JPS603826A - サ−モスイツチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンタクトトンクに固定されたコンタクト端
と相手側コンタクトの対応端とが、相互に絶縁して支持
部材に固定してあり、コンタクトトングが接続タブに電
気的に接続されかつバイメタル製跳反板の作用によって
相手側コンタクト端から引離される形式の、電気加熱装
置のサーモスイッチに関する。

〔従来技術〕

この種の構造のサーモスイッチは、***特許第２，０５
７，００３号から公知である。この公知のサーモスイッ
チの場合、コンタクトトングへの給電は、接続ラグを介
して行われる。この場合、接続タブは、機械的負荷に耐
えるよう、剛で安定な材料から構成してあり、一方、コ
ンタクトトング自体は、一端を接続タブに溶接し、他端
にコンタクトを設けた板バネとして構成してある。バネ
材料を適切な負荷状態とすることによって、所要の接触
圧を得る。板バネの下面は、バイメタル製跳反板の作用
を受ける。

〔従来技術の問題点及び解決すべき課題〕よく知られて
いるように、この構造には２，３の欠点がある。即ち、
接続タブと板バネの溶接結合作業が、煩瑣であり、従っ
て、本質的なコスト増因子をなす。更に、一方では、溶
接工程が苛酷であることにより、他方では、板バネのそ
りおよび湾曲を完全には阻止できないことにより、機能
、即ち、スイッチング操作の確実性が損われ大量生産製
品について高い信頼性を得るには、バイメタル製跳反板
の応答時にスイッチング動作が確実に行われると云うこ
とが重要である。即ち、板バネおよびバイメタル製跳反
板の重り合う接触点の相互間隔に関して、できる限り小
さい所定の公差を再現性よく達成しなければならない。

しかしながら、公知の解決法では、上述の理由から、上
記条件を完全に達成することは不可能であり、従って、
量産の場合、可成りの品質曇機能欠陥が生ずることにな
る。

本発明の目的は、製造費が低廉で、機能がより確実であ
るよう、公知のサーモスイッチを改良することにある。

〔発明の基本的構成〕

この目的は、本発明にもとづき、コンタクトトングと接
続タブとを一体に構成し、コンタクトトングは、比較的
短い部分を除いて、剛に構成し、上記短い部分を、一種
のヒンジとして作用するよう、弾性的に湾曲自在に構成
することによって、達成される。

〔発明の効果〕

本発明にもとづき、一方では、上方に剛な一体構造によ
り、他方では、短い範囲のみを弾性構造としたことによ
り、実際上、ジオメトリ、即ち、バイメタル製跳反板に
対する相対位置の公差が最小で、一種のヒンジとして作
用するコンタクトトングが得られ、従って、量産時の品
質・機能欠陥が著しく減少される。

作製に必要な工具の数は少数である。更に、弾性トング
の厚さが大きいことにより、大きな電源負荷を可能であ
り、且つ、インレイ・コンタクト（Ｉｎｌａｙ−Ｋｏｎ
ｔａｋｔ）またはトップレイ・コンタクト（Ｔｏｐｌａ
ｙ−Ｋｏｎｔａｋｔ）の使用が可能である。

〔好適な実施の態様〕

弾性トングは、複数の材料から構成できる。この場合、
弾性ストロークの種類および大きさは、実験で容易にめ
ることができる。

本発明に係るサーモスイッチの特に有利な構成では、双
方の接続タブから保持部材を形成し、保持部材を支持部
材の対応する突起に係合させて支持部材に固定する。

かくして、支持部材に接続タブを固定するためにリベッ
トを使用する必要はなく、４つの部材、即ち、支持部材
、コンタクトトングを含む第１接続タブ、第２接続タブ
およびバイメタル製跳反板からサーモスイッチを構成で
き、バイメタル製跳反板にコンタクトを設ける必要はな
い。

