JPS6037983Y2 - 下枠取り付け構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は下枠取り付は構造に関するものである。

既設サツシ１の室内側Ａに新設サツシを取り付けて二重
サツシを構成する際に、新設サツシ２の下枠３は、清掃
を容易とするため室内側Ａに階段状に形成するのが好ま
しい。

そこでこのような新設サツシ２の下枠３を、ビス４によ
って窓台５に取り付けるとその取り付けたビス４の頭が
室内側Ａに露出して見苦しくなる。

本考案は下枠の水平フランジ下方に取り付はフランジを
並設しかつ、その取り付はフランジのビス穴の、軸線の
上方への延長に交叉する位置で水平フランジに、ビス挿
通孔を設ける事によりそのビス挿通孔たる開口部より下
方に並設された取り付はフランジのビス穴に、ビスを挿
入可能とした構造でありこれによりビスの、頭は水平フ
ランジ上端面部に露出する事が無く又、ビス挿通孔はキ
ャップにより閉塞される。

以下本考案を図示する一実施例により説明する。

室内方向に階段状に成る下枠３において、下枠３の水平
フランジ６の下方に、図示するように取り付はフランジ
７を略り字状に並設し取り付はフランジ７は、下枠３と
一体に成形されかつ下枠３延在方向に連続して戊り複数
のビス穴８を設けている。

又、取り付はフランジ７は窓台５の水平面室内側を基準
として右下りに傾斜するよう配置され、略り字状に成形
された取り付はフランジ７の端縁部１１が下枠下端部１
２と共に取り付はフランジ面を傾斜させて支承するよう
になっている。

これは取り付はフランジ７を窓台５に螺着する際取り付
はビス４を斜方向に侵入させても取り付はビス４の頭、
当接部分が取り付はフランジ面に平行になるようにした
ものでビス４を斜方向に進入させる事でビス４の締着強
度を強めると共に、前記階段状の下枠３のような構造に
おける締着作業を平易にしている。

次に前記取り付はフランジ７のビス穴８の軸線の上方へ
の延長に交叉する位置の下枠水平フランジ６に、前記取
り付はフランジ７のビス穴８に対応する数のビス挿通孔
９を開口しその開口面積は少なくともビス４取り付は作
業可能な程度であれば良くそのビス挿通孔９にはこれを
閉塞するキャップ１０を嵌着する。

キャップ１０は、弾性部材からなりキャップヘッド１３
を極めて薄く成形したもので嵌着状態においてビス挿通
孔９の周縁とキャップ１０の挿入部上端周縁が確実に係
止されるようキャップ１０の上端部周縁には凹条溝１４
が形成されておりキャップ１０は、ビス挿通孔９に確実
に係止されビス挿通孔９は閉塞される。

本考案は以上の通りであり室内側に階段状に形成された
新設サツシ等において下枠水平フランジの下方に取り付
はフランジを設けた事により、下枠の取付固定が強固に
できると共に、ビス頭部の露出が防止され、しかもビス
取り付は作業用に開口したビス挿通孔は、薄く形成され
たヘッドをもつキャップにより閉塞するため外観上のみ
ばえも良好でありかつ清掃上の問題も無い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の断面図、第２図はキャップ部分拡大図
。 １・・既設サツシ、２・・新設サツシ、３・・下枠、４
・・ビス、５・・窓台、６・・水平フランジ、７・・取
り付はフランジ、８・・ビス孔、９・・ビス挿通孔、１
０・・キャップ、１１・・フランジ下端部、１２・・下
枠下端部、１３・・キャップヘッド、１４・・凹条Ｌ
Ａ・・室内側。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 既設サツシ１の室内側に新設する新設サツシ下枠２の取
   り付は構造において室内側へ階段状に成る下枠水平フラ
   ンジ６の下方に取り付はフランジ７を並設し、前記取り
   付はフランジ７のビス穴の軸線の上方への延長に交叉す
   る位置で、下枠水平フランジ６にビス挿通孔９を設けか
   つ前記ビス挿通孔９をキャップ１０により閉塞する事を
   特徴とする下枠取り付は構造。