JPS6038067Y2 - 内燃機関用過回転防止装置 - Google Patents

内燃機関用過回転防止装置

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JPS6038067Y2
JPS6038067Y2 JP3014379U JP3014379U JPS6038067Y2 JP S6038067 Y2 JPS6038067 Y2 JP S6038067Y2 JP 3014379 U JP3014379 U JP 3014379U JP 3014379 U JP3014379 U JP 3014379U JP S6038067 Y2 JPS6038067 Y2 JP S6038067Y2
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capacitor
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combustion engine
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徹也 近藤
公央 坊山
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国産電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関の回転速度が一定以上になったとき
に点火装置の動作を停止させて機関の過回転を防止する
内燃機関用過回転防止装置に関するものである。
従来のこの種の装置では、内燃機関と同期回転する磁石
式交流発電機内に設けられたランプ点灯用発電コイルや
バッテリ充電用発電コイルの出力周波数或いは出力電圧
の波高値により機関の回転速度を検出し、回転速度が設
定値に達したときに内燃機関用点火装置が点火動作を行
なうのを阻止して、機関の回転速度が過度に上昇するの
を防止している。
しかしながら2輪車等の小形の車両等では、点灯用発電
コイルがバッテリ充電用発電コイルを備えていない小形
の高圧磁石発電機が搭載されるため上記従来の過回転防
止装置を利用することができなかった。
また、従来の過回転防止装置の多くは、内燃機関用点火
装置そのものの構造を変更する必要があり、点火装置へ
の配線の外に点灯用発電コイルやバッテリ充電用発電コ
イルへの配線をも行なう必要があるため、既設の内燃機
関に簡単に適用することができなかった。
尚点火電源コイルの逆電圧(点火動作に寄与しない半サ
イクルの電圧)のピークを検出して、該逆電圧のピーク
が所定の値に達した時に点火動作停止用の半導体スイッ
チを動作させることにより点火動作を停止させて機関の
過回転を防止する装置(実開昭53−10772峰)が
提案されている。
この装置によれば、機関の回転速度の検出に特別のコイ
ルを用いる必要がないため、既設の内燃機関にも取付け
ることが可能である。
この停止回路では、点火電源コイルの逆電圧のピークが
一定値以上になった時に該逆電圧でコンデンサを充電し
て、該コンデンサの端子電圧により点火動作停止用の半
導体スイッチをトリガするようにしている。
この場合、点火電源コイルの誘起電圧の波高値が常に正
確に機関の回転速度に比例していれば問題が無い。
しかしながら実際には、点火電源コイルの誘起電圧の各
半サイクルの大きさ、特に点火動作が行なわれた後に誘
起する半サイクルの電圧の大きさが機関の燃焼状態によ
り大幅に変るため、上記のような構成では機関の点火動
作が停止する設定回転速度が変動し、過回転防止動作が
不正確になるのを避けられない。
本考案の目的は、点灯用発電コイルやバッテリ充電用発
電コイルを用いることなく正確な過回転防止動作を行わ
せることができ、しかも点火装置への取付けを簡単に行
うことができるようにした内燃機関用過回転防止装置を
提供することにある。
本考案は、点火電源コイルに対して並列に過回転防止用
半導体スイッチを接続して、内燃機関の回転速度が設定
値以上になった時に該過回転防止用半導体スイッチをト
リガすることにより機関の過回転を防止する内燃機関用
過回転防止装置であって、前記過回転防止用半導体スイ
ッチをトリガするトリガ回路を下記のように構成したこ
とを特徴とする。
すなわち、本考案の過回転防止装置においては、前記ト
リガ回路が、コンデンサと、点火電源コイルの点火動作
に寄与しない半サイクルの電圧によりこのコンデンサを
一方の極性に充電する充電回路と、該コンデンサの充電
の際に正極性になる端子側にカソードを向けて該コンデ
ンサに対して並列に接続されたツェナーダイオードと、
該コンデンサの電荷を一定の時定数で放電させる放電回