本発明の別の構成を従属特許請求の範囲に示した。

〔実施例〕

図面を参照して以下に２種の実施例を詳細に説明する。

絶縁材ブロック１は、プリズム状部材１′のみから構成
しであるが、取付用突起部を備えていてもよい。部材１
′の後端には、接続タブ２が取付けてあり、前端には、
同じく、接続タブ３が取付けである。第１図に示した第
１実施例の場合、上記接続ラグは、沈み中交リベット４
によって固定しである。コンタクトトング５は、第１接
続タブ２と一体に構成しである。コンタクトトング５の
前端の下面にはコンタクト６が設けである。スイッチの
休止状態では、コンタク１６は、接続タブ３から上方へ
曲げた相手側コンタクト６′上に載る。

コンタクトトング５の下方には、中央ボア７′にブロッ
ク１′に形成した頚軸８を嵌装し、頚軸の突起８′で下
方から支持したバイメタル製跳反板７が設けてある。頚
軸８は、更に、コンタクトトング５のボア５′内に延び
ている。上記ボアの径は、部分な間隙を置いて頚軸を挿
通させ得るよう設計してある。コンタクトトング５の下
面には、その中心軸線と同軸に、バイメタル製跳反板７
の作用点をなす突起９が設けである。

最大許容温度に達すると、バイメタル製跳反板７が公知
の態様で跳反する。この際、上記跳反板の後部はコンタ
クトトング５に当接し、中央部は頚軸８の突起８′に当
接する。かくして、バイメタル製跳反板７の跳反動作全
体が、コンタクトトング５の突起９に作用し、従って、
コンタクト６の大きなスイッチングストロークが達成さ
れ本発明にもとづき、コンタクトトング５の断面は、バ
イメタル製跳反板の後部範囲にわたって、約０．５ｍｍ
から、例えば、０．２ｍｍに薄くしである。かくして、
コンタクトトング５の前端をコンタクト６とともに相手
側コンタクト６゛に押圧する弾性ヒンジ範囲が形成され
る。このため、作製時、コンタクトトング５を対応する
負荷状態とする。例えば、コンタクトトングの接触端を
接続端に対して５を曲げることにより、負荷状態を形成
できる。この場合も、コンタクトトングの残余の部分を
剛に構成したことが有利に作用する。何故ならば、負荷
を与えるための所定の角度を順守すれば、組込状態にお
いて相手側コンタクト６′に作用する接触力も、狭い所
定範囲内にあり、従って、スイッチング動作の確実性が
向上するからである。

コンタク１トングと接続タブとを一体に作成するための
材料としては、例えば、真鍮、銅、圧延青銅、洋銀、鋼
などが対象となる。

本発明に係るサーモスイッチの第２実施例（第２．３図
）は、更に簡単化されている。即ち、接続タブを支持部
材に結合する固定要素は、リベット４（第１図）ではな
く、接続タブ２，３からスタンピング加工したスナップ
（クリップ）状ないしカラー状保持部材２ａ、２ｂ；３
ａ、３ｂから成り、支持部材１に形成した対応するノー
ズ１ａ、１ｂ；１ｃ、１ｄに係合する。かくして、組込
作業が木質的に簡単になる。即ち、双方の接続タブ２，
３の加した保持部材２ａ、２ｂ；３ａ、３ｂを支持部材
１の対応する部分１に被せ、次いで、保持部材を折曲げ
て、折曲げた端部をノーズ１ａ〜１ｄに係合させ、確保
すればよい。

この場合、バイメタル製跳反板７の保持および案内も、
第１実施例よりも簡単である。即ち、バイメタル製跳反
板７の周縁に設けた切欠き７ａ〜７ｂが、対応する部分
１ｅ、１ｆ、５ａおよび保持部材２ａと下記の如く共働
する。

即ち、休止状態（コンタクトが閉じた状態）では、バイ
メタル製跳反板７の後部切欠き７ｂが保持部材２ａに係
合案内され、双方の対称の前部切欠き７ｃ、７ｄが支持
部材１のノーズ１ｅ、１ｆに係合案内され、中央部が支
持部材１の円すい台形突起１０に支持される。一方、反
転状態（コンタクトが開いた状態）では、バイメタル製
跳反板７の後端は、同じく、保持部材２ａによって案内
されているが、前端の切欠き７ｃ、７ｄは、対応する支
持部分１ｅ、１ｆから離れる。しかしなから、上記前端
が上昇すると、切欠き７ａが、コンタクトトング５の対
応して下方へ曲げたトング５ａに係合するので、この場
合も、部分な保持および案内が確保される。

