119573Y2
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JP
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coil
iron core
terminal
lead wire
coils
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  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁石発電機の固定子、特に凸極形鉄心
の各凸極部に発電コイルを巻回してなる磁石発電
機用固定子に関するものである。
この種の固定子においては鉄心とコイルとの間
を絶縁するために鉄心にボビンを取付けて該ボビ
ンの上にコイルを巻く構造が多く採られていた
が、このような構造ではコイルと鉄心との間にボ
ビンが介在しているため放熱が悪く、コイルの温
度が高くなるのを避けられない。そのため耐熱性
の高いエナメル銅線を使用する必要がありコスト
が高くなる欠点があつた。またコイルの温度が高
くなるため冷熱サイクルや振動等によりボビンが
変形し、コイルにガタが生じることがあつた。そ
こで鉄心表面に粉体樹脂をコーテイングすること
により絶縁層を形成してその上にコイルを巻く粉
体コーテイング方式の固定子が用いられることも
あるが、粉体コーテイング方式による場合にはコ
イルの端末処理に工数を要し、特に内燃機関用点
火装置の点火電源として用いられるエキサイタコ
イルのように、非常に細い線を用いてコイルを巻
回する場合には、コイルの端末部の断線を防止し
たり、絶縁処理を施したりするために多大の工数
を必要とする。第1図は、粉体コーテイング1を
施した積層鉄心の凸極部2に巻回したエキサイタ
コイル3の従来の端末処理構造を示したもので、
エキサイタコイル3の巻始め端部3aはコイルの
外表面側に引出されて外部引出用リード線4の心
線に2〜3ターン撚り合わされて半田付けされて
いる。この半田付け部には絶縁チユーブ5が被嵌
され、チユーブ5とコイル3との間には絶縁テー
プ6が挿入されている。そしてチユーブ5を絶縁
テープ6を介してコイル3の表面に当てがつた状
態でリード線4の端部とチユーブ5とをコイル3
に固定するように接着テープ7を巻回する。この
ように、従来のコイル端末処理構造では、コイル
端末の絶縁及び保護と断線防止とを図るために絶
縁チユーブ、絶縁テープ、接着テープ等多くの部
材を必要とする上にこれらの部材を設けるために
多くの工数を要し、特に複数のエキサイタコイル
が設けられるような場合には、各コイルの端末の
つなぎ部でそれぞれ多くの部材と工数とを必要と
するためコストが非常に高くなる欠点があつた。
本考案の目的は、コイルの端末部の処理を簡単
な接続具により行なうようにして上記の欠点を解
消した磁石発電機用固定子を提供することにあ
る。
以下図示の実施例により本考案の固定子を詳細
に説明する。
第2図乃至第4図は本考案の一実施例を示した
もので、第2図において10は略正8角形の輪郭
形状を有する環状の継鉄部11から8個の凸極部
12a〜12bを放射状に突出させた8極の星形
凸極形積層鉄心であり、凸極部12a〜12hの
先端には図示しない磁石回転子の磁極に対向する
極片部13a〜13hがそれぞれ設けられてい
る。極片部13a〜13hは、鉄心10の積層方
向の両端に位置する両側板を外側に直角に折曲げ
ることにより形成され、凸極部12a〜12hの
うち、エキサイタコイルが巻かれる凸極部12a
及び12bの基部付近には、両側板の一部を切起
すことにより切起片14及び15が設けられてい
る。鉄心1の積層方向の一端側にある切起片14
(第4図参照)は凸極部12a及び12hの中間
部付近と、凸極部12a及び12bの中間部付近
と、凸極部12b及び12cの中間部付近とにそ
れぞれ1個ずつ設けられ、これら3個の切起片1
4は後記する接続具を固定するために用いられ
る。また鉄心の積層方向の他端側にある切起片1
5は凸極部12a及び12bに対応する位置にそ
れぞれ設けられ、これらの切起片15はエキサイ
タコイルの巻きくずれを防止するために用いられ
る。尚巻くずれ防止用の切起片15は、他の凸極
部12c〜12hに対しても設けることができ
る。
鉄心10の外表面の少なくともコイルが巻回さ
れる部分には粉体樹脂を塗布して加熱硬化させる
粉体コーテイング法等により絶縁層16(第4図
参照)が形成され、絶縁層16が形成された凸極
部12a〜12hにそれぞれ発電コイル17a〜
17hが巻回されている。これらのコイルのう
ち、17a及び17bは内燃機関用点火装置の点
火電源として用いられるエキサイタコイルであ
り、17c,17d,17g,17hはヘツドラ
ンプ等の点灯負荷の電源として用いられる点灯コ