路と、点火電源コイル側から過回転防止用半導体スイッ
チにトリガ信号に供給する回路と、ゲートソース間に上
記コンデンサの端子電圧が印加されて該コンデンサの端
子電圧が一定値以下の時に導通する電界効果トランジス
タを備えて該電界効果トランジスタの導通時に導通して
前記トリガ信号を前記過回転防止用半導体スイッチから
側路するトリガ制御用スイッチ回路とを具備している。
上記のように、コンデンサを常時点火電源コイルの点火
動作に寄与しない半サイクルの誘起電圧で充電すると共
に該コンデンサを一定の時定数で放電させ、該コンデン
サの端子電圧が一定値以下になった時に過回転防止用半
導体スイッチをトリガするように構成すると、コンデン
サの端子電圧は点火電源コイルの出力の周波数に比例し
て変化するため、点火電源コイルの誘起電圧の大きさの
影響を受けることなく常に正確に機関の回転速度を検出
して正確な過回転防止動作を行わせることができる。
また上記の構成によると、点灯用発電コイルやバッテリ
充電用発電コイルへの配線を行うことなく、過回転防止
用半導体スイッチの両端につながる端子を点火電源コイ
ルの両端に接続するだけで機関に取付けることができる
ので、既設の内燃機関にも容易に適用することができる
以下図示の実施例により本考案の装置を詳細に説明する
第1図は、小形の高圧磁石発電機を用いた内燃機関用点
火装置の一例を示したもので、同図において1は図示し
ない内燃機関の出力軸に取付けられた磁石回転子で、こ
の回転子は、ボス部2aが機関の出力軸に嵌着された非
磁性材からなる円柱状の回転体2と、両端に磁極部3a
、3aを有して磁極部3a、3aの外周面が回転体2の
外周面に露呈するようにして回転体2内に埋設された磁
極構成部材3と、磁極構成部材3の中央部に載せられて
回転体2内に埋設され回転体の径方向に着磁された永久
磁石4と、永久磁石4の外周側の磁極面に当接されて回
転体2内に埋設され外周面が回転体2の外周面に露呈さ
れた磁極片5とからなっている。
6は、回転子1の磁極に対向する磁極部を両端に備えた
略コの字形の鉄心7に1次コイル8a及び2次コイル8
bからなる点火コイル8を巻装した電機子で、機関のケ
ースやカバー等の固定位置に設けられた取付部にビス等
により取付けられている。
1次コイル8aは点火電源コイルを兼ねるもので、機関
の出力軸に取付けられた回転子1が図示の矢印方向に1
回転すると、第3図(横軸は時間tを示す。
)Aに示すように2つの比較的波高値の小さい負の半サ
イクルと1つの波高値の大きい正の半サイクルとからな
る交番電圧が発生する。
1次コイル8aの一端は接地され、他端は2次コイル8
bの一端に接続されている。
2次コイル8bの一端と接地との間には機関と同期回転
する図示しないカムにより開閉駆動される断続器9の接
点が接続され、この接点の両端にはコンデンサ10が並
列接続されている。
そして2次コイル8bの他端と接地との間に機関の気筒
に取付けられた点火プラグ11が接続されている。
この点火装置において、機関の出力軸が回転すると第3
図Bに示すように時刻■こおいて先ず断続器9の接点か
閉じ、次いて時刻桜において1次コイル8aに負の半サ
イクルの電圧υ1が発生すると1次コイル8aから断続
器9を通して第3図Cに示すように1次電流I□が流れ
始める。
尚第3図Aは1次コイル8aの無負荷電圧を示している
次に時刻ちにおいて1次コイル8aに正の半サイクルの
電圧v2が発生すると1次電流11の向きが反転し、電
圧v2の増大に伴って1次電流11が上昇していく。
次いで1次電流11が略ピークに達した時刻りにおいて
断続器9の接点が開き、1次電流■1を急激に遮断する
これにより1次コイル8aに第3図りに示すように高い
電圧υゎが発生する。
この電圧が点火コイルにより更に昇圧されて2次コイル
8bに高電圧が生じ、点火プラグ11に火花が飛んで点
火動作が行なわれる。
第2図は上記点火装置に本考案の過回転防止装置12を
接続した状態を示す接続図で、過回転防止装置12はコ
ネクタ13.13’を介して点火装置に接続されている
14は過回転防止用半導体スイッチとしてのサイリスタ
で、このサイリスタは1次コイル(点火電源コイル)8
aの両端に抵抗15を介して並列接続されている。
1次コイル8aの非接地側の端子に接続されたコネクタ
13にはダイオード16のアノードが接続され、ダイオ
ード16のカソードは、ソースが接地側のコネクタ13
′に接続された電界効果トランジスタ(EEF)17の
ドレインに抵抗18及び19の直列回路を介して接続さ
れている。
FET19のゲート・ソース間にはコンデンサ20と抵
抗21とカソードを接地側にしたツェナーダイオード2
