JPS6036579Y2 - 高炉出銑口開孔機用ロツド供給装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高炉出銑口の開孔機用ロッドを開孔機に装着さ
せるためのロッド供給装置の改良に係るものである。

従来、高炉出銑口の開孔用ロッドを開孔機に装置させる
ために用いられるロッド供給装置は第１図に示すように
スキッド１上に載置した開孔機用ロッド２を突片付無端
チェーン３で移送させ、更にスキッド１の先端部から開
孔機フック４に乗り移らせるものである。

しかしこの方式は、スキッド１上に開孔機用ロッド２を
送り込む際、そのストックは機構である無端チェーン３
が１基しかないので、開孔機用ロッド２の外径を変更し
て使用する場合開孔機用ロッド２をストックしている無
端チェーン３上の開孔機用ロッド２をその都度取り替え
る必要がある。

しかしながらストックして開孔機用ロッド２を取り替え
るのには多大の時間がか）り開孔操業時に要求される条
件に素早く対応できず、手作業による取替え作業が強い
られていた。

そこで本考案は開孔機用ロッド２の外径の変更に際して
も、その取替えが能率よく行える高炉出銑口開孔機用ロ
ッド供給装置を提供することを目的とするものである。

以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。

１１は支柱であって、この支柱１１には複数段に配置し
た滑り台１２−１．１２−２が設けられ、その上面には
それぞれ外径寸法の異なる開孔用ロッド１３−１．１３
−２がストックされている。

１４は開孔用ロッド受取りアーム（以降受取りアームと
呼称する）であって、この受取りアーム１４は、前記滑
り台１２−１．１２−２の末端位置に設けられており、
先端側面は円弧状の面部１５を形威し、かつその上方に
は滑り面１６を形威し、後端は床１７に固設したブラケ
ット１８を介し、支点ピン１９で軸承され、前記開孔用
ロッド１３−１または１３−２を選択するように回動自
在に構成されている。

２０は前記受取りアーム１４を回動させる受取りアーム
用シリンダーであって、受取りアーム１４の胴部２１に
係合されている。

２８は中間部材であって、この中間部材２８はスキッド
２２とスタンド２３で構成され、スキッド２２は前記受
取りアーム１４の後端側にスタンド２３を介して取付け
られており、該スタンド２３の後部は前記ブラケット１
８に支点ピン１９′を介して回動自在に支承され、かつ
スタンド２３の胴部２４には昇降シリンダー２５が取付
けられている。

２６は受取りアーム１４の滑り面１６の上方に設けられ
たロントガイドで、２７は前記スキッド２２から移送さ
れた開孔用ロッド１３−１あるいは１３−２を受取る開
孔機用フックである。

次に本考案の作用例を説明する。

あらかじめ複数の滑り台１２−１及び１２−２に外径の
異なる開孔用ロッド１３−１及び１３−２をストックさ
せておく、そして受取りアーム用シリンダー２０を作動
し、受取りアーム１４をＡ点位置にセットする。

このあと開孔用ロッド１３−１あるいは１３−２の何れ
かを選択し、受取りアーム用シリンダー２０を作動し受
取りアーム１４をＢ点あるいはＣ点位置に回動させる。

すなわち、開孔用ロッド１３−２を選択の場合は、受取
りアーム用シリンダー２０を作動（引く）腰受取りアー
ム１４をＡ点からＢ点位置に回動させ静止させる。

その際、開孔用ロッド１３−２の先頭が滑り台１２−２
の末端側に転動する。

次に受取りアーム用シリンダー２０を作動（押す）し、
受取りアーム１４をＢ点からＡ点位置迄に回動させる。

その際、受取りアーム１４は滑り台１２−２の先頭にあ
る開孔用ロッド１３−２を受取りながら滑り面１６上を
転動し、スキッド２２上に移載される。

スキッド２２上に載置された開孔用ロッド１３−２は、
昇降用シリンダー２５の作動（引く）によりスキッド２
２上を転動し、開孔機用フック２７に供給される。

また、開孔用ロッド１３−１を選択の場合は、受取りア
ーム用シリンダー２０を作動（引く）し、受取りアーム
１４をＡ点からＣ点位置まで回動させてのち、再び受取
りアーム用シリンダー２０を作動（押す）し、受取りア
ーム１４を０点からＢ点位置に回動させる。

その際、滑り台１２−１にある開孔用ロッド１３−１の
先頭を受取りながら受取りアーム１４の滑り面１６上を
転動し、スキッド２２上に移載される。

スキッド２２に載置された開孔用ロッド１３−１は昇降
用シリンダー２５の作動（引く）によりスキッド２２上
を転動し、開孔機用フック２７に供給される。

以上のように開孔用ロッド１３−１を選択の場合は、受
取りアーム１４はＢ点からＣ点位置へ、０点からＢ点位
置へと往復することによって開孔用ロッド１３−１は次
々に開孔用俵用フック２７に供給される。

また、開孔用ロッド１３−２を選択の場合は、受取アー
ム１４はＢ点からＡ点位置へ、Ａ点からＢ点位置へと往
復することによって開孔用ロッド１３−２は次々に開孔
機用フック２７に供給されるので、外径の異なる開孔用
ロッド１３−１．１３−２の選択が人力に頼ることなく
自動的に行え、かつ、速かに所要個所へ供給できるなど
の極めて優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来方式を示す概要説明用側面図、第２図は本
考案の実施例を示す概要説明用側面図である。 １１は支柱、１２−１．１２−２は滑り台、１３−１．
１３−２は開孔用ロッド、１４は開孔用ロッド受取アー
ム、１５は面部、１６は滑り面、１７は床、１８はブラ
ケット、１９は支点ピン、２０は受取アーム用シリンダ
ー、２１は受取アームの胴部、２２はスキッド、２３は
スタンド、２４はスタンドの胴部、２５は昇降シリンダ
ー、２６はロッドガイド、２７は開孔機用フック、２８
は中間部材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 出銑口の開孔に用いるロッドを間欠的に移送させる高炉
   出銑口開孔機用ロッド供給装置において、外径寸法の異
   なる開孔用ロッド毎にストックした滑り台を複数段設け
   、該滑り台の末端側位置にあって、先端側面には円弧状
   の面部を、かつ、その側部に滑り面を有するロッド受取
   りアームを支点ピンを介して回動可能に設け、該ロッド
   受取りアームの滑り面上方位置にロッドガイドを、及び
   、下方位置に中間部材を設け、該中間部材を支点ピンを
   介して回動可能に備えたことを特徴とする高炉出銑口開
   孔機用ロッド供給装置。