イルである。また17e及び17fはバツテリー
を充電するために用いられるバツテリー充電コイ
ルである。尚18は鉄心を取付けるビスを通すた
めの取付穴である。
エキサイタコイル17a及び17bの端末処理
を施すため、接続具20が設けられる。本実施例
の接続具は、継鉄部11の8角形の輪郭形状の1
つの角部に沿うように略くの字状に形成された絶
縁樹脂製の基体21と、基体21に鋳込まれて固
定された端子金具22a乃至22d及びクランプ
片23とからなり、基体21の端子金具22a〜
22d及びクランプ片23が突出する面と反対の
面には前記3個の切起し片14がそれぞれきつく
嵌合する有底孔24が形成されている。本実施例
では、クランプ片23が中央に配置されてその両
側に端子金具22b及び22cが配置され、端子
金具22b及び22cの両側に端子金具22a及
び22dが配置されている。そして端子金具22
b及び22cがクランプ片23と一体に形成され
てこれらにより略山の字形の端子部材が形成さ
れ、端子金具22a及び22dの基体21中に埋
設された端部にはこれらの端子金具の抜け止めを
図るための突起221が形成されている。また端
子金具22a〜22dの先端部にはコイルの端末
部やリード線の心線を挿入して半田付けするため
の孔222が設けられている。
上記の接続具20は、その基体21の有底孔2
4に鉄心10の切起片14を圧入することにより
鉄心10に固定される。そしてエキサイタコイル
17aの巻始め端部は端子金具22aにリード線
25と共に半田付けされ、エキサイタコイル17
aの巻終り端部は端子金具22bに半田付けされ
ている。またエキサイタコイル17bの巻始めは
端子金具22cに半田付けされ、エキサイタコイ
ル17bの巻終り(アース側端部)はリード線2
6と共に端子金具22dに半田付けされている。
クランプ片23がリード線26を抱持するように
変形されてリード線26がクランプされ、このリ
ード線26は点灯コイル17hの巻終端(アース
側端部)に接続されて外部に引出される。点灯コ
イル17c,17d,17g及び17hは互いに
直列に接続され、点灯コイル17cの巻始め及び
点灯コイル17dの巻終り端とリード線26との
接続点からそれぞれ外部引出用リード線27及び
26Aが引出されている。またバツテリ充電コイ
ル17e及び17fも直列に接続され、充電コイ
ル17eの巻始め及び充電コイル17fの巻終り
からそれぞれ外部引出用リード線28及び29が
引出されている。そしてリード線25,26A,
27,28及び29は一括してチユーブ30内に
挿入されて外部に引出され、チユーブ30の端部
が継鉄部11に固定されたクランプ具31により
クランプされている。
上記のように接続具20を用いてエキサイタコ
イルの端末処理を行なうと、コイル端部とリード
線との接続部をコイル外面に添わせる必要がない
ため該接続部とコイルとの間の絶縁を考慮する必
要がない。またリード線及びコイル端末部が端子
金具に接続されるため、リード線に張力が作用し
てもコイル端末部が断線する虞れはない。更に、
接続具の固定は、その基体に設けた孔に鉄心に設
けた切起片を嵌入させるだけで行なえるため、接
着テープを巻付けてコイル端末部とリード線との
接続部を固定する場合に比べて固定作業が著しく
簡単になる。
上記の固定子は例えば取付孔18に挿入したビ
スを機関のケース等に設けた取付部に螺入するこ
とにより機関に取付けられる。そして継鉄部11
の中央の孔を貫通する図示しない回転軸(例えば
機関のクランク軸)に図示しないフライホイール
磁石回転子が取付けられ、この回転子の磁極が凸
極部12a〜12hに対向せしめられる。
第5図は、上記実施例の固定子のコイルを用い
て内燃機関用点火装置と点灯負荷とバツテリ充電
回路とに電力を供給する場合の電気的な接続の一
例を示したもので、Igは1次コイルl1及び2次コ
イルl2を有する点火コイル、Pは2次コイルl2
接続された点火プラグ、Cは2次コイルl1に対し
て直列に接続されたコンデンサ、Tはコンデンサ
C及び1次コイルl1の直列回路に対して並列に接
続されたサイリスタであり、サイリスタTの両端
にダイオードDを介してエキサイタコイル17a
及び17bの直列回路が並列接続されている。第
5図のエキサイタコイル17a及び17bより左
側の部分により公知のコンデンサ放電式の点火装
置が構成されており、エキサイタコイル17a,
17bの一方の半サイクルの出力で図示の極性に
充電されたコンデンサCの電荷が、サイリスタT
の導通により1次コイルl1に放電して点火動作が
行なわれる。またバツテリ充電コイル17e及び
17fの出力は整流器Recに印加され、整流器
Recの直流出力がバツテリBに印加されている。
点灯コイル17c,17d,17g及び17hに
はヘツドランプ等の点灯負荷Lが接続されてい
る。
上記の実施例ではエキサイタコイルを巻いた凸