2とが並列に接続され、ゲートとコネクタ13との間に
は抵抗23とカソードをコネクタ13側にしたダイオー
ド24との直列回路が並列接続されている。
そして抵抗18及び19の接続点がツェナーダイオード
25を介してサイリスタ14のゲートに接続されている
本実施例においては、コンデンサ20、抵抗23、ダイ
オード24及び1次コイル(点火電源コイル)8aによ
り、点火電源コイルの点火動作に寄与しない半サイクル
の電圧によってコンデンサ20を一方の極性に充電する
充電回路が構成され、抵抗21によりコンデンサ20の
放電回路が構成されている。
またダイオード16、抵抗18及びツェナーダイオード
25により、点火電源コイル(1次コイル8a)側から
サイリスタ(過回転防止用半導体スイッチ)14にトリ
ガ信号を供給する回路が構成され、電界効果トランジス
タ17及び抵抗19により、導通した際に上記トリガ信
号をサイクル14から側路するトリガ制御用スイッチ回
路が構成されている。
そして上記コンデンサと、該コンデンサの充電回路及び
放電回路と、過回転防止用半導体スイッチにトリガ信号
を供給する回路と、トリガ制御用スイッチ回路とにより
、内燃機関の回転速度が設定値以上になった時に過回転
防止用半導体スイッチ(サイリスタ14)をトリガする
トリガ回路が構成されている。
第2図の実施例において、1次コイル8aに図示の破線
矢印方向の電圧(第3図Dの電圧υ3′)が発生すると
、コンデンサ20が抵抗23及びダイオード24を通し
て図示の極性に充電される(第3図E参照)。
このコンデンサ20の端子電圧はツエナーダイオード2
2により一定の電圧υ。
に制限される。
このようにコンデンサ20が充電されていてその端子電
圧(絶対値)Voがスレショールドレベルυ,以上にあ
るときには、第3図Fに示すようにFETl7のドレイ
ン拳ソース間は遮断状態にある。
1次コイル8aの誘起電圧υ3′がコンデンサ20の端
子電圧より低くなると、コンデンサ20の電荷が抵抗2
1を通して一定の時定数で放電し、コンデンサ20の端
子電圧(絶対値)■oがレベルυ,より低くなるとFE
T17のドレインソース間が導通状態になる(第3図F
参照)。
コンデンサ20の放電時定数は、機関の回転速度が設定
値より低く、1次コイル8aに点火動作に寄与しない半
サイクルの電圧υ3が発生してから点火動作に寄与する
電圧υ2が次に発生するまでの時間が或値よりも長い場
合にその時間内にコンデンサ20の端子電圧をレベルυ
、より低くしてFET17を導通させるように設定され
、機関の回転速度が設定値以上になって電圧υ3が発生
してから次に電圧υ2が発生するまでの時間が短くなっ
た場合にはコンデンサ20の端子電圧がレベルυ,以下
にはなれないようになっている。
また抵抗18及び19の抵抗値は、FETl7が導通状
態にあるときには1次コイル8aの電圧υ2が最大にな
っても抵抗19の端子電圧がツエナーダイオード25の
ツエナー電圧を超えることがなく、FETl7が遮断状
態にあるときには、1次コイル8aの電圧υ,が一定値
以上のときに抵抗19の端子電圧がツエナーダイオード
25のツエナー電圧以上になるように設定されている。
したがって機関の回転速度が設定値より低い場合には、
第3図Fに示すように点火時期ζにおいてFETl7が
導通しているため、サイリスタ14が導通せず、点火動
作は支障なく行なわれる。
これに対し、機関の回転速度が設定値以上になり、第4
図に示すように1次コイル8aの点火動作に寄与しない
半サイクルの電圧υ3′が発生してから点火動作に寄与
する半サイクルの電圧υ2が発生するまでの時間が短《
なると、第4図Eに示すようにコンデンサ20の端子電
圧V。
がレベルυ、以下にならなくなるため、FETl7は導
通することができなくなる。
したがって時刻ζにおいて第4図Bに示すように断続器
9の接点が開いて1次コイル8aの両端に電圧が現われ
た瞬間に同図Fに示すようにサイリスタ14が導通し、
1次コイル8aを抵抗15を通して実質的に短絡する。
そのため1次コイル8aには引続き電流が流れ、1次コ
イル8aには第4図Dに示すように抵抗15による電圧
降下に相当する低い電圧υ2′シか発生しないため、点
火動作は行なわれず、機関の回転速度が制限される。
このように本考案においては、点火電源コイルの点火動
作に寄与しない半サイクルの電圧が発生してから、次に
点火動作に寄与する半サイクルの電圧が発生するまでの
時間(この時間は点火電源コイルの出力周波数、即ち、
機関の回転速度に反比例している。
)を検出し、この時間が設定値より短くなったときに点
火動作に寄与する半サイクルにおいて過回転防止用半導
体スイッチをトリガするようにしたので、点火電源コイ