上記の如く、バイメタル製跳反板７の周縁範囲の対応す
る要素によって案内することにもとづき、第１図の実施
例とは異なり、バイメタル製跳反板の中央ボア７′およ
び頚軸８は不要であり、従って、双方の接続タブを支持
部材１に取付けた後、コンタクトトング５を上昇させて
．バイメタル製跳反板をサーモスイッチに押入し、その
切欠き７ｂ、７ｃ、７ｄを対応する構造部分に係止でき
ると云う大きな利点が得られる。

【図面の簡単な説明】 第１図は、サーモスイッチの第１実施例の横断面図、第
２図は、第２実施例の横断面図、第３図は、第２実施例
の平面図である。 １・・・絶縁材ブロック、２、３・・・接続タブ４・・
・リベット、５・・・コンタクトトング、６・・・コン
タクト、６′・・・相手側コンタクト。 ７・・・バイメタル製跳反板。 出願人　ミクロテルムｅゲーエムベーハー代理人　弁理
士　加藤　朝道

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）コンタクトトングに固定されたコンタクト端と相手
   側コンタクトの対応端とが、相互に絶縁して支持部材に
   固定してあり、コンタクトトングが接続タブに電気的に
   接続されかつバイメタル製跳反板の作用によって相手側
   コンタクトから引離される形式の、電気加熱装置のサー
   モスイッチにおいて、コンタクトトング（５）と接続タ
   ブ（２）とが一体に構成してあり、コンタクトトング（
   ５）が、比較的短い部分を除いて、剛に構成してあり、
   上記短い部分が、一種のヒンジとして作用するよう、弾
   性的に湾曲できることを特徴とするサーモスイッチ。 ２）上記短い部分が、コンタクトトング（５）の断面積
   の小さい範囲、特に、薄肉範囲を成すことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載のサーモスイッチ。 ３）上記短い部分を除き、必要に応じコンタクトトング
   と接続タブとが同一の厚さを有することを特徴とする特
   許請求の範囲第１項および第２項記載のサーモスイッチ
   。 ４）コノタクト（６）およびまたは相手側コンタクト（
   ６′）が、インレイ・コンタクトまたはトップレイ・コ
   ンタクトとして構成しであることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項記載のサーモスイッチ。 ５）接続タブ（２）から形成したクリンプ状またはカラ
   ー状保持部材（２ａ、２ｂ）が、支持部材（１）に固定
   しであることを特徴とする特許請求の範囲第１項記戦の
   サーモスイッチ。 ６）２つの保持部材（２ａ、２ｂ）が、支持部材（１）
   に形成したノーズ（１ａ、１ｂ）に係合することを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載のサーモスイッチ。 ７）第２接続タブ（３）も、支持部材（１）に固定した
   スナップ状ないしカラー状保持部材（３ａ、３ｂ）を有
   することを特徴とする特許請求の範囲第１項および第５
   項記載のサーモスイッチ。 ８）バイメタル製跳反板（７）の上方にあるコンタクト
   トング（５）の接触端とは逆の側の範囲には、バイメタ
   ル製跳反板（７）の方向へ向き、バイメタル製跳反板（
   ７）の縁の対応する切欠き（７ａ）と同一輪郭をなすト
   ング状部分（５ａ）がスタンピング加工しであることを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載のサーモスイッチ
   。 ９）接続タブ２へ向くバイメタル製跳反板（７）の周縁
   範囲には、接続タブ（２）の保持部材（２ａ）を受容係
   合して上記保持部材によって案内される別の切欠き（７
   ｂ）が設けであることを特徴とする特許請求の範囲第５
   項および第８項記載のサーモスイッチ。 １０）第２接続タブ（３）に向くバイメタル製跳反板（
   ７）のコーナには、支持部材（１）のノーズ（１ｅ、１
   ｆ）に嵌合する別の切欠き（７ｃ、７ｄ　）が設けであ
   ることを特徴とする特許請求の範囲第８項および第９項
   記載のサーモスイッチ。