極部の付近に略くの字形の接続具を設けたが、接
続具は端末部の断線の虞れがある線径の細いコイ
ルの近傍に端子金具を有する構造であればよく、
その具体的構造は上記の例に限定されるものでは
ない。例えば第6図に示したように、鉄心10′
の継鉄部11′の形状に合せた輪郭形状を有する
枠状の基体21′に端子金具22′b,22′cを
固定した接続具20′でもよい。第6図に示した
例では、鉄心10′が4極に構成され、4個の凸
極部12′a〜12′dのうちの1つの凸極部1
2′aにエキサイタコイル17′aが巻回されてい
る。また他の凸極部12′b〜12′dに点灯コイ
ルやバツテリ充電コイルとして用いられる発電コ
イル17′b〜17′dが巻回されている。接続具
20′の基体21′はその各辺に2個ずつ設けられ
た有底孔に鉄心10′に設けた切起し部14′を圧
入することにより鉄心10′に固定されている。
接続具20′にはまた適宜の個数のクランプ片2
3′が固定され、基体21′の3つの角部にはコイ
ル17′b〜17′dから引出されるリード線2
7′〜29′やコイルの端末部を嵌合する切欠溝2
23が設けられている。接続具20′に設けられ
た端子金具22′b及び22′cは基体21′内で
一体に連結され、端子金具22′bにエキサイタ
コイル17′aの巻終り17′a1が半田付けされて
いる。尚エキサイタコイル17′aの巻始めは鉄
心10′に接地されている。端子金具22′cには
リード線25′が半田付けされ、リード線25′〜
29′は基体21′の各辺に沿つて配置されてクラ
ンプ片23′により適宜にクランプされ、基体2
1′の切欠溝223が設けられていない角部付近
でチユーブ30内に一括して挿入されて外部に導
出されている。そして基体21′の切欠溝223
が設けられていない角部に固着されたクランプ具
31により、チユーブ30の端部がクランプされ
ている。
上記実施例では、エキサイタコイルのように線
径が細く端末部が断線し易いコイルに対してのみ
接続具の端子金具を設けているが、他のコイルに
対しても同様に端子金具を設けることができる。
以上のように、本考案によれば、鉄心に接続具
を固定してこの接続具に設けた端子金具にコイル
の端末部と該端末部に接続されるリード線とを接
続するようにしたので、従来コイルの端末処理を
行なうために必要とした多くの部材を省略するこ
とができ、端末処理作業を簡単にすることができ
る。また煩雑なコイル端末処理作業が無くなるの
で巻線の自動化を進めることもでき、コストの低
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の要部を示す断面図、第2図は
本考案の一実施例を示す正面図、第3図は本考案
で用いる接続具の一例を示す正面図、第4図は第
2図の実施例において接続具を取付けた状態を示
す要部断面図、第5図は第2図の実施例の発電コ
イルに負荷を接続した状態の一例を示す接続図、
第6図は本考案の他の実施例を示す正面図であ
る。 10,10′……鉄心、12a〜12h,1
2′a〜12′d……凸極部、14……切起片、1
7a〜17h,17′a〜17′d……発電コイ
ル、20……接続具、21……基体、22a〜2
2d,22′b,22′c……端子金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の凸極部を有する鉄心の前記凸極部に発電
    コイルを巻回し、所定のコイルの端末部にリード
    線を電気的に接続してなる磁石発電機用固定子に
    おいて、端子金具を絶縁樹脂製の基体に固定して
    なる接続具を設け、前記接続具の基体に設けた孔
    を前記鉄心に設けた切起片に嵌合させて前記接続
    具を前記鉄心に固定し、前記コイルの端末部と前
    記リード線とを前記端子金具に接続したことを特
    徴とする磁石発電機用固定子。
JP8869081U 1981-06-18 1981-06-18 Expired JPH0119573Y2 (ja)

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JP8869081U JPH0119573Y2 (ja) 1981-06-18 1981-06-18

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JP8869081U JPH0119573Y2 (ja) 1981-06-18 1981-06-18

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JPS57201049U JPS57201049U (ja) 1982-12-21
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