ルのみで過回転防止装置を動作させることができ、他の
発電コイルを必要としない。
したがって小形の高圧磁石発電機が用いられる内燃機関
にも適用できる。
またコネクタ13.13’により点火電源コイルの両端
に接続するだけで点火装置に取付けられるので、既設の
内燃機関にも容易に取付けることができる。
尚上記実施例において抵抗18及び19は、1次コイル
8aの負荷となるため、これらの抵抗の合成抵抗値は、
点火動作時における2次コイル8bの誘起電圧を余り低
下させないように十分大きな値にしておく必要がある。
上記実施例において抵抗15は、1次コイル8aがサイ
リスタ14により短絡されたときの電機子反作用による
逆電圧の発生を安定にするためと、このときに流れる1
次電流をできるだけ少くしてサイリスタ14の温度上昇
を制御するために設けられたものである。
またツエナーダイオード22は逆方向電圧υ3′で充電
されるコンデンサ20の端子電圧を一定にするために設
けられたものであり、磁石発電機の磁石の着磁状態のバ
ラツキや運転によって発生する可能性のある減磁によっ
て充電電圧が変動するのを防ぐためのものである。
またこのツエナーダイオード22を設けることにより、
磁石発電機の軸方向誤差による出力電圧の変動の影響を
もなくすことができる。
上記実施例にようにサイリスタ14のトリガを制御する
半導体スイッチとしてFETl7を用いると、FETは
高入力インピーダンス素子であるためコンデンサ20と
して容量の小さいものを使用でき、プラスチック系のフ
イルムコンデンサ等の小形で安価なものを使用すること
ができる。
また例えば第5図に示すように、抵抗18とツエナーダ
イオード25との接続点にpnpt’ランジスタ26の
エミツタを接続するとともにこのトランジスタのコレク
タを抵抗27を介してコネクタ13′に接続し、コネク
タ13′にソースを接続したFETl7のドレインをト
ランジスタ26のベースに接続して、トランジスタ26
及びFETl7によりトリガ制御用スイッチ回路を構成
してもよい。
このようにFETl7の出力側に増幅器を挿入すると、
ドレイン電流の小さいFETを用いることができる。
第5図の実施例では、抵抗23に直列にインダクタ28
を挿入してあるが、このインダクタは火花放電時に発生
する高周波雑音電流を抑制して、雑音電流によりコンデ
ンサ20が充電されるのを防止し、動作をより安定にす
るためのものである。
上記の実施例では、断続器を用いた電流遮断形の点火装
置を例にとったが、断続器をトランジスタの如き無接点
スイッチで置き換えた電流遮断形の点火装置が用いられ
る場合にも適用でき、また点火コイルを磁石発電機の外
部に配置して磁石発電機には点火電源コイルのみを設け
る場合にも適用できる。
更に、第6図に示すようにコンデンサ放電式の点火装置
30が用いられる場合にも本考案を適用できる。
同図において8′は磁石発電機の外部に配置された点火
コイルで、点火コイルの1次コイル3a’の非接地側の
一端にコンデンサ31の一端が接続されている。
コンデンサ31の他端はカソードを接地したサイリスタ
32のアノードに接続され、コンデンサ31及び1次コ
イル$a’の直列回路の両端にダイオード33を介して
磁石発電機内に配置された点火電源コイル34が並列接
続されている。
サイリスタ32のゲートカソード間にはダイオード35
を介して信号コイル36が、並列接続され、1次コイル
3a’の両端にはカソードを接地側にしてダイオード3
7が並列接続されている。
そして点火電源コイル34の両端にコネクタ13.13
’を介して第2図の実施例と同様に構成された過回転防
止装置12が接続されている。
第6図の実施例では、点火電源コイル34の実線矢印方
向の出力電圧によりコンデンサ31が図示の極性に充電
され、点火時期に信号コイル36から与えられる信号に
よりサイリスタ32がトリガされる。
サイリスタ32がトリガされるとコンデンサ31の電荷
がサイリスタ32及び1次コイル8a′を通して放電し
、2次コイルBb’に高電圧が誘起して点火プラグ11
に火花が飛ぶ。
そしてコンデンサ20は点火電源コイル34の破線矢印
方向の出力電圧によって図示の極性に充電され、機関の
回転速度が設定値に達すると、前記と同様に動作により
点火電源コイル34の実線矢印方向の半サイクルでサイ
リスタ14が導通する。
サイリスタ14が導通すると、点火電源コイル34の出
力が実質的に短絡されるためコンデンサ31の充電が行
なわれなくなり、点火動作が阻止される。
以上のように、本考案によれば、コンデンサを常時点火
電源コイルの点火動作に寄与しない半サイクルの誘起電
圧で定電圧まで充電すると共に該コンデンサを一定の時
定数で放電させることにより該コンデンサの両端に機関
の回転速度に比例する電圧を得て、該コンデンサの端子
電圧が一定値以下の時に過回転防止用半導体スイッチを
トリガするようにしたので、点火電源コイルの誘起電圧
の大きさの影響を受けることなく常に正確に機関の回転
速度を検出して正確な過回転防止動作を行わせることが
できる利点がある。
また点灯用発電コイルやバツテリ充電用発電コイルへの
配線を行うことなく、過回転防止用半導体スイッチの両
端につながる端子を点火電源コイルの両端に接続するだ
けで機関に取付けることができるので、既設の内燃機関
にも容易に適用することができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案で用いる点火装置を一部切欠いて示した
構成図、第2図は本考案の一実施例を示す接続図、第3
図A乃至Fは機関の回転速度が設定値より低い場合の動
作を説明する線図、第4図A乃至Fは機関の回転速度が
設定値以上になった場合の動作を説明する線図、第5図
は本考案の他の実施例の要部を示す接続図、第6図は本
考案の更に他の実施例を示す接続図である。 1・・・・・・磁石発電機、8,8′・・・・・・点火
コイル、8a・・・・・・1次コイル(点火電源コイル
)、9・・・・・・断続器の接点、12・・・・・・過
回転防止装置、14・・・・・・サイリスタ、17・・
・・・・FET,20・・・・・・コンデンサ、21・
・・・・・抵抗、26・・・・・・トランジスタ、34
・・・・・・点火電源コイル。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)内燃機関の回転と同期して交番電圧を誘起する点
    火電源コイルにより駆動される内燃機関用点火装置の前
    記点火電源コイルに対して並列に接続された過回転防止
    用半導体スイッチと、前記内燃機関の回転速度が設定値
    以上になった時に前記過回転防止用半導体スイッチをト
    リガするトリが回路とを備えた内燃機関用過回転防止装
    置において、 前記トリガ回路は、 コンデンサと、 前記点火電源コイルの点火動作に寄与しない半サイクル
    の誘起電圧により前記コンデンサを一方の極性に充電す
    る充電回路と、 前記コンデンサの電荷を一定の時定数で放電させる放電
    回路と、 前記点火電源コイル側から前記過回転防止用半導体スイ
    ッチにトリガ信号を供給する回路と、 ゲートソース間にコンデンサの端子電圧が印加されて該
    コンデンサの端子電圧が一定値以下の時に導通する電界
    効果トランジスタを備えて該電界効果トランジスタの導
    通時に導通して前記トリガ信号を前記過回転防止用半導
    体スイッチから側路するトリガ制御用スイッチ回路とを
    具備したことを特徴とする内燃機関用過回転防止装置。
  2. (2) 前記トリガ制御用スイッチ回路の電界効果ト
    ランジスタは前記過回転防止用半導体スイッチのトリガ
    信号入力端子間に対して並列に接続されている実用新案
    登録請求の範囲第1項に記載の内燃機関用過回転防止装
    置。
  3. (3)前記トリガ制御用スイッチ回路はエミッタコレク
    タ間回路が前記過回転防止用半導体スイッチのトリガ信
    号入力端子間に対し並列に接続されたトランジスタを備
    え、前記電界効果トランジスタが導通状態になった時に
    前記トランジスタにベース電流を流すように前記電界効
    果トランジスタと前記トランジスタとが相互に接続され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項に記載の内燃機関
    用過回転防止装置。
  4. (4)前記点火動作に寄与しない半サイクルの電圧によ
    りダイオードを通して前記コンデンサを充電する回路は
    、該ダイオードに対して直列に接続されたインダクタン
    スを備えている実用新案登録請求の範囲第2項または第
    3項のいずれかに記載の内燃機関用過回転防止装置。
  5. (5)前記過回転防止用半導体スイッチはサイリスタか
    らなっている実用新案登録請求の範囲第1項及至第4項
    のいずれか1つに記載の内燃機関用過回転防止装置。
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JPS58100273U (ja) * 1981-12-28 1983-07-07 国産電機株式会社 内燃機関過回転防止装置
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